著者
石井研堂(民司)著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1902
著者
日比 嘉高
出版者
文藝春秋
雑誌
文學界 (ISSN:05251877)
巻号頁・発行日
vol.69, no.12, pp.227-238, 2015-12
著者
小林 毅之 箕作 禎子 島井 信子 田村 高子 益田 律子 横山 和子
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.266-271, 1989-05-15 (Released:2008-12-11)
参考文献数
11

28歳, 男性の扁桃摘出術中に筋強直をともなって発生した悪性高熱症を経験した. 早期発見, 早期治療により救命できた. 親族にMHの既往があるにも関わらず, 術前それを聴取できなかった. 患者に医学的知識がない場合, 家族歴を忘れてしまったり, 遺伝性疾患を隠したりすることがあるため注意が必要である.MHの初期症状は気道閉塞とよく似ているため, 特に扁桃摘出術のように気道のトラブルが予測される手術においては鑑別が難しい.
著者
荒井 きよみ
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, 2012

【目的】平成17年に施行された食育基本法の前文で「国民一人一人が「食」について改めて意識を高め、自然の恩恵や「食」に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深めつつ、「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、 心身の健康を増進する健全な食生活を実践する」とある。  すなわち、現代の「食」をめぐる問題の解決を目指すならば、心身の成長が著しい高校生に家庭科教育を通して、食生活への意識や能力を育む必要があると考えられる。そこで、高校生の実態から食をめぐる現状と課題を明らかにすることにより効果的な家庭科授業の実践に役立てる。【方法】2012年1月に高校生の食行動および意識について質問紙調査を実施した。 調査対象は、関東の公立高校1~3学年の638名(男子119名、女子519名)である。調査内容は外食産業の利用状況、行事食や日常食の食経験と社会問題に配慮した食品への関心、1日3回の食事の摂取率や内容についての14項目である。【結果】(1)マクドナルドの利用経験率は99.1%であった。膨大な広告費をかけたCMや景品による企業戦略の効果も考えられる。(2)吉野家の利用経験率は77.4%であった。(3)ガストの利用経験率は88.9%であった。(4)田作りの食経験率は84.6%であった。(5)親子丼の食経験率は96.7%であった。親子丼は和食の定番として根づいているといえる。(6)フェアトレードのチョコレートの食経験率は49.8%であった。フェアトレードが1年生の英語の教科書にとりあげられていたり、家庭基礎の調理実習で材料として使用したためと考えられる。自ら「フェアトレード商品を購入した」という行動まで発展させることが今後の課題である。(7)朝食の欠食率は8.6%、主食は米が48.0%、共食は39.4%であった。(8)昼食の欠食率は2.8%、主食は米が78.9%であった。また、昼食の弁当が家族の手作りは65.8%、自作が8.0%であった。(9)夕食の欠食率は2.7%、共食は68.2%であった。夜9時以降に摂るものが19.9%であった。成長するにつれ共食はかなり減少傾向にある(日本スポーツ振興センター2005)が、アルバイトや塾などによる生活時間の変化によるものと考えられる。脂質の過剰摂取の食生活から「日本型食生活」へ再び注目が集まる(健康日本21評価作業チーム2011,農林水産省2012)なか、朝食で主食として米を摂取している回答者は半数以下にとどまった。食の簡便化の傾向がうかがえる。弁当箱に詰める形態をとる昼食の場合、主食が米の割合は8割近くにのぼる。(10)食生活に対する興味が「大変ある」16.9%、「少しある」39.0%、「あまりない」28.8%、「全くない」7.8%であった。高校生が身近な問題として自分の食に興味を持つようになるためには、伝統食や朝食の摂取、夕食の摂取時間および共食の重要性が有効な視点であることが明らかになった。
著者
サンキュー タツオ
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, 2016-03-15
著者
松林 靖明
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.56-64, 2006-07-10

戦国軍記の中に「日記」という名を持つ作品が相当数ある。また日記という名を持たない軍記の文中にも「日記」という語が時折見受けられる。戦場の日記はよく知られているが、戦国時代には城中日記というものもあったと考えられる。特に籠城あるいは落城という危機に見舞われた城中では日記が記された。その日記は落城の際に城外に持ち出されて、後に滅亡した一族の家の記として軍記が書かれるときに利用されたと思われる。本稿はその一面を明らかにしようと試みるとともに、波多野秀治一族の滅亡を描く『籾井家日記』を具体例として取り上げ、滅亡記を綴る作者たちの思いを考察した。
著者
Hisashi Kai Takeshi Kimura Kenji Fukuda Yoshihiro Fukumoto Tatsuyuki Kakuma Yutaka Furukawa on behalf of CREDO-Kyoto Investigators
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-15-1151, (Released:2016-04-06)
参考文献数
21
被引用文献数
9

Background:We investigated the effects of age and low diastolic blood pressure (DBP) on cardiovascular death in patients with coronary artery disease (CAD) after coronary revascularization.Methods and Results:Stable, chronic CAD patients after coronary revascularization in the CREDO-Kyoto registry cohort-1 were allocated to the Young (≤64 years, n=2,619), Young-Old (65–74 years, n=2,932), and Old-Old (≥75 years, n=1,629) groups. Kaplan-Meier analysis showed that the crude cumulative incidence of cardiovascular death was higher in Young-Old patients with DBP <70 mmHg (P<0.001) and in Old-Old patients with DBP <60 mmHg (P=0.017), but not <70 mmHg (P=0.629), compared with each counterpart. Low DBP did not increase cardiovascular death in young patients. After adjustments with independent predictors, DBP <60 mmHg did not increase the cardiovascular death in the Old-Old group (HR=1.579 [95% CI, 0.944–2.642], P=0.082) and DBP <70 mmHg remained a predictor in the Young-Old group (HR=1.665 [1.094–2.532], P=0.017). On multivariate stepwise Cox proportional hazard regression analysis, independent predictors for cardiovascular death in low DBP patients were creatinine clearance (CCr; inversely), prior cerebrovascular disease, and aortic disease in the Young-Old group and CCr (inversely) and malignancy in the Old-Old group.Conclusions:DBP <60 mmHg was not an independent factor for predicting cardiovascular death in Old-Old revascularized CAD patients, whereas DBP <70 mmHg remained a predictor in the Young-Old.
著者
工藤 卓哉
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.10, pp.418-423, 2015-10-01

今日,世界的な先進企業が,日々生成される膨大なデータのなかから「金鉱」を見つけ出そうと躍起になっている。日本でも数年前から「ビッグデータ」や「データサイエンス」という言葉が流布してはいるものの,国内ではいまだバズワードの域を出たとは言いがたい。データ活用が,デジタル化社会の将来を見越したビジネスモデルの再構築にまで到達するケースがいまだ限られているからだ。そこで本稿では,日米を拠点にさまざまなデータ分析案件に携わる筆者の視点から,デジタル化社会におけるデータ活用のキーポイントを先端事例を交えながら論じていく。

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著者
佐久間 昭
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.568-572, 1988-06-01
被引用文献数
1
著者
吾田 富士子
出版者
藤女子大学
雑誌
藤女子大学紀要. 第II部 (ISSN:13461389)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.77-84, 2012-03-31

The childcare facilities in Japan tend to be very noisy as there is no standard regarding noise in the facilities. In addition, although there is a standard minimum area for each child, the student numbers are often above the set limit due to the need for temporary childcare and to reduce the number of children on waiting-lists. The children,therefore, cannot choose the sounds surrounding them. The childcare staff should be aware of the noise level surrounding the children as an aspect of the childcare environment. Further, the childcare staff should undertake structural improvements to the building if noise levels cannot be reduced in the facilities via changes to the childcare method. From the study of nursery schools in which noise levels were reduced using sound absorbing material at the suggestion of the childcare staff, we were able to clarify that a major problem is the improvement in the noise awareness of the childcare staff with a little childcare experience. It is thought that the key to solving this problem lies in the training of childcare staff.
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
1942
著者
Pei-Hsun Sung Chiung-Jen Wu Hon-Kan Yip
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.572-578, 2016-02-25 (Released:2016-02-25)
参考文献数
49
被引用文献数
1 14

Despite advancements in pharmacological therapy and refinement of the tools and technique of primary percutaneous coronary intervention (PCI) and coronary artery bypass surgery, patients with acute myocardial infarction (AMI) complicated by profound cardiogenic shock (CS) still have unacceptably high in-hospital mortality and unfavorable long-term outcome. Thus, there is an imminent need of a new and safe treatment modality in the management of AMI complicated by profound CS. Growing evidence suggests that extracorporeal membrane oxygenator (ECMO)-supported primary PCI is an effective therapeutic option for saving lives under such conditions. In this review, we describe and interpret the potential role of circulatory mechanical support by ECMO in the setting of AMI complicated by profound CS for improving clinical outcomes. (Circ J 2016; 80: 572–578)
著者
大場光一郎 大場寧子 須藤功平
雑誌
デジタルプラクティス
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.36-44, 2011-01-15

XML処理をRubyを使って行うときの第一の課題は, XMLを正しく処理し目的を達成することであるが,もう一つの大きな課題は, Rubyの特性を活かし,オブジェクト指向的に美しい設計を行い,プログラムのインターフェイスを直感的で使いやすくすることである.本稿では,ライブラリRSS Parser の開発を通じてこれら2つの課題にどのように取り組んだかについての経験を通して,広くRubyにおけるXML処理の設計・実装について考慮すべき事柄について論じる.ことに,現在国内では開発者が最も多く,実際の開発に頻繁に使われているJavaとの対比を通し,Rubyの特性を活かした設計についての知見を述べる.
著者
丸島 秀夫
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.36-45, 1996-08-29
参考文献数
62
被引用文献数
1

"ONSAI"の語は, 今日, 世界の共通語となっているが, この語の歴史に関する実証的研究はほとんどなされていない。日本の盆栽の歴史的呼称は多様であるが, 漢語系と和語系に分けることができる。前者は中国の盆景の歴史的呼称と密接な関係がある。本稿は, 盆景と盆栽の呼称の歴史的変遷をたどり, 「盆栽」の語の意義の変遷及び宋代の盆景の呼称が鎌倉時代の盆栽の呼称に踏襲されていることを史料により実証するものである。