出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.604, 2014-11-24

今のところ、材料混入の経緯は明らかになっていない。しかし関東地整は、鉄鋼スラグが大同特殊鋼の渋川工場(群馬県渋川市)から出荷されたものとみて、工場に聞き取り調査を実施。関東地整が群馬県内で1991年度以降に発注した47工事に対して、鉄鋼スラグを出…
著者
岡本 耕一 岡村 誠介 井本 佳孝 木村 哲夫 竹内 尚 宮本 弘志 四宮 寛彦 岡久 稔也 和田 哲 高山 哲治
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.260-266, 2012-02-20
参考文献数
13

症例は63歳,女性.検診にて異常を指摘され当科に紹介された.内視鏡検査にて十二指腸球部に細長い突起物を認め,内視鏡的ポリペクトミーを行った.この突起物は,病理組織学的に正常十二指腸粘膜で覆われBrunner腺の増生と拡張した静脈を有する粗な粘膜下組織を認め,内部に大小の嚢胞状に拡張した腺が認められた.本症例は稲本らやEzoeらにより提唱されたintraluminal duodenal protrusionやElongated non-neoplastic duodenal polypなる概念に相当するものと考えられた.
著者
満野 仁美 中川 知樹 土居 英男 望月 祐志
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.111-112, 2018 (Released:2018-10-06)
参考文献数
4
被引用文献数
1

We have developed several Scratch-based educational programs for the students in a first-year university chemistry course. Demonstrative programs were made for chemical bonding and chemical thermodynamics. Making of such programs could be easy even for students without coding skills and be valuable for self-education as well.
著者
林 耕司
出版者
日本コミュニケーション障害学会
雑誌
コミュニケーション障害学 (ISSN:13478451)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.41-45, 2006-04-30
参考文献数
3

「命を救うような気持ちで言葉を聴いてほしい」「良い環境とは周囲に響き合う魂があることである」「ゆっくり話し良く聞いて虹の橋」筆者はこのようなコミュニケーション障害者が語ってくれる言葉たちに力を得てコラボレーションセラピーを展開してきている.コミュニケーション障害の現場はSTの手によって深く耕され,滋養を与えられていかなければならない.そのためにはコミュニケーション障害者とコミュニケーションパートナー(家族・専門家・会話ボランティア)が協働し,心を響かせ合いながら具体的な方策を展開し,より良い環境を創り上げ未来を切り拓いていく必要があると考えている.この協働=響同作業をコラボレーションセラピーとよびたいと思う.次の4つの方策を展開している.(1) 芸術活動を通した楽しみの共有.(2) 会話ボランティアの養成.(3) コミュニケーション障害者を取り巻く専門職への教育.(4) 失語症友の会支援やグループ訓練の継続.
著者
Kazuya Adachi Tomotaro Dote Emi Dote Go Mitsui Koichi Kono
出版者
Japan Society for Occupational Health
雑誌
Journal of Occupational Health (ISSN:13419145)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.235-241, 2007 (Released:2007-06-13)
参考文献数
18
被引用文献数
14 17

Cadmium fluoride (CdF) is commonly used as an insulator for ulta high speed mass telecommunications equipment, and there is a considerable risk that industrial workers will inhale CdF particles. Despite the possibility that acute exposure can cause harmful systemic effects, there are no studies to date that address the health consequences of acute CdF exposure. This study therefore aimed to determine the acute lethal dose of CdF and its effects on various target organs, including the liver and kidney. We also determined the effect of CdF on serum electrolytes and acid-base balance. The effective lethal dose was determined and dose-response study was conducted after intravenous administration of CdF in rats. The 24 h LD50 of CdF was determined to be 3.29 mg/kg. The dose-response study used doses of 1.34, 2.67, 4.01 mg/kg CdF. Saline or sodium fluoride solution were used for controles. Severe hepatocellular injury was induced at doses greater than 2.67 mg/kg, as demonstrated by AST and ALT activities greater than 1,500 IU/l in rats injected with a dose of 4.01 mg/kg. Acute renal failure was induced at doses greater than 2.67 mg/kg. Decreased serum Ca, increased serum K and metabolic acidosis were induced at a dose of 4.01 mg/kg. Decreased serum Ca was caused by exposure to ionized F. CdF has the strongest lethal and hepatic toxicity among all Cd containing compounds.
著者
笈川 大介 高尾 洋輔 村田 真一郎 竹内 弥 下山 啓吾 関根 嘉香
出版者
一般社団法人 室内環境学会
雑誌
室内環境 (ISSN:18820395)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.113-121, 2011
被引用文献数
2 3

東日本大震災により多くの住民が避難生活を余儀なくされている。避難者の生活を一時的に安定させるため,約72,000戸の応急仮設住宅(以下,仮設住宅)が宮城県,福島県,岩手県などに建設されている。一方,国外の災害において,仮設住宅に避難した住民が高濃度ホルムアルデヒド曝露により健康被害を受けた事例がある。宮城県では国土交通省の指示に基づき,仮設住宅の供給メーカーに対して1発注につき1戸(50~60戸に1戸)の割合で住宅性能表示制度に定める特定測定物質5物質(ホルムアルデヒド,トルエン,キシレン,エチルベンゼンおよびスチレン)の室内濃度測定を課し,仮設住宅の空気性能の管理に務めている。しかしながら法定5物質以外の物質が室内空気を汚染する可能性があり,詳細な化学物質調査が必要である。そこで筆者らは,宮城県の協力のもと,2011年6月20日に宮城県内1地区の仮設住宅5戸,6地点を対象に室内空気中化学物質濃度の現地調査を行った。対象物質はアルデヒド・ケトン類3物質,揮発性有機化合物43種類およびTVOC(Total Volatile Organic Compounds)濃度とした。その結果,法定5物質を含む室内濃度指針値の設定されている物質は,測定点全てにおいて指針値以下の濃度レベルであった。しかしTVOC濃度は1700~3000μg/m<sup>3</sup>で暫定目標値の4倍~7.5倍であり,指針値の設定されていない化学物質の寄与が高かった。
著者
大野 芳材
出版者
青山学院女子短期大学
雑誌
青山学院女子短期大学総合文化研究所年報 (ISSN:09195939)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.75-95, 2001-12-25

ジャン=バティスト・ジュヴネガ,ルイ・ル・グラン広場のカプチン会の求めで,『キリストの十字架降下』を描いたのは1697年のことであった。キリストの生涯で礫刑に続くこの場面は,すでに9世紀以来の図像の歴史が知られている。そのなかで16世紀半ばのダニエーレ・ダ・ヴェルテッラの劇的表現は,以後の図像に多大な影響を与えた。宗教的混乱の終結後の活発な布教活動を背景に,ジュヴネに先立つフランスの画家たちも,このイタリア人画家とルーベンスのアントウェルペン大聖堂にある絵画から,強い霊感を受けつつ制作した。シャルル・ル・ブランがリヨンのカルメル会のために描いた『十字架降下』は両者を範に仰ぎつつ力強い表現を志向する一方,フランス古典主義絵画の体系化を計った画家にふさわしい特徴を併せもっている。ジュヴネはル・ブランから重要な要素を借用しつつ,いっそう劇的な内容の作品を生み出した。優美で軽妙な絵画へと趣味が移り行くなかで,プッサンの伝統を受け継ぐ宗教画家としてジュヴネの資質を,この絵画は明らかにする。
著者
大沼 保昭
出版者
法学協会事務所
雑誌
法学協会雑誌 (ISSN:00226815)
巻号頁・発行日
vol.97, no.4, pp.p455-536, 1980-04
著者
松崎 正治 竹本 裕子 村上 忠勝
出版者
日本暖地畜産学会
雑誌
日本暖地畜産学会報 (ISSN:09143459)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.64-66, 1994

強制休産後も産卵ピーク時から間欠照明を実施することによって, 点灯時間の短縮による電気代節約の他, 飼料要求率改善効果による経済性の向上が見られた。
著者
徳永 透
巻号頁・発行日
vol.4, pp.64-65,
著者
宮地 毅
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会誌 (ISSN:09170855)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.207-214, 2008-09-30 (Released:2010-05-31)
被引用文献数
1 1

生活協同組合コープこうべは, 第二次オイルショック時の物不足パニックの反省に立ち, 1978年から「買い物袋再利用運動」を始めた。店舗のレジ袋を何度も再利用しようという運動で, 「再利用カード」を発行して持参した方にスタンプを押し, 10回の再利用で商品を50円値引きする制度を導入した。しかし, この運動による買い物袋持参率は15%程度であり, さらに多くの組合員の協力を実現するため, 1995年6月からはレジ袋が必要な方は1枚5円で自主的に代金箱にお支払いいただく方式に変更した。これによって持参率は77.4%と飛躍的に向上した。そして2007年6月からは, 食料品を扱う全店舗でレジ精算方式に切り替え, 同時に兵庫県内の各市町と協定を締結 (2008年8月末現在で13市2町) して地域と一体となった取り組みをすすめた。その結果, 2008年6月には全店平均で持参率は90.4%となり, 目標の9割に達することができた。