著者
石黒 一弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.908, pp.90-93, 2009-09-14

屋上緑化や壁面緑化の普及とともに、室内の緑化に対する関心も高まってきた。しかし屋外と室内では環境が大きく異なる。温室や商業空間などの緑化に多くの実績を持つインテリアスケープの石黒一弘氏に、屋外緑化と室内緑化の違いを解説してもらった。室内緑化の種類光の入り方で手法が異なる 植物を室内で育てるために最も重要なファクターは「光」である。
著者
曽我部 真裕
出版者
日本評論社
雑誌
法律時報 (ISSN:03873420)
巻号頁・発行日
vol.92, no.9, pp.1-3, 2020-08

2020年8月号
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.720, pp.94-97, 2009-01-01

顧客や業務委託先との間で欠かせないデータの送受信は、数メガといった大容量になるとメールの容量制限などでやり取りできなくなる。そのため現場がネット上の無料オンラインストレージを使い"無法状態"になっている企業は少なくない。そうした状況を打破すべく、安全なインフラを構築するサービス/製品が充実してきた。
著者
山出 新一 上山 久雄 田辺 詔子 深見 嘉一郎 市川 一夫 橘 俟子
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.113-118, 1999 (Released:2019-04-19)

Background and Purpose: Recent advancements in molecular biology have revealed genetic aspects of congenital color vision deficiencies (CVD). In many cases of CVD the genotypes and phenotypes coincide with each other. But it is also known that there are cases in which the genotype alone can not explain the clinical diagnosis of CVD. So it is still unclear whether routine gene analysis is useful as a clinical diagnostic tool for this anomaly. We evaluated the clinical usefulness of genetic analysis for congenital red-green color vision deficiencies.Methods: The base sequences of red-green pigment genes of 42 CVD cases and 36 color normal males were determined using PCR and a DNA sequencer (ABI PRISM 300 Genetic Analyzer). The CVD cases were diagnosed using clinical color vision tests including an anomaloscope. The color normal subjects were tested with Ishihara plates and, if needed, with an anomaloscope.Results: All normals had two types of exon 5, i.e., both red and green pigment genes. Thirty three (79%) of 42 CVD cases had only one type of exon 5, but 9 cases had both red and green types as did the normals. They could not be differentiated from the normals by exon 5 analysis. Of the 33 cases who had only one type of exon 5, three dichromats (IP and 2D) had two kinds of green pigment gene and one anomalous trichromats (PA) had only one type of red pigment gene. In all 13 cases (31%) had some inconsistencies between the genotype and the phenotype.Conclusion: Pigment gene analysis alone could not fully differentiate CVD from normals.
著者
Arum Widayati Kanthi Rianti Puji Tsuji Yamato Sofiana Nugraheni Latif Nila Sarah Fadli Rahman Muhammad Purnomo Sugeng
出版者
公益財団法人 自然保護助成基金
雑誌
自然保護助成基金助成成果報告書 (ISSN:24320943)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.224-232, 2020

<p>我々の研究の目的は,インドネシア西ジャワ州・テラガワルナのエコツーリズムサイトで,人間活動がここに生息するカニクイザル(<i>Macaca fascicularis</i>)の行動にいかに影響するかについての科学的なデータを提供することである.人間活動のレベルが異なる3つのタイプ(平日:42日,週末・祝日:33日,ラマダン期:24日)の計425時間にわたってサルを観察し,サルの行動がタイプ間で異なるか否かを検討した.観光客の1日当たりの平均数は平日が103.3人,休日・祝日が232.2人,ラマダン期が36.8人だった.ラマダン期は,サルの移動割合が他のタイプに比べ有意に高く,逆に休息割合が低かった.このことは,サルが観光客の数に応じて自らの行動を変えていることを示唆する.行動観察と並行して,304人(観光客:162人,住民:131人,管理作業員:11人)にサルとの軋轢に関するインタビューを実施した.サルによるトラブルの多くは食物に関するものであった.サルとヒトとの間に軋轢はないとする回答が70%を占め,またサルに餌を与えたいと考える人が多かった.多くの人は人獣共通感染症のリスクを知らなかった.将来的に,人とサルとの軋轢が強まることが懸念される.(推薦者:辻 大和 訳)</p>
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1201, pp.114-117, 2003-07-21

産業廃棄物の取り扱いが、企業のリスク管理にとって重要な問題になっている。これまでは産廃業者に任せ切りで済んだが、ずさんな管理をしていたのでは社名が公表され、企業イメージが傷む——そんな時代になったのだ。 6月18日、青森・岩手両県知事は廃棄物処理法違反で東京都内の4社に対し、県境の不法投棄現場から産業廃棄物を撤去するように命じた。
著者
岩間 春芽
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

本研究の問いはネパールの北西部を援助を行いに訪れた人達がどのようにしてネパール北西部の情報を得て、どのような想像をしているのか、また想像の共有によりどのような現象が生じているのかである。4つの事例から「貧しいネパール北西部」を想像するメディアスケープが存在しており、世界の様々な地域の人たちが同じような想像を共有しており、想像した人達が更に援助を広めるという現象を引き越しているということが言える。
著者
小波本 直忠
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.405-411, 1977-11-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
17

セスジツチイナゴの角膜および円錐晶体を含む複眼の組織は280nmまでの近紫外線および可視光線を, 牛の眼のレンズは380nmまでの可視光線のみを透過した. このことから, 280~380nmの近紫外線は昆虫の視覚にとっては重要な意義を持っているが, 脊椎動物の視覚には無意味であることが明らかとなった. 昆虫眼の紫外線受容複合体のモデルとしてのレチニル-チアゾリジン-4-カルボン酸の光反応および暗反応から, L-システインおよびヒドロキシルアミンはレチナールとの暗反応により昆虫眼における近紫外線の機能に異常を起こすモデル物質であり, 一方, これらの化合物とレチナールから生成された近紫外線感受性複合体は光吸収および光化学反応により昆虫の眼の構造と機能に選択的害作用を及ぼすモデル物質であることが示された. なお, この選択性を新しい昆虫制御剤の作用機構に利用する可能性も提案された.
著者
大須賀 智子 大山 敬三
雑誌
情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(DP) (ISSN:24356484)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.47-56, 2021-04-15

データサイエンス研究の進展には,現実性のある十分な規模のデータを多くの研究者が共通に利用できることが不可欠であるが,多くの領域ではそのようなデータの確保に種々の課題がある.国立情報学研究所の情報学研究データリポジトリ(IDR)では,情報学および関連分野に資するため,産学界等と大学等の研究者とを媒介し,データセットの共同利用に取り組んでいる.本稿ではまず,データセット共同利用の意義について述べる.次に,IDRにおけるデータセットの取り扱いに関して,企業等からの受け入れ,研究者への提供,提供後の利用者の管理と利用状況の把握,およびデータDOIの付与について各処理内容を説明する.続いてデータセット提供実績および利用者による研究成果の状況,並びに研究者コミュニティに対する活動支援の取り組みについて示す.筆者らは本活動を通してデータセット共同利用の実現における課題を発掘し理解を深化させ,対応策を案出して実践しており,データセットの受け入れにおける調整事項や利用上の制限事項などはこれらの知見を反映させたものとなっている.
著者
堀 美保 三浦 真弘 荒尾 博美 原田 千鶴 島田 達生
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.20-28, 2009-06-05 (Released:2016-08-25)
参考文献数
21
被引用文献数
2

皮神経は静脈注射時において損傷する恐れがある. 本研究では, 顕微鏡を用いてヒト上肢の局所解剖を行い皮静脈と皮神経の関係を調べた. 本検索には解剖体 6 体 7 肢を用いた. 皮静脈は, 皮下脂肪が少ない個体では表皮から約 1 ~ 2 mm に位置しており, 皮下脂肪が多い個体では表皮から 5 ~ 10 mm の深い位置に位置していた. 内側前腕皮神経の 2 つの枝は尺側皮静脈の内側, 背面もしくは側方を近接して走行していた. 尺側皮静脈と肘正中皮静脈は, 内側前腕皮神経の側面, 背面を走行していた. 外側前腕皮神経の 2 枝は, 橈側皮静脈の両側を伴行する特徴を見出した. 1 つもしくは 2 つの枝は,内側前腕皮神経か外側前腕皮神経のどちらか一方が肘正中皮静脈に分岐していた. 皮神経は, 尺側皮静脈において多く, 肘正中皮静脈で最も少なかった. 皮静脈と皮神経の位置的関係を正確に知ることは安全な静脈注射技術を獲得するうえで重要な情報であると考える.
著者
山本 さやか
出版者
北海道大学高等教育推進機構国際教育研究部
雑誌
日本語・国際教育研究紀要
巻号頁・発行日
vol.24, pp.84-103, 2021-03

本稿は、中級理解(運用)クラスにおいて、書評ゲーム「ビブリオバトル」をオンライン授業の中で実践した報告である。普段教室で行っている実践をオンライン上で行った結果および今後の課題について明らかにすることを目的としている。今期はオンライン授業でコミュニケーション機会が限られたため、学習者には通常の教室授業時よりさらに「相手の立場に立った発表」をするよう働きかけた。その結果、オンライン上ゆえの限界があるものの、学習者はそれぞれ工夫を凝らし相手の立場にたった発表を行うことができた。またこの活動を通じて日本語で本を読む楽しさを知り、聞き手との深い議論をすることができた。本実践の結果から、オンライン上であってもビブリオバトルは中級日本語学習者にとって総合的な日本語力訓練のための意義ある活動になることが示唆された。