著者
安松京三著
出版者
新思潮社
巻号頁・発行日
1965
著者
田村 泰盛 服部 誠 今野 浩太郎 本田 洋 河野 義明
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.191-199, 2004-08-25
被引用文献数
8

ブタクサハムシの寄主植物を含むキク科6連11属17種の植物のメタノール抽出物に対する、ブタクサハムシの摂食反応を調べた。メタノール抽出物を添加したろ紙上に残されたブタクサハムシの摂食痕数により摂食刺激活性を評価した。ブタクサの抽出物の摂食刺激活性が最も高く、野外で食害が報告されているオオブタクサ、オオオナモミ、イガオナモミはブタクサの約55-80%の高い活性を示した他、ヒマワリもブタクサの約20%の活性を示した。また、野外で摂食が確認されていない種でもイヌキクイモとゴボウの抽出物が高い摂食刺激活性を示し、レタスのカイザー品種でもブタクサの約10%の活性が認められた。その他の9種のキク科植物のメタノール抽出物は活性を示さなかった。ブタクサハムシの摂食刺激物質である2種のトリテルペノイド(α-amyrin aceaeとβ-amyrin aceae)と2種のカフェー酸誘導体(chlorogenic acidと3、5-dicaffeoylquinic acid)を上記植物について分析したところ、これらの物質は濃度や組成比が異なるものの、多くのキク科植物にも含まれていた。ブタクサのメタノール抽出物に、各種キク科植物のメタノール抽出物を添加したところ、幾つかの種でブタクサハムシの摂食が抑制された。ブタクサハムシの食草の選択は、摂食刺激物質の存在だけでなく、摂食行動を抑制する因子の影響も受けると考えられる。
著者
Watanabe Masahiko Hirai Yoshio
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
Applied entomology and zoology (ISSN:00036862)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.249-254, 2004-05-25
参考文献数
14
被引用文献数
1 22

Host-use pattern for overwintering and reproduction of the ragweed beetle, Ophraella communa LeSage, was examined in Tsukuba, Japan. Many adults of both sexes were found overwintering inside the rolled parts of dead leaves of Xanthium canadense in November. These adults had already accumulated triacylglycerol as energy reserves, and were able to survive the winter and to reproduce in the spring. No eggs and larvae were found on X. canadense throughout the observation period, although overwintered adults were temporarily found in May. In contrast, reproduction occurs on Ambrosia artemisiifolia and A. trifida in late April. These results suggest that O. communa adults mainly use dead leaves of X. canadense as an overwintering shelter in Tsukuba, while they reproduce only on A. artemisiifolia and A. trifida in the spring. Such a seasonal migration between host plants may be important for the survival strategy.
著者
菅原 悦子 伊東 哲雄 米倉 裕一 櫻井 米吉 小田切 敏 SUGAWARA Etsuko ITO Tetsuo YONEKURA Yuichi SAKURAI Yonekichi ODAGIRI Satoshi
出版者
日本食品科学工学会
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.p520-523, 1990-07
被引用文献数
1

Bacillus natto was cultured in the chemically defined liquid medium which contain various amino acids as nitrogen source, and effects of amino acids on the formation of pyrazines were examined. The amino acids which are related to glutamic acid on metabolism, L-glutamic acid, L-aspartic acid, L-arginine and L-proline, promoted the best growth. Yields of pyrazines produced in the culture broth were not always parallel to cell growth. In the case of L-serine, L-aspartic acid, L-alanine and ammonium citrate, whole pyrazines were yielded about 10mg/l and above, and mostly consisted of tetramethylpyrazine. Pyrazines which have a characteristic side chain corresponding to the amino acid present in the medium were not detected.各種アミノ酸を添加した合成培地で納豆菌を培養し,ピラジン化合物の生成量を比較検討し,ピラジン化合物生成に対する納豆菌の役割について考察した.(1) 各種アミノ酸を添加した合成培地での納豆菌の増殖は代謝上, L-グルタミン酸と関連の深いアミノ酸(L-グルタミン酸, L-アスパラギン酸, L-アルギニン, L-プロリン)で良好であった.(2) 培養液からのピラジン化合物の抽出方法として,加熱条件の有無を考慮して, LIKENS-NICKERSON型連続蒸留抽出装置を用いる方法とPorapak Q吸着剤を用いる方法を比較したが,連続蒸留抽出法でピラジン化合物が二次的に生成している可能性は薄かった.(3) 納豆菌の増殖の良否とピラジン化合物の生成量には相関はみられず, L-セリン, L-アスパラギン酸, L-アラニン,クエン酸ニアンモニウムで, 10mg/l前後,あるいはそれ以上のピラジン化合物を検出し,その大半はテトラメチルピラジンであった,(4) 各種アミノ酸の特徴的な側鎖をもつピラジン化合物は確認できなかったので,この化合物はアミノ酸から直接生合成されず,より簡単な中間体をへて生成される可能性が高い.(5) 納豆菌が関与するピラジン化合物生成はその前駆体を多量に生成することによる可能性は高いが,最終段階まで酵素的に進むことも考えられ,さらに検討が必要である.
著者
Yasuo SUZUKI Noriyuki MIYOSHI Mamoru ISEMURA
出版者
日本学士院
雑誌
Proceedings of the Japan Academy, Series B (ISSN:03862208)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.88-101, 2012-03-09 (Released:2012-03-09)
参考文献数
103
被引用文献数
20 106

Green tea is manufactured from the leaves of the plant Camellia sinensis Theaceae and has been regarded to possess anti-cancer, anti-obesity, anti-atherosclerotic, anti-diabetic, anti-bacterial, and anti-viral effects. Many of the beneficial effects of green tea are related to the activities of (−)-epigallocatechin gallate (EGCG), a major component of green tea catechins. For about 20 years, we have engaged in studies to reveal the biological activities and action mechanisms of green tea and EGCG. This review summarizes several lines of evidence to indicate the health-promoting properties of green tea mainly based on our own experimental findings.(Communicated by Takao SEKIYA, M.J.A.)
著者
小泉 敬寛 中村 裕一 佐藤 真一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.471, pp.395-399, 2010-03-08
参考文献数
6

ライフログを用いることで,記憶に障害を持つ人の日常生活を支援が可能になる.しかし,そのためにはライフログから日常の様々な出来事を簡単に素早く検索する必要がある.本稿では,このような支援のひとつとして,個人視点映像からさがし物検索を行なう手法について述べる.本研究では実際の個人視点映像から何かを手に取る,置く,動かす,といった行動を検出する手法について検討し,それを手掛かりにすることによって捜し物が簡単になることを確認した.
著者
時永 祥三 呂 建軍
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.307, pp.71-76, 2004-09-09

本報告では,遺伝的プログラミング(Genetic Programming:GP)の方法を用いて時系列の特徴(生成モデル)を記述する方法を提案し,これを時系列データの分類(クラスタリング)に応用する。時系列テータを用いて,時系列が生成される関数の形(生成のモデル)を記述する方法であり,特徴の記述が簡略化できる可能性がある。また,複数の関数近似表現を保有するクラシファイヤシステムを用いているので,ノイズの重畳や時間軸方向の伸長縮小などを変形に対応が可能となっている。GPにより,それぞれのクラスタについて与えられている個体表現された時系列モデルの近似度を改善する。応用例として,人工的に生成された時系列の分類と株価の分類を検討する。
著者
rankingloid
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2012-MUS-94, no.5, pp.1-6, 2012-01-27

YouTube やニコニコ動画等の動画共有サイトには、サイトに投稿された動画をランキング形式で紹介するランキング動画が多数存在する。それらのランキング動画はサイトのユーザによって編集され、投稿されており、多大な労力が費やされている。本稿ではそのようなランキング動画を全自動で生成するためのシステムについて述べる。また、そのシステムを用いて、著者が 「日刊 VOCALOID ランキング」 を投稿した経験についても述べる。
著者
折舘 伸彦
出版者
日本口腔・咽頭科学会
雑誌
口腔・咽頭科 (ISSN:09175105)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.45-52, 2011 (Released:2011-04-16)
参考文献数
22

日本消化器病学会の統一ガイドラインとして「消化性潰瘍」, 「炎症性腸疾患」, 「慢性膵炎」, 「胆石症」, 「肝硬変」のガイドラインとともに「胃食道逆流症 (GERD) 診療ガイドライン」が2009年11月発刊された. 日常診療において, 耳鼻咽喉科医は好むと好まざるとに関わらず, 咽喉頭症状を伴う胃食道逆流症患者の診療の一部を受け持たなければならないので, 本ガイドラインの概略を理解しておくことは有用であると考え, 胃食道逆流症の疫学, 病態, 診断, 内科的治療を紹介した. 食道外症状の一つである咽喉頭症状に関するCQ「GERDにより慢性咽喉頭炎 (自覚症状のみも含む) が生じることがあるか? 」へのステートメントは「GERDは咽喉頭炎, 咽喉頭症状の原因となることがあるが, 咽喉頭炎や自覚症状に対するプロトンポンプ阻害剤の効果は確定していない」である. さらに, 今回のガイドライン作成の文献検索期間後に論文発表された胃食道逆流による咽喉頭症状に対するプロトンポンプ阻害剤の効果を検討した無作為化臨床試験の成績を併せて紹介した.
著者
鶴岡 慶雅 近山 隆
出版者
言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.3-19, 2002-04

統計的クラス分類器としての決定リストは,近年自然言語処理における様々な分野でその有効性を示している.決定リストを構成する上で最も重要な問題の一つは,ルールの信頼度の算出法である.決定リストを用いた多くの研究では,最尤推定法と簡単なスムージングにより信頼度を算出しているが,理論的な根拠に欠け推定精度も高くないという問題がある.そこで本論文では,ベイズ学習法を利用してルールの信頼度を算出する手法を示す.さらに,証拠の種類ごとに異なる事前分布を利用することで,より正確な信頼度の推定が可能になり,決定リストの性能が向上することを示す.本手法の有効性を確かめるために,語義曖昧性解消の問題に決定リストを適用して実験を行なった.英語に関してはSenseval-1 のデータを用い,日本語に関しては疑似単語を用いた.その結果,ベイズ学習による信頼度推定手法が,ルールの確率値の推定精度を高め,決定リストの分類性能を向上させることを確認した.

1 0 0 0 OA 快漢ホルムス

著者
コナン・ドイル 著
出版者
笑変窟
巻号頁・発行日
vol.第1編(黄色の顔), 1906
著者
日合 文雄
巻号頁・発行日
(Released:2012-03-02)

平成23年度最終講義
著者
羽生 善治
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, 2012-05-15
著者
福田 宏 西川 泰央
出版者
大阪歯科学会
雑誌
歯科医学
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.349-360, 1990
被引用文献数
1

視床髄板内核における三叉神経性侵害受容ニューロンの局在部位とその性質とを調べるとともに, 視床髄板内核の一つである外側中心核へ投射する延髄尾側部の侵害受容ニューロンを検索して, 三叉神経支配領域から視床髄板内核へ上行する侵害受容情報の機能的意義を解明した.<br> 実験には, ウレタン・クロラローズで麻酔したネコを用いた. 視床および延髄尾側部における単一ニューロン活動の導出には, 2% pontamine sky blue含有の1M酢酸ナトリウム溶液を充填したガラス毛細管微小電極を用いた. ニューロン活動の記録部位は, 電気泳動的に色素を注入し, 脳を灌流固定して組織学的に同定した.<br> その結果, 視床髄板内核である内側中心核, 外側中心核および束傍核に三叉神経支配領域から侵害受容性入力を受けるニューロンが検出された. これらの侵害受容ニューロンは, 角膜への圧刺激, 鼻背への叩打, 耳介, 舌および顔面への侵害性機械的刺激あるいは犬歯歯髄への電気刺激に反応した. このような末梢受容野の分布様式は延髄尾側部に存在する腹側網様亜核の侵害受容ニューロンの末梢受容野と類似しており, 腹側網様亜核ニューロンが直接的にあるいは脳幹網様体を介して間接的に視床髄板内核へ投射していることを示している.<br> そこで, 外側中心核に電気刺激を加えて, 延髄尾側部ニューロンの反応を調べたところ, 逆方向性に興奮する三叉神経性侵害受容ニューロンが, 腹側網様亜核背外側部から検出された. また, 腹側網様亜核ニューロンの半数以上が対側の外側中心核へ直接投射していることがわかった.<br> 延髄尾側部の腹側網様亜核で中継されて, 視床髄板内核に送られる三叉神経支配領域がらの侵害受容情報は, さらに大脳辺縁系に投射して, 三又神経系の痛みに伴う情動の発現に関与すると考えられる.
著者
大川 典男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.92, no.7, pp.301-303, 2009-07-01
被引用文献数
1

小信号電圧増幅回路において帯域利得特性,消費電力に関して一元的に評価する性能指標APIを考案した.APIを最大値に設定すると,最も効率の良いと考えられるFETの動作点に自動的に設定されることが分かり,APIによる評価の妥当性を示した.
著者
渡邊 浩和 小野 勉 松永 昭浩 金川 明弘 高橋 浩光
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.119-126, 2001-02-15
被引用文献数
1

複数巡回セールスマン問題(MTSP)とは, 複数のセールスマンが与えられた都市を巡回訪問するとき, ある評価関数値を最小にするような各人の巡回経路を求める組合わせ最適化問題である.この経路を求めるにあたって, 各セールスマンの担当経路の輻輳は最大限避ける一方で, 各セールスマンの担当経路長はなるべく均等化することが望ましい.本論文では, MTSPの一つの近似解法を提案する.提案の解法は, ファジィクラスタリングにより, 各人の担当経路の中心部分のみを決定しておき, 残された都市の各クラスターへの挿入を通して担当経路長の均等化を計るアルゴリズムである.MTSPの一種であるN-TSPに関して, Fredericksonらのツアー分割アルゴリズムとの解の比較を行い, 提案法の有効性を示す.
著者
中塚 雅也
出版者
富民協会
雑誌
農林業問題研究 (ISSN:03888525)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.220-226, 2011-09-25
被引用文献数
1 2

These days, almost everyone uses the Internet.Communication tools such as Social Networking Service (SNS) have been developed in the last few years. However, information and communication technology (ICT) literacy is a problem, because many people in the rural areas are so old that they find it difficult to use. The purpose of this paper is to improve the user friendliness of SNS specifically designed for community development in rural areas and to consider the effects and problems in a practical case study at three residents' associations inSasayama city, Hyogo prefecture. The results show that the SNS is satisfied with actual conditions and an easy-to-use interface for the registrant. It acts as another platform for interaction among young residents and the urban people who interact with their community. Additionally, it serves as a management tool for regional information and knowledge.Although SNS will have to be improved with time, it is one of the useful communication systems for rural community development.