出版者
あごらミニ編集部

<随想>女抗夫のこと 漆田和代 イラスト 藤原悦子<ルポ>テレビの女性番組 どうなっているの 武田和衛<集会から>新・女時局大演説会<聞く>ユキ・マライニさん<訴える>魔女裁判 土方恵<見る>魔女コンサート<あごらメイト>斉藤千代さん<会員の海外だより>中国 北村三和子<女のつどい・女の講座><おしらせ>各地の<あごら>例会
著者
奥村 晴彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.226-229, 2016-02-15

震災直後の『情報処理』2011年9月号「震災とソーシャルネットワーク」[1] では震災直後のSNSの様子を描いた.その後,「大震災で見えてきた情報教育の課題」[2],“The 3.11 Disaster and Data” [3]などで今回の震災を情報処理・情報教育の観点から論じた.本稿はそれらの現時点でのup-to-date版である.
著者
藤岡 純一
出版者
関西福祉大学社会福祉学部研究会
雑誌
関西福祉大学社会福祉学部研究紀要 = The journal of the Department of Social Welfare, Kansai University of Social Welfare (ISSN:1883566X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1-14, 2014-09-20

本稿は,生活権を基軸にすえて,現代におけるスウェーデンの福祉財政の特徴を究明することにある.スウェーデンは世界で有数の福祉国家として知られ,GDP に占める社会支出が最大の国のひとつである.近年,フランスやデンマークに後塵を拝しているが,依然として高い水準にあり,財政の効率化を進めながらも,社会支出の額は増加し,福祉国家を堅持している. 財政は,基本的人権のうち社会権,すなわち,生存権,教育権,労働権,環境権を,人々の生活権として保障する経済的基盤である.本稿では,福祉財政ないし生活権財政を,財政学,社会福祉学,そして憲法上の規定から位置づけている.そして福祉を人々のwell-being として広く捕らえている. OECD によると,スウェーデンは幸福度(well-being)の高い国で,平等度も世界で最も高い国に属する.財政はそのすべての要因ではないが,重要な要素と位置づけられる.近年,社会的に排除されてきた人々を,コミューン(市)が協同組合やNPO を共同で包摂する取り組みが進められている.現代の財政を研究するとき,生活権を基軸にすえるとともに,社会的包摂の観点も不可欠になっている.

14 0 0 0 OA 歌人西行の原点

著者
渡部 泰明
出版者
愛知県立大学国文学会
雑誌
愛知県立大学説林 (ISSN:05868017)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.5-9, 2015-03-05
著者
清水 登 周 桂芳
出版者
長野県短期大学
雑誌
長野県短期大学紀要 = Journal of Nagano Prefectural College (ISSN:02861178)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.89-95, 2013-02

Imitative words are more extensively used in Japanese language than in any other language. This paper analyzes the imitative words used in “The Restaurant of Many Orders” written by Kenji Miyazawa. From the viewpoint of styles, imitation words can be classified into the following six styles-basic word repeated style, long sound added style, syllabic nasal added style, double consonant added style, “ri” added style, and others. Miyazawa often and skillfully uses imitative words in his juvenile stories in describing humans and nature. By using imitative words he effectively represents sounds, behaviors, and mental states.This paper shows the concrete examples of the imitative words used by Miyazawa and takes consideration of their effects.
著者
柏崎 礼生 北口 善明 近堂 徹 楠田 友彦 大沼 善朗 中川 郁夫 阿部 俊二 横山 重俊 下條 真司
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.1140-1150, 2014-03-15

大規模災害による危機意識の高まりから災害回復(Disaster Recover: DR)を実現するための技術として遠隔地データセンタでのバックアップや分散ストレージに注目が集まっている.現在我々は金沢大学,広島大学,国立情報学研究所を中心として広域分散型のストレージ環境の構築を進めている.この環境は,ランダムアクセス性能の高さに特徴があり,かつ各拠点から同じデータにアクセスできるため,ライブマイグレーションにより他拠点においてサービスを継続することが可能となる.本稿では本環境におけるI/O性能を評価し,広域分散ストレージを用いたライブマイグレーション実験について述べ,有用性を示す.
著者
高野雅典 和田計也 福田一郎
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2013-MPS-95, no.20, pp.1-6, 2013-09-19

最近のソーシャルゲームでは,ユーザはギルドというチームを組み協力して課題を達成することを目的としたものが多い.このとき,同じギルドのユーザは基本的には協力関係にあるが,他方の振る舞いが必ずしももう一方にとってプラスになるとは限らず,複雑な社会関係が存在している.本稿ではそのような社会構造を持つソーシャルゲームの特定の状況に焦点を当て,ユーザの関係性や振る舞いを分析する.その状況を分析した結果,その特定の状況におけるユーザ間の関係は SnowDrift ゲームに類似しており,そこでのユーザの振る舞いに基づきユーザを利他的・非利他的という性質で分類できた.また,利他的なユーザ同士はある程度固まってギルドに所属しており,利他的なユーザ同士で協力し合い,効率のよいゲームプレイをしていることがわかった.
著者
加藤 一郎
出版者
文教大学
雑誌
教育学部紀要 = Annual Report of The Faculty of Education (ISSN:03882144)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-16, 2002-12-01

La Internacia Milita Tribunalo en Nurnbergo leĝe bazis sin sur "Ĉarto de la Internacia Milita Tribunalo" kompostita de la venkintaj landoj. Oni kritikis Nurnbergan Tribunalon el diversaj vidpunktoj. En tiu ĉi studo mi volas ekzameni artikolojn de "Ĉarto" kaj rekonsideri diversajn leĝajn problemojn de la Internacia Milita Tribunalo en Nurnbergo.
著者
高村 幸典 大島 一二
出版者
桃山学院大学総合研究所
雑誌
桃山学院大学経済経営論集 = ST.ANDREW'S UNIVERSITY ECONOMIC AND BUSINESS REVIEW (ISSN:02869721)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.97-113, 2022-07-28

As global environmental issues are attracting attention, EVs aregenerally considered to play a major role as a zero carbon solution becausethey do not emit carbon dioxide when they run.However, the environmental impact of EVs cannot be ignored from thestandpoint of the electricity they use when driving, and this point has alsobeen attracting attention in recent years. In other words, the use ofelectricity supplied by fossil fuel power generation, as typified by coal-firedpower generation, is not only ineffective in terms of environmental impact,but may even have a negative impact. Therefore, it is necessary to fullyconsider whether EVs can make a significant contribution to environmentalmeasures when the environmental impact of EVs is considered as a whole.In this paper, we would like to compare the life cycle assessment (LCA)of EVs and gasoline-powered vehicles to comprehensively determine theirenvironmental advantages.In other words, the purpose is to discuss the overall environmentaladvantages of EVs and gasoline-powered vehicles by comparing theenvironmental impacts of EVs and gasoline-powered vehicles in allprocesses of their sequence of flow, including procurement of rawmaterials, manufacture of parts and finished vehicles, delivery, sales, after-sales service, and disposal.
著者
初田 直也 角田 俊太郎 内田 広平 石谷 太一 塩谷 亮太 石井 敬
雑誌
研究報告システム・アーキテクチャ(ARC) (ISSN:21888574)
巻号頁・発行日
vol.2023-ARC-254, no.9, pp.1-5, 2023-07-27

PEZY-SC3 は我々が開発した高い電力効率と面積効率を持つスーパーコンピュータ向けプロセッサであり,TSMC 7nm プロセス技術を用いて製造されている.PEZY-SC3 は高いスレッドレベル並列性を含むアプリケーションを対象としており,それらにおいて高い効率を実現するために MIMD メニーコアアーキテクチャ,細粒度マルチスレッディング,ノンコヒーレントキャッシュなどの要素を採用している.PEZY-SC3 は MIMD メニーコアアーキテクチャの採用により各コアが独立して動作するため,機能が限定された特殊なテンソルユニットや Wide-SIMD を採用した既存のプロセッサと比較して,高いプログラマビリティを持ちながら高電力効率を実現している.また,PEZY-SC3 の各コアはアウトオブオーダ実行や投機実行のような高コストな技術を一切導入せず,シンプルなパイプラインにより高電力効率と高スループットを両立している.さらに,独自のノンコヒーレントで階層的なキャッシュシステムにより,プログラマビリティを損なうことなくメニーコアにおける高いスケーラビリティを実現している.PEZY-SC3 を搭載したシステムの電力効率は 21.892 GFlops/W であり,スーパーコンピュータの電力効率を測定する Green500(2023 年 6 月)において 39 位となった.本論文ではこの PEZY-SC3 のアーキテクチャの概要と設計について説明する.
著者
丹羽 文生
出版者
拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センター
雑誌
拓殖大学台湾研究 = Journal of Taiwan studies, Takushoku University (ISSN:24328219)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-22, 2021-03-25

自民党青年局は長年に亘って台湾との交流事業に取り組んできた。1972年9月の日中国交正常化により台湾との外交関係が途絶しても変わることなく続いている。中でも,歴代青年局長の台湾に対する思い入れは強く,日台間で政治的なトラブルや課題が出て来る度に,水面下で先方との交渉に当たり,その解決に努めてきた。青年局長は「総理の登竜門」と称される。実際,歴代青年局長のうち,竹下登,宇野宗佑,海部俊樹,安倍晋三,麻生太郎が,その後,首相にまで上り詰めている。将来の日本を背負って立つことが期待される若手の面々が集う青年局の存在は,台湾にとっても日本との実質外交を展開する上での重要なチャンネルと言えよう。本稿では青年局と台湾との関わりを,日本,台湾双方の外交史料に加え,交流がスタートした際に,これに参画した人物の証言を交えながら,その歴史的諸相を明らかにしていく。
著者
阿部 和広
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.10-18, 2023-06-29

Scratchはプログラミングを学ぶための環境として知られているが,同時にオンラインコミュニティとしての側面も持っている.しかし,教育関係者や保護者は子供たちがそこで行っている活動についてあまり関心を払っていない.2020年に始まった小学校プログラミング教育必修化にともない,Scratchの活用が広がると同時に問題も起こっている.本稿では,Scratchのオンラインコミュコミュニティについて,その歴史や活動内容,問題点について解説し,デジタルシティズンシップの視点から解決策を提案する.