著者
村尾 美明
出版者
物理教育研究会
雑誌
物理教育通信 (ISSN:24238988)
巻号頁・発行日
vol.177, pp.60-63, 2019 (Released:2020-03-04)
参考文献数
4

気柱に入射した音波が両端で反射して重なり、次第に振幅が大きくなっていく様子 を定量的に示した。また、共鳴時の最大振幅も求めた。シミュレーションにより気柱 が共鳴していないときにも振幅小の定常波ができていることが分かった。
著者
VARGHESE VARUN
出版者
広島大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2022-04-01

The goals of the research will be achieved through two objectives. The first objective of the research is to develop an ICT platform that implements an ethical, attractive, and personalized algorithm that will prioritize the reduction of CO2 emissions. The ICT platform will provide users with a choice between the novel algorithm and traditional algorithms (such as profit maximization and travel time reduction). The second objective of the research is to conduct a randomized control trial in Higashihiroshima to quantitatively evaluate the adoption and effectiveness of the ICT platform.
著者
関 義城
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.471-479, 1967-09-01 (Released:2009-11-11)
被引用文献数
1
著者
田矢 理子 加賀谷 斉
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.890-895, 2021-08-18 (Released:2021-11-13)
参考文献数
17

気管カニューレは気道確保という点からは優れた戦略であるが,摂食嚥下機能という点からみるとマイナス面が大きい.カニューレの存在により,喉頭挙上の制限,カフによる頚部食道の圧迫,気道感覚閾値の上昇,声門下圧維持不能,喉頭閉鎖による反射閾値上昇などの問題が起こるとされており,条件が整えばカニューレ抜去を進めていく.気管孔に一方弁を装着して呼吸苦が出ない状態になればカニューレ抜去を進めるが,頭頚部がん症例では治療によって局所が脆弱になっていたり,解剖学的に変化が生じていたりするために,格別の注意が必要である.
著者
西野 順二
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料 (ISSN:24365556)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.SKL-01, pp.02, 2008-09-16 (Released:2021-08-31)

発表タイトルのスキルトロニクスは、道具を使用する人間にも一定の負担として獲得可能なスキルを仮定・要求したうえで人工物を設計し、トータルシステム目標のよりよい達成を目指す、人に優しくない設計モデルである。
著者
品川 高廣 深井 貴明
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2022-04-01

本研究では、申請者らが研究を続けてきた準パススルー型仮想化技術を発展させて、パススルーの内容や度合いなど仮想化の「重み」を実行時に変更できるようにして、目的に応じた機能と性能のバランスをとることを目指す。また、アーキテクチャの異なるCPU間でも、共通の概念をまとめて抽象化しつつも、各CPU固有の特徴を生かしたオプション機能を追加可能にすることで、汎用的な目的特化型の仮想化ソフトウェアを実現する。
著者
Kazuya YAGINUMA Jun ASAKAWA Yuichi NAKAGAWA Yoshihiro TSURUDA Hiroyuki KOIZUMI Kota KAKIHARA Kanta YANAGIDA Yusuke MURATA Mikihiro IKURA Shuhei MATSUSHITA Yoshihide AOYANAGI Takeshi MATSUMOTO
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR AERONAUTICAL AND SPACE SCIENCES
雑誌
TRANSACTIONS OF THE JAPAN SOCIETY FOR AERONAUTICAL AND SPACE SCIENCES, AEROSPACE TECHNOLOGY JAPAN (ISSN:18840485)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.141-148, 2020 (Released:2020-07-04)
参考文献数
27
被引用文献数
1 3

The AQua Thruster-Demonstrator (AQT-D) is a 3U CubeSat for demonstrating the water resistojet propulsion system developed by the University of Tokyo. The AQT-D was launched to rendezvous with the International Space Station (ISS) in the middle of 2019. This spacecraft will also be the world’s first ISS-deployed CubeSat equipped with a water propulsion system. AQT-D is comprised of a 1U propulsion system and 2U bus systems. The bus systems of the AQT-D were designed and developed based on the TRICOM-1R, also known as "Tasuki," was launched using a SS-520 nanosatellite launcher and was in operation during 2017-2018. The AQUA ResIstojet propUlsion System (AQUARIUS-1U) has one Delta-V-Thruster (F: 4 mN) for orbital maneuver and four Reaction-Control-Thruster (F: 1 mN) for reaction control. AQUARIUS-1U is a resistojet propulsion system comprised of a tank, a vaporization chamber and nozzles. It uses water as a propellant (i.e., propellant mass was less than 400 g. Ultimate green propellant: water (H2O) enables ISS-deployed CubeSat to install a propulsion system. It is expected that use of the CubeSat deployed by the ISS will expand drastically as the propulsion system lengthens the satellite lifetime, which is one of the bottlenecks for the low-earth-orbit CubeSat. This paper discusses the mission overview of the AQT-D and the ground test results of the propulsion system installed in it.
著者
林 俊介 橋本 晃男 鶴原 亜紀 相羽 裕子 荒毛 将史 大類 伸浩 野見山 武徳 小林 朝夫
出版者
航空医学実験隊
雑誌
航空医学実験隊報告 (ISSN:00232858)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.37-45, 2017 (Released:2018-01-16)
参考文献数
9
被引用文献数
1

Vigilance maintained at all times, or “See and avoid” concept recommended is a primary means of mid-air collision avoidance. It is well known to be difficult to detect aircraft mid-air on a collision course which has constant relative bearing to another aircraft and constant velocity of each aircraft. To understand the collision course making other aircraft appear motionless is essential for pilots to avoid mid-air collision. Since 2008, Aeromedical laboratory has conducted flight simulation of a collision course for cadets. This simulation flight consists of three sections, including the comparison of a collision course with a non-collision course, attention distribution, and visual scanning. Our collision course simulation effectively provides knowledge of visual scanning, attention distribution, see-and-avoid other aircraft, and human perceptual limitation.
著者
影山 奈々美
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.89, no.3, pp.435-446, 2022 (Released:2022-11-11)
参考文献数
31

本稿では、Michael Fieldingが提起した「ラディカルな同僚性(radical collegiality)」概念について、その形成文脈と思想的背景を辿ることでFieldingの議論の特徴を検討する。その際、教師と生徒の対等な関係性の主張に着目し、実践研究「研究者としての生徒(Students as Researchers)」との結びつき、Judith Littleの「同僚性」概念との民主性を軸にした新たな連関、そしてJohn Macmurrayの哲学に依拠したFieldingの議論の特徴を明らかにする。教師と生徒の権力問題への着手からは、学校や教育の意味に転換をもたらすことが示唆される。
著者
石倉 菜穂 石井 智恵美
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集 第50回大会・2007例会
巻号頁・発行日
pp.69, 2007 (Released:2008-01-08)

目的 アメリカ合衆国(以後アメリカとする)では成人の64%が過体重か肥満といわれており、大きな社会問題となっていることはよく知られている。近年、日本の食生活も欧米化され、野菜摂取量が減少したことによる健康上への負の影響が取沙汰されるなか、アメリカでは1980年代より1人当りの年間野菜供給量を着実に増やし、現在では日本のそれをはるかにしのぐ量の野菜を消費している。これはアメリカ人の健康と健全な食生活を守るために1980年より出され5年ごとに改訂されている「アメリカ人のための食生活指針」とその内容に忠実に従った学校教育における食物学習の効果であると推測できる。しかしながら、肥満の問題に明確な解決が得られた訳ではなく、それは依然としてアメリカが抱える大きな問題である。そこでアメリカ人の食習慣、アメリカ人のための食生活指針及び学校食物教育の内容を経時的に調べることによりその理由を検討すると共に、子供たちの食習慣に対するアメリカの新たな取り組みについても紹介する。 方法 アメリカ人の食習慣は文献及び国連の食糧需給表に示されるデータにより把握した。アメリカ人のための食生活指針は初版の1980年より最新版の2005年までの全ての指針を対象とした。学校教育における食物学習の内容は主にアメリカの小学校で必修である保健の教科書1~6学年までの教師用(Teacher’s Edition)を用い,学年別に3社の教科書の内容を比較検討した。 結果および考察 アメリカ人の食生活指針の中で特徴的なのは砂糖及び砂糖を多く含む食品と脂質を多く含む食品の扱いである。これは学校食物教育でも顕著に示されている。すなわち、これらは摂ってはいけない食品として扱われている。低学年の学習内容にあっては砂糖や砂糖を多く含む食品は虫歯になるので、中学年以上では更に肥満や心臓病の原因になるので摂ってはいけないと説明されている。砂糖及び砂糖を多く含む食品と脂質を多く含む食品はFood Guide Pyramid(My Pyramid)には示されるものの食品群には分類されず「食品ではない」という扱いである。野菜については1980年と1985年の食生活指針には特に記述はなく、1990年以降「穀物や野菜、果物を沢山摂りましょう」という記述がなされるようになった。この頃からアメリカ人一人当たりの年間野菜供給量に明確な増加が認められるようになった。小学校の教科書ではおやつの項目で生野菜のスティックを奨励するなど指針の内容に対応した学習が考えられた。 アメリカの「食」における主要な食品は肉類であることはよく知られていることであるが、食生活指針に肉に関する記述は1980年より2000年までない。2005年に改訂された指針には「肉や豆(乾燥)、牛乳、乳製品は、低脂肪、または無脂肪のものを選ぼう」という記述が見られる。Food Guide Pyramidの指導の中では1990年以降、1日の摂取目安量が示された。しかしながらアメリカ人1当りの肉の年間供給量は1961年の89.0kgから増え続け2003年には124.0kgになった。日本人1人当りの年間供給量は2003年で44.3kgであるので、その3倍近い肉を消費していることになる。1999年、FDAは大豆タンパク質の摂取は心臓病の予防に効果があるとして大豆タンパク質を含む食品のラベルに健康表示をすることを承認した。これ以後、アメリカ人による大豆消費は増大した。 アメリカ人の健康に対する意識は高く、健康にとって良いものを積極的に摂ろうとする姿勢も見て取れる。しかしながら肉の消費を抑制する積極的な指導があまりなされていないことが結果的に食事全体の量を増やし肥満の抑制に目立った効果がないように思われる。
著者
鈴木 幸人
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

「天神在地縁起(在地説話)」(各地域、各天満宮に独自の縁起説話)に関わる造形作品についてデータの収集につとめた。とくに、各地の天満宮に関わりをもった松浦武四郎の活動に着目して、その作成になる双六、「聖跡二十五霊社順拝雙六」について、天満宮の選択、図様の源泉等の観点から分析考察を試みた。また掛幅形式の天神縁起絵の未紹介作例として「京都・吉祥院天満宮十二幅本」について、その独自要素、図様の特質等を指摘して、同本が太宰府系縁起絵と弘安本系図様の複合的な作例であり、従来知られていない近世期における掛幅縁起絵の存在を示唆するものとの見解を得た。
著者
増田 恵美 島田 真理恵
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.464-472, 2017 (Released:2018-03-23)
参考文献数
16

目的:分娩後に骨盤周囲にさらしを巻く群(介入群)と巻かない群(対照群)では,産褥早期の骨盤周囲径測定値,腰背部痛の状況と腰背部痛による日常生活上の支障の程度について違いがあるのかを明らかにすることを目的とした.方法:介入群45名と対照群37名に,妊娠末期,産褥1,4日目に骨盤周囲径測定と質問紙調査を行い統計学的に分析した.結果:骨盤周囲径測定値は,2群間で差はなく,2群ともに妊娠末期の値より産後の値の方が小さかった.腰背部痛は,2群ともに各時期において6割程度の者が自覚し,痛みの程度に差はなかった.対照群では,産褥1日目に背部痛が発生する者が多かった.2群ともに日常生活上の支障については産褥経過とともに軽減していた.結論:産褥早期の骨盤周囲径は2群ともに妊娠末期より減少したが,さらしを巻くことにより,さらに骨盤周囲径を減少させる効果は確認されなかった.産褥早期にさらしを巻くことは背部痛の予防に寄与すると推測された.
著者
宮下 直 滝 久智 横井 智之
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

1.ミヤマシジミの調査① 畦畔管理によるミヤマシジミの寄生率への影響: 継続調査している畦畔管理実験区内で各世代のミヤマシジミ幼虫密度と、寄生の有無、アリ随伴を記録した。主な寄生者はサンセイハリバエで、共生アリの随伴個体数は負に、幼虫密度と高刈り操作は正に効いていた。土壌由来のシヘンチュウによる寄生率は、高刈り操作と降水量による正の有意な影響があった。草丈を抑える畦畔管理は2種類の寄生者からのトップダウンを軽減する効果が期待できると示唆された。 ② 畦畔管理によるミヤマシジミの局所個体群サイズへの影響:2018年~2021年までの各世代の幼虫個体数を全生息地パッチで記録した。その結果、実験を行っている生息地パッチは実験していない生息地パッチに比べて、個体数増加しているパッチの割合が有意に高く、適した時期と強度の撹乱は局所個体群サイズを増加させることがわかった。2.ソバの送粉サービス① 各昆虫種の送粉効率の推定:早朝から夕方にかけて、ソバに訪花する昆虫をビデオで撮影した。撮影した花序は結実率を推定した。送粉効率を推定するモデルとして、資源制限を考慮した階層モデルを構築した。解析の結果、一回訪花あたりの結実率はミツバチ類やハエ類、コウチュウ類が高く推定され、送粉サービス量はセイヨウミツバチとコウチュウ類で高い結果となった。 ② 畦畔管理による送粉サービスへの影響:ソバの播種から収穫直前まで畦畔での草刈りを控えた維持区と、通常の草刈り区において、訪花昆虫と結実率を調査した。その結果、草刈り区よりも維持区で訪花昆虫個体数と結実率が高く、コウチュウ類やハナアブ類の個体数が増加していた。また、畦畔の開花植物の訪花昆虫と夜間に植物体上で休息している昆虫を調査した結果、どちらの機能も重要で、送粉サービス維持には生息地としての機能の多様性が必要であることが示唆された。