1 0 0 0 皇室事典

著者
藤樫準二著
出版者
明玄書房
巻号頁・発行日
1989
著者
青木周蔵 [著] 坂根義久校注
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
1970
著者
坂根久義校注
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
2004
著者
安藤 昭 佐々木 栄洋 赤谷 隆一 三浦 剛史
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.639, pp.1-11, 2000-01-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
20
被引用文献数
4 1

今日, 我が国の津波防災に関する研究は, 国際的にも高い評価を受けている. しかし, それぞれの研究成果は, 関連性がないままになっており, これまでに講じられてきた津波防災対策を全般的にオーソライズし, 評価する体制は十分とはいえない.そこで, 本研究では, 津波常襲地域である岩手県沿岸域14市町村を対象に, 津波被害史, 津波対策史, 被災復興史という3つの観点から津波防災に関する情報を収集し, 津波防災に関するデータベースを構築した. そして, データベースにおいて制約, 結合といったデータ操作による分析を行い, 津波防災の変遷を明らかにし, 岩手県沿岸域における津波防災上の共通課題を探索した.
著者
金田 明子 叶谷 由佳
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.12-19, 2023-03-20 (Released:2023-03-24)
参考文献数
17

目的:エンド・オブ・ライフ期(EOL期)にある在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践の関連要因と効果的な研修について検討する.方法:全国の居宅介護支援事業所から2,540事業所を無作為抽出し,各1名の介護支援専門員に自記式質問紙の回答を求めた.ケアマネジメント実践は,EOL期の在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践尺度(EOLCM尺度)を用いて評価した.二変量解析にて関連要因を明らかにし,重回帰分析を行った.結果:EOLCM尺度得点に寄与する順に,疾患の研修受講経験,多職種連携の研修受講経験,性別,看護の研修受講経験,訪問看護事業所の併設,経験年数,チームビルディングの研修受講経験が示された.結論:寄与が示された研修内容を優先的に行うこと,訪問看護師を活用することによってEOL期の在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践の質が向上する可能性が示唆された.
著者
齋藤 一雄 星名 信昭
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.49-54, 1992-03-30 (Released:2017-07-28)

MA3歳代のダウン症児に対して、手拍子によるリズムパターンへの同期の学習効果をみた。その結果、等間隔の〓への同期は2回の学習で50%以上に達した。そして、4/4〓〓〓〓というリズムパターンへの同期は、4回以上繰り返す中で50%以上できるようになったが、80%以上にはならなかった。リズムパターンへの同期は、等間隔の〓への同期→休符の予期→パターンの把握→細かい動きによる調整をして同期するという過程をたどることも示唆された。さらに、示範やテンポ、同期反応のさせ方は、リズムパターンへの同期の学習に影響を与え、テンポの設定や学習のさせ方、課題提示の仕方、指導方法等を子どもに合わせて工夫する必要がある。また、学校全体が休みになったり、長い間学習が中断したりすると、同期の成績が落ちる傾向がみられた。
著者
藤田 俊之 小林 亜樹
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J106-B, no.1, pp.1-12, 2023-01-01

インターネットを介したサービスとしてソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が普及し,特に短文を投稿するTwitterにはその時々の情報が投稿されており,災害時の状況収集ツールとしても期待されている.このとき,災害情報のみを抽出する採集手法が必要であり,本論文では採集者による教師データを必要としない自己教師あり準リアルタイムでの採集方式を提案する.本方式は,主題となる検索語のみを入力とし,ストリームデータであるtweet列から採集する自己教師あり分類器である.これまでのTweet分類では短文性による困難さが指摘され,災害情報の事後分析を目的とした研究では人手による検索語集合を用いたフィルタリングが主流であった.そこで,会話を文書と見做すことで判定精度を改善し,更に会話内の部分単位での分析過程を導入した.実データを用いた数種の実験で,既存手法に対して精度良く見落とし少なく,また,当初の自己教師生成待ち時間以後はほぼリアルタイムでの採集を行えることを確認し,会話内の部分単位での分析が有効であることも明らかにした.
著者
福田 充宏 林 佑樹 竹内 柊之 本澤 政明 山田 竜介 山村 聡史
出版者
公益社団法人 日本冷凍空調学会
雑誌
日本冷凍空調学会論文集 (ISSN:13444905)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.296, 2017-09-30 (Released:2018-09-30)
参考文献数
10

ベーン型圧縮機はカーエアコン用圧縮機として幅広く使われており,電磁クラッチを介してエンジンにより駆動されるタイプの圧縮機では,起動時に大きなトルクピークを生じ,この現象はドライブフィーリングの悪化や騒音の発生につながっている.そのため,起動時のトルクピークの発生原因や,駆動側に伝達されるトルク挙動を明らかにする必要がある.本研究では,ベーン型圧縮機の起動トルク解析モデルを構築し,起動時のトルク発生およびその伝達特性について検討した.その結果,起動時の軸トルクのピーク発生原因は,圧縮機の急激な加速による圧縮機内の過圧縮およびクラッチのトルク伝達特性によるものであり,起動トルクによって発生するねじり振動によりエンジン側のトルク変動が発生することが明らかになった.
著者
松浦 健治郎 二之湯 裕久 巌佐 朋広 浦山 益郎
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 第42回学術研究論文発表会 (ISSN:1348284X)
巻号頁・発行日
pp.75, 2007 (Released:2007-11-06)

本研究は、近世城下町を基盤とする府県庁所在都市30を対象として、戦前の府県市庁舎が敷地内に保存された場合に、1)城下町基盤を活用した都市デザインが影響を及ぼしているのか、2)新庁舎をどのように増築しているのか、を明らかにするものである。 明らかとなったのは、1)「建築空間」の保存については、建築的条件(罹災が無いこと・耐火造・建築年が昭和以降)と立地的条件(敷地面積)が主要な要因となっていること、2)「都市空間」の保存については、都市デザイン的条件(主要街路のアイキャッチ・堀沿い等)が主要な要因であること、3)庁舎を保存するための工夫として、「新庁舎の高層化」・「重要な部分の保存」・「新庁舎を郊外に移転」の3つの手法が確認されたことである。
著者
新川 匠郎
出版者
日本政治学会
雑誌
年報政治学 (ISSN:05494192)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.1_203-1_226, 2017 (Released:2020-07-01)
参考文献数
67

本論は集合論の考えから連立研究の帰納的・演繹的な接近法を相対化, 理論の開きうる新たな地平を考えるものである。連立研究では量・質の方法論的な対立軸は提起されていたが, その議論は抽象的なものに留まっていた。また分析法の新しさが議論になることはあっても, 連立研究のための種々の方法論はテーマ化してこなかった。こうした研究の空白を埋めるべく本論は, 集合論から見て分析に必須となる次の要素から連立研究の方法論的な前提を捉え直す。それは古典的カテゴリーとプロトタイプカテゴリーによる概念理解, 概念間を結び付ける相関と集合の因果, 不確実さと曖昧さという概念・因果の認識法である。この分析の結果, 演繹的な接近法で古典的カテゴリー・相関・不確実さを基にする相対的に少ない分析パターンを見てとれる一方, 帰納的な接近法はより柔軟な分析構造を持つことについて示す。これを踏まえて本論は従来型と異なる二種類の組み合わせ, 不確実さと曖昧さを想定した相関ないし集合分析が連立研究の刷新を考える上で有益と提起する。
著者
前林 清和 中林 信二
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.63-64, 1985-11-30 (Released:2012-11-27)
参考文献数
11
著者
小松 晴菜 鈴木 陽介 吉島 千智 小田 絢子 大野 恵子
雑誌
日本薬学会第142年会(名古屋)
巻号頁・発行日
2022-02-01

【目的】糖尿病の発症率は加齢と共に著しく増加する。高齢糖尿病患者は、筋肉量の減少、身体機能の低下によるサルコペニアを合併しやすく、サルコペニアは血糖コントロールを悪化させる。血糖降下薬であるNa+/グルコース共役輸送担体2(SGLT2)阻害薬は尿中へのグルコース排泄を通じて血糖コントロールを改善し、体重減少を誘発する薬物であるため、体重減少とともに筋肉量の減少が懸念される。しかし、SGLT2阻害薬が筋肉量に与える影響については未だ明らかではないため、今回、メタ解析の手法を用いて検討を行った。【方法】本研究では、PubMed、Cochrane Library、医中誌Webのデータベースを用いて、SGLT2阻害薬を投与しており、かつ、筋肉量に対する影響を検討している無作為化比較試験を検索した。筋肉量の指標には無脂肪量を用いて、統計学的に評価した。なお、データの統合・解析はRevMan 5.4で行った。【結果・考察】上記のデータベースを検索した結果、80報の論文が抽出され、その中で採択条件を満たした無作為化比較試験は4報であった。そのうち3報は標準治療に上乗せしたプラセボ対照試験で、1報は標準治療との比較試験であった。筋肉量の指標である無脂肪量のベースラインからの変化はプラセボ群と比較してSGLT2阻害薬群で有意に減少した(MD: -0.48; 95%CI: -0.90, -0.06; p = 0.03)(図1)。また、脂肪量のベースラインからの変化もSGLT2阻害薬投与群で有意に減少した(MD: -1.72; 95%CI: -2.23, -1.22; p<0.00001)(図2)。以上の結果から、SGLT2阻害薬は主に脂肪量を減少させるが、筋肉量も減少させ、サルコペニアのリスクを高める可能性が示唆された。しかし、現在SGLT2阻害薬服用後の筋肉量の変化を評価した無作為化比較試験が少ないことや、筋力や身体能力などの筋肉量以外のサルコペニア発症に関与する要因については未だ不明であるため、今後、長期間における更なる臨床試験が行われることに期待が寄せられる。
著者
井上 賢一
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.207-213, 2023 (Released:2023-04-05)
参考文献数
15

肺胞の表面を覆う肺サーファクタントは,主成分である脂質の両親媒性により,呼吸機能の維持に重要な役割を果たしている。最近,この肺サーファクタントに含まれる不飽和脂質が空気中に含まれる程度の極低濃度オゾンによっても酸化されることを示唆する結果が報告されている。極低濃度オゾンの呼吸器への影響を明らかにする上で分子レベルでの反応機構を明らかにすることは重要であるが,技術的な難しさのためにその詳細はこれまでに十分には明らかになっていない。和周波発生(SFG)分光法は,2次の非線形光学効果に基づき分子の界面構造に非常に敏感な分光法である。特に,SFG光の干渉信号を検出するヘテロダイン検出は,従来の光強度測定と比較してより多くの情報を得ることが可能である。本稿では,ヘテロダイン検出SFG分光法の原理と極低濃度オゾン環境下における不飽和脂質単分子膜の酸化反応のその場測定への適用例について紹介する。
著者
浅井 和康 鴻 信義 柳 清 深見 雅也 遠藤 朝彦 森山 寛 伊藤 裕之 大橋 正洋
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.329-334, 1995-06-15 (Released:2011-08-10)
参考文献数
10

頸髄損傷患者3症例について, 体位変換時および排尿前後での鼻腔通気度の変化を調べた。その結果, 坐位から仰臥位に体位変換することによって鼻腔抵抗値は上昇し, 排尿することによって低下をみた。これは, 頸髄損傷患者に特有の自律神経過反射 (autonomic hyperreflexia) と呼ばれる現象に伴うものと考えられた。すなわち, 膀胱内の尿の充満などによる麻痺域への刺激が交感神経反射を惹起して全身性の血圧上昇を起こす現象であり, これによって非麻痺域すなわち鼻腔の血管拡張を招き鼻閉をきたす。また健常者でも坐位から仰臥位に体位変換することによってわずかに鼻腔抵抗が増大するが, 頸髄損傷患者では顕著にこの現象が現れることも, 外傷に伴う交感神経系の機能障害が関与していることが示唆された。