1 0 0 0 海道東征註

著者
風巻景次郎著
出版者
靖文社
巻号頁・発行日
1943
著者
三浦 雄一郎
出版者
東北大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は,生育限界もしくは重篤な心肺奇形を合併した低出生体重児を救命するために,ヒト胎盤循環を模した体外式補助循環装置(人工胎盤)を開発することである.ヒツジ胎仔を用いた慢性実験モデルを作成し,試作膜型肺の性能比較を行い,出生後も生理的な胎児循環を維持できる人工胎盤の基本仕様を検討した.臓器への充分な酸素供給量を確保するためにはヒト胎盤と同様に血管抵抗の小さい膜型肺を並列化することが重要と考えられた.
著者
坂戸 慶一郎 松島 雅人 川崎 彩子 横田 祐介 岩上 真吾 佐藤 裕美 田中 忍 平塚 祐介 竹内 一仁
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.104-108, 2012 (Released:2012-10-05)
参考文献数
10

要 旨目的 : 地域中規模病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrostomy, 以下「PEG」) 施行患者の長期生存率を明らかにする. 対象・方法 : 2004年1月1日∼2006年9月1日の期間にあおもり協立病院にてPEGを施行した患者を対象とし, 過去の診療録を用いて調査した. 累積生存率を生命表分析 (Kaplan-Meier法) にて推定し, その95%信頼区間を算出した. 後ろ向きコホート研究である. 結果 : 対象者332名, 平均年齢77.5±9.5歳 (中央値78歳). 24名は転帰不明であり追跡が可能だった日までを解析に組み入れた (追跡率92.8%).  累積生存率は30日90.3%, 1年61.8%, 2年47.9%, 3年37.6%, 5年21.5%であった. 結論 : 地域中規模病院におけるPEG後の長期生存率は高次機能病院と同程度であったが, 原因疾患は異なる可能性がある.
著者
鈴木 直枝
出版者
東北大学
雑誌
東北大学文学部日本語学科論集 (ISSN:09174036)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.128-118, 1996-09-30

本稿では、古代から現代に至るまでの <ガラス> を表す語の用語法を明らかにし、その歴史的変遷を、「対外文化史」的観点から明らかにすることを試みた。まず仏典からの「ルリ」「ハリ」の語がみられ、次にポルトガル語から「ビイドロ」、オランダ語の「ギヤマン」が、続いて「ガラス」「グラス」が移入される。これらの指示内容は、移入時の状況によって異なっており、対外文化史との関わりをみることができる。
著者
Hun-Young Yoon Soon-Wuk Jeong
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.12-0464, (Released:2013-05-27)
被引用文献数
7

We report here the clinical presentation, magnetic resonance imaging (MRI) findings and successful surgical management associated with triceps tendonavulsionin a dog.A definitive diagnosis of triceps tendon avulsion was made based on MRI with evidence ofdisplacement of the triceps tendon. Surgical correction oftriceps tendon avulsion was performed with two horizontal mattress sutures using polyester and two tunnels drilled in the olecranon to reattach the tendon to the proximal olecranon. At 9 months, there was no evidence of lameness on the left thoracic limb. This is the first case report to describe MRI evaluation for the diagnosis of the triceps tendon avulsion.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1908年08月24日, 1908-08-24
著者
井田 暁 越桐 國雄
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 第5部門 教科教育 (ISSN:03893480)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.29-39, 2010-09
被引用文献数
1

生徒が持つ素朴概念や誤概念の理解は,物理教育において重要なテーマであり,これまで多くの研究が行われ様々な知見が得られている。一方,学校現場において教師は,授業研究に関する様々な交流の中であるいは長期間にわたる経験に基づいて,これらの誤概念を把握し生徒の指導に役立てている。ところで,実際に調べてみると,ネットには情報があふれているとはいうものの,物理教育における誤概念については必ずしも十分な知識が提供されていないことがわかった。また,団塊の世代の教員大量退職時代を迎え,熟練した教員から若年層の教員への経験の継承についても危惧の念が抱かれている。こうした問題を解決し新任の教員の授業を支援するために,これまでに研究報告されてきた物理教育における誤概念を整理したデータベースを構築してウェブでの公開を行った。Scientific misconception of students or the folk science is an important theme in physics education. Many studies have been conducted so far and our knowledge has been accumulated. Meanwhile, teachers in schools get accustomed with the scientific misconceptions of students through the long-term teaching experience and communication and exchange of teaching skills with other teachers. That helps teachers to grasp the status of students and to construct lesson plans for physics class. By the way, in the Japanese Internet subspace, we have found few resources on scientific misconceptions, and it is difficult for the teachers to access the accumulated knowledge of scientific misconceptions. The era of mass retirement of baby boomer teachers have been issued. So it is worried about the inheritance of these knowledge from skilled teacher to younger faculty members. To resolve these problems, we have built up a database which organize the misconceptions in physics education research for these decades.
著者
林 英子
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.451-457, 2012-03

青色顔料であり混合原子価錯体であるプルシアンブルーの色の変化を用いて,酸化還元反応において以下のことを体験・認識できる実験ワークシートを作成した。 試験管内での反応と,乾電池を使った直接の電子授受としての反応の両方を観察することができる。 酸化と還元は同時に起こる反応であることが確認できる。 「酸化剤・還元剤」,「電気分解」,「電池」を統一的に電子の授受として実感できる。 鉄イオンの価数が酸化数に相当することから,酸化数の増減で酸化還元を説明できる。作成したワークシートを用いて,高校生,中学生への実践を行った。
著者
林 英子
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.451-457, 2012-03

青色顔料であり混合原子価錯体であるプルシアンブルーの色の変化を用いて,酸化還元反応において以下のことを体験・認識できる実験ワークシートを作成した。 試験管内での反応と,乾電池を使った直接の電子授受としての反応の両方を観察することができる。 酸化と還元は同時に起こる反応であることが確認できる。 「酸化剤・還元剤」,「電気分解」,「電池」を統一的に電子の授受として実感できる。 鉄イオンの価数が酸化数に相当することから,酸化数の増減で酸化還元を説明できる。作成したワークシートを用いて,高校生,中学生への実践を行った。
著者
木村 啓子
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.17-30, 2011-12-01

本研究の目的は、3週間の海外短期語学研修の効果を検証することである。研修前後に4部門(文法、作文、読解、リスニング)計75問の英語テストと15分のエッセイライティングを参加者14名に課した。木村(2009)ではリスニングに研修前後の有意差が確認できた為、今回は研修途中にも2回テストを行い、どの時点でリスニング力に伸びが認められるかを測定する試みも行った。ライティングの評価には、多くの研究者が使用しているT-unit、Error-free T-unitの他に、習熟度の低い学習者のライティング力評価には有用である可能性があると考え、新たな試みとして独自に、"Global-error-free T-unit" を導入してみた。英語テストの結果は、学生の作文、リスニング、総合点において有意差が認められたが、研修途中でのリスニングの伸びは確認できなかった。ライティングに関しては、accuracy(正確さ) には向上が見られなかったが、fluency(流暢さ) には大きな向上が認められた。
著者
広田 照幸
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.76-88, 1990-10-05

This paper surveys the historical research on modern Japan that has been conducted in Sociology of Education since 1960. Following many pioneering studies in 1960s, five kinds of research trends can be observed since 1970s. The author first reviews and assesses three major trends on teacher, aspiration and women. Then, the other two important trends are focused : elite and credentialism. Mdkoto Aso's "Kindaika to Kyoiku" (Modernization and Education) and Ikuo Amano's "Kyoiku to Senbatsu" (Education and Selection) are examined as representatives of these two trends. The author makes it clear that Aso's functional approach has a theoretical limit in light of contemporary research concerns - a limit that the institutional approach taken by Amano has been able to overcome. Amano and his group have focused on the process of institutionalization of modern educational systems. Consequently, their perspective is getting close to that of the one in the French social history. As a conclusion, the authors insists that any new approaches are required in order to grasp totally the diversity of the transition of the traditional daily-life world to a modern one, and the relation between modern educational systems and traditional ones.
著者
江幡 敦子 竹川 英宏 大門 康寿 小林 祥泰
出版者
獨協医科大学
雑誌
Dokkyo journal of medical sciences (ISSN:03855023)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.105-110, 2006-03-25

脳梗塞の早期治療は重要だが,超急性期のtissue plasminogen activator (t-PA)の他に,早期治療の有効性は証明されていない.われわれは,t-PA適応のないアテローム血栓性梗塞の早期治療の有効性について検討した.対象はJSSRS脳卒中急性期患者データベースに登録された127例のアテローム血栓性梗塞で,発症から当院到着までを発症一来院時間とし,発症3〜6時間の早期来院,6時間以降の非早期来院に分類し,退院時のmodified Rankin Scale (mRS)およびNIHSS改善度を求めた.退院時mRSに差はなかったが,NIHSS改善度はそれぞれ1.9±3.5,1.6±6.4であり,早期来院で有意に改善した.近年,"Brain Attack"の重要性が唱えられているが,t-PA適応に外れた場合でも早期に来院,治療をすることの重要性の一部を裏付けたものと考えられた.