著者
井上 広光 篠原 和孝 奥村 正美 池田 綱介 芦原 亘 大平 喜男
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.66-68, 2006-02-25
被引用文献数
2

The occurrence of Psylla evodiae Miyatake, which has been known to occur on Euodia meliifolia (Rutaceae) in the Yaeyama Islands of Japan and in Taiwan, has been newly recorded in Kyushu (Fukuoka, Nagasaki, and Kagoshima prefectures) and on Yakushima Island and Okinawa Island in southwestern Japan. In addition, it has been confirmed that P. evodiae feeds on Murraya paniculata (Rutaceae), which is a newly recorded host plant in southern Kyushu (Kagoshima Prefecture) and Yakushima Island. It has also been confirmed that P. evodiae feeds on Zanthoxylum beecheyanum var. alatum (Rutaceae) in Okinawa Island.
著者
安田 慶次 河村 太 大石 毅
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.146-149, 2005-08-25
被引用文献数
1 37

The location and preference of adult Asian citrus psyllid, Diaphorina citri Kuwayama, a vector of the citrus huanglongbing (greening disease) Liberobacter asiaticum, on two host plants, Murraya exotica L. and Citrus depressa Hayata, were investigated in Okinawa Prefecture, Japan. While the adults of D. citri were found on all parts of the C. depressa tree and on the M. exotica tree, all of the D. citri eggs and most of the nymphs and adults were found on young shoots and young leaves. We suggest that it is possible to save labor in the investigation and control of the psyllid by attentively checking the young shoots of M. exotica. Investigation on the distribution of D. citri adults on M. exotica plantlets hung upside down in a container showed that although no difference was found between frequencies of males on young leaves and mature leaves, significantly more females were found on the apical buds, suggesting that females have a preference for this part of the tree.
著者
中村 純 松香 光夫
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.45-57, 2005
被引用文献数
3 2

ミツバチの生産物の一つであるプロポリスは,ミツバチが植物の防衛物質である樹脂などを集めて,巣の補強,保持に供するものである.また民間医療薬として用いられてきた歴史があり,昨今の日本では健康食品として普及している.各種の生理活性が報告されているが,本稿では 163編の文献を引用しながら,プロポリスの由来,研究の概況,化学成分について略述し,補完代替医療素材としての観点から幅広い生理活性について,その活性成分の検討,作用機作,また実際の効果試験についての研究成果を紹介した.取り上げた生理活性は,抗微生物(細菌,真菌,原虫,ウイルス)活性,抗酸化作用,抗炎症作用,抗腫瘍活性,抗肝毒性,とその他の作用である.また,利用に当たっての注意事項も付した.<br>
著者
木村 幹
出版者
神戸大学大学院国際協力研究科
雑誌
国際協力論集 (ISSN:09198636)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.33-65, 1999-12 (Released:2007-02-27)

1860年代から1880年代に至るまでの朝鮮王朝における官僚の序列移動のあり方について論じた。

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著者
山村 高淑
出版者
奇玉県産業労働部観光課地域資源・フィルムコミッション担当
巻号頁・発行日
2011-03

『アニメで地域はもっと元気になれる! : アニメを活用したまちおこし活動事例集』埼玉県産業労働部観光課 地域資源・フィルムコミッション担当 編著 p.13
著者
吉武 純夫
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

ギリシア悲劇には人々が死を受容する様々な場面が描かれているが、その中に男女間での色々な差異が認められる.注目に値するのは、自発的な場合でもやむを得ぬ場合でも人物たちは死をよりよきものとして受容れようとするが、女性にはよき死を死ぬ機会が男性よりも閉ざされていると言うことである.それを象徴するのが悲劇『アンティゴネ』である.アンティゴネは「カロンなる死」(美しい死)を得ることができると信じ、それを目指して兄の埋葬を挙行したのだが、結局願いは叶わなかった.このことの背景にあるのは、「カロンなる死」を死ぬことはもともと女性である彼女には許されていない選択であった、という事実である.なぜなら、悲劇の時代までは、戦死以外の死が「カロンなる」と形容されることはなかったからである.「カロンなる死」とは、『イリアス』に語られた「カロンなる死体」を経て、テュルタイオスによって、「前線において戦いながら死ぬこと」と規定された.それ以外には、死が好ましい、望ましい、等と主観的・相対的によきものとされることはあっても、客観的・絶対的によきものとして主張されることは一切なかった.それが5世紀になると、『アンティゴネ』ほかの多くの悲劇が、人は戦死以外に「カロンなる死」を死ぬことができるのではないか、と問題を提起したと言える.しかし予想されるのは、いかなる悲劇もそれに肯定的な答を提供していない、ということであるが、それは今後一つ一つ検証していくべきことである.
著者
三好 秀和
出版者
生命保険経営学会
雑誌
生命保険経営 (ISSN:02872641)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.22-53, 2011-11
著者
岩井 大輔
出版者
日本環境動物昆虫学会
雑誌
環動昆 (ISSN:09154698)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.93-98, 2006-10-14

栃木県の渡良瀬遊水地で,オオルリハムシによる生息場所利用について野外調査を行った.寄主植物のシロネは水面からの比高が比較的低い場所に生育していた.成虫個体数および卵塊数は,寄主植物の生育密度と関係があり,寄主植物の密度が高い場所で多かった.成虫の移動距離は短く,移動は舗装路によって制限された.これらの結果から,オオルリハムシの保全のためには,寄主植物の生育する立地を広く確保することが重要であることが示唆された.
著者
亀井 克彦 落合 恵理
出版者
Japanese Society of Mycotoxicology
雑誌
マイコトキシン (ISSN:02851466)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.47-51, 2008-01-31
被引用文献数
1

屋内環境中には多種多様な真菌が生息している。これらの真菌の多くはマイコトキシンを産生するが、マイコトキシンとヒト疾患との関連性については未解明の点が多い。例外としては、近年、<i>Aspergillus fumigatus</i> によって産生されるグリオトキシンがアスペルギルス症の発症に関与していることが明らかにされた例がある。<i>Stachybotrys chartarum</i> は住環境内でも見受けられるほど広範に分布する真菌である。この真菌の吸入によって乳児特発性肺出血が惹起される可能性が報告されているが、その詳細は未だ明らかになってはいない。<i>S. chartarum</i> はトリコテセンのような種々の二次代謝産物を産生することから、我々は本菌の反復吸入がヒトの肺に何らかの影響を与えるものと考えた。<i>S. chartarum</i> を長期間吸入することによる影響を明らかにするために、我々は2週間に3回の頻度で本菌の胞子をマウスに経気管的に反復投与した。その結果、病理組織学的検討によってマウスで肺高血圧が惹起されることが明らかになった。これらのマウスでは肺動脈壁が肥厚し、内腔の狭窄や閉塞が生じていた。さらに、右室圧の上昇も確認された。トリコテセン産生の有無が異なる<i>S. chartarum</i> の株を用いた検討では、トリコテセン産生株を投与した場合で肺高血圧が惹起され、肺動脈病変の形成にはトリコテセンが関与する可能性が示唆された。このことについては今後更なる検討を行う必要がある。
著者
御影 雅幸 遠藤 寛子
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.25-34, 2008-01-20

日本薬局方では釣藤鉤としてUncaria rhynchophylla (Miq.) Miq.,U. sinensis (Oliv.) Havil.,U. macrophylla Wall.のとげが規定されているが,中国の局方ではこれら3種以外にU. hirsuta Havil.とU. sessilifructus Roxb.を加えた5種の鉤をつけた茎枝が規定されている。本草考証の結果,当初の原植物はUncaria rhynchophyllaであり,薬用部位は明代前半までは藤皮で,その後現在のような鉤つきの茎枝に変化したことを明らかにした。一方,日本では暖地に自生しているカギカズラの主として鉤が薬用に採集されてきた。このことは明代に李時珍が「鉤の薬効が鋭い」と記したことに影響を受けたものと考察した。釣藤散など明代前半以前に考案された処方には藤皮由来の釣藤鉤を使用するのが望ましい。
著者
米田 昌浩 土田 浩治 五箇 公一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.47-62, 2008-05-25
被引用文献数
1 7

2006年9月1日、セイヨウオオマルハナバチ(以下、セイヨウ)は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下、外来生物法)」により、特定外来生物に指定された。この法律に基づき、施設栽培農家はセイヨウを使用するためには、環境大臣の許可を受ける必要があり、使用に際して、ハチが施設から逃亡しないようにネットを展帳することと、使用後に巣箱を処分することが義務付けられることとなった。一方で、この指定に伴い、在来種を商品化したクロマルハナバチ(以下、クロマル)への代替が進んでいる。本論では、まずセイヨウが導入された当時の状況および生態系に悪影響を及ぼすと判定された背景について詳しく解説したい。その後、代替種として利用されている商品クロマルが自然個体群と異質な集団であるという前提条件の下で、セイヨウの生態影響評価と同様の観点から、増殖された商品が日本国内において分布の攪乱や遺伝的多様性に与える影響の評価を試みたい。リスク。
著者
諸富 勝成 村上 香 長島 孝行
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.49-53, 2004-02-25
被引用文献数
1 1

日本の水田に生息するアメリカカブトエビの耐久卵は乾燥状態で数十年単位の長期休眠が可能である。耐久卵をエポン樹脂で包埋した切片を光学顕微鏡で観察した結果、多数の卵黄の他に、表層付近に大部分の核が観察できた。耐久卵、休眠打破卵、産卵直後の卵を破砕、遠心分離したサンプルを二次元電気泳動法でタンパク質を分離精製し、ゲルを銀染色した。泳動パターンから本種の卵に1400個以上のタンパク質スポットを観察した。これらの中で26KDa、等電点約4.7の領域では、耐久卵にのみ確認できるタンパク質スポットが2つ観察された。これらのタンパク質は卵の長期休眠機構に関連している可能性が考えられる。この2つのタンパク質はアルテミアで知られているp26と異なるタンパク質と考えられた。
著者
高橋 史樹 郷田 雅男 赤山 敦夫
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.229-233, 1980
被引用文献数
2 3

日本に産する3種のカブトエビの生命表を実験条件下(水温21∼22°C)で求めて比較し,水田雑草の生物的防除のための材料としての有効性からも検討した。<br>幼生は脱皮を繰り返しながら成長し,アジアカブトエビは8日目,アメリカカブトエビは10日目,ヨーロッパカブトエビは16日目から産卵がみられた。<br>生残曲線は産卵数がピークに達した後は急速に低下するが,産卵が終った後も多くの個体が生残した。<br>背甲長ははじめ急速に増大するが,産卵がピークに達した後の増加はゆるやかになった。しかし,産卵が終った後も増加を続けた。<br>両性生殖をするアジアカブトエビでは毎日の産卵個体率は最高で90%程度であるが,雌雄同体の他の2種では100%の期間が10日以上続いた。産卵数はアメリカカブトエビが最大で,アジアカブトエビが最小となった。<br>水田雑草の生物的防除に利用するという点では,成長が早く,産卵までの日数の短いアジアカブトエビが最適と考えられた。