著者
部坂 弘彦 太田 史一 松井 真人 森山 寛
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.62-70, 1997-02-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
23

気管内挿管に伴う喉頭, 気管合併症として咽喉頭痛, 喉頭浮腫, 反回神経麻痺, 喉頭肉芽腫, 喉頭横隔膜症, 気管狭窄, 気管食道瘻について症例を呈示し, その原因, 診断, 治療などについて報告した。このような喉頭, 気管損傷は未然に予防することが重要で, 挿管技術の熟練, 最良の気管内チューブの選択, カブの位置および圧のチェック, 挿管期間中の喉頭, 気管の保護が必要である。また, 治療に関してもその病態がさまざまであるから, それぞれに最適な治療方針で臨まねばならない。
出版者
日本脂質栄養学会
雑誌
脂質栄養学 (ISSN:13434594)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.108-121, 1999-08-20 (Released:2009-04-10)
著者
持田恵三
出版者
農林省農業綜合研究所
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.119-169, 1968 (Released:2011-09-30)
著者
稀書複製会 編
出版者
米山堂
巻号頁・発行日
vol.上, 1928
著者
岩本 裕之
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.384-387, 2013
参考文献数
3

ハチやハエのような進化した昆虫は,毎秒数百回の頻度で羽ばたくことができる。この羽ばたきを担うのは,高速振動に適するよう非常に特殊化した非同期型飛翔筋である。非同期型飛翔筋は,通常の収縮弛緩のサイクルを繰り返すのでなく,常に活性化された状態で自励振動を行うことにより,高い羽ばたき頻度を実現している。この自励振動を行うために重要な機能が,伸張による活性化である。非同期型飛翔筋を構成するタンパク質分子は結晶のように規則正しく配列するが,これは伸張による活性化を効率よく起こすための適応と考えられる。
著者
鈴木 嵩之 折原 悠太 大石 久己 長谷川 浩志 岡村 宏
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
Dynamics & Design Conference
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

<p>We have studied the sound quality improvement of the classical guitar. The running-in of really playing on the guitar as well as the manufacturing process of guitar gives the large influence to the sound quality. It is called an aging effect. It is important that the behavior of the aging effect is considered on the manufacturing process. But the result of over-aging treatment causes, sometimes, the poor sound quality. The mechanism of over-aging is open here.</p>
著者
種村 利春 末松 俊二 佐藤 直樹 HSFDフェーズ1 NAL/NASDA実験隊 NAL/NASDA HOPE研究共同チーム Tanemura Toshiharu Suematsu Shunji Sato Naoki NAL/NASDA HSFD-Phase 1 Experiment Team NAL/NASDA HOPE Team
出版者
航空宇宙技術研究所
雑誌
航空宇宙技術研究所資料 = Technical Memorandum of National Aerospace Laboratory (ISSN:1347460X)
巻号頁・発行日
vol.780, 2003-08

航空宇宙技術研究所(NAL)と宇宙開発事業団(NASDA)は将来の再使用宇宙輸送システム研究開発の一環として有翼往還機の進入・着陸システムの評価・実証および自律飛行技術の蓄積を目的とした高速飛行実証フェーズ1、飛行実験を2002年8月から12月にキリバス共和国クリスマス島において実施した。本報告はこの飛行実験実施に伴うNAL、NASDA、メーカーおよびキリバス共和国関係者を含めた実施協力体制および実験実施環境整備などについてまとめたものである。
著者
武田 京子 笹原 裕子 松葉口 玲子
出版者
一般社団法人 日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.256-268, 2005-12-25 (Released:2017-08-04)

In child care institutions, it is essential to create an environment in which there is no gender bias in order for children to develop their own gender identity naturally. Parents or kindergarten teachers' intentional and unintentional influences can cause distortion of an infant's personality and intention. An infant doesn't recognize his/her gender identity clearly when he/she enters kindergarten, although the child has probably been influenced by parents and mass-media already. Birth order, family life and TV programs often affect gender identity. An infant recognizes and accepts his/her gender identity in the process of forming that identity through experiences with the same age friends. The author realized that it is the best way for this research to grasp the situation of an infant's individual process of forming his/her own identity in detail. An infant's gender identity develops as a reflection of the gender view held by people in his/her surroundings. Therefore parents and teachers should be made aware of this and create an open environment that avoids gender bias.
著者
生野 勝彦
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.135_2, 2019

<p> トレーニング頻度は、「チーム練習のみ」が41.9%を占め運動する機会となっている一方、「チーム練習以外にも運動をしている人」の割合が58.1%と運動習慣が根付いていることが伺える。社会人でプレイを始めた動機は、「仲間がいたから」37.1%が高い割合を示した。また、プレイする目的は、「体力・健康づくりのため」25.0%、次に「ストレス解消のため」19.6%であった。プレイによる効果は、「気分転換になる」21.8%、「友人ができた」17.1%、「体力が向上し、維持できている」13.7%であった。プレイの継続を阻害する要因としては、トップが「仕事が忙しく時間がない」37.1%、次に「腰痛・膝痛など関節痛がある」20.6%が続いた。スポーツ・健康にかける費用については、「3千円未満」40.3%が一番多く、次に「5千円未満」25.8%という結果になり、スポーツを楽しみ健康維持のため多くはないが一定の費用をかけている。健康のために取り組んでいる行動は、「運動やスポーツをするようにしている」35.1%、次に「食事・栄養に気を配っている」23.1%、「過労に注意し睡眠・休養を十分とるよう心がけている」20.1%と続いた。</p>
著者
髙橋 忠志 栗田 慎也 久米 亮一 遠藤 聡 尾花 正義
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.917-921, 2020 (Released:2020-12-19)
参考文献数
11

〔目的〕急性期脳卒中患者において,早期離床や立位・歩行練習は,深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)および肺塞栓症(pulmonary embolism:PE)を予防するとされている.今回,発症早期より長下肢装具を用いて歩行練習を開始したが,経過中にDVT・PEを発症した脳出血患者を経験したので報告する.〔対象と方法〕80歳代の女性で右視床出血による左片麻痺を生じた.〔結果〕介入初日より車椅子乗車を開始し,4病日より備品長下肢装具を用いて,歩行練習を開始した.24病日にD-dimerが高値を示し,CTにて左大腿静脈内にDVT,右肺動脈にPEの所見を認めた.〔結語〕DVT・PEを発症した要因として,運動麻痺や脱水,便秘,解剖学的問題などが考えられた.
著者
郭 陽 加藤 千幸 山出 吉伸 トバグス ノーファル ハエダル 高山 務
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
流体工学部門講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.251-252, 2012

The internal flow in a simplified heating,ventilation,and air conditioning(HVAC) model was calculated by large-eddy simulation(LES).The acoustic field generated from the flow in the HVAC model was computed by solving the Lighthill equation in the frequency domain,using the LES results to calculate the sound sources.The computed sound pressure level(SPL) agrees reasonably well with the experimental data of Wakahara et al.A maximum difference of about 7 dB at the frequency 800 Hz between the computed SPL and the experimental data was found.The reason of the difference will be investigated in detail in the next stage.
著者
豊沢 純子 唐沢 かおり 福和 伸夫
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.480-490, 2010 (Released:2012-03-27)
参考文献数
23
被引用文献数
24 13

本研究は, 脅威アピール研究の枠組みから, 小学生を対象とした防災教育が, 児童の感情や認知に変化を及ぼす可能性, および, これらの感情や認知の変化が, 保護者の防災行動に影響する可能性を検討した。135名の小学校5年生と6年生を対象に, 防災教育の前後, 3ヵ月後の恐怖感情, 脅威への脆弱性, 脅威の深刻さ, 反応効果性を測定した。また, 防災教育直後の保護者への効力感, 保護者への教育内容の伝達意図と, 3ヵ月後の保護者への情報の伝達量, 保護者の協力度を測定した。その結果, 教育直後に感情や認知の高まりが確認されたが, 3ヵ月後には教育前の水準に戻ることが示された。また共分散構造分析の結果, 恐怖感情と保護者への効力感は, 保護者への防災教育内容の伝達意図を高め, 伝達意図が高いほど実際に伝達を行い, 伝達するほど保護者の防災行動が促されるという, 一連のプロセスが示された。考察では, 防災意識が持続しないことを理解したうえで, 定期的に再学習する機会を持つこと, そして, 保護者への伝達意図を高くするような教育内容を工夫することが有効である可能性を議論した。
著者
今西 信幸 橋本 宗明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.211, pp.31-33, 2015-05

2011年に東京薬科大学の理事長に就任し、臨床教育を充実させるために大学附属薬局を開設するなど、改革を推し進めてきた今西信幸氏。第100回薬剤師国家試験について印象を聞くと、「ナイスジャッジ」とのコメントが返ってきた。そう評価する理由、大学改革の方…
著者
酒井 久実代 河﨑 俊博
出版者
関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻
雑誌
Psychologist : bulletin of the Graduate School of Professional Clinical Psychology, Kansai University = サイコロジスト : 関西大学臨床心理専門職大学院紀要
巻号頁・発行日
no.8, pp.49-59, 2018

本研究では、「振り返り日記」の継続実施による、精神的健康への影響を検討することを目的とした。本研究では、実験参加者を募り、応募者をランダムに3群(出来事筆記群、感情筆記群、フェルトセンス筆記群)に振り分け、30日間の日記筆記を実施した。出来事筆記群では、一日の出来事を主に記述し、感情筆記群では出来事とそれに関連する感情を記述した。フェルトセンス筆記群では、出来事と感情及び、それらにまつわるフェルトセンスの記述を求めた。また、日記の実施前、実施直後、1カ月後に質問紙調査を実施し、日記終了後に自由記述形式で感想を求めた。日記の内容を確認したところ、教示通りではなかったため、本研究では3群を合わせて質問紙調査の結果を検討することにした。得られたデータを分析した結果、次のことが示された。心理的ストレス反応では、4下位尺度(疲労、怒り、循環器不調、抑うつ)において日記筆記前よりも日記筆記後に有意な低下がみられた。また、GHQ12の「うつ症傾向」、「社会的活動障害」においても有意な低下が確認された。精神的健康へのポジティブな影響としては、「本来感」と「本来的自己感」において、筆記前よりも筆記後に有意に増加していることが示された。さらに、自由記述を検討したところ、79の文章が抽出され、20個のキーワードが作成された。キーワードを類似性によりまとめると、「気持ちの整理」、「新たな気づき・理解」、「前向きな気持ち・考え」、「変化」、「反省」に整理された。これらの結果から、「振り返り日記」の効果について考察した。本研究は科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)の助成を受けた(基盤研究C 課題番号:15K04147)。