著者

泉山 塁威 猪飼 洋平 松川 真友子

出版者

日本建築学会

雑誌

日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)

巻号頁・発行日

vol.87, no.800, pp.1975-1986, 2022-10-01 (Released:2022-10-01)

参考文献数

9

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This study aimed to compare busker systems in Japan and Melbourne to identify the possibilities and challenges of introducing busker systems in Japanese public spaces.Chapter 2 organized the Tokyo Metropolitan Government’s “Haven Artist Project” and Kashiwa City’s "Street Musician Registration System" operation. Chapter 3 organized the operation of Melbourne’s “Busking Permits”. Chapter 4 compares and discusses the busker system in the three cases, and Chapter 5 examines the possibilities and challenges of the busker system in public spaces in Japan.

著者

内田 彬浩 林 高樹

出版者

特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター

雑誌

赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)

巻号頁・発行日

vol.17, no.6, pp.209-222, 2018-12-25 (Released:2018-12-25)

参考文献数

22

被引用文献数

1

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日本の購入型クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」のデータを用いた実証分析を行い、米国の「Kickstarter」を対象とした研究と比較した結果、以下の3 点が明らかになった。第一に、日米ともに目標金額と募集日数の増加により資金調達の成功率が下がり、積極的なPR により成功率が上がる。第二に、動画の使用が成功率向上に有効とした米国での研究結果に対し、日本では動画が成功率に影響を与えるとは言えない。第三に、日本では首都圏に所在する資金調達者が実施したプロジェクトの成功率が高い。これらは、今後の日本のクラウドファンディングの発展過程の理解に資すると考えられる。

著者

有賀 暢迪

出版者

独立行政法人 国立科学博物館

雑誌

国立科学博物館研究報告E類(理工学) (ISSN:18819095)

巻号頁・発行日

vol.45, pp.13-16, 2022-12-23 (Released:2022-12-27)

参考文献数

2

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In the summer of 2022, the National Museum of Nature and Science, Tokyo, held a special exhibition “Various Stories from Artifacts of Scientific, Technological, & Natural History.” It was based on a preceding “integrated research” project running from FY2016 through FY2020. The present report provides a brief description of, as a part of the exhibition, the displayed objects that were related to KAMIOKANDE, the large-scale experimental facility best known for neutrino studies. It also mentions other KAMIOKANDE-related materials included in the permanent exhibition.

著者

武田 誠

出版者

関西大学法学会

雑誌

關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)

巻号頁・発行日

vol.31, no.5, pp.997-1045, 1982-02

著者

松本 武一郎

出版者

公益財団法人 日本醸造協会

雑誌

日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)

巻号頁・発行日

vol.76, no.7, pp.460-465, 1981-07-15 (Released:2011-11-04)

参考文献数

7

被引用文献数

1

著者

香川 秀太

出版者

日本グループ・ダイナミックス学会

雑誌

実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)

巻号頁・発行日

vol.58, no.2, pp.171-187, 2019 (Released:2019-03-26)

参考文献数

31

被引用文献数

5

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本稿では,これまでの経済中心の資本主義社会ないし新自由主義に代わり構想され,出現しつつある「未来の社会構造」に関する哲学的諸議論(とりわけ,柄谷行人の交換論とHardt & Negriのマルチチュード)に着目し,それらと心理学的フィールド研究,ないしヴィゴツキー派心理学の活動理論との発展的な接合を試み,ポスト社会構成主義(ないしポスト活動理論)への道筋を探る。具体的には,第一に,Scribnerによる「歴史の四層構造モデル」を用いて従来の活動理論研究の限界を指摘し,各々の共同体や個人史レベルの議論だけでなく,社会構造の世界史に着目した議論の必要性を論じる。第二に,活動理論家Engeströmによる「生産様式の世界史」の議論の限界を指摘し,それを乗り越えうるものとして,柄谷の交換様式の世界史の理論を取り上げる。第三に,「次の社会」の萌芽的な事例として,相模原市藤野周辺地域での,資本制の価値観を乗り越えうる諸活動に着目する。第四に,事例をふまえて,従来の交換論や贈与論が,「独立した自己と他者」の間の「有体物・無体物の行き来」という移送(トランスファー)の言説に依拠してきたことを指摘し,この「移送的交換」では「次の社会構造」の展開が困難なことを指摘する。そして最後に,移送的交換がもたらす,「財の獲得か贈与か」の二元論を越える概念として,「創造的交歓(creative intercourse)」を提案する。

著者

Noriko Tsubamoto-Sano Junji Ohtani Hiroshi Ueda Masato Kaku Kazuo Tanne Kotaro Tanimoto

出版者

Nihon University School of Dentistry

雑誌

Journal of Oral Science (ISSN:13434934)

巻号頁・発行日

vol.61, no.1, pp.119-124, 2019 (Released:2019-03-28)

参考文献数

34

被引用文献数

4

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This study was to investigate the influences of habitual mouth breathing on memory and learning ability during the growth period. At age 5 weeks, the experimental rats were subjected to surgery to close completely one side of the nasal cavity. An 8-arm radial maze was used to evaluate memory and learning ability at age 7, 11, and 15 weeks. Moreover, the brain was extracted at age 7, 11, and 15 weeks, and subjected to histomorphometric examination for the distribution and number of pyramidal cells in the hippocampal CA1 and CA3 regions after Nissl staining. The trial time to accomplish each task was significantly longer in the experimental group than in the control group throughout the experimental period. The number of pyramidal cells was significantly less in the experimental rats than in controls in both the CA1 and CA3 regions for the entire experimental period. Thus, the functional deterioration of the respiratory system during the growth phase exerts a substantial effect on the growth and development of the central nervous system.

著者

高橋均著

出版者

創文社

巻号頁・発行日

2017

著者

植田 康孝

出版者

一般社団法人 人工知能学会

雑誌

人工知能学会全国大会論文集 第31回 (2017)

巻号頁・発行日

pp.4C11, 2017 (Released:2018-07-30)

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人工知能の進化により私たちの価値観や生き方が変わる。日本人は勤勉を尊ぶ価値観を根付かせて来たが、アニメ「おそ松さん」は6人兄弟が遊んで暮らす脱労働化生活を送る。「おそ松さん」的ライフスタイルとは、政府がベーシック・インカムを支給して物質的欲望を満たした場合、文化、芸術、旅行など「コト」についての関心を増やすことである。賃金が支払われるだけの労働を行う生き方に代わり、個性を大切にする生き方となる。

著者

迎山 和司

出版者

一般社団法人 電子情報通信学会

雑誌

電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)

巻号頁・発行日

vol.15, no.4, pp.281-290, 2022-04-01 (Released:2022-04-01)

参考文献数

24

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意味を理解して図像を補完することができるのはヒトだけである.その能力の発現に言語能力は深く関わっているようである.文字の発明後,太古のヒトが描く洞窟画は,バイソンや鹿といった実際にいる生き物から,神や精霊といった空想の生き物が多く描かれるようになる.これは記号的絵画といえる.絵画は文字より感情を喚起させることに優れている.そして,記号的絵画を人工知能で分析して生成することは,ヒトの感情認知の理解につながる.このような研究手法をAnalysis and Synthesis(分析と生成)と呼ぶ.この手法で,空想の生き物やマンガを描く人工知能ができた.今後この試みは,絵画が生成する意味そのものから,意味によって喚起される感情を対象とする時期に来ているのかもしれない.分析と生成を行って確信したが,絵画は感情を表現するための「言語」といえる.言語が文法をもつことが必然ならば,その文法を駆使して込められた欲求が洞窟画からマンガに連なる根源であり,ヒトの感情を芳醇に喚起させる感動なのである.

著者

高橋 浩徳

出版者

大阪商業大学アミューズメント産業研究所

雑誌

大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要 = The Institute of Amusement Industry Studies Osaka University of Commerce (ISSN:18811949)

巻号頁・発行日

no.16, pp.187-238, 2014-06-30

著者

NEARY Ian

出版者

International Research Center for Japanese Studies

雑誌

Japan Review : Journal of the International Research Center for Japanese Studies (ISSN:09150986)

巻号頁・発行日

vol.37, pp.206-208, 2022-12

著者

木本 好信

出版者

学校法人 甲子園短期大学

雑誌

甲子園短期大学紀要 (ISSN:0912506X)

巻号頁・発行日

vol.35, pp.1-8, 2017-03-13 (Released:2018-05-11)

参考文献数

28

著者

ジョージ プラット アブラハム

出版者

国際日本文化研究センター

雑誌

怪異・妖怪文化の伝統と創造──ウチとソトの視点から = The Tradition and Creation of Yōkai Culture: From the Viewpoint of Inside and Outside (ISSN:09152822)

巻号頁・発行日

vol.45, pp.43-52, 2015-01-30

著者

片田 真之輔 大川 ヘナン なかだ こうじえんりけ

出版者

国立大学法人 大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター

雑誌

未来共創 (ISSN:24358010)

巻号頁・発行日

vol.8, pp.145-175, 2021 (Released:2021-07-08)

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本稿は、共生や共創という一見ポジティヴな言葉に関して、その語の現行の用いられ方に対する違和感やフラストレーションをあえて前面に押し出しつつ、協働的エスノグラフィーという手法を用いた多角的かつ批判的な検討を試みる。 第一に大川は、“ 在日ブラジル人 ” という当事者の視点から、一般社会や研究の世界おける現在の共生の在り方が、“ 強者のため共生 ” にとどまり、“ 当事者のための共生 ” にはなっていないことを示す。また、学術的な場において当事者と見なされるためにはマジョリティの考える条件が必要であるという問題を指摘する。 第二に片田は、“ 教育制度や選抜に翻弄された ” 経験をもつ者として、未来共生プログラムの選抜試験、共生を素直に語れる場が変容していく過程を通じて、現在の学術的な共生や共創の前提には、その語の意味に反して “ 制度的優生思想 ” と呼ぶべき問題が存在しているのではないかという問いを提示する。 第三になかだは、対話イベント内の際の当事者性を抑圧するようなコメントを契機として、“ ポリグロットうちなーんちゅ・クィアフェミニスト ” という立場から、マイノリティや問題の当事者が安心して声を挙げる環境を保障することの難しさを論じた。 本稿での検討により、次の 2 点、1. マイノリティや各種問題の当事者の声を聴くこと、2. 社会的なマジョリティやいわゆる専門家の前提の内にある無意識の特権性への自覚を通してはじめて、共生社会を共に創る可能性が開かれるのではないかと結論づける。

著者

青砥 穂高 熊谷 良雄 糸井川 栄一 澤田 雅浩

出版者

一般社団法人 地域安全学会

雑誌

地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)

巻号頁・発行日

vol.8, pp.155-162, 2006-11-23 (Released:2019-01-19)

参考文献数

8

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After the Niigata-ken Chuetsu Earthquake of 2004, many housings were damaged and the risk of soil failures and inundations were increasing in intermediate and mountainous areas. And these areas have been had the problems related to depopulation by moving out their settlement because of disadvantage to the weather conditions and inconvenient location as usual. Therefore there are anxiety of many households moving out and breakdown after this earthquake in these area. Under the situation, Niigata Pref. Government adopts the community preservation. So we investigate into the households and analyze the impact on the communities and factors of moving out from their settlements. And we want to obtain empirical knowleges for community preservation at their native area in this study.

著者

田中 彰吾

出版者

心の科学の基礎論研究会

雑誌

こころの科学とエピステモロジー (ISSN:24362131)

巻号頁・発行日

vol.1, no.1, pp.1-4, 2019 (Released:2021-03-15)

著者

原 隆政

出版者

智山勧学会

雑誌

智山学報 (ISSN:02865661)

巻号頁・発行日

vol.69, pp.0049-0069, 2020 (Released:2021-04-06)

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これまでの仏教研究の内、モルディヴ仏教に触れるものはほとんど無かった。その理由は分からない。仏教遺跡として集成された国立博物館のほとんどは2012年、イスラーム過激派に依って破壊された。従って、我々「世界宗教探査隊」の2008年に撮影した遺跡の類は、貴重な資料となった。また、今後モルディヴ仏教の研究には発掘と言う手間が介在することになる。我々は、更に2010年・2013年と仏教遺跡の探査を続けた。かたや教化という視点からは、当仏教の盛衰を分析することから現代仏教教団に資するアイデアが見つかる。

著者

森川 郁也

出版者

一般社団法人 電子情報通信学会

雑誌

電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)

巻号頁・発行日

vol.15, no.1, pp.37-46, 2021-07-01 (Released:2021-07-01)

参考文献数

43

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機械学習技術は,適切な処理方法を人間が明示するのではなくデータから学ばせるという新しいソフトウェアパラダイムであり,幅広い応用分野に大きな進展をもたらしつつある.しかし未解明の部分も多く,それゆえに機械学習特有のセキュリティ上の弱点が見つかっており,現在盛んに研究されている.本稿では機械学習のセキュリティに関する研究の動向を紹介し,セキュアな人工知能(AI)応用システム実現への展望を述べる.

著者

小林 良孝

出版者

静岡大学人文学部

雑誌

人文論集 (ISSN:02872013)

巻号頁・発行日

vol.54, no.1, pp.A185-A262, 2003-07-31

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Warum ist der Marchen-Roman ≫Die unendliche Geschichte≪ unendlich? Was fiir eine Unendlichkeit hat er? In den Leinwandsdeckel des Buchs sind die geometrischen Verzierungen gepragt. Die auBerste Verzierung ist ein Rechteck. Innerhalb des Rechtecks ist ein Oval gepragt. Weiter innerhalb des Ovals ist der Titel des Buchs ≫Die unendliche Geschichte≪ gepragt. Das Oval enthalt ihn. Also muss das Oval fiir ihn stehen. Das Oval ist ein Kreis, der zwei Mittelpunkte hat. Also muss der Marchen-Roman ≫Die unendliche Geschichte≪ zwei Mittelpunkte haben. Michael Ende sagt, es seien das Grundkonzept seiner Dichtung, das AuBere im Inneren zu schildern und im Gegensatz dazu das Innere im AuBeren zu schildern. Also miissen das AuBere und das Innere die zwei Mittelpunkte des Ovals sein. Auf jeder Szene, auf der beide in enger Beziehung stehen, entsteht ein Oval. Man kann den Marchen-Roman in die vier Szenen teilen. Die erste Szene ist von Anfang bis Seite 16. Auf der Szene wird Bastian geschildert, wie er ist. Hier gibt es nur das AuBere. Die zweite Szene ist von Seit 17 bis Seite 190, d.h. von I. Kapitel bis XII. Kapitel. Auf der Szene wird Bastian geschildert, der ein Buch auch mit dem Titel ≫Die unendliche Geschichte≪ liest. Wahrend er in dem Buch liest, ist er ins Land Phantasien gekommen. Die dritte Szene ist von Seite 191 bis Seite 419, d.h. von Xm. Kapitel bis XXVI. Kapitel. Auf der Szene wird Bastian im Land Phantasien des Mondenkindes geschildert. Die vierte Szene ist von fiinfter Zeil auf Seite 419 bis Ende des Buchs. Auf der Szene wird Bastian, der aus dem Land Phantasien in die wirkliche Welt zuriickgekommen ist, geschildert. Jetzt ist er anders als wie er gestern auf der erster Szene war. Das erste Oval entsteht auf der zweiten Szene. Das AuBere ist Bastian, der auBerhalb des Phantasiens steht. Das Innere ist die Gestalten im Land Phantasien der Kindlichen Kaiserin. Das zweite Oval entsteht auf der Szene, die sich nicht nur iiber die zweite Szene, sondern auch iiber die erste Szene ausbreitet. Das AuBere ist die Welt auf der ersten Szene in der Erinnerung des Alten vom Wandernden Berge. Das Innere ist das erste Oval. Das erste Oval verschwindet, sobald der Alte vom Wandernden Berge die Geschichte von Anfang an erzahlt hat. Aber das erste geht gar nichts verier en. Es wird ein Mittelpunkt des zweiten Ovals und ganzlich darin aufgehoben. Also entsteht das zweite nach der dialektischen Methode. Die These ist das zweite Oval, d.h. die zweite Szene. Die Antithese ist die erste Szene. Die Synthese ist das zweite Oval. Das dritte Oval entsteht auf der dritten Szene. Das AuBere hier ist Bastians Erinnerung an sich selbst auf der ersten Szene. Das Innere ist sein freier Wille. Auf dieser Szene kann er alles tun, was er will. Das vierte Oval entsteht auf der Szene, die sich nicht nur iiber die dritte Szene, sondern auch iiber die vierte Szene ausbreitet. Das AuBere ist die vierte Szene, d.h. die auBere Welt. Das Innere hier ist das dritte Oval. Das dritte verschwindet, sobald Bastian vom Phantasien des Mondenkindes in die auBere Welt zuriickgekommen ist. Aber auch das dritte Oval geht gar nichts verier en. Es wird ein Mittelpunkt des vierten Ovals und ganzlich darin aufgehoben. Auch das vierte Oval entsteht nach der dialektischen Methode. Die These ist die auBere Welt auf der vierte Szene. Die Antithese ist das dritte Oval, d.h. das Land Phantasien des Mondenkindes. Die Synthese ist das vierte Oval. Das fiinfte Oval enthalt ganzlich ≫Die unendliche Geschichte≪. Sobald das vierte Oval mit dem zweiten Oval in die enge Beziehung getreten ist, verschwinden beide. Aber auch in diesem Fall gehen beide gar nichts verloren. Aus dem vierten Oval wird das AuBere. Aus dem zweiten wird das Innere. Und beide werden die Mittelpunkte des fiinften Ovals und ganzlich darin aufgehoben. Nach der dialektischen Methode entsteht das fiinfte Oval. Dabei ist das vierte Oval die These und das zweite die Antithese. Das fiinfe Oval ist die Synthese. Auch das fiinfte ist aber nur eine einstweilige These. Als eine neue Antithese gegen die These entsteht, soil das fiinfte aufgehoben werden. Der Schuluss: Das Wesen der Unentlichkeit des Marchen-Romans ≫Die unendliche Geschichte≪ besteht in dem phantastischen dialektischen Entstehen des Ovals, welches das Innere und das AuBere als zwei Mittelpunkte hat.