著者
工藤 忠宏
出版者
九州大学
巻号頁・発行日
1976

博士論文
著者
吉川 博道 田村 廣人 市来 弥生 長 普子 嵐谷 奎一
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.295-305, 2003-09-01 (Released:2017-04-11)

ヌクレオシドを構成する糖が, アキラルで安定な非環状糖からリボースやデオキシリボースヘ進化したとするJoyceなどの仮説をもとに, ペンタエリトリトールを糖残基として持つ新規な擬似ヌクレオチドのデザインと合成を行い, その生物活性を検討した. 合成した化合物は真核生物に対して毒性を示さなかったが, 原核生物であるスピルリナに対しては, アデニン, ベンズイミダゾールあるいは6-クロロプリンをヌクレオチドの塩基としてもつ化合物が100ppmで増殖阻害活性を示した. Vero細胞を用いたプラーク形成試験において, Herpes simplex virus (HSV) には塩基として6-クロロプリンを持つ化合物が, Parainfluenza virus (PIFV) には, 6-クロロプリン, 2-メチルメルカプトベンズイミダゾールあるいはグアニンを持つ化合物がプラーク形成阻害活性を示した.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1946年08月10日, 1946-08-10
著者
若森 和彦 カザウラ カムギシャ 鈴木 敏司 大前 和憲 松本 充司 高橋 浩一 松本 秀樹 村上 匡亮 有本 好徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.91, no.1, pp.28-37, 2008-01-01
被引用文献数
16

無線システムにとって,光ファイバ網との間でインタフェースを意識させない相互接続環境の実現は究極の目標の一つである.本論文では,光無線方式によるファイバ-空間-ファイバの間を一貫して光信号のまま伝送するフル光接続を提案し,その実現に向けた実験的検討,特に大気揺らぎの影響及び装置設計について述べる.ファイバと無線区間を意識させず,伝送する光信号に何ら変更を加えない,フル光接続を実現する次世代光無線システムを実現するためには,空間光をシングルモードファイバヘ安定して導光する技術を確立する必要がある.そのためには,大気揺らぎによる受光強度変動の制御が必須である.そこで,我々は大気揺らぎの特性を長期の実験により評価し,次世代光無線システムの設計に有効な性質や指標を明らかにした.そして,大気揺らぎによる到来角度変動を制御し,空間とシングルモードファイバを効率的に結合する受光光学系を導入した光無線装置を開発した.この装置を使い,10Gbit/s 伝送やDWDM伝送というこれまで実用化されている光無線システムでは実現できなかった大容量通信を安定的に実現できることを示した.この結果は,次世代光無線システムが,ビットレートや伝送プロトコルに依存しないファイバと等価な伝送路を提供できる可能性があること,更に光と無線システムの融合をファイバ中のみならず無線区間においても実現できる可能性を示唆している.
著者
斉木 美知世
巻号頁・発行日
2007

筑波大学博士 (言語学) 学位論文・平成19年3月23日授与 (甲第4210号)
著者
ヴォロビヨワ ガリーナ ヴォロビヨフ ヴィクトル
出版者
国立国語研究所
雑誌
国立国語研究所論集 (ISSN:2186134X)
巻号頁・発行日
no.12, pp.163-179, 2017-01

本稿では,非漢字系日本語学習者の漢字学習を困難にさせている「膨大な学習対象漢字の量」,「漢字字体の複雑さ」,「漢字を構成する要素の多さ」という阻害要因について検討した。そして「漢字学習能力段階」という概念を定義して,上記の阻害要因を学習者に乗り越えさせるための対処法を提案した。漢字学習の効率化の手段として漢字体系の深い理解を促す漢字学習法が必要である。そのため現常用漢字をカバーする構成要素体系を作成した。漢字の意味を構成要素の意味から推測できるようにすることは重要であり,漢字構成のよりよい理解のために階層構造分解について記した。階層構造分解の際は構成要素だけではなく,構成要素の組み合わせである中間漢字も漢字の要素として扱うことにした。漢字の階層構造分解は漢字を識別する際に重大な役割を果たしている。また学習対象漢字の選択と掲出順序を自由に決められるように「世界観」の漢字意味ネットワークを紹介した。Learners of Japanese from a non-kanji background encounter inhibition factors that cause difficulty in kanji study; such factors require solutions to facilitate the study of kanji. This paper discusses the following inhibition factors that arise from the inherent characteristics of kanji: the large number of kanji to be studied, the complexity of kanji form, and the large number of kanji constituent elements. This paper defines a graded concept of kanji learning proficiency, and proposes a graded method to help learners overcome these inhibition factors. This paper applies a pattern recognition theory to the kanji forms, enabling learners to identify the characteristics of kanji by recognizing their constituent elements. In addition, this paper proposes the concept of "World View," a network of kanji meanings that allows flexibility for learners or teachers to choose the number and order of kanji to study. Finally, this paper discusses evaluation methods of kanji study proficiency, using the JF Standard for Japanese-Language Education as a foundation.
著者
五十嵐 庸 長岡 功
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

骨芽細胞に対するグルコサミン(GlcN)の効果を検討したところ、石灰化が亢進した。また、その効果は、骨芽細胞の中期以降の分化を亢進することで、石灰化を亢進するものと考えられた。また、軟骨細胞におけるGlcNの標的遺伝子を探索したところ、サーチュイン(SIRT)1遺伝子が同定された。また、他の細胞では発現が変化しないことから、軟骨細胞特異的な標的遺伝子であることが示唆された。さらに、GlcN添加によりいくつかの下流遺伝子において発現の変化が認められ、これはSIRT1の発現上昇を介していることが示唆された。
著者
山田 香織 工口 陽平 田浦 俊春
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.2_49-2_54, 2016-07-31 (Released:2016-11-15)
参考文献数
21

動くロゴマークなどに見られるように,身の回りの様々な場面で動きを伴ったデザインがなされるようになってきている.本研究では,作りたい動きのイメージが曖昧である際に,計算機と対話しながら動きをデザインする方法を提案することを目的としている.これまでに,自然物の動きを誇張しそれを合成することで新しい動きを生成する方法を提案し,システムを構築した.本論文では,曖昧で漠然としている動きのイメージを表現するための方法として擬態語に注目する.また,これまでに存在していない新しいイメージを表現するために,既存の擬態語を超えて,全く新しい擬態語が造られることもある.本論文では,動きのアイデアを表現するために新しく造られた擬態語を創作擬態語と呼び,これに基づいて創造的な動きを生成する方法を提案する.そのために,まず,創作擬態語を計算機が理解する(処理する)手法を構築した.そして,これまでに構築した動作生成システムおよび動きのデータベースに,本論文で構築した手法を組み込み,本方法の有効性を検証した.
著者
磯貝 光雄 掛谷 英紀 鈴木 健治 荒川 佳樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.363, pp.33-38, 1999-10-18
被引用文献数
1

超3角形図形処理をベースとしたCGライブラリ「UNIVERSライブラリ」と至近距離を含めた立体空間を映像として提示する据付型立体ディスプレイ「FLOATS」を組み合わせることで手元に仮想立体空間を提示するシステムが構築される。超3角形図形処理の有する高速な演算機能によって、複雑な形状をもつ仮想物体もリアルタイムで操作することが可能となる。