著者
Toshiyuki Masuzawa Shou Masuda Takashi Fukui Yoshihiro Okamoto Jantsandoo Bataa Yosaburo Oikawa Fubito Ishiguro Nobuhiro Takada
出版者
国立感染症研究所 Japanese Journal of Infectious Diseases 編集委員会
雑誌
Japanese Journal of Infectious Diseases (ISSN:13446304)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.47-49, 2014 (Released:2014-01-22)
参考文献数
26
被引用文献数
2 19

A molecular epidemiological survey was conducted to identify the tick-borne disease agents Anaplasma phagocytophilum and Borrelia burgdorferi sensu lato in Selenge Province, Mongolia. The survey was in response to a suspected A. phagocytophilum infection in a patient. In 2012, a total of 129 questing Ixodes persulcatus adult ticks were sampled by flagging vegetation. A. phagocytophilum and Borrelia spp. were detected by PCR, targeting the 16S rDNA (rrs) and 5S–23S intergenic spacer region, respectively. Infection rates for A. phagocytophilum and B. burgdorferi sensu lato spp. were 6.2% and 55.0%, respectively. Six of the 129 ticks (4.9%) were coinfected with A. phagocytophilum and B. burgdorferi sensu lato. Among Borrelia spp., the highest prevalence rate was that for B. garinii 20047 type (26.3%), followed by B. afzelii (7.8%) and B. garinii NT29 type (7.0%). Furthermore, ticks were detected that were dually infected with B. afzelii and B. garinii 20047 type (7.8%) and B. garinii NT29 and 20047 types (6.2%).
著者
神奈川縣著
出版者
町田嘉章
巻号頁・発行日
1931
著者
小川巌
出版者
北海道開発協会
雑誌
開発こうほう
巻号頁・発行日
vol.2007年(11月), no.532, 2007-11

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著者
内閣官房地域再生推進室
出版者
首相官邸
巻号頁・発行日
2006-01-13
著者
岡野 寛 細川 敏弘
出版者
香川高等専門学校
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

グラファイトシートを用いて弱光時には化学電池として動作し光励起によりパワーアップするソーラーアシストバッテリーを開発する。空気電池正極のグラファイトシート中もしくは表面に酸化物半導体が分散した構造を有する。グラファイトシート中への酸化物半導体の分散方法としては,アルコキシドを利用した湿式法とスパッタ法による表面への形成が有効である。またスパッタ法では,可視光域にバンドギャップを有するNbOの作製に成功した。正極にアルミニウム,負極に銅を用い,正極表面に酸化チタンを形成した構造で光照射により約18%光電流が増加した。しかし,実用的な空気電池に適用したところ,増加率は1%に満たない結果となった。
著者
愛知県社会課 編
出版者
愛知県社会課
巻号頁・発行日
vol.第14篇 極貧者調査, 1929
著者
横尾 亮彦
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究課題の開始直後以降、阿蘇火山の活動が活発化し、湯だまりのない状態のまま2014年1月に火孔が開口し、11月25日からは、約20年ぶりとなる本格的な噴火活動が始まった。そのため、阿蘇火山の噴火活動推移に柔軟に対応しながら、高周波連続微動やモノトニック空振の発振源推定など、本研究課題の究極目標である水蒸気爆発現象の理解に資するいくつかの項目を実施し、一定の成果を得た。
著者
浜田 泰三 二川 浩樹
出版者
Japan Prosthodontic Society
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 = The journal of the Japan Prosthodontic Society (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.561-581, 2001-10-10
被引用文献数
16 2

顎口腔が全身の一部として, 全身とのかかわりがあるにもかかわらず, 体の一部分として取り扱われてきた傾向があるが, 高齢社会のなかで寝たきり患者などから否応なしに口腔が全身の健康と深い関係がある実態をみせつけられた. 欧米ではすでに100年以上も前から義歯の汚れを微生物学的視点からとらえていたが, わが国では20年くらいの歴史しかない. 本稿ではまず (1) デンチャープラークの微生物について解説した. 次いで (2) デンチャープラークの病原性について口腔への影響と全身への影響について言及した. さらに (3) オーラルヘルスケアの具体的方法として機械的な清掃法, 義歯洗浄剤さらには抗真菌剤や銀系無機抗菌剤の応用を紹介した.<BR>オーラルヘルスケアにあたり, いかに口腔内の汚染レベルを把握するかはとても重要であり, 現在応用できるカリエスリスク検査と歯肉溝滲出液検査について解説し, 特にカンジダ検査について詳しく述べた. 局所ならびに全身状態の把握や高齢者に対して特に配慮すべき事柄についても言及した.
著者
河野 七瀬
出版者
広島大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012

研究代表者は, これまでの研究で2原子分子の化学反応に対する反応物の振動励起効果を明らかにしてきた。そこで昨年度からはさらに拡張し, 多原子分子の反応に対する振動励起効果, 及び, 複数の反応経路に対する反応物の振動励起効果を解明するため, 3つの反応経路をもつNH_2+NO反応系を対象とし実験を行った。昨年度までに, 振動励起した反応物NH_2および生成物OHの振動準位選択的な検出に成功しており, また, CF_4による高効率なNH_2の振動緩和の結果, OHの生成収率が減少することを明らかにした。この結果は, 反応物NH_2の振動励起によりOH生成経路が加速していることを表わしている。本年度は, より定量的な反応物の振動励起効果を明らかにするため, 生成物であるH原子の観測を行った。観測セル内のNH_3/He混合気にArFレーザ(193nm)光を照射し, NH_3の光解離により振動励起NH_2(v2≤11)及びH原子を生成した。H原子は2光子励起にもとづくレーザ誘起蛍光(LIF)法により検出し, 相対濃度の時間変化を観測した。さらに, NO添加条件下で観測したH原子の相対濃度の時間変化から, 添加していない条件下での時間変化を引くことで, NH_2+NO反応で生成したH原子の相対濃度の時間変化を観測した。濃度時間変化の解析の結果, NH_3の193㎜光解離で生成したNH_2とNOの反応系ではOH生成経路の収率がおよそ23%であることを決定した。室温状態ではOH生成経路の収率は1割程度であると言われてきたにも関わらず, 本研究で高い収率を示したことは, 反応物であるNH_2の振動励起がOH生成経路を加速していることを表している。
著者
坪根 由香里
出版者
国際基督教大学
雑誌
ICU日本語教育研究センター紀要 (ISSN:13447181)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.23-35, 2002-03-31

日本語の文を生成する際,形式名詞の「こと」は,文脈の中である事柄の代用語となったり,前接する文を名詞化する機能として用いられたりと重要な役割を果たす。また,「もの」は「こと」と対立する概念として学習者にとって理解しにくいものである。本稿では韓国語話者のOPI (oral proficiency interview)データを用い,形式名詞「もの」「こと」の各用法について自然発話での使用状況を調査し,その習得について考察し,習得順序を探った。調査の結果,「もの」「こと」共に,初級から中級,上級から超級の段階で使用数,種類が伸び,中級から上級の段階では,用法の広がりは見られないが形式名詞,名詞化の使用数の増加により,複雑な文を多く産出するようになることがわかった。また,各用法の正用者数の伸びから,中級は形式名詞,名詞化の用法等の構文的に必要な機能が習得される段階,超級は「というもの」「ということ」「Nのこと」や様々な文末表現といった特別なニュアンスを示す用法が習得される段階であると言える。各レベルの正用者の割合を基に本稿で提案した習得順序は,(1)たことがある→(2)もの形式名詞,こと形式名詞,こと名詞化→((3)ことができる)→(4)Nのこと→(5)というもの一般化,こと(は)ない,ということ一般化,ということ内容,であった。誤用については,形式名詞の「もの」と「こと」を混同するものが多く見られた。
著者
木村 まり子 松田 徹 深瀬 和利 奥本 和夫 間部 克裕 鈴木 克典 青山 一郎 堺 順一 斉藤 博 佐藤 信一郎
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.99, no.2, pp.145-151, 2002-02-01
被引用文献数
20

上腸間膜動脈解離6症例につき検討した.高血圧を4例に認め,危険因子として考慮された.症状の特徴として,背部に放散する高度の腹痛,背部痛,食後の症状増悪,腸雑音の減弱が挙げられた.診断にはCTや腹部超音波検査が有用であった.抗血栓凝固薬で保存的に管理し,4例が改善した.改善しない2例については厳重に経過を観察し,増悪するようなら侵襲的治療を考慮する必要がある.本疾患として加療されていることもあり,腹痛の鑑別診断上忘れてはならない疾患であると考えられた.