著者
金森 逸作
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.109, no.3, pp.C38-C40, 2004-06-20 (Released:2017-10-02)

非可換性を導入することで、格子上でもLeibnitz則とnilpotencyを持った微分形式を定義できる。我々はClifford積と呼ばれる微分形式同士の演算を格子上で定義し、それを用いてDirac-Kahlerフェルミオンを記述した。得られた格子フェルミオンはstaggeredフェルミオンであり、結合則を持つClifford積で記述したため、容易にゲージ不変な作用を書き下すことができる。この報告は河本昇氏(北大理)との共同研究[1]に基づく。
著者
有吉 真弓 アリヨシ マユミ Mayumi Ariyoshi
雑誌
RUGAS : 立教大学地理学人類学研究
巻号頁・発行日
vol.15, pp.23-30, 1997-12-31 (Released:2013-06-14)
出版者
皇學館大学
巻号頁・発行日
2018

元資料の権利情報 : CC BY-NC-ND
著者
福田 昌史
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.85-94, 2017 (Released:2017-12-01)
参考文献数
26

The Yomiuri Shimbun introduced dual-frame RDD surveys of landline and cell-phone users for monthly public-opinion surveys. To improve the survey methods, this study investigated experimental dual-frame RDD surveys. The results show that cell-phone surveys are a feasible method for use in Japan, improve the coverage of telephone surveys, effectively reach young respondents, and produce data of adequate quality. The unequal weighting effects (UWEs) of the dual-frame surveys were also examined to measure increases in variance. Increases in variance due to weighting were small, and the UWE was better than in single-frame landline surveys.

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著者
ユーゴー 著
出版者
民友社
巻号頁・発行日
1889
著者
鴻上 喜芳
出版者
日本保険学会
雑誌
保険学雑誌 (ISSN:03872939)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.615, pp.615_89-615_108, 2011-12-31 (Released:2013-03-22)
参考文献数
17

米国の医療事故訴訟にかかるコストは1970年代以降ほぼ一貫して上昇し,かつこの間に三度保険危機があったために,医師・病院が医療事故賠償責任保険にアクセスし難くなり,防衛的な医療となったり患者の受診機会が阻害されたりする問題となっている。これに対し,州・連邦は不法行為制度改革を中心とする取組みを行ってきたが,近年は法改正を伴わない新たな取組みも出現してきている。これらの効果もあり,2005年からは医療事故訴訟コスト,医療事故賠償責任保険引受成績とも落着きを見せている。一方,保険危機により,保険マーケットには大きな変化が生じている。株式会社形態保険者がシェアを減らし,代わってRRGが躍進してきた。また,引受約款はオカレンスからクレームズメイドに移行してきている。米国の状況を参考にし,日本の保険者においては,医師賠償責任保険の安定的な保険運営,医師賠償責任保険へのロングテール導入,ならびに医師と患者の良好な関係を維持する新たな無過失補償保険の開発の検討が期待される。
著者
木口 倫一 岸岡 史郎 小林 悠佳 深澤 洋滋 阪口 晴香
出版者
和歌山県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

慢性疼痛の分子基盤解明を目的とし、核タンパク質であるヒストンの役割に着目した。末梢神経傷害後にはマクロファージなどの免疫細胞が浸潤し、ケモカインに代表される種々の疼痛増悪因子を産生する。これらの発現はヒストンのアセチル化やメチル化修飾に基づいて生じることを明らかにした。またヒストン修飾を受けたマクロファージは疼痛増悪に関与する性質に変化しており、薬物処置によりそのマクロファージを沈静化させると慢性疼痛が改善することを見出した。結論として、マクロファージにおけるヒストン修飾変化が慢性疼痛病態の鍵であり、新たな治療標的として期待される。
著者
学生編集委員
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.45-52, 2019-01-05 (Released:2019-01-05)
参考文献数
11
著者
渡辺 勝敏 前田 洋志
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.409-420, 1995-02-21 (Released:2010-06-28)
参考文献数
23

遺伝学的に別種であることが示されている日本産ギギ科魚類2種, Pseudobagrus aurantiacus (Temminck and Schlegel) (アリアケギバチ) とそのシノニムとして扱われてきたP. tokiensis Döderlein (ギバチ) について, 模式標本を含む多数の標本を基に両種を再記載し, 形態比較を行った.その結果, P. aurantiacusは, より高い背鰭, 胸鰭棘前縁を広く覆う顕著な鋸歯列, 外向きの1-3歯を伴うより高密度な同後縁鋸歯列, より幅広い上後頭骨突起, 上後頭骨突起と同程度の長さの大きな上神経骨, 幅広い擬鎖骨後方突起 (後端>20°), 外翼状骨から大きく離れた舌顎骨前縁より明瞭な若魚の体斑パターン, 等によってP. tokiensisから区別された.