著者
藤井雄太郎 安藤哲志 伊藤孝行
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.397-398, 2011-03-02

近年,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やブログ等では,未成年にとって悪影響を及ぼすような書き込みや画像,または動画などの存在が問題となっている.そのため,効率的かつ自動的に有害な情報を適切に判別し,人への負担を軽減するための研究が進められている .本稿では,掲示板等の文章に注目し有害な情報の判別を行う.文章中の複数単語間の共起情報、距離情報に加え、グレイワードという概念を定義し、それらを用いた有害文書分類手法を提案する.また,今回判別する文章の対象として,過度な性的描写を含む文章とする.
著者
長谷川 順子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.58-68, 2003

<p>国立大学図書館協議会の海外派遣事業で,スウェーデンの図書館を訪問した。スウェーデンは高度福祉社会であり,生涯学習の盛んな国である。また,インターネットの普及率も世界のトップクラスである。スウェーデンの大学図書館において中心的役割をもつ王立図書館の一組織であるBIBSAMをはじめ,いくつかの図書館を訪問し,情報の流通と図書館サービスについて調査した。その結果,図書館は市民に支持を受けた社会的,文化的公共機関であることを確認した。発達したIT社会において図書館は学術情報,生涯学習を支える情報基盤としての役割を果たしている。</p>

1 0 0 0 OA 詩韻精英

著者
池田観 (中正) 編
出版者
積玉圃[ほか]
巻号頁・発行日
vol.1, 1880
著者
嘉納 英明
出版者
名桜大学総合研究所
巻号頁・発行日
no.28, pp.149-155,

日本の人口減少問題に対する政策として海外からの移民の受け入れについて議論され始めている。移民の受け入れ政策は、日本社会の急速な多文化状況を生み出し、文化摩擦の懸念も指摘されている。一方、日本を多文化共生社会にするためには、教育を「多文化共生教育」として再構築することが急務であるとの指摘は説得的である。
著者
劉文蔚 撰
出版者
前川源七郎等
巻号頁・発行日
vol.天, 1879
著者
富岡 紘
出版者
Japan Concrete Institute
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.23, no.8, pp.50-57, 1985

本四連絡橋亀浦高架橋は, 神戸・鳴門ルート大鳴門橋に接続する四国側の長大PC道路橋である。 本橋は暫定4車線で施工されているため, 全幅が18.25mと比較的広く, 2径間連続箱げた橋および3径問連続箱げた橋2連からなる。2径間部はフレシネー工法, 3径間部はディビダーク工法によりそれぞれ施工され, そのうち道路および漁港施設と交差する部分の側径間部の施工にあたっては, 仮支柱を構築してワーゲン施工を行った。 本稿は, 3径間部の上部工の施工について述べる。
著者
佐々木 真
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.98, no.6, pp.1105-1127,1180-, 1989

Dans cet article, nous examinons les particularites de la milice royale et les rapports entre cette institution militaire novelle et la societe d'Ancien Regime. Etablie par l'ordonnance du 29 novembre 1688 pour augmenter les effectifs de l'armee et mettre un terme aux abus des "troupes reglees" qui constituaient jusqu'alors le noyau des forces militaires, la milice devait, a l'origine, etre temporaire. Des 1726, elle devient pourtant une institution permanente. Le recrutement des miliciens au sein des paroisses, la presentation des candidats officiers au Secretaire d'Etat a la guerre, ainsi que l'inspection de l'etat des troupes etaient places sous le controle des commissaires royaux : intendants de province et subdelegues, et ce, des le XVIII^e siecle. Vis a vis des troupes reglees qui, du fait du systeme de venalite des charges et du recrutement des soldats par contrat, constituaient une sorte de patrimoine des officiers, la milice qui trouvait son recrutement dans le service militaire formait un systeme beaucoup plus centralise. Mais il est vrai que la milice rencontrait partout des obstacles lies a la nature meme de la societe d'Ancien Regime. Les miliciens etaient recrutes dans les milieux populaires et les exempts etaient extremement nombreux, surtout parmi les privilegies. L'Ancien Regime, de par sa nature meme, ne pouvait mettre en place une milice egalitariste. La milice devint finalement impopulaire et ses effectifs etaient surtout composes de volontaires et de remplagants. Les deserteurs etaient legions. Pour resister a l'enrolement dans la milice, les appeles faisaient appel a la solidarite familiale, a celle de leur communaute, a l'appui des notables. Les communautes souvent payaient des remplacants pour eviter le depart de ses jeunes membres et les agents locaux souvent fermaient les yeux sur les volontaires et les remplacants. Le fonctionnement pratique de la milice montre le compomis qui se tisse entre pouvoir royal et societe civile bien plus qu'une penetration reelle de l'autorite monarchique dans la societe. Du fait de la resistance opposee au recrutement, la milice etait composee souvent de gens sans biens, sans etat, sans relations, c'est a dire souvent de ceux qui n'avaient guere de motivations et d'interet a la defense de la chose publique. De plus, la milice ne constituait pas une troupe faite pour la guerre a proprement parler. Comme force militaire de choc, la pouvoir royal devait toujours compter sur les troupes reglees. Pour que la milice se muat en armee moderne, il fallait un bouleversement des structures de l'Etat d'une part ainsi qu'une plus grande adhesion du corps social aux objectifs de l'Etat.
著者
豊岡 佑真 遠藤 正之
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2018年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.302-305, 2018 (Released:2018-12-25)

未来投資戦略2018ではキャッシュレスが大きく採り上げられている。キャッシュレスはクレジットカードや電子マネー、そしてスマートフォン決済・仮想通貨などへ変化してきている。昨今の中国ではQRコードによる電子マネー決済が普及し始めているが、日本では大きなイノベーションはまだ起こっていない。日本のほとんどの店舗には電子マネー用にNFCリーダが導入されているため、仮想通貨決済でも活用できるのではないだろうか。実際、QRコードによる決済よりもNFCを利用した決済ができる方が利点は多い。本稿では、利点や導入への障壁などを確かめながら、既に整備されたインフラを生かした仮想通貨決済の実現可能性を考察する。
著者
高田 昌慶
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.31-34, 2016 (Released:2018-04-07)
参考文献数
7

小学校 4 年生の「人の体のつくりと運動」で,腕を曲げ伸ばししたときの筋肉の様子を実験器で説明してきた。しかし、従前の実験器の筋肉部分はゴム製である。そのため,腕を曲げると上腕二頭筋相当部分が縮むように見えるが,元の形に戻るだけで体感的には力が抜け,上腕三頭筋相当部分が伸びて,体感的には元に戻ろうとする力を感じる。つまり,このモデルで児童が体感するイメージは、実際とは相反するもので,指導者としてフラストレーションを感じていた。そこで、腕の筋肉の収縮と弛緩に伴って腕が曲がったり伸びたりする様子を模式的に説明できる実験器を考案し,ケニスで商品化された。まず,筋肉チューブとして付属している非ゴム素材で「力が入って縮む・力が抜けて緩む」ことを体感させる。その上で腕モデルを曲げ伸ばしすることで,感覚的に「縮む・伸びる」とインプットされたイメージを,実感を伴って「縮む・緩む」と正しく再認識させることに効果があったと推察される。

1 0 0 0 白井晟一

著者
SD編集部編
出版者
鹿島出版会
巻号頁・発行日
1978
著者
斗内 政吉
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.325-328, 2019-01-15 (Released:2019-01-18)
参考文献数
12

テラヘルツ電磁波は,300 GHzから30 THz程度の周波数帯の未開拓電磁波領域にある.近年,多くの応用が期待され,注目を集めている.中でも,医療・製薬・バイオ分野では大きなマーケットの存在から重要視され始めてきた.本稿では,その展望といくつかの最近の研究トピックスを紹介する.
著者
井上 芳恵 中山 徹
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.57-66, 2004
被引用文献数
1

本研究では、民事再生法等、法的な手続きによる大型店撤退事例を取り上げ、段階別の行政・地元の対応状況を分析した。九州の事例では、民事再生法申請の直後から、雇用、融資面での迅速な対策がとられている。一方、跡地利用に関しては、比較的早期に後継店が決定している事例では、行政、商工会・会議所による関与はあまり見られず、民間で解決している事例が多い。また、全国の事例からは、再生計画が提出されるまでは地元では具体的な動きが取れないが、計画案が出され閉鎖店舗として発表された時点では、既に撤退を避けられない状況であることが明らかとなった。最後に、今後大型店撤退に対して取るべき対応策について、段階別、手法別に検討した。
著者
西影 裕一
出版者
兵庫県姫路市立前之庄小学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2012

未曾有の被害をもたらした兵庫県南部地震・東北地方太平洋沖地震により、国民は地震に対して関心が高くなった。兵庫県では活断層としてよく知られている「山崎断層帯」が存在する。この断層帯は兵庫県南部地震を起こした野島断層と共役断層である。マグニチュード7(以下、M)の地震を868年に起こしてから1,145年経っており、東海・東南海・南海地震に誘発され大地震を引き起こすのではないかと心配されている。しかし、ほとんどの県民は山崎断層帯という言葉は知っていても実物は見たことがない。学校教育では小中学校とも理科の地質単元に地震について学習する項目がある。そのため、地域に存在するこの活断層について学校教育面からも社会教育面からもその実態を科学的な見地から知らせることは大切である。そこで、本研究では山崎断層帯を調査し、山崎断層帯はどこに行けば実物を観察できるのかという案内書を作成した。私は山崎断層帯を調査しだしてから33年が経つ。地表に出ている断層を「断層露頭」というが、約110箇所の断層露頭を発見した。また、収集した約1,700本のボーリングデータを基に姫路平野の標高・岩盤の深さ・砂層の厚さ等からM7の地震が起こればどのような災害が起こるかを調べた。これらの成果を調査報告書としてまとめ、市内の学校・教育機関・県及び各市町の防災担当者・大学及び自然計博物館・マスコミ等に送付したところ、問い合わせがあり、県民の防災に対する危機意識の高さに驚いている。本研究は、防災啓発資料として役立つことができ、防災に活かせるものと確信している。