著者
宮前 保子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.49-54, 1999

The purpose of his article is to clarify the problem on the landscape-management at historical landscape in Asuka village, Nara pref. Conclusions are below: (1) The main methods of landscape-management is to maintain economic activities which is agriculture and forestry. (2) The aim of projects about public owned land is to promote the development of sightseeing. (3) The main problems are to be left the landscape to run wild, and to be insufficient of the torchbearers. (4) Residents' perception shows that they recognize the regional-landscape honor and want the understandings and supports of all the people. To create the better landscape-management, it is significant to experiment the new methods and to prepare the total landscape planning and involve both residents' and many people's participation.

1 0 0 0 OA 武器考証 20巻

著者
伊勢貞丈
出版者
巻号頁・発行日
vol.[13],
著者
難波 正義 大島 真波 衣笠 優美
出版者
新見公立大学
雑誌
新見公立大学紀要 (ISSN:21858489)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.129-131, 2012

本学に2010 年に入学した看護学科学生64 名の朝食摂取状況を,2011-2012 年に実施した。その結果,欠食率は約30%で,その欠食の理由は,ほぼ全員が朝食摂取の時間がないということであった。また,朝食の内容を検討すると,カロリーの不足や,野菜類の摂取の不足が認められた。朝食の摂取は,健康学的に重要であるのみならず,学力アップにも重要である。その理由は,毎日の朝食摂取のためには,日常生活のコントロールが必要で,そのような規則正しい生活は,勉学に有利に働くと推定される。したがって,入学早期に朝食摂取の重要性や日常生活のコントロールについて,教育を実施する必要がある。
著者
山田 亮一 吉田 武義
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.119, no.Supplement, pp.S168-S179, 2013-08-15 (Released:2014-03-21)
参考文献数
28
被引用文献数
4

北鹿(ほくろく)地域は,本邦有数の大規模黒鉱鉱床が密集することで知られる.黒鉱鉱床は,金銀をはじめ多様な有価金属を含有し,その経済的価値も高いことから,これまで膨大な量の探鉱活動が行われた.その結果,黒鉱に関る地質・鉱床学的知見のみならず,それらと密接に関連する東北本州弧の島弧発達過程についても,時間分解能の高い詳細なデータが蓄積された.本巡検では,背弧拡大の直前に行われた陸弧安山岩の活動から,背弧海盆バイモーダル火山活動を経て島弧成立に至るまでの一連の火山活動の変遷を観察し,それらの必然的産物として形成された黒鉱鉱床について,現世海底熱水鉱床と対比しつつ,最近の知見を踏まえて新たな視点から紹介する.
著者
栗山 一秀
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.78, no.9, pp.684-688, 1983-09-15 (Released:2011-11-04)

出世魚と言われるプリは成長するにつれ, ツバス (イナダ), ハマチ, メジロ, プリとその名を変えてゆく。 またイカは変じてスルメとなる。“名は体を表わす” というが実際はそう簡単なものではない。 情報氾らんのこの世に, 清酒にまつわるもろもろの名まえを正しく理解することはこの意味で大切である。
著者
西岡 里奈 阿部 睦子 金子 京子 倉持 清美 妹尾 理子 望月 一枝
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.61, 2018

<背景と目的><br> 学習指導要領の改訂により、平成29年3月に告示された小学校学習指導要領から、小学校家庭科でも「A 家族・家庭生活(3)家族や地域の人々との関わり」の中で幼児又は低学年の児童との関わりができるよう配慮することが求められている。中学校や高等学校では、幼児や小学校低学年児との関わりは行われている。しかし、小学校では特別活動などで異学年との交流は行われているものの、家庭科の授業では少ない。そこで、本研究では六年生と一年生でスイートポテトを作る交流調理実習を行うことで、新たに小学校低学年児との関わりを取り入れた授業を開発し、小学校家庭科で異なる世代の人々との関わりを学ぶことの効果を検討する。<br><br><br><br><方法><br><br>①対象: 東京都内国立小学校六年生全3クラスのうち、1クラス34名を対象とした。このクラスについて全7時間(一年生との交流は2時間)の授業を開発した。<br><br>②ナラティブ分析:交流調理実習後に六年生が交流を思い出してナラティブを作成した。書かせる際には「文章で書くこと。時間の流れに合わせて、始めから終わりまで書くこと。そのとき自分が思ったことや、相手の様子・思っていることを書くこと。」とした。 <br><br> 一クラス分のナラティブを6人で読みあい、児童によるナラティブの特徴と、授業の効果をカテゴリーのまとまりとして確認した。カテゴリーは、中学校で小学校低学年児と交流を行った論文(倉持ら,2009)を用い、他のカテゴリーが抽出できる場合は、その点について話し合った。<br><br><br><br><開発した授業><br><br> 六年生と一年生の交流を取り入れた学習として、以下のような授業を開発した。<br><br>第一次:一年生の特徴を考えると同時に、自分の成長を実感できる授業を設定した。一年生との縦割り班(特別活動の異学年交流)やお世話での経験をふまえて、自分たちと一年生の違いを考えると同時に、自分が一年生だった頃の写真を見て自分の成長を実感する場を設けた。<br><br>第二次:六年生だけで試し調理としてスイートポテト作りを行った。自分たちで試し調理を行うことで、一年生と一緒に行うときに気をつけることやどのように関わっていったらよいかを実際に調理を通して考えられるようにした。(2時間)<br><br>第三次:試し調理をふまえて、一年生を楽しませるために交流調理実習を行うときのポイントや関わり方を考える場を設定した。<br><br>第四次:一年生と一緒にスイートポテト作りを行った。(2時間)<br><br>第五次:ナラティブを記入し、一年生と交流調理実習をして、一年生の様子で気付いた点等や自分の関わり方についてまとめを行った。<br><br><br><br><授業の効果><br><br> 中学生のカテゴリーに当てはめて、六年生の記述を分類した結果、「問題解決」に関わる内容として、「接し方」「調理安全」「前次の学び」に細分化することができた。「接し方」とは、一年生との関わり方に言及したもので「待ち時間にあきてしまわないように、たくさん話しかけるようにした」などで、「調理安全」とは調理の際の安全に関わるもので、「前時の学び」とは「前回の授業で、一年生に楽しんでもらうために、調理器具の名前クイズをするとあったので、実際にやってみました」など既習事項を活用したものである。このことから、六年生が一年生との交流を通して様々な問題に直面したが、一年生に楽しんでもらうために自分達で課題に対して向き合い、解決していったことが分かった。

1 0 0 0 OA 天保撰要類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[331] 第百二十 下 附録 弐,

1 0 0 0 OA 青梅町古證文

巻号頁・発行日
vol.[1]紙背, 1674
著者
永田 俊
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.1-18, 2019-01-15 (Released:2019-01-24)
参考文献数
63

溶存有機物を起点として細菌から原生生物やウィルスへとつながる微生物食物連鎖(微生物ループ)は,海洋の炭素・窒素循環の駆動システムとして重要な役割を果たしている。しかし,中・深層における微生物ループの変動や制御機構については未解明の点が多く,海洋生物地球化学モデルへの微生物過程の組み込みは依然として初歩的な段階にある。筆者は,1990年代に,深層における細菌の地理的分布に着目した研究を行い,粒子の沈降フラックスと,深層の細菌生産が共役していることを見出した。その後,この研究は,南北太平洋と南大洋を含む広域的な南北断面観測や,外洋域の定点での時系列観測へと発展した。その結果,表層からの炭素輸送と中・深層の細菌生産の応答の間に,時間的なずれが生ずる場合があることや,中・深層の微生物プロセスが従来考えられていた以上にダイナミックであることなどが明らかになってきた。本稿では,海洋の中・深層における微生物ループ研究の歴史的な流れを概説するとともに,ウィルスや細菌が関与する炭素循環制御システムの実験的な解析についてのいくつかの研究事例を紹介する。また,今後の課題として,表層から中・深層への炭素鉛直輸送の主要媒体である,凝集体(マリンスノー)の形成と崩壊に関わるメカニズムを解明することの重要性を指摘する。
著者
Namangala Boniface Hachaambwa Lottie Kajino Kiichi Mweene Aaron S. Hayashida Kyouko Simuunza Martin Simukoko Humphrey Choongo Kennedy Chansa Pamela Lakhi Shabir Moonga Ladslav Chota Amos Ndebe Joseph Nsakashalo-Senkwe Mutale Chizema Elizabeth Kasonka Lackson Sugimoto Chihiro
出版者
BioMed Central
雑誌
Parasites & Vectors (ISSN:17563305)
巻号頁・発行日
vol.5, 2012-12-04
被引用文献数
1 36

Background: Loop-mediated isothermal amplification (LAMP) is a novel strategy which amplifies DNA with high sensitivity and rapidity under isothermal conditions. In the present study, the performance of the repetitive insertion mobile element (RIME)-LAMP and human serum resistance-associated gene (SRA)-LAMP assays were evaluated using clinical specimens obtained from four male patients from Luangwa and Zambezi valleys in Zambia and Zimbabwe, respectively. Findings: The cases reported in this preliminary communication were all first diagnosed by microscopy, through passive surveillance, and confirmed by both RIME-LAMP and SRA-LAMP. A good correlation between microscopy and LAMP was observed and contributed to staging and successful treatment of patient. RIME-LAMP and SRA-LAMP complimented each other well in all the cases. Conclusions: Both RIME-LAMP and SRA-LAMP were able to detect Trypanosoma brucei rhodesiense DNA in patient blood and CSF and hence confirmed HAT in the parasitaemic patients. Our study indicates that the LAMP technique is a potential tool for HAT diagnosis, staging and may be useful for making therapeutic decisions. However, no statistically significant conclusion may be drawn due to the limited sample size used in the present study. It is thus imperative to conduct a detailed study to further evaluate the potential of LAMP as a bedside diagnostic test for HAT.
著者
金井 光代 中村 弥生 田中 直人 近藤 尚子
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.56-59, 2018-03-09 (Released:2018-05-18)
参考文献数
2

本事業では、服飾分野における機関横断型デジタルアーカイブの構築に向けて、服飾資料収蔵機関への訪問調査を行うとともに、服飾資料収蔵機関・有識者・先進的取り組みを行っている機関との連携構築に向けてのネットワークづくり、情報収集に努めてきた。その結果、データベースを一般公開している機関は約半数にとどまることが明らかになった。各機関とも、公開に意欲はあるものの、構築・継続的公開のための人員、予算、ノウハウがなく、実際に公開するには至っていない。また、公開の目的、想定利用者が各館で異なることが分かった。横断検索システム構築には、共通の目的、利用者を設定することが重要であるため、その先導役、取りまとめ役を担う拠点の存在が必要不可欠であることも明らかになった。本報告では、機関横断型デジタルアーカイブ実現に向けて取り組んできたこれまでの活動を報告すると共に、今後の展望についても言及する。
著者
前田 稔
出版者
九州大学
巻号頁・発行日
1974

博士論文
著者
藤井 郁雄
出版者
九州大学
巻号頁・発行日
1986

博士論文
著者
北尾 靖雅
出版者
京都女子大学・京都女子大学短期大学部
雑誌
生活造形 (ISSN:09199349)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.62-73, 2007-02-08

本論は戦後の近代建築運動を都市デザインの視点からとらえ、近代都市デザイン運動を近代建築史において位置づける事を目的とする研究の一部である。本論では、近代建築運動のひとつの特徴として、建築家のコラボレーションに着目した。建築家のコラボレーションは近代建築運動が押し進められたCIAMの結成時に提唱された概念である。特に、第二次世界大戦後、建築家が相互に連携を深め、第二次世界大戦後の都市の再建/復興の一翼を担っていた時代(1945〜1970年)に行われた都市デザインプロジェクトのシステムやプロセスを分析するものである。特に、本論では第二次世界大戦後の西側諸国における民主主義の広まりを背景として、都市デザイン運動を民主主義の観点から考察を行っている。民主主義の世界的な広まりと協働による都市デザイン運動がどのように関連しているのか、そして、協働設計がどのような都市空間や都市形態を造り出してきたのかを論じた。民主主義の社会をどのように都市空間的に表現したのかを明らかにすることを、本論では試みている。そこで民主主義の形態に関して、社会学者のライプハルトは第二次世界大戦後の民主主義社会を4形態に分類している。この4分類の民主主義社会と都市デザインの方法や実現した都市空間の特質を本論ではまとめている。ライプハルトの民主主義社会のモデルを用いて、都市デザインのプロジェクトの特徴をとらえる事ができた。以上の内容を議論するために、1)民主主義と建築家のコラボレーションの関係を議論した、2)建築家の協働により形成された都市形態に関して分析した、3)ライプハルトの社会モデルを設計プロセスに適用し、建築家のプロジェクトへの参加方法の観点から都市デザインプロジェクトを分析した、こうした分析から、4)民主主義の理念や理想を都市計画的に表現する手段として、近代の建築家たちが民主主義的な設計方法(プロセス)を用いて戦後の都市再建を押し進めていったことを議論し、さらに5)都市形態を民主主義の形態と比較した.その結果、アメリカ型の民主主義を採用する国や地域における協働設計において、都市空間を構成する建築デザインが自由化し、都市景観デザインが多様化する傾向がある事がわかった。一方、オランダやベルギーなどにおける緩やかな民主主義を進める国における協働都市デザインにより、建築物はある一定のデザインの傾向を持つものの、全体として多様性が保証される、多様性と統合を実現する都市景観が形成されていることなど、民主主義の形態と都市デザインの間にある一定の関連がある事が把握できた。民主主義のひとつの現れである都市景観が戦後の民主主義国家の民主主義の形態を反映している事が明らかになった。以上の分析から、多様化の民主主義を目指したベネルクス三国の民主主義のモデルが多様性を指向する現代社会において、民主主義的な都市デザインを実現する可能性がある事を示した。
著者
(遼) 釋行均 撰
巻号頁・発行日
vol.[7], 1600
著者
津田 明雅
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2006

文博第352号