著者
尾上 伸明
出版者
The Japan Institute of Electronics Packaging
雑誌
HYBRIDS (ISSN:09142568)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.39-44, 1991-07-01 (Released:2010-03-18)
参考文献数
2

電子システムの実装密度の増加を求める動きから, コネクタも直接プリント基板表面に実装する必要が生じている。コネクタの面実装に通常用いられる方法ははんだ付けであり, はんだ接合部の破断の懸念が, 信頼性を担当する技術者のおもな関心事である。このような破断は, はんだ接合部に生じる機械的および熱的な応力によって引き起こされると信じられている。これらの応力は, 基板とコネクタの材料, リードの形状, コネクタの固定機構等の関数であり, これらの変数のそれぞれの効果が相互に影響し合うからこそ, 適正な分析には個々の部品よりむしろトータル・システムに対する配慮が望まれる。面実装されるコネクタの信頼性に及ぼす影響が数ある中で, リード部の形状はもちろん, その撓み性およびリードとハウジング間の相互作用が最も重要である。また, コネクタの小型化・高密度化が急激に促進されている中で, 面実装コネクタの信頼性をより高めていくためには, 製品設計時の配慮と分析, そして長期信頼性の確認試験手段の重要性はもちろんのこと, 構成部品の加工精度の向上が不可欠である。このため, コネクタ生産技術力の向上に加え各部品の材料においても, 特性に優れ, より経済的で量産加工性に適するものの開発が望まれる。

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著者
檀一雄 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1951
著者
Tomoo Hidaka Shota Endo Hideaki Kasuga Yusuke Masuishi Takeyasu Kakamu Tetsuhito Fukushima
出版者
THE FUKUSHIMA SOCIETY OF MEDICAL SCIENCE
雑誌
FUKUSHIMA JOURNAL OF MEDICAL SCIENCE (ISSN:00162590)
巻号頁・発行日
pp.2021-18, (Released:2022-02-08)
参考文献数
10
被引用文献数
1

This study aimed to delineate the decline in public interest toward the March 2011 Great East Japan Earthquake (GEJE) and the Fukushima Daiichi nuclear power plant (FNPP) accident in Japan over a ten-year period. In this longitudinal descriptive study, we searched for publications within a ten-year period in Letters to the Editor that mentioned the GEJE, the FNPP accident, or the January 1995 Great Hanshin-Awaji Earthquake (GHAE) that occurred in Japan, using the official databases of the three largest Japanese newspapers. The GEJE- and GHAE-related publications (4,809 and 2,092, respectively) are depicted as scatter plots. The results show a gradual decrease in the publications mentioning GEJE or GHAE. The impact of GEJE and FNPP on Japanese society was enormous, but the public interest waned over time. Communication strategies that maintain a high public interest in previous disasters may be necessary.
著者
西野 航 山内 利宏 安藤 亮 松浦 威一郎 橋本 憲一郎 鈴木 浩二 相川 光広 古口 徳雄 宮田 昭宏
出版者
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
雑誌
脳血管内治療 (ISSN:24239119)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.181-188, 2021 (Released:2021-12-20)
参考文献数
10

【目的】多血性側脳室三角部髄膜腫に対する摘出術前塞栓術を行った 1 小児例の経験から,この部位の髄膜種に対する塞栓術の戦略を検討した.【症例】13 歳女児.主訴は左麻痺.術前塞栓を施行せず行った初回摘出術は,わずかな摘出にとどまった.後大脳動脈皮質枝からの栄養動脈を液体塞栓物質で塞栓した 2 回目の摘出術は,塞栓で壊死した後方 2/3 を摘出した.2 年後に再増大し,後脈絡叢動脈からの栄養動脈を同様に塞栓し,腫瘍を全摘出した.【結論】脈絡叢動脈の終末血管によって構成されていた側脳室三角部髄膜腫に対し,液体塞栓物質を圧入せずに栄養動脈の近位部閉塞のみで十分に塞栓効果を得ることができた 1 例を経験した.
出版者
日経BP ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.459, pp.66-68, 2020-06

PART4株価下落で優待株や配当株の利回りは大幅にアップ。ただし業績悪化に伴う優待廃止や減配懸念も拭えない。ここから買える優待・配当株を探してみよう!保有銘柄数、とうとう1000超え!コロナ・ショックで桐谷さんが買った株 「どうも、桐谷です」でおなじ…
著者
中石 ゆうこ
出版者
広島大学
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.385-392, 2003-03-28

In this study, I investigated the usage of transitive and intransitive verbs that appears in several Japanese textbooks for beginners after reviewing the grammatical characteristics of intransitive and transitive verb pairs. As a result, I found out the inappropriateness of some of the explanation for intransitive and transitive verbs to be fundamental grammatical knowledge. Learners need to learn intransitive and transitive verbs not only grammatically but also pragmatically to be natural in Japanese. Pragmatic usage should be taught in more advanced level. However, the rules in some current Japanese textbooks for beginners may inhibit the acquisition of pragmatic and communicative usage of transitive and intransitive verbs.
著者
住吉 英樹 相沢 輝昭
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.35-45, 1994-01-15

英日機械翻訳システムの翻訳結果の出力形熊の一つとして、日本語音声合成装置による読み上げが考えられる。翻訳結果には、辞書に登録されていない英語固有名詞(人名、地名など)が、未知語として英語のまま含まれることがある。このような文章を目本語音声合成装置で読み上げさせると、英語部分の綴りをアルファベットのまま読み止げるため、非常に違和感を与えるだけでなく、文章の意昧を容易に把握できない。この問題を解決するために、簡易な手法により英語固有名詞を片カナ読みに変換するプログラムを開発した。このプログラムは変換対象となる英語文字列中の、4文字の母音字子音字のパターンに注目した簡単なルールと、小規模な片カナ読みへの変換テーブルにより変換を行う。英語固有名詞(人名、地名)約1、500語のうち、80%以上が正しく変換でき、簡単な手法にしては高い変換精度を得ることができた。
著者
末松 美知子
出版者
群馬大学
雑誌
群馬大学社会情報学部研究論集 (ISSN:13468812)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-14, 2006-03-31

The 2002 production of Twelfth Night by Shakespeare's Globe Theatre Company is one of the most successful productions since the theatre's opening in 1996. Not only it played to the full house throughout its entire run but also it received a number of theatre awards that year, to critical acclaim for theatrical achievement. The production was originally staged in January at the Middle Temple Hall, one of the existing Inns of Court in London, to celebrate the 400th anniversary of the play, before opening at the Globe in May with a major cast change. By comparing Twelfth Night at the Middle Temple Hall and the Globe, this paper explores the following issues: the significance of Shakespearean performances in historical sites, physical conditions of theatre space and their effects on performances, and the new possibility of playing Shakespeare at the reconstructed Globe. The paper briefly refers to the company's another example of 'original practices' production, the 2004 production of Measure for Measure at the Hampton Court and the Globe.
著者
谷川 和昭
出版者
関西福祉大学研究委員会
雑誌
関西福祉大学研究紀要 = The journal of Kansai University of Social Welfare (ISSN:24326828)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.109-121, 2018-03

本論文では,民生委員制度の発足100 周年(1917 - 2017),民生委員法の制定70 周年(1948 -2018)を踏まえ,今日における民生委員の実態や状況について赤穂市に焦点を当て,政策提言を行っている.赤穂市と同民児協の協力を得て実施した谷川研究室の調査では,地域福祉に役割を果たしてきた民生委員は,さまざまな悩みや不安を抱え,住民への対応や必要を感じ,理想の条件を描き,一定のストレスにも晒されていることが明らかになった.この調査で明らかになった赤穂市における民生委員の活動実態や意識の状況を手がかりに,どう問題解決していったらよいか分析を行い,民生委員活動の今後の展開に資することをねらいとして14 の提言にまとめた.
著者
半田 雄士

2020年度卒業論文要旨, 情報科学部情報科学科

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著者
伊藤洋著
出版者
三省堂
巻号頁・発行日
1939
著者
三村 遥 宮崎 圭子
出版者
跡見学園女子大学附属心理教育相談所
雑誌
跡見学園女子大学附属心理教育相談所紀要 (ISSN:21867291)
巻号頁・発行日
no.17, pp.109-123, 2021-03

本研究では、メールカウンセリングにおける繰り返し技法の効果を量的及び質的に明らかにすることを目的とした。対象者は私立X女子大学学部生102名であった。質問紙は、①心理専門職への援助要請に対する態度尺度、②ポジティブ感情尺度(pre)、③刺激文、④ポジティブ感情尺度(post)、⑤自由記述(感想文)とし、回答を求めた。対象者を4群に分け、Google formのURLを配付し回答を得た。刺激文(就職活動主訴・対人関係主訴)は、①就職活動主訴の繰り返し技法なし、②就職活動主訴の繰り返し技法あり、③対人関係主訴の繰り返し技法なし、④対人関係主訴の繰り返し技法ありとした。刺激文の返信は、学生相談室のカウンセラーが送信したという設定になっている。3要因の分散分析(混合計画)を行った結果、メールカウンセリングにおいては、繰り返し技法を使用しない方がポジティブ感情下位尺度の快適さや共感、素朴な安らぎを感じることが明らかとなった。以上のことから、メールカウンセリングにおいて、カウンセラーは繰り返し技法を多用しないことに留意することが重要である。
著者
松井 健志 井上 悠輔 楊河 宏章 高野 忠夫
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.85-94, 2019-09-26 (Released:2020-08-01)
参考文献数
25

近年、臨床研究計画や研究内容に関連した倫理的問題への対応等について助言や推奨を与える研究倫理コンサルテーション・サービスの活動が広がりつつある。しかし、その活動が扱う臨床研究の内容やそれを取り巻く法・規制環境が高度化・複雑化する中で、それを担当する「研究倫理コンサルタント」には高度な専門的知識等が必要となってきているが、研究倫理コンサルタントに果たしてどのようなコンピテンシーが必要であるか、ということの検討はこれまでほとんどなされていない。診療上の倫理問題について当事者に助言を行う臨床倫理コンサルテーションでは、これに先行してその担い手である臨床倫理コンサルタントに必要なコンピテンシーについて検討されてきた。そこで本研究では、臨床倫理コンサルタントでのコア・コンピテンシー・モデルを参考に、研究倫理コンサルタントに必要なコア・コンピテンシーについて検討を行い、モデルの作成を試みたので報告する。
著者
小林 喜男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会東海支部研究発表梗概
巻号頁・発行日
no.63, pp.1-4, 1972-03-31

1.圃場に栽培したホワイト・デント・コーンおよびイエロー・デント・コーンについて節数の多い個体群は下位節間の伸長量が少なく, 従って, 第6節, 第7節等下位節の地上高が低い傾向のある事が確かめられた。2.同一品種, 同一播種期で節数の多い個体群は節数の少ない個体群に比し, 第7節部或は第8節部等比較的高い節位からも発根伸長して吸収根にまで発達している個体の割合が多いことが示された。3.之等のことから, 任意の品種, 任意の播種期に於いて, 節数の多い個体群を多く作り出すことにより, 植物体は生育の後期まで, 順次発達する若い根群に支えられて増収が期待出来るものとの考え方を基礎とした新しい栽培技術の開発が提唱された。