著者
松田 徹
出版者
麗澤大学中国研究会
雑誌
中国研究 (ISSN:09194177)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.27-42, 2018-01-31
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.339, pp.71-73, 2001-04-02

「Lモード」を巡る騒動に終止符が打たれた。NTT東西地域会社は,インターネット事業に本格進出する確固たる道筋を付けることができた。一方総務省は,Lモードの認可に有効な制約を設けることができなかった。一連の騒動から浮き彫りになったのは,NTT法の理念とその実効性のかい離だ。 半年近くにわたりNTT東西地域会社,総務省,KDDIなどが繰り広げた「Lモード事件」(写真1)。
著者
小森 浩二 塙 由美子 山本 淑子 古前 竜平 山崎 裕己 中野 祥子 三田村 しのぶ 宮﨑 珠美 菊田 真穂 高田 雅弘 首藤 誠
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.8, pp.905-911, 2013
被引用文献数
2

&nbsp;&nbsp;Loxoprofen (Loxonin<sup>&reg;</sup>), an antipyretic painkiller, was approved as an over-the-counter (OTC) drug (Loxonin<sup>&reg;</sup>-S) in January 2011. With regard to self-medication using OTC drugs, the information that pharmacists provide to consumers is very important. Although loxoprofen is a very versatile drug and can be used during breastfeeding, information regarding its mammary gland transfer is inadequate. In this study, we established a simple method to evaluate mammary transfer of drugs, and compared loxoprofen's mammary gland transfer with that of aspirin. Loxoprofen 12 mg/kg and aspirin 132 mg/kg was orally administered to mother mice (ddY), and blood and milk samples were collected. Twenty microliters of ethanol was added to the blood and milk samples (10 &mu;L), and the mixture was centrifuged for 15 min (12000 <i>g</i>); the supernatant was analyzed by high-performance liquid chromatography. Since aspirin was immediately metabolized, we analyzed salicylic acid concentrations. Maximum concentration of loxoprofen was observed at around 15 min after its oral administration, with the concentrations in the blood and milk being 2.9 and 0.5 &mu;g/mL, respectively. The drug was metabolized promptly thereafter. In contrast, maximum concentration of salicylic acid was observed at 30 min after aspirin administration, with the concentrations in the blood and milk being 187.2 and 64.4 &mu;g/mL, respectively. These concentrations remained constant from 60 to 120 min. Salicylic acid could be detected 240 min after aspirin administration. Thus, mammary gland transfer of loxoprofen is lower than that of aspirin, suggesting that loxoprofen does not accumulate in milk.<br>
著者
佐川 元保 西井 研治 原田 眞雄 前田 寿美子 丸山 雄一郎 三浦 弘之 三友 英紀 村田 喜代史 中山 富雄 芦澤 和人 遠藤 千顕 小林 健 佐藤 雅美 澁谷 潔 祖父江 友孝 竹中 大祐
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.73-76, 2018

<p>肺がん検診は1987年に導入されたが,当初,多くの自治体や検診機関は「二重読影や喀痰細胞診の方法がわからない」状況であり,肺がん検診セミナーはそれらの需要に応えるものであった.それから30年以上経過し,「肺がん検診の方法を全国に広める」という本セミナーの当初の役割はほぼ達成され,同形態での実施の必要性は乏しくなった.精度管理の全国的な均てん化は不十分だが,セミナーという形態では改善できない.一方,肺癌診療医の読影技術向上への意識は高いが,学術集会においてそれに資するプログラムは少ない.また,学会員の多くが検診発見肺癌例の診療をしているにもかかわらず実際の検診に携わっていない現実を考えれば,「肺がん検診」の仕組みや現状に関する教育的な講座の必要性は大きい.そこで,2017年で「肺がん検診セミナー」を終了し,学会員対象で学術集会に組み込む以下の①②③と,地域での検診従事者を対象とした④へ移行することにした.①若手~中堅医師に対する「肺がん検診」のシステムや現状などについてのレクチャー.②気軽に参加できる読影セミナー.③必要時に,学術集会長に委員会企画枠を依頼.④検診技術・精度管理に関する地域での検診従事者講習会などの講師に委員を推薦.</p>
著者
小川 藍 霍野 晋吉
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.81-86, 2015-06-20 (Released:2016-06-20)
参考文献数
10

神経症状を示す3頭のウサギに対し,血液学的検査やX線検査,超音波検査,エンセファリトゾーン抗体検査,神経学的検査等を行い,神経疾患が強く疑われた。これらの症例に対し,MRI検査あるいはCT検査を実施し,臨床症状や治療経過を含めて,内耳/中耳炎,水頭症,脊髄軟化症と診断された。ウサギの神経疾患において,MRI検査やCT検査は犬や猫と同様に有用な検査の一つと思われた。
著者
松尾 晴年 尾藤 和代 藤原 恒昭
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーション (ISSN:1347491X)
巻号頁・発行日
no.51, pp.22-26, 2002-01-10

福田明孝、69歳男性。都市部で家族と同居している。9カ月前に脳ドックで微小脳梗塞が発見され、再梗塞予防と脳循環代謝の改善のため、カラン錠(一般名:ビンポセチン)とバファリン81mg錠(一般名:アスピリン・ダイアルミネート)が4週間おきに定期処方されていた。この日は、2001年8月末という設定。患者は、定期通院後に処方せんを持って薬局を訪れた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.97, pp.51-53, 2005-11-10

熱がある、頭が痛い、生理痛がある、歯が痛い——など様々な痛みや炎症に用いられる解熱鎮痛剤。季節変動があまりなく、年間を通じて一定の需要がある商品カテゴリーだ。常備薬とはいえ頓服で用いられるので、市場規模はそれほど大きくないが、メーカーや小売りが販売に力を入れなくても安定した売り上げが見込める。
著者
岡田 満 吉岡 加寿夫 磯川 貞之 竹村 司 木下 智弘 赤野 則久 牧 淳
出版者
社団法人 日本腎臓学会
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.1195-1199, 1992

This paper describes a case report of acute interstitial nephritis associated with Bufferin(R). A 15-year-old girl were referred to our hospital due to fever and renal dysfunction. Laboratory findings showed elevation of serum BUN and creatinine, and increased urinary &beta;2-MG excreation. Light microscopic findings of her renal biopsy specimen revealed edema and numerous inflammatory cells in the interstitium, and minor alterations in glomeruli. The interstitial infiltrates consisted mainly of T cells and also monocytes/macrophages. Interstitial cells were labelled with antibodies to interleukin (IL)-1 and tumor necrose factor (TNF). Bufferin(R) was positive by lymphocyte stimulation test . Thus, we considered that this drug was causative in this case. This observation suggests the participation of cell -mediated immune injury in drug induced acute interstitial nephritis .
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.123, pp.27-35, 2008-01-10

博多恒夫、55歳男性。内科診療所を受診して、近くの薬局を訪れた新患。最近、OTCの頭痛薬の服用頻度が増えてきたのを心配して受診した。薬歴簿作成のためのアンケートには、他科受診の欄に「以前、頭痛で別の診療所を受診し、ロキソニン(一般名:ロキソプロフェンナトリウム)が処方された」との記載があり、併用薬の欄には「バファリンなど」とあった。
著者
中山 喜弘
出版者
南山堂
雑誌
治療 (ISSN:00225207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.8, pp.1659-1661, 1969-08
著者
塚崎 公義
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学商学研究 (ISSN:1342047X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.79-92, 2005-06

(1)株価の下方へのバブルは合理的バブルとして成立しえない。バブルの永続可能性を合理的バブルの必要条件とすると、株価の下方バブル(株価がファンダメンタル価格から下方に乖離していくバブル)は合理的バブルとして成立しえない。これは投資家がリスク中立的であってもリスク回避的であっても同様である。実際の株価をP、株式のファンダメンタル価格をF、バブルをBとすると、下方バブルの場合にはP=F-Bとなるが、バブルが持続する場合について市場が予測するBの成長率はFの成長率を凌駕するため、バブルが永続した場合について市場の予測する将来のPがマイナスになってしまうからである。(2)円の対ドル価値の下方へのバブルは合理的バブルとして成立し得る。ドルのファンダメンタル価格をF円、バブルをB円とすると、1ドル=F+B円となる。日本人(円保有者)の為替投機によりドル高のバブルが発生したと仮定する。このとき、米国人(ドル保有者)にとっては円安のバブルが生じていることになる。ファンダメンタル価格は1/F(ドル/円)、実際の価格は1/(F+B)(ドル/円)であり、その差がバブルの規模である。米国人投資家(ドル保有者)が少しでもリスクを許容できるならば、バブルが一定規模に達した段階でバブルを「空売り」することが合理的である。彼等にとっては、バブルの成長率が逓減していくことで「空売り」に際してのリスクが減少していくからである。したがって、ドル高(=円安)のバブルは永続しえず、合理的なバブルとは言い得ない。しかし、米国人投資家が完全なリスク回避主体であれば、バブルの「空売り」は行なわない。バブルが拡大を続ける可能性がある以上、バブルの「空売り」にはリスクが伴うからである。したがって、この場合には、日本人投資家によるドル買いバブルが永続する可能性があり、「ドル高円安」の合理的バブルが成立し得ることとなる。
著者
飯吉 令枝 杉田 収 佐々木 美佐子 丸山 雄一郎 佐藤 一範 稲野 浩一
出版者
新潟県立看護大学
雑誌
新潟県立看護短期大学紀要 (ISSN:13428454)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.27-32, 1996

血液透析患者の高いアルミニウム値と脳症,骨症との関係は知られている。新潟県立中央病院(上越市)で血液透析を受けている患者76人に対して,血清アルミニウム値を調べたところ,14名(18%)にアルミニウム高値者が存在した。そこで,患者が日常生活においてアルミニウムを取り込む原因となるものについて調査を行った。その結果,アルミニウム高値患者は透析年数が15年以上の患者と,アルミニウム化合物を含む市販薬(バファリン,太田胃酸,熊の胆等)の服用者に見られた。また高値患者の1人は,アルミニウムが多く含まれていたウーロン茶を飲用していた。日常飲用している水道水にもアルミニウムが含まれるが,その含有量は浄水場によって異なり,城山浄水場からの水道水が高値を示した。さらに,古いアルミニウム製品からアルミニウムが多く溶出することも分かった。
著者
仁井谷 暁子 松浦 浩徳 藤本 亘 河野 匡彦 石原 諭 堀家 英之 佐々木 環 佐々木 慎理
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.387-392, 2008-08-01
参考文献数
13

単純血漿交換法を施行した中毒性表皮壊死剥離症(toxic epidermal necrolysis;TEN)の2例を報告する。症例1:50代の女性。感冒様症状に対し,ルル<SUP>&reg;</SUP>,バファリン<SUP>&reg;</SUP>,アルピニー<SUP>&reg;</SUP>坐薬を使用後発症。症例2:60代の男性。急性心筋梗塞を発症し,治療過程で多剤を使用しており原因薬剤は特定できず。いずれもステロイドパルス療法を施行後も紅斑,表皮剥離が進展し,単純血漿交換法を施行した。2例とも数日以内にびらん面の上皮化が認められたが,症例2は急性心不全により死亡した。TENの発症機序にFas/Fas系を介した表皮角化細胞のapoptosiが提唱されているが,自験例では血漿交換施行前の患者血清中sFasLの上昇が認められなかった。自験例で単純血漿交換法が有効であったことはTENの発症&middot;進展にはsFasL以外にも重要な因子が関与する可能性を示唆している。
著者
山内 雅子
出版者
日本音楽教育学会
雑誌
音楽教育学 (ISSN:02896907)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.11-23, 2011 (Released:2017-08-08)
参考文献数
8

平成20年告示の学習指導要領において, 日本の伝統的な歌唱の指導がさらに重視されたものの, 音楽教師の多くが日本の伝統的な歌唱について専門的な知識と技能をもっていないことから, 実践に広がりが見られない。そこで, 一般的な音楽教師が指導可能な長唄の指導法を明らかにすることを目的として, 本研究に取り組んだ。 長唄のスペシャリストによる指導と長唄の経験のない音楽教師による指導の比較を通して, 歌唱の到達度を統計的手法を用いて検証すると共に, スペシャリストの指導と児童の変容の観察を通して, 一般的な音楽教師も適切な音源を用いて, 歌うときの姿勢と発声の仕方についてポイントを押さえた指導を行うことで, 長唄の歌唱表現の指導を行うことができることを明らかにした。また, 五線譜を用いないことの重要性や音源を聴いて作成する歌詞譜の有効性, さらに日頃の合唱指導との関わりについても言及した。
著者
南条 尚志
出版者
一般社団法人 日本複合材料学会
雑誌
日本複合材料学会誌 (ISSN:03852563)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.141-149, 2007-07-15 (Released:2009-08-11)
参考文献数
7
被引用文献数
1 2