著者
安藤 太地 奥 俊信 森 傑
出版者
日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集「学術研究論文発表会論文」
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.211-216, 2005

About 40% of all the elementary schools are linked to their neighboring parks in Sapporo city,and we think it is very effective to make use of the linking situation between elementary school and their neighboring park for the school education and local activities. The aim of this research is to analyze 1)the linking planning intention 2)characteristics of the linking patterns 3)the relation of the linking patterns and park usages. And we could find some characteristics of the linking situation as follws, 1)only Momijidai area have the linking planning intention in Sapporo. 2)the linking pattern varies in the scale of the urban park. 3)We find some relation of the linking patterns and usages between elementary schools and their neighboring parks.
著者
山本 純也
出版者
公益社団法人 低温工学・超電導学会
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.222-228, 1976-11-10 (Released:2010-02-26)
参考文献数
4

This article describes methods of measuring liquid helium quantity, preparing a transfer tube, experimental set up of a cryostat, precooling, and transfering liquid helium, The properties of liquid helium are also simply explained for beginners. Precooling by liquid nitrogen is strongly recommended for decreasing liquid helium consumption.
著者
澤田 稔
出版者
日本中東学会
雑誌
日本中東学会年報 (ISSN:09137858)
巻号頁・発行日
no.3, pp.198-218, 1988-03-31

Four documents presented in this article are preserved in the Basbakanlik Osmanli Arsivi (BOA) in Istanbul. The classification and numbers of the documents are: (1): Hatt-i Humayun Tasnifi, No.56129 (2): ditto ,No.56206 (3): ditto ,No.56118 (4): ditto ,No.56210 According to the catalog kept in the reading room of BOA, the date of the four documents is 1204 A.H., imperial decrees (hatt-i humayun) written in the upper spaces of the documents (1)(3) are ascribed to Sultan Selim III, and as to kind of the documents, (1)(3) are telhis, (2) is pusula, (4) is takrir. We consider (1)(2)(3) to be written by a sadrazam, (4) was written by a Naksbendi seyh, named Seyyid Yahya. The documents are concerned with an Uzbek named Dost Muhammed Bahadir. He was originally from Kokand in Central Asia, and in the service of the ruler of Kokand, namely Narbuta Beg. He won fame for his activity in some battle fields, and had made pilgrimage to Mecca. Dost Muhammed again intended to make pilgrimage to Mecca, and departed from Kokand for Istanbul in Ramazan 1202 A.H.(1788 A.D.). But he gave up the idea of going on to Mecca after arriving in Istanbul, and wished to participate in an Ottoman war against infidels. He made petition to the Ottoman government for granting horses, guns, swords and traveling expenses to him and his four comrades. Seyyid Yahya who was a Naksbendi seyh of an Uzbek tekke (zaviye) near Sokollu Mehmed Pasa mosque at Sultanahmed district in Istanbul (BOA, Cevdet Tasnifi, Evkaf No.16241), wrote about the career of Dost Muhammed in a petition to the Ottoman sultan, probably Selim III. The Ottoman sultan instructed a pasa to send Dost Muhammed and his comrades to the battle field, giving them traveling expenses. Thus the four Ottoman documents not only relate the personal history of Dost Muhammed, but also show a function of an Uzbek tekke in Istanbul. The outline of the documents, Japanese translation, modern Turkish transcription and the Ottoman text are presented in this article.
著者
梅山 いつき
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2011

制度:新 ; 報告番号:甲3455号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2011/11/16 ; 早大学位記番号:新5782

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著者
藤井 健
出版者
白鴎大学
雑誌
白鴎大学論集 (ISSN:09137661)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.1-13, 2011-03
著者
松本 佳穂子
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

近年その進歩がめざましいライティング自動採点システムを、英作文の評価だけでなく指導にも利用する授業モデルを構築し、その効果の検証を行った。まず自動採点システム自体の精度を分析すると共に、文法や語法指導などをそのシステムに委ね、教師がより重要な側面である内容、構成、論理展開などの指導に時間と労力をさけるような授業モデルが、通常授業とほぼ同程度の学生の伸びをもたらすという結果を得た。更に学生の特性によって適切なモデルが違うことが判明したので、その違いに合わせたモデルの最適化を図った。
著者
BUHLER J.
雑誌
American mathematical monthly
巻号頁・発行日
vol.101, pp.507-519, 1994
被引用文献数
4 17
著者
正村 俊之
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.254-272, 2005-09-30
被引用文献数
1

近代社会が成立して以来, 国家間相互依存というかたちで世界的相互依存が発展してきたが, 20世紀後半以降のグローバル化は, 国家間相互依存の深化としては捉えきれない面を含んでいる.現代のグローバル化を特徴づけているのは, (1) 国家を含む多元的な主体のネットワーク的関係, (2) グローバル化とローカル化の同時進展, (3) 機能分化の再編, (4) 情報化への依存である.本稿の目的は, このような特徴をもつグローバル化が社会の編成原理の転換に基づいていることを明らかにすることにある.その転換とは, 一言でいえば, 内部と外部を厳格に分離する「分割原理」から, 内部と外部の相互浸透を許す「入れ子原理」への移行を意味する.入れ子においては, 全体を構成する各要素にとって自己の外部に存在する全体が自己の内部に現れてくる.コンピュータ・ネットワークをインフラ的基盤にした現代社会では, ネットワークの要素そのものがネットワーク的関係をなすようなネットワーク的関係が形成されている.このようなネットワーク的関係がローカルな領域とグローバルな領域の双方において多元的に形成されることによって, 近代国家と機能分化のあり方に変化が生じてきている.
著者
大知 正直 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,ソーシャルネットワークを利用したコミュニケーションがますます重要になってきている.企業や情報を発信したい個人にとって,いかに自分の発言の影響を最大化するかは,大きな課題のひとつである.本研究では,ソーシャルメディア上での影響を適合度関数とし,その環境下で交叉と突然> 変異を繰り返すことで進化する人工生命を作り出す手法を提案し,影響力の高いユーザが何を最適化しているのかを明らかにする,
著者
大知 正直 関 喜史 川上 登福 小野木 大二 野村 眞平 吉永 恵一 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,ユーザはウェブ上の情報を重視して購買するようになっている.Eコマース関連企業はユーザの購買意思決定のプロセスをウェブ上に蓄積された行動履歴から分析している.これまでの分析は多くのユーザが同一商品を購入できる商材を対象にしてきたが,本稿では,住宅販売市場を対象とする. 住宅は全て別々の商品であり,多くのユーザは一度しか購入しない.本研究ではこうした商材に対するユーザ行動の特性を明らかにする.
著者
阿部 年晴
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.342-359, 1997-12-30

文化人類学で用いられる呪術概念は, 近代ヨーロッパの形成過程において, 宗教(キリスト教)や科学や近代的な社会制度から排除され否定的な価値を付与された残余カテゴリーであった。この残余カテゴリーの指し示すところにしたがって始められた呪術研究においては, 連想の原理の誤用, 心理的言語技術, 融即, 象徴的表現, 物語生成装置, 構成規則にしたがう技術, ゼロ記号などさまざまなとらえ方が提出された。その過程で, 非合理的でマイナーな慣習と見なされていたものの研究が, 文化的存在としての人間生を根底で支えているものでありながら近代的な諸科学が気づかなかった行為の諸側面や, 文化的秩序の基本的な再生産装置に光を当てるという逆説的な事態が生じている。しかもそのような行為の諸側面や文化装置の弱体化は, 現代文明が草の根において遭遇しつつある危機とかかわりをもっていると思われる。このような観点から呪術研究をさらに展開するために必要なことの一つは, 日常的文脈における呪術世界の研究を基盤として, レヴィ=ストロースのマナ論にみられるような理論的考察と民族誌学的な記述分析と内在的記述とを結び付ける作業である。
著者
韓 順子 谷 伊織 早川 史子
出版者
東海学園大学
雑誌
東海学園大学研究紀要. 人文学・健康科学研究編 (ISSN:1349161X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.91-100, 2008-03

2005年5月下旬から6月上旬において、愛知県における女子高校生と女子大学生の飲み物の飲用状況を調査し、次のような結果を得た。1.高校生、大学生ともに夏の飲み物として最も多く飲まれていたのは、煮出し麦茶とウーロン茶だった。2.高校生に比べて大学生の方が飲み物の飲用率が低かったのは、大学生の方が食間に飲み物を飲んでいなかったことによるものであった。3.緑茶および紅茶、コーヒーに対する嗜好性では、大学生が緑茶やコーヒーを好み、高校生では紅茶を有意に好んでいた。4.来客時と団欒時の飲み物として大学生では、緑茶とコーヒーをそれぞれイメージしたのに対し、高校生ではいずれの場合も緑茶、紅茶およびコーヒー以外の飲み物をイメージした。
著者
相馬 洋平 松永 哲雄 曽我 仁 内山 尚志 福本 一朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.304, pp.43-46, 2005-09-15
被引用文献数
2

音楽は生体に対し生理的、心理的に良い影響をもたらすことが報告されている。本研究は、精神作業負荷として暗算作業を課し、3つの音楽条件下(気分向上音楽、リラックス音楽、無音)においての作業効率を調査することを目的とした。生体に対する影響について主観的、客観的評価を行った。主観的評価として、STAIおよびPOMSを用いた。また、客観的評価としてフリッカーを用いた。結果は、リラックス音楽において作業時間と誤答率が改善される傾向が示された。また、STAI状態不安およびPOMS素得点変化、フリッカー値においても同様の傾向が示された。よって、暗算作業においてリラックス音楽環境が仕事の効率が上がる可能性が示唆された。
著者
太田 良隆
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.133-139, 2013-06-01 (Released:2013-06-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

日米欧中韓の五大特許庁は,特許分類に関する取り組みとして共通ハイブリッド分類(CHC)プロジェクトを実施している。本プロジェクトは,各庁の既存の内部分類(JPOのFI・Fターム,EPO・USPTOのCPC)を調和するものであり,国際特許分類(IPC)を迅速に詳細化することが期待されている。日本国特許庁はその推進のために多くの労力を費やしてきたが,その進捗は芳しいとは言えない。本稿では,このようなCHCプロジェクト等の特許分類に関する最近の動向を説明する。
著者
沖原 謙 塩川 満久 柳原 英兒 松本 光弘 菅 輝 出口 達也
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究の目的は,これまで,現場の指導者を通して言葉で表されてきた複数の選手の動きや,チーム全体の動きを定量化して,分析することでサッカー戦術を客観的に解明していくことであった。この目的を達成するためにDLT法を用いて選手の位置を時系列に沿って座標化し,選手の動きを客観化し,分析を行った。そして本研究の成果については,以下に示すとおりである。1.「攻撃は広く,守備は狭い」という原則と,「一試合を通してチームの状態をコンパクトに保つ」という2つの異なったチーム戦術の原則について分析を行なった結果,本研究の成果では,試合を優位に進めているチームでは,「一試合を通してチームの状態をコンパクトに保つ」という分析結果は得られなかった。「一試合を通してチームの状態をコンパクトに保つ」は,いくつかの先行研究でも試合を優位に進めているチームの現代サッカーの特徴と報告されてきたが,「攻撃は広く,守備は狭く」の原則の方が,よいチームの状態として機能しているという結果が,本研究から得られた。2.各々の選手の時系列に対するスピードの変化の平均を算出し,これをチームのスピードの変化として表すと,対戦チーム間において,スピードの変化には明らかに連動性があった。3.日本代表が採用している守備戦術である"フラットスリー"の分析において,この"フラットスリー"のフィールド上の頻度とスピードの変化を分析することで,フラットスリーの守備戦術が,ゲームにおいて機能しているかどうかという評価を加えられる可能性を示した。4.1で述べた「攻撃は広く,守備は狭い」という原則が優先される時,この原則は相対的なチーム関係において有効であり,攻守の切り替え時に相手チームよりも効率よく広がり,効率よく狭くなる方法が,今後の現代サッカーの新しい理論として構築される基礎研究となるであろう。