著者
山根 賢治
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR MULTIPHASE FLOW
雑誌
混相流 (ISSN:09142843)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.35-41, 2015-03-15 (Released:2015-05-02)
参考文献数
8

To control safe administration of injection product, we should carefully handle foreign matters. Hospital sometimes encountered cases where insoluble matter formed during the preparation of injections. In order to deal with this situation, we discussed the mechanism of formation of the insoluble matter and countermeasures on manufacturing process. Insoluble matter was a critical problem for quality of drug product of injections. In this report, the review for general approach for the foreign matters on injection product was reported.
著者
大谷 惣助
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.9, pp.665-671, 1973-09-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
3

中国のビール, ブドウ酒, 薬味酒についての詳細な紹介である。カメでつくるビールに外来技術の同化結合のための工夫がうかがわれる。また中国における果酒生産の大運動などわれわれからみてうらやましい話である。中国のリキュールは漢方薬の国柄だけあって合成香味料で簡単にわりきっているわが国のそれにたいして将来のための警鐘ともなろう。
著者
大境 彰
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
防食技術 (ISSN:00109355)
巻号頁・発行日
vol.36, no.12, pp.799-805, 1987-12-15 (Released:2009-10-30)
参考文献数
6

The problem concerning electrolysis corrosion of pipe line caused by stray current from DC electrified railroad was fairly solved by appling drainage method. In this report next item is explained. (1) Leakage current from railroad and electrolysis corrosion. (2) Construction of drainage method. (3) Recent problem of them.
著者
今村 律子 西岡 真弓 赤松 純子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.68, 2016

<b>目的</b> 「アイロンかけ」を体験するだけの授業を、中学校家庭科のねらいである「実践的・体験的な学習活動を通して」科学的に学ばせる授業へと転換することで、生活の中で応用し生かしていける力をつける授業づくりを目指した。<br><b>方法</b> 題材名「アイロンを極めよう」(2時間)で「繊維や布の特徴を理解したアイロンかけができる」ことをねらいとする授業実践を和歌山県内の中学校3校の1・2年生対象(285名)に実施した。しわが伸びる三要素(熱・水分・圧力)を押さえ、種々の衣生活内容と関連付ける授業内容と効果的な指導方法を研究した。また、生徒の授業前後のアンケートなどにより授業の効果を確認した。<br><b>結果 </b>1.「アイロンかけ」実習授業(2時間)に衣生活の総合的な視点を取り入れ、1時間目は【基礎編】、2時間目は【応用編】として内容を整理した授業が実践できた。<br>2.「しわが伸びる原理を示す模式図」や「カッターシャツ解体見本」、「アイロンかけビデオ」などの視覚的教材を活用した指導の工夫ができた。<br>3.「アイロンかけ」実習は、1枚のカッターシャツを分担し相互評価をさせるグループ学習により、時間を有効に使いながら相互に学び合う効果的な学習ができた。<br>4.1時間目実習時に生徒が気づいた「しわを整えるとかけやすそうだ」などの意見を生かし、かけ方のコツについて科学的に考えを深める問題解決学習ができた。<br> 本研究の一部は、基盤研究(B)26282011による。
著者
福田 光弘
出版者
三田社会学会
雑誌
三田社会学 (ISSN:13491458)
巻号頁・発行日
no.20, pp.111-123, 2015-07

1. はじめに2. 日常生活を巡る問題圏3. 疎外への手がかり4. 規範としての全体性5. 疎外としての日常生活6. 「日常性」の征服7. 享楽としての日常性8. 「日常性」と「戦術」9. 結びにかえて論文
著者
Muhammad Nurdin Haznan Abimanyu Muhammad Naufalsar Maulidiyah Maulidiyah Zaenal Syam Arifin Dwiprayogo Wibowo La Ode Agus Salim
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
Journal of Oleo Science (ISSN:13458957)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.637-645, 2021 (Released:2021-05-01)
参考文献数
47
被引用文献数
2

The objective of this study was to obtain optimization results from the biological hydrolysis of Oil Palm Empty Fruit Bunches (OPEFB) using Aspergillus niger (A. niger) BIOTROP 2173 isolated from grain. Optimized hydrolysis parameters include temperature, pH and time. The hydrolysis process was carried out by growing A. niger on OPEFB powder (± 30 mesh) through two schemes, namely hydrolysis on OPEFB pretreatment with 10% NaOH and hydrolysis on OPEFB non-pretreatment. The optimization results show that the best hydrolysis process of A. niger BIOTROP 2173 occurs in OPEFB pretreatment. The optimum conditions for temperature, pH and time obtained are 40°C, 6 and 24 hours, respectively. Although the amount of reducing sugar produced was lower than the OPEFB non-pretreatment, the performance of the cellulase enzyme during the hydrolysis process of OPEFB pretreatment was very good, with a fast hydrolysis rate. These results indicate that the performance of A. niger BIOTROP 2173 in the hydrolysis process is influenced by the pretreatment stage. The optimum conditions obtained then became a reference in the production of reducing sugar based on A. niger BIOTROP 2173. The amount of reducing sugar produced from OPEFB pretreatment was 0.94 mg.mL-1, while for OPEFB non-pretreatment was 15.83 mg.mL-1.
著者
溝口 侑
出版者
京都大学大学院教育学研究科
雑誌
京都大学大学院教育学研究科紀要
巻号頁・発行日
vol.67, pp.375-388, 2021-03-25

本稿の目的は、ロールモデルについて、様々な支援関係、特にメンターと対比させて概念整理を行い、キャリア教育におけるロールモデルの可能性と有効性について検討することである。現代においてロールモデルは従来的な役割行動を示すだけではなく、模倣する対象であると同時に、行動や意思決定に対して様々な影響を与える人物である。また個人との関係性においてロールモデルはメンターと異なる存在である。メンターが個人と支援者の双方向的・互恵的な関係であるのに対して、ロールモデルは個人から対象への一方向的な関係である。したがって、キャリア教育におけるロールモデルは効果的であると同時に効率的であるといえる。しかし、適切なロールモデル候補を選び、学生がその人物に対して共感的な態度で触れように促す必要がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1106, pp.61-64, 2001-09-03

7月16日から2週間にわたって福岡で開催された「第9回世界水泳選手権大会」。豪州のイアン・ソープといったトップスイマーらが世界新記録を連発し、日本勢もシンクロナイズド・スイミングのデュエットで金メダルを獲得するなどの活躍を見せた。 この大会でシンクロや競泳の会場となったメーンプールは、国際大会初のある試みが取り入れられている。
著者
荒井 政治
出版者
關西大学經済學會
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.293-329, 1988-10-30
著者
木村 浩彰 三上 幸夫 牛尾 会 澤 衣利子 上田 健人
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.590-595, 2017-08-18 (Released:2017-10-03)
参考文献数
20
被引用文献数
3 1

リハビリテーション医学は物理療法(physical therapy)とともに発展してきた.電気刺激療法は物理療法の1つである.電気刺激療法は骨格筋に対して最初に臨床応用され,治療と機能回復に用いられている.治療を目的とした治療的電気刺激(therapeutic electrical stimulation:TES)と,機能回復を目的とした機能的電気刺激(functional electrical stimulation:FES)は厳密に区別される.電気刺激療法は,筋力増強や鎮痛,麻痺筋の機能制御などに使用されるが,運動障害以外にも創傷治癒促進や排尿機能改善,嚥下機能改善に用いられる.また,筋肉を刺激することで疑似的に運動した効果が得られ,糖や脂質代謝を活性化し,肥満や糖尿病,サルコペニア,寝たきり患者にも適応が拡大されている.
著者
磯和 壮太朗 南 学 ISOWA Soutarou MINAMI Manabu
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学 (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
no.66, pp.179-189, 2015-03-31

本研究は、クリティカルシンキング(以下:クリシン)を教育する立場に立つ場合、まずはクリシンの社会的側面に注目した「社会的クリティカルシンキング」に対する志向性を刺激することが有効なのではないかという立場のもと、より使いやすい社会的クリシン尺度の作成を目指したものである。2つのクラスに対して、27項目で収集したデータを探索的因子分析にかけた結果、5因子解が得られた。この5因子解に基づいて15項目の短縮版を作成後、先の2クラスに対して改めて実施し、信頼性と妥当性の検証を行った。各クラス各時点での下位尺度のα係数は低かったものの、尺度全体でのα係数は0.8を超えており、それなりの内的一貫性を確保していた。また、Times1とTimes2の因子構造を比較するための縦断因子分析、2つのクラス間での因子構造を比較するための多母集団同時分析を行った結果、高い適合度と妥当なパス係数が得られた。予測的妥当性の検証として、実際にTimes1の社会的クリシン志向性がTimes2の社会的クリシン行動を導いているかについて検討した結果、確かにTimes1の社会的クリシン志向性は、社会的クリシン行動を導いており、それは下位因子単位よりも因子全体で影響力を発揮する可能性が示唆された。また、志向性から能力に対する自己認知を統制した結果、それができると思っているかどうかにかかわらず、社会的クリシン志向性は社会的クリシン行動を促している可能性が示唆された。