1 0 0 0 OA 竜渓随筆

著者
矢野竜渓 著
出版者
東亜堂
巻号頁・発行日
1911
著者
福島 秋穂
出版者
早稲田大学国文学会
雑誌
国文学研究 (ISSN:03898636)
巻号頁・発行日
no.91, pp.1-11, 1987-03-15
著者
田中 一大
出版者
COSMIC
雑誌
呼吸臨床 (ISSN:24333778)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.e00020, 2017 (Released:2019-04-27)
参考文献数
42

生体を構成する細胞は,さまざまな物理的刺激(メカニカルストレス)に応答して,増殖・分化・形態形成を制御する。近年,物理的刺激が感知された後の応答分子として,Hippoシグナル経路およびその標的因子である転写共役因子YAP/TAZが同定された。Hippoシグナル経路・YAP/TAZは,発生過程で臓器サイズを決定する重要な役割を担う一方で,腫瘍の悪性化にも深く関連している。肺癌においては,YAP/TAZが細胞外基質の硬度に応答して細胞増殖に寄与している可能性が高い。それに対し,悪性中皮腫においてはHippoシグナル経路の破綻が基軸となり,YAPの恒常的活性化を引き起こしている。YAP/TAZの活性化は,細胞外基質の再構築にも関与し腫瘍進展を促進している。
著者
崎尾 均
出版者
水利科学研究所
巻号頁・発行日
no.256, pp.31-54, 2000 (Released:2011-03-05)
著者
春原 史寛 SUNOHARA Fumihiro
出版者
Seminar on History of Art, Graduate School of Comprehensive Human Sciences, University of Tsukuba
雑誌
藝叢 : 筑波大学芸術学研究誌 = Bulletin of the study on philosophy and history of art in University of Tsukuba (ISSN:02894084)
巻号頁・発行日
vol.24, no.24, pp.107-132, 2008-03-01

(付記)本稿は、平成十三年度筑波大学芸術専門学群卒業論文『岡本太郎《太陽の塔》の研究』の第三章「太陽の塔をめぐる言説」を縮小し、新知見を踏まえて加筆・訂正の上、再構成したものである。
著者
野口 芳子
出版者
梅花女子大学心理こども学部
雑誌
梅花女子大学心理こども学部紀要 = Baika Women's University Research Bulletin-Faculty of Psychology and Children's Studies (ISSN:24320439)
巻号頁・発行日
no.10, pp.1-12, 2020-03-20

この論文の目的は、平成期(1989-2019)に日本で出版された110話の「赤ずきん」を精査し、内容を分析することによって改変点を明らかにし、そこから平成期の子ども教育観、ジェンダー観などを読み取ることである。平成期に出版された「赤ずきん」は、グリム版の原典に忠実なものが多いが、同時に自由に書き換えたパロディー調のものも目立つ。注目すべきは赤ずきんと祖母が結託して狼を石桶で溺死させる後日談を紹介する絵本や、救出者が母親に変わる絵本が出現することである。フライパンで狼を殴り殺す勇敢な母親が登場するのである。これらの絵本は、「強い男に守られる弱い女」という近代のジェンダー観を刷り込む役割を果たしていない点で注目に値する。一方、狼の腹を縫うのは、男の狩人から女性の祖母や娘の仕事にすり替えられていく。獣の皮を縫うという猟師の仕事が、裁縫という家事労働に置き換えられ、女の仕事に読み替えられたのである。ここでは家のなかでする仕事は家事であり、女の仕事であるというジェンダー観が刷り込まれている。「悪なる存在」ではなく、赤ずきんと友達になりたい「善なる存在」の狼が登場し、「狼=悪」という偏見を捨てるよう説くパロディー版が出現する。教育上「人権尊重」と「警戒心」のいずれを優先すべきか、という問題が提起されているのである。
著者
風間 誠史
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.1-11, 1999

国学とは歌文の表現をめぐるなにごとかであった、という視点から真淵以後の国学と歌文の流れを俯瞰しようと試みた。真淵国学は、中世以来の雅(古典規範)を相対化することによって、十八世紀後半に多種多様な歌文を生み出す契機となった。そしてその延長において、雅という規範や美意識は意義を失い、近代の始まりを招来した。それはまた同時に、歌文の創作と学問との乖離をも決定的にした。
著者
羽藤 広輔
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.80, no.712, pp.1411-1418, 2015 (Released:2015-07-11)
被引用文献数
1

The aim of Sirai's essay, “The Jomon style”, was not to admire the Jomon culture, but to consider how to grab the inner potential of the object without being misled by its external form. His theory of tradition subsequently developed into the “theory of expansive tradition”. He objected to confining the argument over tradition to Japan and set out to consider the concept from a universal point of view. He gave shape to it and proposed a new concept, the “Eurasian style”.
著者
筒井 廣明 山口 光國 山本 龍二 三原 研一 保刈 成 鈴木 一秀 上里 元 大島 和 内川 友義 菅 直樹 牧内 大輔
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.337-340, 1996-11-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6
被引用文献数
1

[Purpose]Cuff exercises are usually performed to improve the shoulder function and to keep the condition of the shoulder of throwing athletes. Thus, there are a large number of athletes who could not acquire the expected effects of the exercises. In this study, we examined the estimation of the cuff function and the daily exercises of the athletes electromyographically.
著者
山口 光國
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.163-170, 1998

スポーツ障害肩の発生は様々な因子が考えられ,その治療に際しては種々の職種が連絡を密に取り,対応することが望まれる。スポーツ障害肩に対する理学療法の役割は,病態により生じた機能障害の改善のほか,肩関節を含めた全身の関節機能の再建を第一の目的とし,病態や,技術的能力に対しての悪影響を排除することにある。また,実際の理学療法の目的は,損傷部の改善を第一の目的とするか,機能の改善を図るのか,スポーツと言う特殊性を考慮した訓練を施すのか,症例の状態により決定される。
著者
西田 光男 飯塚 忠彦
出版者
日本頭頸部癌学会
雑誌
頭頸部腫瘍 (ISSN:09114335)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.291-296, 1998

Supraomohyoid Neck Dissection は口腔扁平上皮癌症例におき, 高頻度でリンパ節転移が認められるオトガイ下・顎下, および胸鎖乳突筋後縁より前方かつ肩甲舌骨筋より上方に位置する上中深頸部のリンパ節群のみを一塊切除する領域頸部郭清術である。胸鎖乳突筋, 副神経, 内頸静脈は温存する。一般的には選択的 (予防的) に適用されているが, 一部の症例では治療的にも実施されている。本術式は節外浸潤症例を除き, 頸部のリンパ組織が頸筋膜, 血管鞘により筋肉, 血管実質から隔絶されているという解剖により成立し, この fascia をリンパ組織とともに鋭的に切除すれば根治性を失わず, かつ筋肉, 神経, 血管の温存が可能で形態, 機能障害などの後遺症は最小限となる。しかし適応症例は厳選されねばならない。手術手技上, 上内深頸領域の郭清が難しく, 頭板状筋, 肩甲挙筋面から完全に郭清し, その郭清組織は同領域から副神経の下面を通して潜らせ前方へ運ばねばならない。