著者
中谷 仁 岡 夏樹
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

コンピュータによるユーモア生成の研究は数多く行われているが、なぞなぞやなぞかけといった言葉遊びを対象としたものが多く、ロボットと人間の日常会話に応用できるものが少ない。 そこで、ロボットが出力するメッセージ中の一語を他の語と置換することで駄洒落を生成するアルゴリズムを提案する。 本論文では、語が持つ意味の観点から、ユーモアを生成するであろう置換に用いる語の候補を自動的に抽出することを試みる。
著者
具志堅 伸隆
出版者
東亜大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、一般の人々が抱く「素朴なスピリチュアリティ的信念」の存在について、実証的な検討を行い、その適応的な機能を検証することであった。一般人向けの書物の内容を検討することによって、素朴なスピリチュアリティ的信念を構成する次の7種類の概念を特定した。1.「肉体を超越した魂の存在・魂の永続性」、2.「因果応報の原理」、3.「心的イメージの現実化」、4.「神による守護や導き」、5.「天命・宿命」、6.「輪廻」、7.「神の存在」、である。さらに、それらを測定する質問項目を作成し、量的な調査を実施した。その結果、「魂の永続性」、「輪廻」、「神の守護」といった因子の他、「人生が"超自然的な力"によって秩序づけられている」こと、「その力は公正であり、正しいことを行う人間に幸せをもたらす」ことを意味する内容の項目群からなる「摂理」因子が抽出された。重回帰分析の結果、これら4因子のうち、「摂理」因子が精神的健康の指標となる主観的幸福感や自尊感と正の関係にあることが明らかとなった。
著者
池田 マイケル
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.11-18, 2008-01-31
被引用文献数
3

本研究は本文用欧文書体を通して、SD法を用いた印象評価実験を行うことにより、通念的な印象と、実際の印象の整合性を検証した。また、それをすることによって、書体のもつ造形的特徴が、どういった印象を誘発しているのか関連性を探った。今回の実験では、用途別、国別、様式別という選定基準から選出した、Gill Sans、Futura、Frutiger、Caslon、Didot、Palatinoの書体に対して、SD法データに基づいた因子分析とクラスタ分析を行った。その結果、書体の印象を説明しうる共通因子として「穏和性と曲線美」、「完全性と均衡美」、「重厚性と品格美」、が抽出された。それらをもとに分析を進め、最終的に「書体の通念的印象と実際の印象は、ある程度は一致するが、そうでない部分も多い」、という結論に至った。また、装飾性の低さと、ストロークが均一であることが「読みやすい印象」を誘発する最も強い造形的特徴であることも分かった。

3 0 0 0 OA 食物と健康

著者
二木謙三 述
出版者
修養団
巻号頁・発行日
1925
著者
熊谷 慎一郎
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.797-807, 2012
被引用文献数
1 1

東日本大震災の発生から9か月あまりを経過した現在,被災した宮城県内の公共図書館を中心に被害状況・復旧状況を概観する。震災による被害は,地震に伴って発生した大津波による被害だけではなく,地震の揺れによる建物被害もあり,このことがあまり一般に報道されていないことを指摘した。宮城県図書館は,県域の公共図書館への復興支援として,各種事業を間接支援・直接支援という大きく2つの軸で展開した。これらの事業の主なものを紹介する。中でも,南三陸町図書館の再開までの支援について,詳細に取り上げる。さらに,県立図書館が,支援者と受援者の間で機能する役割を担っていることを明らかにし,中間組織の必要性を検討した。何が課題としてあるのかを指摘し,今後,大規模災害が発生した時に必要な支援のあり方について,現時点での考察を試みた。

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1931年12月04日, 1931-12-04
著者
植阪 友理 鈴木 雅之 市川 伸一 Manalo Emmanuel 和嶋 雄一郎 小山 義徳 瀬尾 美紀子 植阪 友理 Manalo Emmanuel
出版者
東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センター
雑誌
Working Papers
巻号頁・発行日
vol.1, 2012-08-31

科学研究費補助金基盤研究B「学習方略の自発的利用促進メカニズムの解明と学校教育への展開」(代表 Emmanuel Manalo)
著者
古林 宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, pp.208-210, 2001-11

CRMの推進と成功において、日本企業が見落としている大きなポイントがある。経営者自身の強力な関与である。特に、インターネットを利用したCRMであるeCRMにおいては、その出来不出来で経営者自身のITに対する見識までうかがえることさえある。 もう3〜4年ほど前になるが、洋書の注文をするために初めてアマゾン・ドットコムにアクセスしたときのことだ。
著者
Hiroaki Takahashi Takeshi Chiba Tomohiko Tairabune Yusuke Kimura Go Wakabayashi Katsuo Takahashi Kenzo Kudo
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Biological and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.853-857, 2014-05-01 (Released:2014-05-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 9

It is unknown whether nutritional status influences pain intensity in cancer patients receiving a transdermal fentanyl patch (FP). This study aimed to determine whether nutritional status is associated with pain intensity and to evaluate the influence of changes in nutritional status on pain intensity in cancer patients receiving transdermal FP treatment. We included 92 patients receiving transdermal FP treatment for the first time with switching from oxycodone. The patients were classified into low- and normal-nutrition groups based on their nutritional status, which was assessed according to the Nutrition Risk Screening 2002 (NRS 2002) parameters. The pain intensity of each patient was evaluated by a numeric rating scale (11-point scale from 0 to 10). NRS 2002 score and pain intensity were obtained on day 3 after the FP was applied to the skin. Pain intensities were significantly higher among patients in the low-nutrition group than among patients in the normal-nutrition group. NRS 2002 scores showed a significant positive correlation with the pain intensities. In 52 of 92 patients, who were evaluated using the NRS 2002 score and pain intensity on day 30 after FP application, the changes in NRS 2002 scores were significantly related to changes in pain intensities (odds ratio, 30.0; 95% confidence interval, 4.48–200.97; p=0.0005). These results suggest that an increase in the NRS 2002 score is a risk factor for an increase in pain intensity in cancer patients receiving FP treatment. Malnutrition may lead to poor pain management in cancer patients receiving FP treatment.
著者
長坂 晃朗 田中 譲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.543-550, 1992-04-15
被引用文献数
128

本論文では ビデオデータベースを実現するための基本アルゴリズムとして ビデオ情報の自動索引付け手法と 特定物体のフルピデオ検索法を提案するこれらは フルテキストデータベースにおける自動索引付けと全文文字列検索に対応する検索機能をビデオデータベースに提供するビデオ情報の自動索引付けは 再生中のビデオ情報から実時間でカット変わりを自動検出することを基本とする各カットの最初のフレームや最初の短時間の映像は そのカットに特徴的な情報であり これらの画像や動画像を表示するiconやmiconのリストは ビデオ情報の索引として用いることができるリスト中の各miconをマウスで指定し 対応するカットのフレーム番号をRS232Cを介してVTRやLDに伝えることによって そのカットを自動再生させることができるフルピデオ検索は 検索者が指定した物体が現れているフレームをビデオ情報中からすべて探し出すことを目的とする物体の指定は その物体を表す画像を与えることで行うビデオ情報に登場する物体は その現れる場面によって異なる大きさ 異なる形状 異なる向きを示すことが多いが 本論文で述べるアルゴリズムでは そのような場面の物体をも見つけることができる
著者
佐藤弘 編
出版者
三省堂
巻号頁・発行日
1938