巻号頁・発行日
1951
著者
宮川董法 著
出版者
文山堂
巻号頁・発行日
vol.巻下, 1882
著者
関 亨 山脇 英範 鈴木 伸幸
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.156-162, 1982

てんかん児に対する予防接種の問題点につき, 現在までにえられた知見の概要および日本小児神経学会評議員のうち小児科関係の方々の御協力によるアンケート調査成績を述べ, これらをふまえて現時点におけるてんかん児に対する予防接種対策案を述べた.<BR>てんかん児に対していたずらに予防接種を回避することには問題がある.予防接種の種類による有効性, 必要性, 副反応の強弱, およびてんかん児の個体側要因との組合せによって個々の予防接種施行の可否を決定すべきであり, 本問題につき行政へのすみやかな反映を切に望むものである.<BR>なお, てんかん児に対する予防接種は集団接種ではなく, 個別接種で行なうことはいうまでもないことである.
著者
青山 敏之 金子 文成
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.36 Suppl. No.2 (第44回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A1O2001, 2009 (Released:2009-04-25)

【目的】運動イメージ想起に伴う脊髄反射の変化に関しては多くの相反する結果が報告されており,未だ一定の見解が得られていない.本研究の目的は運動イメージ想起によるH反射と伸張反射の振幅の変化を比較することにより,運動イメージ想起がγ運動ニューロンを介した脊髄反射の利得調節に及ぼす影響を明らかにすることである.また,その効果がイメージ想起する運動の強度や方向に依存して変化するかを明らかにすることである.【方法】十分な説明の上同意の得られた健常者を対象とした.測定肢位は椅子座位とし,実験用に作成された伸張反射測定装置の上に左下肢を載せ安楽な姿勢を保った.測定開始前,被験者は足関節底屈・背屈の随意性最大収縮(MVC)と50%MVCを実施した.そして,それぞれの強度の運動イメージ想起を行えるよう練習した.筋電図は表面皿電極を使用し,前脛骨筋,ヒラメ筋,腓腹筋からH反射と伸張反射を記録した.H反射は脛骨神経の電気刺激により導出した.伸張反射は角速度を3段階に設定し,足関節の他動的な背屈運動に伴う伸張反射を記録した.実験課題1:安静保持,足関節背屈運動イメージ想起(背屈イメージ),足関節底屈運動イメージ想起(底屈イメージ)とした.想起する運動イメージの強度はMVC時のものとした.実験課題2:実験課題1の条件に加え,想起する運動イメージの強度を50%MVCとした底屈・背屈イメージを実施した.統計学的解析はH反射,伸張反射の振幅に関して条件を要因とした反復測定による一元配置分散分析を実施した.【結果】実験課題1:H反射では条件を要因とした主効果はなかったが,伸張反射では底屈イメージ時に安静時よりも有意に振幅が増大した.実験課題2:背屈イメージではH反射,伸張反射ともに想起する運動の強度の変化に伴う主効果はなかった.底屈イメージでは,H反射の振幅に変化がなかったが,伸張反射ではイメージ想起する運動の強度がMVCの時のみ安静時よりも有意に振幅が増大した.【考察】H反射と伸張反射ではそれぞれの反射回路に筋紡錘が含まれるかどうかに相違がある.つまり,反射回路に筋紡錘が含まれる伸張反射はそうでないH反射に比べγ運動ニューロンによる筋紡錘の感度変化の影響を受けやすいといえる(Jeannerod, 1995).よって,本研究において運動イメージ想起に伴い伸張反射の振幅が選択的に増大したことは,運動イメージ想起がγ運動ニューロンを介した脊髄反射の利得調節に寄与している可能性を示唆する.さらに,その効果はイメージ想起する運動の強度と方向に依存するといえる.【まとめ】 本研究ではH反射と伸張反射を用い運動イメージ想起が脊髄反射の利得調節に及ぼす影響について検討した.その結果,運動イメージ想起により選択的に伸張反射の振幅が増大した.これは運動イメージ想起がγ運動ニューロンを介した脊髄反射の利得調節に寄与していることを示唆する.

1 0 0 0 原子の伝記

著者
J.ブロノフスキー, ミリセント・E.セルサム 著
出版者
福音館書店
巻号頁・発行日
1966

図式と写真で炭素原子を中心に解説。 (日本図書館協会)
著者
大浦 栄次
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.9, 2010

富山県農村医学研究会では、農作業と健康のテーマで、農作業従事による健康障害に関する調査研究を行ってきた。<BR> 以下に、農作業事故と農薬の生体影響に関する主な研究課題の概要を紹介する。<BR><BR>1.農作業事故に関する研究<BR>(1)事故調査方法<BR> 昭和45年以来、県内の全ての外科、整形外科、皮膚科、眼科、ICUを標榜する診療科、および接骨院約900カ所に、毎年、前期・後期の2度にわたり、往復葉書で農作業事故の臨床例の「有無」を問い、「有り」と回答のあった医療機関に、詳細調査用紙を送付し、臨床例の収集を行ってきた。さらに、併せて、全共連富山県本部の協力にて、生命共済・傷害共済証書の中から事故事案を抽出し事故情報の収集に努めている。<BR> また、実際の事故事例について、受傷者及び事故死された方の遺族に事故時の様子などを事故現場でのケーススタディについても過去40件あまり実施してきた。<BR><BR>(2)富山県における農機事故の実態と対策について<BR> 最も、農業機械事故が最も多かったのは昭和50年の年間399件であった。その後、国の農業機械の安全鑑定制度が出来、むき出しのベルトやチェーンなどにカバーが掛けられるようになり機械事故は減少し、昨年度は65件であった。<BR> 機種では、草刈機、トラクター、耕耘機、コンバインが多く、これらの事故対策を集中的に行う事により、多くの事故の予防に繋がると考えられる。<BR> ところで、年々受傷者の年齢は上昇しており、昭和45年の男の受傷者の平均年齢は、45.8歳、女が40.4歳であつたが、昨年度は、男63.7歳、女64.7歳と約20~25歳上昇しており、今後の農機事故対策は高齢者を中心に行う事が求められる。<BR> 流布されているマニュアルは、極めて詳細であるが、高齢者が読みこなすには余りにも煩雑であり、今後、ポイントを絞ったマニュアルが必要と考えられる。<BR><BR>(3)農業機械以外の農作業事故<BR> 農機事故と同様の方法で、昭和56年より農機以外の農作業事故調査を実施してきた。<BR> 平成21年度は、171件であり、農業機械事故より多い。そのうち用手具が関わった事故は55件であり、はしご20件、脚立11件であり、用手具関係の56%を占めている。<BR> このはしごや脚立の事故は、転落など中心であり、重大事故や死亡事故が多い。今後、これら用手具の科学的な問題点の把握や改善が必要と考えられる。<BR><BR>2.農薬の生体影響に関する調査研究<BR> 富山県農村医学研究会では、農薬中毒臨床例調査を農業災害と同様に県内の関係する医療機関700カ所を対象に昭和56年から平成14年まで実施してきた。<BR> 同様の方法で、1990年代に中国河南省の2つの県で実施し、中国の農薬中毒が日本の約20倍、中国全土では約100万人の中毒が発生している可能性を指摘してきた。<BR> また、農薬の生体内残留が単に農薬散布のみならず、食品由来の可能性があることを農薬の尿中代謝物の測定で明らかにし、ポストハーベスト農薬の問題についても、今後注視する必要性があることを示しつつある。<BR>
著者
塩野目 剛亮 加藤 伸子 若月 大輔 河野 純大 西岡 知之 村上 裕史 皆川 洋喜 内藤 一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.164, pp.69-72, 2010-07

近年,エリア限定ワンセグ放送(エリアワンセグ)という特定の範囲に存在するユーザに対する新しい情報提供の手段が試行され始めており,複数の情報を組み合わせた情報保障への適用が期待できる.本稿では,ワンセグ放送の簡便で柔軟な情報提示の手段としての可能性を検討している.聴覚に障害がある大学生を対象としたアンケート調査の結果から,ワンセグ放送を用いた情報保障提供の有効性が明らかとなった.また,実際のシステム構築や運用上の課題を示している.Area One segment-Broadcasting(Area One-Seg) has been used for information service for the users who exist particular area. In this report, we constructed the remote sign language interpret / real-time caption providing system via Area One-Seg, and conducted hearing impaired students survey at actual lecture scene. The results show that about 80% of students presented positive response, and effectiveness of captioning history. Moreover, expected feature of One-Seg receiver to provide information assurance, and acquiring a broadcasting license are also discussed.
著者
鈴村 高幸 伊藤 博仁
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.65-68, 2016

テレビ朝日では、非常災害時における放送継続手法の検討を継続的に行っている。本社の番組送出機能が喪失してしまい、親局送信所のみで放送を継続する事態を想定した時、SNGを用いて各地の系列局より放送素材を伝送してもらい、親局送信所において直接受信するという手法が有効である。しかし、関東広域放送の親局送信所は東京スカイツリー[○!R]であるため、アンテナを設置するための条件が厳しく、SNGを簡単に受信することはできない。そこで、常設されているFPU受信アンテナを用いてSNGを受信するという手法を考えた。この手法を実現するために、FPU受信アンテナの受信帯域幅を広帯域化し、SNGも受信可能となるような共用受信アンテナの開発を行った。現在は構造設計が終了し、試作機の製作を行っている。
著者
相磯 友子
出版者
学校法人 植草学園短期大学
雑誌
植草学園短期大学紀要 (ISSN:18847811)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.21-32, 2021-03-31 (Released:2021-03-25)

本稿では、特別支援学級において外国人の子どもの在籍率が高いとの報道を受け、外国人の子どもの就学相談に資する基礎資料を得るために、外国人の子どもの「障害」に関する研究を概観した。先行研究を1.外国人の子どもの学習の困難さと「障害」の見立ての難しさ、2.外国人の子どものアセスメントに関する研究、3.外国人の子どもの「障害」と判断されるプロセス、の3つに分けて知見を整理した。最後に、今後の外国人に子どもの就学相談に向けて、1.外国人の子どもに対するアセスメントのあり方、2.アセスメントと就学相談の経緯の記録、3.多分野連携の必要性、4.チームでのサポート体制の構築の4つの観点から考察した。
著者
堀田 力 松浦 弘行
出版者
第一法規
雑誌
労働時報 (ISSN:13425277)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.p32-35, 1993-11
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.742, pp.23-25, 2016-07

テクノロジーサイクルは、複雑な加工などを短時間で実現するための新しいソリューション。計測機能の提供やメンテナンス性・安全性の向上も実現する。現時点で14種類を用意しており、そのうちの10種類を今回の展示会で世界初公開した(表)*2。
著者
宮田 博規 渡辺 洋二 近藤 久義 八神 健一 佐藤 浩
出版者
Japanese Association for Laboratory Animal Science
雑誌
Experimental Animals (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.371-376, 1993
被引用文献数
1

マウス肺炎ウイルス (PVM) の感染把握を目的として, その特異抗体の定量を三種類の血清学的試験法 (二種の血球凝集抑制試験「HI」法並びに間接蛍光抗体法「IFA」) で吟味したところ, IFAが最も感度並びに特異性に関し優れていた。この結果, IFA法は動物実験施設等を対象とする小規模的なモニタリングの適用に実用性から選択肢の一つであることが確認された。この方法を使用して, 我が国の研究機関およびブリーダー由来の実験動物 (ラット, マウス, ハムスター, モルモット, ウサギ) の1, 280サンプルを対象として, PVMの感染流行の有無を血清学的方法により検索した。その結果, 実験動物の中で特にコンベンショナルラット (116/674; 17.2%) とSPFラット (60/200; 30.0%) で高率に抗体が検出された。また, コンベンショナルウサギにおいても低率ながら, 抗体陽性固体 (2/144; 1.4%) を認めた。しかしながら, ハムスターやマウスでは抗体陽性固体を検出することが出来なかった。これらの結果から, 我が国のコンベンショナルコロニーやSPFコロニーにも, 欧米同様PVM感染が存在し, 今後SPFラット・マウスの検査項目として全ブリーダーでとりあげる必要性が示唆された。
著者
岩間 寛彦 北村 武志 吉永 紀
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.305-308, 2019

<p>本プロジェクトは、地方民間放送局の開局35周年に合わせ、2017年夏に行われた社屋の移転・建設プロジェクトである。 放送局用途は24時間運用にて多量のエネルギーを使用するという施設特性がある中で、導入した各種省エネルギー技術と、建物のエネルギー使用量に関する主要なBEMSデータの解析結果、さらには放送継続に必要なBCP計画について報告する。</p>
著者
鈴村 高幸 伊藤 博仁
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.J29-J34, 2018

テレビ朝日では,非常災害時における放送継続手法の検討を継続的に行っている.本社の番組送出機能が喪失してしまい,親局送信所のみで放送を継続する事態を想定した時,SNGを用いて各地の系列局より放送素材を伝送してもらい,親局送信所において直接受信するという手法が有効である.しかし,関東広域放送の親局送信所は東京スカイツリー<sup>&reg;</sup>であるため,アンテナを設置するための条件が厳しく,SNGを簡単に受信することはできない.そこで,常設されているFPU受信アンテナを用いてSNGを受信するという手法を考えた.この手法を実現するために,FPU受信アンテナの受信帯域幅を広帯域化し,SNGも受信可能となるような共用受信アンテナの開発を行った.