著者
長﨑 健吾
出版者
興風談所
雑誌
興風 (ISSN:13452541)
巻号頁・発行日
no.31, pp.1-18, 2019-12
著者
又吉 直樹 千野 帽子 堀本 裕樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.154-157, 2012-04

千野 巻末で堀本さんと俳句連載をやっている千野です。なぜ又吉さんと鼎談をしているかというと、昨年10月に堀本さん、長嶋有さん、米光一成さんとやった公開句会イベント「東京マッハ Vol・2」に、ふらっと来てくださったのがご縁の始まりで。又吉 行ってみたら、単純にもう句会が面白かったというのと、会場が満員で、これだけ熱狂する人たちがおんのやと驚きました。
著者
藤井 久雄
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.474-477, 1963
被引用文献数
1 5

(1) 納豆菌がグルタミン酸培地で生成する粘質物を純粋に分離精製し,グルタミン酸ポリペプチドであることを明らかにした.<br> (2) 培地中のグルタミン酸の約16%の収量でグルタミン酸ポリペプチドが得られたが,ペプチド構成グルタミン酸の約40%はD-グルタミン酸であった.<br> (3) 納豆菌がシュクロース培地で生成する多糖類はレバン様フラクタンであることを明らかにし,その生成の培養条件と分離精製法を示した.<br> (4) フラクタンも弱い粘性を示すが,糸引きの主体はグルタミン酸ポリペプチドであった.<br> (5) グルタミン酸+シュクロース培地では,グルタミン酸ポリペプチドとフラクタンとを生成するが,両者は単に混在するものであることを超遠心沈降により推定し,糸引納豆粘質物でもペプチドとフラクタンとは単に混在するものと考えた.
著者
眞木 吉信
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.174-181, 2017-09-30 (Released:2017-11-05)
参考文献数
39

フッ化物配合歯磨剤は成人や高齢者にも,う蝕予防効果をもたらすことは周知の事実である.近年,一部の基礎実験研究の結果をもとに,フッ化物配合歯磨剤がインプラント周囲炎のリスクになる可能性が指摘されている.日本口腔衛生学会ではフッ化物配合歯磨剤がインプラント周囲炎のリスクになるか評価することを目的として,ヒトを対象とした疫学研究および5つの観点からの基礎研究を文献データベースより収集した.その結果,実際にヒトを対象とした疫学研究は存在しなかった.さらに,基礎研究の結果から,1)pHが4.7以下の酸性状態が継続した場合,フッ化物配合歯磨剤によりチタンが侵襲されうるが,中性,アルカリ性,または弱酸性のフッ化物配合歯磨剤を利用しても,侵襲の可能性はきわめて低い,2)歯磨剤を利用しないブラッシングでもチタン表面が侵襲され,歯磨剤を利用したブラッシングでもフッ化物の有無による侵襲の程度に差はない,3)チタン表面の侵襲の有無で,細菌の付着に差はなく,フッ化物の利用により細菌の付着が抑制された報告も存在する,4)実際の口腔内では唾液の希釈作用でフッ化物イオン濃度は低下するため侵襲の可能性は低い,5)フッ化物配合歯磨剤の利用により細菌の酸産生能が抑制されるため,チタンが侵襲されるpHにはなりにくいことが分かった.以上の結果をまとめると,チタンインプラント利用者にフッ化物配合歯磨剤の利用を中止する利益はなく,中止によるう蝕リスクの増加が懸念される.
著者
刑部 育子
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.1-11, 1998-04-10 (Released:2017-07-20)
被引用文献数
5

本研究の目的は, 保育園における4歳児の「ちょっと気になる子ども」の長期にわたる集団への参加過程を関係論的に分析したものである。関係論的視点, その中でもとくにLave, &Wenger(1991/1993)による「正統的周辺参加」論では, アイデンティティの形成過程を共同体への十全的参加者となることとする。Lave, & Wengerは, アイデンティティの変化を長期にわたる他者との生きた関係の中で提え, また実践の共同体の徐々なる参加を通した位置として提える。本研究では, 1993年4月から1993年12月までピデオ観察を週一回の割合で行い, 保育者との関わり, 他の子どもとの関わりを通した対象児のアイデンティティの変化を分析し, 記述した。その結果, 「ちょっと気になる子ども」が気にならなくなっていく過程で起きていたことは, その子ども個人の知的能力やスキルの獲得といった変化というよりも, 共同体全体の変容によることが明らかになった。

4 0 0 0 OA 朝鮮要覧

出版者
朝鮮総督府
巻号頁・発行日
vol.大正14年, 1925
著者
フランク アンダース 七邊 信菫
出版者
日本デジタルゲーム学会
雑誌
デジタルゲーム学研究 (ISSN:18820913)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.126-136, 2008 (Released:2021-07-01)

シリアスゲームは楽しくて遊べるゲームであることとともに、娯楽以外の目的で使えることを目指す。このことはそのデザインプロセスに、面白くやりがいのある課題を提出する。それは、娯楽以外の目的を達成することと同時に、 そのデザインが楽しみや熱中をもたらすことをどのように確実にできるか、という課題である。教育用ゲーム(シリアスゲームの派生物)のゲームデザインは、トピック (訓練の目的) とゲームが使用される環境に左右される。私たちは、次の 3つのデザイン目標が同時に達成されるような実用的なデザイン手法を提案する。 その目標とは、(1) 人が夢中になるゲームを創ること、 (2) 訓練の目的に適切に役立つこと、 (3) ゲームを取り巻く訓練の文脈がデザインの決定に影響を与えること、である。本稿では、デザインの問題の分布範囲を調べ、いかに 3つのデザイン目標が相互依存しているか、そしてバランスのとれたデザインがどのようにこれら 3つのすべてを満足させるかを示す。たとえば、訓練の目的は、ルールと目標のわかりやすいデザインを妨げることがある。訓練の文脈は、課題を構成する方法やゲームによる学習が達成される過程に影響する。この方法を説明するため、「Foreign Ground」という訓練用シリアスゲームのデザインプロセスを紹介・議論する。
著者
Koji Terasaki Takemasa Miyoshi
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
pp.18A-002, (Released:2022-02-08)
被引用文献数
5

This study investigated the predictability and causes of the heavy rainfall event that brought severe disasters in Kyushu in July 2020 with a global numerical weather prediction system composed of the NICAM (non-hydrostatic icosahedral atmospheric model) and the LETKF (local ensemble transform Kalman filter). We performed ensemble data assimilation and forecast experiments using the NICAM-LETKF system with 1,024 members and 56-km horizontal resolution on the supercomputer Fugaku. The results showed that 1,024-member ensemble forecasts captured the probability of heavy rainfall in Kyushu about five days before it happens, although a 10-day-lead forecast is difficult. Ensemble-based lag-correlation analyses with the 1024-member ensemble showed very small sampling errors in the correlation patterns and showed that the moist air inflow in the lower troposphere associated with a low-pressure anomaly over the Baiu front was related to this heavy rainfall in Kyushu.
著者
Yusuke Goto Naoki Sato
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.8-12, 2022 (Released:2022-02-02)
参考文献数
18

The horizontal movement vectors of the maximum rainfall area associated with local heavy rainfall around Tokyo in the afternoon of high-temperature summer days were analyzed using a numerical algorithm in order to investigate their relationship to the wind vectors in the free atmosphere. First, the movement vectors were objectively identified every 10 minutes from radar echo intensity data, and their time average from the onset to the termination of a heavy rainfall event was calculated. The results show that the maximum areas of localized heavy rainfall around Tokyo most frequently move to the east-southeast and southeast. Moreover, the direction of movement is shifted to the right relative to the mean direction of the free atmospheric winds in most cases. It is also implied that water vapor supply from the south in the boundary layer plays a role in the rightward movement.
著者
粉川 一郎
出版者
武蔵社会学会
雑誌
ソシオロジスト : 武蔵社会学論集 (ISSN:13446827)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.1-22, 2020

1998年のNPO法施行以来,評価と協働という概念は非常に注目を浴びるものであった。しかしながら,評価も協働も民間非営利セクターにとって重要な意味を持つ概念であるにもかかわらず,必ずしもその実践,研究は十分とは言えず,研究テーマとしても関心が低く留まる状況があった。一方,SIB(Social Impact Bond)という考え方が主にイギリスの取り組みを中心に紹介され着目されるようになる。SIBとは,投資家が社会的活動を行うサービス提供者に事業資金を提供し,サービス提供者が社会的なサービスを提供,その社会的サービスの成果を独立した評価機関が評価し,成果目標を達成した場合のみ,行政が投資家に成功報酬を償還するという新しい社会的事業の実施スキームであり,国内の研究者からもその可能性への期待と,日本での適用の難しさなどが指摘されている。2015年以降,SIBは日本でもいくつかの実証事業が実施されており,筆者は尼崎市での実証事業に参加している。参与観察者として実際にSIBを分析すると,SIBが評価と協働というテーマにおいて多くの課題を解決する可能性を持ちうることが見いだされた。具体的には評価ではコスト負担の問題や評価の学びの問題,協働においては市民提案型の協働事業の持つ問題や,基本的な協働原則がSIBによってクリアされることがわかった。こうしたメリットを考えた時,SIBを柔軟に日本社会で取り入れていくことが必要と考えられる。
著者
Ye Zhou Wanling Wu Youqing Zou Wentao Huang Shanshan Lin Jinsong Ye Yutao Lan
出版者
The Japan Endocrine Society
雑誌
Endocrine Journal (ISSN:09188959)
巻号頁・発行日
pp.EJ21-0589, (Released:2022-02-22)
被引用文献数
7

Exercise has beneficial effects on metabolic syndrome (MS). However, the exercise prescriptions that best support plasma glucose and lipid control remain unknown. We evaluated the effects of different combinations of aerobic and resistance training programs on plasma glucose and lipid metabolism and sleep quality in elderly MS patients. Eighty-five elderly MS patients were randomly assigned to five groups: aerobic training (AT), resistance training (RT), high aerobic with low resistance training (HALRT), high resistance with low aerobic training (HRLAT), or control. The exercise groups performed supervised moderate-intensity exercise during three 50-min sessions per week for 12 weeks. Body mass index (BMI), waist circumference (WC), systolic blood pressure (SBP), diastolic blood pressure (DBP), handgrip strength (HGS), fasting plasma glucose (FPG), 2-hour postprandial blood glucose (2hPG), total cholesterol (TC), triglyceride (TG), low-density lipoprotein cholesterol (LDL-C), high-density lipoprotein cholesterol (HDL-C) levels and sleep quality were evaluated at baseline and after 12 weeks. All intervention groups showed significant improvements in SBP, HGS, FPG, 2hPG, and Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI) scores compared to baseline (all p < 0.05), while DBP, TC, TG, and LDL-C levels were significantly improved only in the HRLAT and HALRT groups (p < 0.05). The HALRT group showed the largest improvements in WC, SBP, DBP, HGS, FPG, 2hPG, and PSQI score (p < 0.001). The largest improvements in BMI, TC, and LDL-C were observed in the HRLAT group (p < 0.001). The combined exercise prescriptions were more effective than aerobic or resistance training alone at improving plasma glucose and lipid metabolism and sleep quality in elderly MS patients.
著者
本多 倫彬
出版者
日本政治学会
雑誌
年報政治学 (ISSN:05494192)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.1_178-1_200, 2020

<p>民主党政権の外交・安全保障政策は、一般に評判が悪い。しかし、国際平和協力について民主党政権は、ハイチと南スーダンという二つの国連PKOへの自衛隊部隊派遣、東南アジア地域での防衛省・自衛隊による能力構築支援の開始、さらにジブチでの海賊対処を目的に自衛隊初の海外拠点の整備など、従来の枠を超える積極的な試みを行っている。</p><p> それにも係わらず、2011年の自民党への政権交代後、第二次安倍政権が進めた 「積極的平和主義」 に基づく国際平和協力強化の試み、就中、平和安全法制に対して、野党民主党は強固な反対姿勢を示した。これにより、批判者としての印象が先行し、民主党政権期の国際平和協力は正面から検討されることのないままとなっている。</p><p> 本稿は、民主党政権の実施した国際平和協力について、後の自民党政権との相違と共通性に着目して検討を行うことで、国際平和協力における民主党政権の再評価を行った。分析を通じて、民主党政権の役割が、積極的平和主義に基づく国際平和協力の試みの基盤整備にあったことを示すとともに、自民・民主両党の国際平和協力政策の根本的相違は、国際平和協力の考え方にではなく、対米関係の考え方にあることを明らかにした。</p>

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年07月10日, 1915-07-10
著者
日本学術振興会 編
出版者
日本学術振興会
巻号頁・発行日
vol.第1号(昭和7年12月至昭和9年3月), 1935