著者
休波 茂子 一宮 朋来 割石 富美子 島田 達生 那須 勝
出版者
Japanese Society of Environmental Infections
雑誌
環境感染 (ISSN:09183337)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.195-199, 1998-08-30 (Released:2010-07-21)
参考文献数
12

環境消毒として使用され始めているジクロロイソシアヌル酸ナトリウム (SDI) に対する殺菌効果について検討した.菌株はPseudomonas aeruginosaPAO 2001-2とMethicillin-resistantStaphylococcusaureus(MRSA) OMU 91007を用い, biofilm菌を作成して行った.SDIの対照として塩酸アルキルジアミノエチルグリシン (AEG) を使用した.P.aeruganosaに対する殺菌作用は, AEGに比べSDIのほうが強く約15分で殺菌し, MRSAに対する殺菌作用もSDIのほうが強く約30秒で殺菌し, また, 走査電子顕微鏡で各消毒薬によるP.aeruginosaおよびMRSAの菌体構造の破壊が観察された.手術室での消毒薬による減菌値は, AEGに比べSDIのほうが高く, MRSAを含む分離菌の減菌値はSDIでは100%であった.以上の結果より, SDIはbiofilm形成菌に対して優れた殺菌効果を有した.保管方法, 濃度調整などが容易であるという利点からも, 病院環境消毒に安全・有効な消毒剤であると思われる.
著者
高尾 憲司 濱口 幹太 上野 弘聖 松生 香里 伊坂 忠夫
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.227-235, 2018

<p>The purpose of this study is to considerate the prediction formula for marathon time based on 20-m shuttle run test and training indexes in recreational runners. 100 male and 111 female recreational runners who have experienced one or more marathon races were measured. Each participant was measured with regard to physical characteristics, 20-m shuttle run test, and answered questionnaires about his/her training (monthly running distance, frequency of training, and years of experience of running training). Moreover, participants self-reported their best marathon time. Additionally, to examine the validity of the prediction formula, 14 male and 13 female recreational runners were measured using the 20-m shuttle run test and they answered the questionnaires about his/her training. The marathon time was significantly correlated with the participant's BMI, the times of 20-m shuttle run test, the monthly running distance, the frequency of training and the years of experience of running training for both male and female runners. Subsequently, multiple regression analysis generated the prediction model for marathon time by the measurement items. Furthermore, in the examination of the validity of the prediction formula, predicted marathon time was significantly highly correlated with measured marathon time. This study suggested that the marathon time can be predicted by the 20-m shuttle run test, the monthly running distance, and the years of experience of running training and the predicted marathon time may be useful for the marathon race and training in recreational runners.</p>
著者
田中 孝平
出版者
京都大学高等教育研究開発推進センター
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
no.25, pp.37-45, 2019

わが国の大学教育において、学士課程教育の後半に卒業論文・卒業研究などの研究活動が設定されることが多い。しかし、学士課程教育の後半になって、学生がいきなり研究活動を行うことは難しい。そのため、学士課程教育全体を通して、研究の要素を取り入れた学習を体系的に実施することが求められる。そこで本稿では、研究の要素を取り入れた学習の1つとして探究学習を取り上げ、その特色や諸類型を検討し、学士課程教育プログラムにおける探究学習の位置づけを考察することを目的にした。その結果、(1)研究との関係、(2)探究の枠組み、(3)問いの設定段階、(4)問いの探究段階という4つの観点から探究学習の類型を整理することができた。また、探究学習を学士課程教育に体系化する方法として、直線型の位置づけとらせん型の位置づけという2種類の考え方を示した。今後の課題は、理論と実践を架橋しながら高等教育における探究学習の理論の精緻化を行っていくことである。
著者
和田 高士 加藤 智弘
出版者
一般社団法人 日本総合健診医学会
雑誌
総合健診 (ISSN:13470086)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.671-676, 2017

人間ドック受診者の130万人の飲酒状況を紹介する。次いで、アルコールと健康管理という観点から、総合健診受診者の中で男性4,826名を対象に、自記式質問票から週当たりの摂取エタノール量を算出し、この量と、飲酒内容、生活習慣、検査値との関連を検討した。飲酒量の増加に比例して、より不健康な生活習慣を呈した。喫煙(ブリックマン指数:本数&times;年数)、受動喫煙の増加、1日の仕事時間の増加と月間の休日日数の減少。食事のアンバランス、塩分過多の食事がみられ、1週間での朝食日数の減少、1週間で夕食が外食である日数が増加した。1日当たりの歯磨き回数、生活改善の実行率、保健指導の希望率は減少した。検査値ではBMI、腹囲、収縮期血圧、拡張期血圧、MCV、ALT、GGT、HDLコレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、尿酸はそれぞれ増加、膵アミラーゼは減少した。コリンエステラーゼには差異はみられなかった。いずれもJカーブ現象ではなく、比例関係にあった。
著者
堤 将和 今村 寛司 波多野 昌二 渡辺 忠雄
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.116-120, 1974-04-05 (Released:2010-03-01)
参考文献数
10
被引用文献数
4 8

1) 過酢酸は核酸塩基ならびにヌクレオシド単独に作用し, その作用はpHに大きく影響され, アデニン, シチジンを除く他の塩基類はpHが高くなるに従って分解されやすくなった.2) 過酢酸は核酸 (DNA) に対しても作用した. DNAに対する作用の一つはDNA塩基に対する作用であることが塩基分析の結果明らかとなった. このDNA塩基に対する作用は塩基単独の場合とは異なり酸性域で強く作用した. 中性, アルカリ性域では酸性に比べ塩基の分解は小さく, 高濃度過酢酸に対しても比較的安定であった.3) 過酢酸をDNAに作用させると粘度の低下がみられた. この粘度の低下は二本鎖DNAが一本鎖DNAになることによって起こる粘度低下よりも大きいことから, DNAの切断などの, より大きな変化がDNAに起こっていることを示唆した.
著者
塩谷 隆信 佐竹 將宏 玉木 彰 菅原 慶勇 高橋 仁美 本間 光信
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.8-17, 2012-06-30 (Released:2016-04-25)
参考文献数
30

呼吸リハビリテーション(呼吸リハビリ)は,COPD患者の日常生活を全人間的に支援する医療システムである.呼吸リハビリは,薬物療法により症状が安定している患者においても,さらに相加的な上乗せの改善効果を得ることができる.運動療法は呼吸リハビリの中心となる構成要素である.運動療法施行時には体重減少を抑制し,運動療法の効果を高めるために栄養補給療法を併用することが望ましい.近年,低強度運動療法の有用性が報告され,その普及が期待される.運動療法は,継続して定期的に行われる必要がある.維持プログラムとしては,持久力トレーニングと筋力トレーニングが主体となり,運動習慣がライフスタイルに組み込まれていることが望ましい.運動療法のなかで,歩行は性別,年齢を問わず最も親しみやすい運動様式である.

1 0 0 0 OA 春本研究

著者
中嶋 隆
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.78-79, 2012-10-10 (Released:2017-12-29)
著者
今井 福司
出版者
白百合女子大学
雑誌
白百合女子大学研究紀要 = The Fleur-de-lis review (ISSN:02877392)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.39-58, 2019-12

学校図書館を扱った大学の講義ならびに、学校図書館に関わる司書教諭の養成においては、情報技術に関する内容を取り上げることは不可欠である。本報告ではオープンデータの動きにおいて、今後の活用が見込まれるWikidataについて概要を示すとともに、「情報メディアの活用」においてWikidataを扱った授業の実践を行った。その結果、Wikidataの概略について受講生に伝えることができたものの、複雑な検索までは触れられないなど課題も残った。
著者
笹川正夫
雑誌
日本皮膚科泌尿器科雑誌
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, 1930
被引用文献数
1
著者
田村一
雑誌
日皮誌
巻号頁・発行日
vol.53, 1943
被引用文献数
1