著者
富田 夏生 村田 功二 仲村 匡司 秋津 裕志 大崎 久司
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.39-45, 2020-01-25 (Released:2020-02-01)
参考文献数
9

ダケカンバは北海道の先駆種でもあり蓄積量も多いが十分な活用がなされてこなかった。そこで価値の高い活用方法としてバット用材としての評価方法とその適正を検討した。バット用材に最も要求される物性を衝撃曲げ強度と考え,ダケカンバ材の繊維傾斜と衝撃曲げ強度および衝撃曲げ破壊エネルギーの関係を調べた。既存の報告に近い傾向が衝撃曲げ強度でも確認でき,ハンキンソン式の適用が可能であった。バット用材のグリップを模した試験体で衝撃曲げ試験を行い,既存のバット用材と比較した。密度および繊維傾斜を補正した結果,ダケカンバは既存のバット用材と破壊エネルギーと強度の両方で同等の性能を示した。実際に硬式野球バットを試作し,大学野球部で試打を行った。一週間の試打で破損は見られず実用に耐えうることが確認できた。アンケートの結果では打球感や飛距離などでも「良い」や「普通」の回答が大半をしめ,実用上問題がないことが確認できた。
著者
竹内 武昭
出版者
日本行動医学会
雑誌
行動医学研究 (ISSN:13416790)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.59-63, 2013 (Released:2013-10-31)
参考文献数
13

日本の喫煙率は低下してきてはいるが、依然として先進国としては高い状態が続いている。多数の死者を出す予防可能な疾患にもかかわらず、社会的には重要度の認識が低く、西欧諸国と比較すると十分な対策がなされていない。まさに「サイレントキラー」の名にふわさしいのがたばこである。明らかに健康被害のあるたばこであるが、実際に問題なのはほとんどの人がたばこの害が解っていながら、やめられない依存状態にあることである。ニコチン依存は、ニコチンが報酬系の行動と強く結びついていることに主因がある。依存に関係するドパミン神経系は「報酬系回路」として知られており、快の感覚を個体に与えるため、強化行動をひき起こす。喫煙による急激なニコチン濃度上昇は、一過性のドパミン過剰放出を起こすが、最終的にドパミン受容体数が減少するため、慢性的な喫煙状態は、シナプスの機能不全を起こす。禁煙指導には、薬物療法と共に行動科学的アプローチが重要である。禁煙の意志のある喫煙者に対してはニコチン依存の治療が行われ、行動カウンセリング(禁煙支援の5つのA)が高い戦略的価値を持つと考えられている。日本では保健適応の禁煙外来の利用が有用である。禁煙の意志のない喫煙者に対しては、動機付け面接を基本とする行動カウンセリング(動機強化のための5つのR)が有効であると考えられている。禁煙を継続・維持中の禁煙者に対しては再発防止戦略が重要であり、禁煙継続中に起こりうる心身の問題、外部環境の障害、誘惑に対する対応が含まれる。喫煙者には支持的に対応し、彼らはたばこ産業の犠牲者であるという考え方を持つことが重要である。さらに、禁煙することのメリットを個人レベルで模索し、禁煙開始と禁煙継続のモチベーションを維持する必要がある。
著者
Dai SUZUKI Toshiaki KAWASE Takashi HOSHINA Tatsuhiro TOKUDA
出版者
The Herpetological Society of Japan
雑誌
Current Herpetology (ISSN:13455834)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.47-54, 2020 (Released:2020-02-26)
参考文献数
18
被引用文献数
2

The Eastern-Japanese common toad, Bufo japonicus formosus, is distributed from southern Hokkaido to Kinki district of northeastern Honshu, Japan. However, Hokkaido populations are suspected to be nonnative and derived from relatively recent artificial introduction from Honshu. To clarify the origin of Hokkaido populations, we analyzed sequence variations of the mitochondrial cytochrome b gene in the toads from Hokkaido and compared the sequence data from previous studies. We obtained ten haplotypes from six sites on Hokkaido. Samples from the sites located along Ishikari river system, Asahikawa, Ebetsu, and Ishikari cities, had six haplotypes. Only one haplotype was obtained in Sapporo city and it was genetically far from Ishikari river’s ones. Hakodate and Muroran cities samples had one and two haplotypes, respectively. All ten haplotypes from Hokkaido were genetically identical or close to haplotype data from Kanto district or Shizuoka Prefecture, mid-eastern Honshu, far from Hokkaido. Therefore, the toad populations of Hokkaido were considered to be nonnative and multiple introductions from eastern Honshu to Hokkaido were implied.
著者
小泉 大 佐久間 康成 森 美鈴 宇井 崇 佐田 尚宏 安田 是和
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.7, pp.1905-1908, 2010 (Released:2011-01-25)
参考文献数
5
被引用文献数
1 3

症例1は53歳,男性.30歳時に生体腎移植を施行.2004年に右鼠径部の膨隆を認め,次第に増悪した.2006年6月Lichtenstein法施行.ヘルニア門は恥骨のすぐ脇で,膀胱上ヘルニア,ヘルニア分類II-1と診断した.内鼠径輪は破壊され,精索が内側に変位していた.症例2は44歳,男性.25歳時に生体腎移植術を施行された.2005年右鼠径部膨隆を認め,次第に増大したため,2008年6月手術施行.外鼠径ヘルニア,ヘルニア分類I-2と診断.腎移植後の癒着のため剥離に難渋し,精索の同定,剥離が困難だった.腎移植術後の鼠径ヘルニアでは,腎移植のため鼠径管や腹膜前腔に癒着が起こり,鼠径管の剥離や精索の同定が困難となっていた.移植腎のある腹膜前腔に盲目的に指を入れ,通常のヘルニアの剥離操作を行うことは,移植腎の不慮のトラブルを避けるためにも行うべきではなく,その点で腎移植後の鼠径ヘルニア症例に,Lichtenstein法は有用な術式である.
著者
西条 寿夫 小野 武年
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.281-288, 2014-09-30 (Released:2015-10-01)
参考文献数
20

霊長類を含めて脊椎動物は, 特定の視覚性物体 (天敵, 被捕食動物, 食物), 音 (鳴声), フェロモンなど, 生存に重要な特定刺激を, これまで一回も経験したことが無くても, 生後直後から学習無しに認知できる。これは, これら刺激の認知に関与する神経系が, 本能的認知機構として遺伝的に符号化されているからである。霊長類では, 網膜→上丘→視床枕→扁桃体 (あるいは連合野等) からなる膝状体外視覚系 (皮質下経路) が, 物体の本能的認知に関与し, サル視床枕や上丘には, 顔様パターンや霊長類の天敵であるヘビに応答するニューロンが存在する。これらニューロンの応答特性から, 膝状体外視覚系は顔や天敵の視覚情報を低解像度で処理して素早く検出することに関与していることが示唆された。以上から, 膝状体外視覚系が, 霊長類の脳の進化や乳児における脳発達に関与している可能性について述べる。
著者
立木 孝
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.253-262, 2008-08-31 (Released:2010-08-05)
参考文献数
44
被引用文献数
4 2

心因性難聴の聴力検査には, 1) 純音オージオメトリー 2) 自記オージオメトリー 3) 他覚的聴力検査の3者が必要である。ただこの中で, 3) の他覚的聴力検査については, 本紙の他の著者の総説の中で詳細に述べられているので, ここでは省略することにした。ここでは1) 純音オージオメトリー 2) 自記オージオメトリーの2者について総説する。心因性難聴では, 純音オージオグラムの“閾値”は真の閾値ではない。しかし“でたらめ”でもなく, 内在する“大きさの感じ (loudness)”によってきめられる。従っていろいろの現象がでたらめではなく, ある傾向によって定められて行く。ここが本症の診断で重要な点である。自記オージオグラムも, 閾値 (きこえる, きこえない) ではなく, ある“大きさ (loudness)”を目当てに記録が行われるので, 断続音は断続条件によってレベルが上昇していく。これが心因性難聴の診断に大きな役割を果たすことになる。本稿はそれらを中心に解説した。
著者
金 泰暻
出版者
日本近代文学会
雑誌
日本近代文学 (ISSN:05493749)
巻号頁・発行日
vol.98, pp.59-70, 2018-05-15 (Released:2019-05-15)

漱石がブームである。没後一〇〇年、生誕一五〇年を迎えていた夏目漱石が生まれ死んだ日本でのことを言うのではない。二〇一七年四月八日、ソウルに位置した明知大学校で韓国日語日文学会春季学術大会が開かれた。この日のテーマは、夏目漱石の生誕一五〇年を記念して「夏目漱石、一五〇年の旅、そして韓国」であった。かかる漱石への関心は「日本」関連の仕事に従事している専門家に限ってのことではない。二〇一六年、韓国のある出版社から『夏目漱石小説全集』全十四巻が完訳・刊行した。本稿では、玄岩社版『夏目漱石小説全集』に焦点を合わせ、現在の「文学」をめぐる諸条件のなかで、韓国における漱石現象を考察した。
著者
金子 一郎
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.3-7, 2020 (Released:2020-02-17)
参考文献数
18

これまで謎のベールに包まれていたリン代謝調節系は, その詳細が解明されるにつれ, 寿命や加齢に関して非常に重要な役割を演じていることが明らかにされた。特に老化抑制遺伝子Klothoの研究により, 「リンが老化を加速する」という概念が確立され, 線維芽細胞増殖因子 (FGF23) /Klotho/ビタミンD調節シグナルを介したリン代謝異常と各種疾患との関連が重要視されている。本研究では, 遺伝子改変動物や培養細胞を用いた基礎研究からFGF23/Klotho/ビタミンD調節シグナルが成長期から加齢におけるミネラル代謝の中核として機能していることを明らかにした。これらの研究成果は, 各種慢性疾患におけるビタミンDの栄養状態を維持することが老化を制御している可能性も示唆している。さらに, 現代高齢化社会で問題となる慢性腎臓病重症化予防や脳機能障害改善におけるリン・ビタミンD代謝を介する老化抑制機構の解明は, 栄養学的アプローチを可能とするために, より一層の健康長寿への応用が期待できるものと予想された。
著者
竹村 和久
出版者
心理学評論刊行会
雑誌
心理学評論 (ISSN:03861058)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.270-291, 1994 (Released:2019-07-24)
被引用文献数
6
著者
皆川 達夫
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.68, 1967-12-30 (Released:2017-05-22)

The libretto of a Japanese Noh-Play is divided into many strictly formalized and fixed sections, which have not only their special dramatic character, but also their own musical style. In other words, Noh is not simply drama but is socalled Gesamtkunst. The vocal melodies of Noh are regulated by one of the two scale-like stylistic composites, called Tsuyo and Yowa. Yowa has a definite scale : the interval between the upper tone and the lower one is the seventh, which is the sum of two successive statements of the fourths, the favorite interval of the Japanese. Tsuyo is highly intoned recitation rather than music. Accent, dynamic stress, tone color, and a special vocal technique are mose important than melodic movement itself. The rhythm of Noh is quite fascinating. Noh music may sound to a Westerner like pure free-rhythm music with flexible changes of rhythm and tempo ; now there is a push forward, now a slowing down, now a breaking off. However, this flexibility should not be associated with either arbitrariness or improvisation. Each change of rhythm and tempo is weighd carefully according to the patterns of the drum-beats, the content of the text, the position of the verse, the section, etc. In many aspects, Noh music is contrary to the Western music, and it offers an interesting antithesis to the Westerners. For further details, my article Japanese Noh Music (Journal of the American Musicological Society Vol. X, No.3, 1957) should be read.
著者
川久保 惇 小口 孝司
出版者
日本国際観光学会
雑誌
日本国際観光学会論文集 (ISSN:24332976)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.179-185, 2015 (Released:2019-06-12)
参考文献数
24

Long-term stress may lead to many types of mental health problems. Short-stay vacations at mental health rejuvenation facilities and stress relief training could improve stress management. Recently, tourism enterprises focus on health care and some of them are specific for stress relief and revitalization. Therefore, this study investigates the effects of these facilities on mental health. We conducted a longitudinal study and collected Japanese employees as participants (N=50) to examine the psychological effects of a 1-night stay at a mental health rejuvenation facility and stress management training on their mental health. The results suggested that a mental health rejuvenation facility as short-stay vacation destinations was effective for maintaining the mental health of employees.
著者
奥 正廣
出版者
日本創造学会
雑誌
日本創造学会論文誌 (ISSN:13492454)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-35, 2020 (Released:2020-04-17)

本研究の目的は、明治以来の日本における高等教育および教養教育政策の変遷を、信頼できる諸研究に基づき明らかにし、その知見や間題意識を創造性教育や教育改革に関心ある諸氏に提供し、そのうえで、諸氏が、自ら今後の創造性教育や教育改革の考察を深めるためのたたき台となるように、関連する個人的研究テーマ例を素描することである。具体的には、次のような内容になる。 (1)まず筆者の間題意識の原点を簡単に紹介する。 (2)次に、信頼できるエビデンスベーストの教育政策史関連の諸研究に基づき、明治期以来のキャッチアップ型近代化の特性を、高等教育における教養教育の変遷を中心に検討し、基本的間題点を明らかにする。結局、明治以降の国家教育政策の破綻していることが示される。 (3)その知見に基づき、今後の新たな教育政策の方向性を探索・構築するために、創造性教育や教育改革に関心のある諸氏が探究のたたき台にできるように、筆者自身の個人的間題意識(1)に従い、(2)の知見を踏まえ、今後の個人的研究テーマの素描を行う。そこでは、幅島原発事故の徹底解明、真実を直視する市民の科学的恩考スキルの醸成、江戸時代後半の多様な恩想状況の再検討、「道(生き方)」的な教育要素の重要性、SDGs(持続可能な発展目標)時代の教養教育や創造性教育の条件解明などが提案される。
著者
福岡 講平 柳澤 隆昭 渡辺 祐子 鈴木 智成 白畑 充章 安達 淳一 三島 一彦 藤巻 高光 松谷 雅生 西川 亮
出版者
日本小児血液・がん学会
雑誌
日本小児血液・がん学会雑誌 (ISSN:2187011X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.387-391, 2015 (Released:2016-02-06)
参考文献数
11

【緒言】脳幹部腫瘍は, 極めて予後不良な疾患であり, 生存期間の延長に寄与したと証明された化学療法は, 未だ存在しない.今回我々は,放射線治療後再進行を来した脳幹部腫瘍に対する低用量持続経口エトポシド療法の投与経験を報告する.【方法】当院で加療した脳幹部腫瘍症例に対し,後方視的に経口エトポシド療法の効果および有害事象に関し検証した.【結果】対象症例は,11例で,診断時年齢中央値5歳(3–10歳),男女比は1:10であった.10例が画像所見のみで診断し,1例が他院にて生検施行され,膠芽腫と診断された.診断から中央値7か月(2–19か月)で放射線治療後の腫瘍再進行を認め,経口エトポシドが開始になっていた.経口エトポシドへの治療反応性に関しては,画像所見が改善,または変化無であった症例は,画像評価の行われた9例中3例であったのに対し,臨床症状は11例中8例で改善または維持,ステロイド投与量は投与中であった8例のうち,2例で中止,2例で減量を行うことができた.エトポシド投与期間は,中央値6か月で,最長24か月投与が可能であった症例も認められた.症例の全生存期間は,中央値19か月(6–38か月)であった.【結語】脳幹部腫瘍,放射線治療後再進行例において,経口エトポシド療法により明らかに臨床症状の改善が得られる症例が認められ,試みるべき治療方法であると考える.
著者
Shiro Miyayama Masashi Yamashiro Keiichi Nagai Akira Yokka
出版者
Japanese Society of Interventional Radiology
雑誌
Interventional Radiology (ISSN:24320935)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.67-74, 2016 (Released:2017-03-08)
参考文献数
9
被引用文献数
5

Selective catheterization of some branch arteries may occasionally be impossible, especially small branches arising from a large parent artery or the aorta with an acute angle at the orifice. A catheter with a large side hole or cleft is a useful device for selecting such branch arteries. This catheter can be made easily during the procedure from a conventional angiographic catheter as individual anatomy requires, and a microcatheter-guidewire system can be advanced into the desired branch artery through the side hole or cleft.
著者
堀場 直樹 藤田 将典 山口 正孝 松本 享 中田 和彦
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.292-304, 2018 (Released:2018-10-31)
参考文献数
54

目的 : 本研究の目的は, 安全で操作性の良い, 一般歯科医師にも広く普及するような根管消毒薬を, 行政機関から認可を得やすいと考えられる食品添加物を用いて開発することである. 材料および方法 : 被験材料として, 3種類の精油を含む9種類の既存食品添加物, 2種類の精油を含む3種類の天然香料基原物質, ならびに1種類の指定食品添加物の計13種類の食品添加物を用いた. 各抽出物の抗菌効果はEscherichia coli, Lactobacillus casei, Enterococcus faecalisに対して, カップ法と液体希釈法を用いて検討した. 結果 : カップ法では, 原液の精油および柑橘種子抽出物 (GSE) 以外の食品添加物には抗菌効果は認められなかった. 精油ではオレガノの抗菌効果が最も強く, 次いでタイムであった. 液体希釈法では, 鉄抽出物含有アスコルビン酸とプロタミンは, E. coliに対して強い抗菌作用が認められた. L. caseiとE. faecalisに対しては, 強い, あるいは弱い抗菌作用を認めた. アスコルビン酸単独およびGSEも, L. caseiとE. faecalisに対して抗菌作用を示した. 結論 : アスコルビン酸を含む食品添加物は, E. coliなど3種の通性嫌気性菌に対して抗菌効果が認められた. このことは, これらの食品添加物が根管消毒薬として有用となる可能性を示唆している.