著者
中本 涼菜 谷岡 遼太 吉野 孝
雑誌
2017年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 (ISSN:1884197X)
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017-09-15

防災対策の啓発が行われていても、防災対策を怠っている家庭が存在する。そこで我々は、地震時に家具転倒の下敷きになることなく避難できるように、防災対策を行う意識付けをさせることを目的としたVR システムの開発を行った。
著者
吉田 保志子
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第52回日本生態学会大会 大阪大会
巻号頁・発行日
pp.390, 2005 (Released:2005-03-17)

鳥類による農作物被害では、カラス類によるものが面積でも量でも最大となっている。カラス類はゴミや作物の収穫くずなどの人為起源の食物を摂食することが知られており、個体群管理のためには、これら人為起源の食物のコントロールが重要と考えられるが、農村地域における生息密度や食物に関する情報は不足している。そこで本研究では、年間を通したカラス類の個体数と採餌物の変動を調べた。 茨城県南部の平地農業景観に5ヶ所に分けて総延長76kmの調査ルートを設定し、見通しの良さに応じてルートの両側各20から100mを調査範囲として、合計11.4km2を自転車で月1回調査した。調査においては、出現したハシブトガラスおよびハシボソガラス(以下ブト、ボソと称する)の個体数、行動、採餌物を記録した。 記録個体数は、ブト、ボソともに秋冬期に多く春期に少ない傾向を示した。群れサイズ別に見ると、単独または2羽での出現はどの月においてもほぼ一定数を占め、群れは主に秋冬期に出現していた。非積雪地ではブト、ボソいずれにおいても周年なわばりを維持するという報告があることから、単独または2羽での出現個体の多くはなわばり個体である可能性が高く、群れは主に非繁殖個体によって構成されるのではないかと考えられた。 ブトとボソの採餌物は大きく異なっており、ブトは人家のゴミおよび畜舎で得た食物が多かったのに対し、ボソはほとんどの食物を農地で得ており、作物くず(ラッカセイ、稲、サツマイモ等)と農地の昆虫・動物(アメリカザリガニ等)が多かった。なお、調査ルート沿いのゴミ集積所は金網製の箱形が多く、そうでない集積所でもカラス類によるゴミ荒らしの観察件数は少なかったため、採餌されたゴミの多くは裏庭のゴミ穴等から得たものと思われた。
著者
勝田 吉彰
出版者
日本渡航医学会
雑誌
日本渡航医学会誌 = Journal of the Japanese Society of Travel and Health (ISSN:18838065)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.8-13, 2016

本稿では,第20回日本渡航医学会 Meet the Experts 講演にて発表した内容を中心に,渡航医学関連のリスクコミュニケーションについて紹介する.ジカウイルス感染症関連では,最初は「頭の小さな子供が生まれる」程度の実際より軽度の認識から始まり,時間の経過とともにより深刻な知見が次々発表されるという経過から,一般社会の関心を引きつける上で不利な状況となっていることを含め,特有の難しさについて解説するとともに,WHO・米CDC・シンガポール・日本政府など公的機関のリスクコミュニケーション例をあわせて紹介した.後半では,筆者の経験を中心に,北京のSARS流行における外務省医務官としての経験,H1N1pdm,EVD,ジカウイルス感染症流行時にマスメディアを通じて発信した経験から導かれる知見を紹介した.最後に新聞記者に対する過去のアンケート調査や,TV関係者を含む知人から聞き取った医学界に望む声を紹介した.
著者
有井 治
出版者
成城大学
雑誌
成城大学経済研究 (ISSN:03874753)
巻号頁・発行日
no.23, pp.1-18, 1966-03
著者
SCHULMAN Michael
出版者
東洋大学人間科学総合研究所
雑誌
東洋大学人間科学総合研究所紀要 (ISSN:13492276)
巻号頁・発行日
no.21, pp.13-25, 2019-03

新聞やニュース関係のウェブサイトに掲載される論説や意見記事は書き手の意見を伝える有効な手段であり、グローバリーゼーションが進みインターネットが普及した現在において、世界中の人々のものの見方や考え方を知る手がかりとなる。本文は、論説の書き方に関する既存の文献を紹介し、容易とは言えない本格的な論説を書くための最初のステップとして、新しいタイプのパラグラフである論説パラグラフ(OAP/Opinion Article Paragraph)を書くための枠組みをEFL の学生に示すものである。学生の提出物はチェックリストを用いて評価され、さらにリサーチすべき分野が示される。
著者
田尻 聡 河嶋 洋一 樋本 勉 門 武博 佐渡 一成
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集 第7回日本ロービジョン学会学術総会・第15回視覚障害リハビリテーション研究発表大会合同会議 プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
pp.76, 2006 (Released:2007-05-09)

【目的】点眼容器の識別性補助のために2003年12月より『点眼容器用識別シール』を提供し、評価を得ているが、その識別シールでも点眼容器(ディンプル®ボトル)間の識別が困難な重度のロービジョン患者を対象とし、点眼容器底部に装着するプラスチック製のアタッチメントを開発した。点眼容器識別のアイデアの一つとして考案されていた底部アタッチメントは、これまで画像のみであった(佐渡:眼紀54:647_-_651,2003)が、そのアイデアをベースに、試作品を作成し、ディンプル®ボトルへの装着性を検証した。 【対象および方法】丸型、三角型、四角型の3つの形状でエッジ部分が角ばっているタイプとなだらかになっているタイプの計6タイプの底部アタッチメント試作品を製作しロービジョン専門医を含む複数の眼科医にその試作品について意見聴取した。一方品質面においては、底部アタッチメント試作品を用いて、温度や材質劣化によりディンプル®ボトルの抜けなどが生じないか、また落下により簡単に外れないかの苛酷使用試験を行った。 【結果】意見聴取の結果、形状については丸型、三角型、四角型の3形状を支持する意見が多く、またエッジ部分については、点眼動作への影響が少ない、なだらかなタイプが支持された。一方品質面については、3年予測結果のアタッチメントの抜け圧は基準となる初期切削品の数値より高い値が得られ、苛酷使用下における抜けに問題はないことがわかった。また、落下については、抜け、外れ、割れは発生しなかったが、当たり所により徐々に抜けかかることがわかった。 【考察】手指の感覚が著しく低下している患者であっても、底部アタッチメントを装着することで、ディンプル®ボトル間の識別性は向上すると考えられる。今後、ロービジョン患者の実際の使用感も踏まえて、底部アタッチメントのさらなる改良も検討している。
著者
渡辺 周
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.18-35, 2020-03-20 (Released:2020-08-13)
参考文献数
44

本稿では,撤退の意思決定に外部取締役が与える影響がその属性によって異なる可能性を検討する.具体的には,外部取締役の負の影響を観察した渡辺(2017)について,この負の影響はどのような取締役によるものなのか,逆に正の影響をもたらす取締役はいないのかを明らかにする.分析の結果は,ボード・クオリティの研究にもとづき,独立性と専門知識に注目して解釈を行い,両側面とも低い取締役が負の影響をもたらすことを議論する.
著者
伊藤 富良野 大山 聡子 齋藤 快児 堀 賢一郎 佐々木 奈都江 田村 博之 冨田 公夫
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.45-49, 2021 (Released:2021-01-28)
参考文献数
14

【症例】81歳,女性.4年前に維持透析導入となる.透析中に呼吸困難,ショック,汎血球減少,DICをきたし,入院となる.第1病日より抗菌薬にて治療を開始した.血液培養にて大腸菌が検出された.第5病日に上下肢,鼠径,背部に辺縁に紫斑を伴う灰白色斑を認め,徐々に壊死が進行し電撃性紫斑病(purpura fulminans: PF)と診断した.第8病日にはプロテインC活性35%と低値であったため新鮮凍結血漿(FFP)投与を開始したが,その後も皮膚の壊死は進行し第15病日に永眠した.【考察】本症例は過去にシャント閉塞を繰り返しているがプロテインC/Sの欠乏は認めていなかったことにより敗血症による急性感染症性電撃性紫斑病(acute infectious purpura fulminans: AIPF)と考えた.AIPFは敗血症の最重症型であり致死率が高い.本邦透析患者で大腸菌によるPFの報告はみられず貴重な症例と思われる.
著者
山口 泰弘
出版者
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.395-402, 2014
被引用文献数
2

高齢者に特徴的な肺組織像である老人肺では,炎症性変化や不規則な肺胞壁の断裂を伴うことなく,気腔が拡大し,肺の弾性収縮力は低下する。また,加齢とともに胸郭は硬くなり,呼吸筋力も低下する。そのため,呼吸機能検査では,一秒率が低下,肺活量が低下,残気量が増加,肺拡散能が低下する。そのほか,特に運動時には,加齢とともに肺動脈圧は上昇しやすくなる。睡眠呼吸障害の頻度も高齢者で増加する。また,高齢者では気道過敏性の亢進を示す症例が増えることや,線毛活動による気道異物の排出が遅延していることも報告されている。運動時には呼気流速の低下から一回換気量が十分に増加せず,加齢による運動耐容能低下の一因となっている。さらに,高齢者では,脊柱の強い後弯や著しいるい痩など,多様な病態が気道・肺機能の低下を増強する。加齢による劇的な呼吸機能の低下に比べて,安静時の動脈血酸素分圧の低下は軽く,動脈血二酸化炭素分圧は変化しない。すなわち,高齢者では,肺の障害に対する予備能が低下しているといえる。このような機能低下は,肺結核後遺症による呼吸不全の進行や慢性閉塞性肺疾患患者の経年的な呼吸機能低下の要因であり,また,高齢者に肺炎が頻発し,重症化,長期化しやすい一因でもある。
著者
工藤 浩 松本 弘毅 松本 直樹
出版者
日本工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

初年度にあたり、入力済みの底本卜部兼永筆本の本文をもとに、研究代表者と分担研究者で巻第一~巻第三の訓読文、頭注、口語訳の草稿を作成し、問題点を検討中である。新編日本古典文学全集に倣い、見開きの右頁には校訂本文と校異の頭注、左頁には訓読文を置き語釈に関する頭注と下部に口語訳を付した体裁を採ることとし、頁割見本を作成した。『先代舊事本紀』主題と構想は、物部氏の職掌の起源を明らかにし、石上神宮を顕彰をすることにあると考えられる。本文の大部分は、『古事記』『日本書紀』『古語拾遺』の抄録によって形成されているため、右頁の本文の右側には『古事記』左側には『日本書紀』『古語拾遺』の対応箇所の本文を掲げて、三つの文献の抄録によって記述された部分と『先代舊事本紀』独自の内容を持つ箇所が一目瞭然となるようにする。施注の際には、全体の主題と構想を視野に入れながら、前者の箇所については、記事を選択する意図を明らかにするとともに、後者については詳細な語釈を心がける。未調査の写本数本の閲覧と複写を行い調査を進めている。予定していた写本一本の閲覧が実施に至っていないため作業ができない状況にある。早急に閲覧許可を得て、校訂本文の策定に取り掛かることが当面の課題である。分担研究者の松本弘毅氏によって、写本系統については従来の研究が書き換えられつつあるため、更に調査の及んでいない写本に関しても、能う限り対象に入れた本文校訂を行うことが、必要である。施注では、基盤研究(C)「先代旧事本紀の総合的研究」(15K02236)に於いて明らかにした日本文学、日本史学、日本語学、神道史学の立場からの学際的なアプローチの成果を盛り込みながら、注釈作業を進めてゆくことを確認した。今年度は、三名各自がそれぞれ論文一本を、論集・雑誌に発表した。
著者
谷口 公二 上村 浩信 小成 英寿
出版者
室蘭工業大学
雑誌
室蘭工業大学研究報告. 文科編 = Memoirs of the Muroran Institute of Technology. Cultural science (ISSN:05802407)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.151-159, 1991-11-11

In order to examine the heart rates during sleep by various exercises,heart rates during exer cises and sleep were measured. Changes of heart rates during sleep were seen in the first period of 2 -3 hours. We concluded that the condition of exercises effects the quality of sleep.