著者
北川 英夫
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.p131-144, 1984-03

左手にはアカデミックな課題"破壊〝が高くそそり立ち、右手にはプラティカル要求"安全〝が険しくそびえ立つ。その間の長い深い谷間道を昇り抜け、しだいにその左右を一眺に望む尾根伝いまで、私達の科学・技術-疲労・環境・破壊力学・信頼性,・・・ の歩いた道、その歴史的背景と感激、課題と方法と仲間達、そしてなによりも、私達の研究の楽しさと妙味について語る
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.244-247, 2000-07

「過去の開発で使用した技術文書やデータを共有することで、作業効率が大幅に高まっている。すでに年間に1人の担当者が開発できる商品数が、3年前と比べて2倍近くになった」。 こう胸を張って語るのは中堅スナック菓子メーカー、おやつカンパニー(本社三重県一志郡一志町)の稲垣庄平・開発部第一開発室長である。

2 0 0 0 OA 近代の小説

著者
田山花袋 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1932
著者
芝田 豊彦
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.47-70, 2008-06-30 (Released:2017-07-14)

田辺の<死の哲学>は、他者としての死者を対象としている点で画期的な意義を有する。しかしながら田辺の<死の哲学>の問題点として、<絶対無の働き>と<死復活という行>との不可逆の関係が曖昧なこと、および死者が絶対無にどのような仕方で入れられているのかが不明であること、この二点を指摘できる。フランクルの「過去存在」の思想では、人生における人間のすべての営みが過去存在として永遠に保存される、と主張される。滝沢においては、死者は過去存在として絶対無に入れられており、フランクルとの大きな類似が見出される。滝沢の思惟の根底には常に「神人の原関係」があり、「死ぬ」ということも神人の原関係から、或は神の空間(絶対無)から脱することなどではあり得ない。死者を絶対無における「過去存在」として捉えることによって、死者と死者の記憶は区別され、さらに幽霊現象も視野に入り得るのである。最後に幽霊現象を扱ったベルゲングリューンの珠玉の短編が紹介される。

2 0 0 0 OA 旅みやげ

著者
川瀬巴水 画
出版者
[渡辺版画店]
巻号頁・発行日
vol.第2集, 1920
著者
柴田 健一 立本 博文
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
pp.0160726a, (Released:2017-05-17)
参考文献数
65

本稿では競争ダイナミクスの主な先行研究のレビューを実施した。競争ダイナミクスは、企業の競争行動が競合企業のどのような反応を引き出し、それがどうパフォーマンスにつながるのかを実証的に研究する領域である。競争ダイナミクスの歴史はまだ浅いが、近年は多くの研究成果が発表されている。本稿では、競争ダイナミクスの研究の中から主要な論文を抽出し、そこで用いられている具体的な説明変数、被説明変数を整理し、競争ダイナミクスの研究領域を明確にすると同時に、現時点での当該分野における研究の成果について詳しく議論していく。
著者
長島 忍
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.27, no.7, pp.744-746, 1986-07-15

与えられた空間中の点が立体の内部に位置するか外部に位置するかを判定する立体の内外判定は 複合形状の生成など高度な図形処理に用いられ きわめて重要な役割りを果たすが その判定は容易ではない.従来の多面体の内外判定方法には問題がないとはいえず 今回球面投影を利用して新しい判定方法を考案した.球面三角形の式を利用して球面に投影された多角形の面積が求まるので 立体のすべての面を与えられた点を中心とする半径1の球に投影すると 与えられた点が立体の内部にあるか外部にあるかによってその面積の総和は4πか0になる.実際にプログラムを作成してこの判定方法の有効性や実用性を確認した.
著者
佐藤 国仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経メカニカル (ISSN:03863638)
巻号頁・発行日
no.562, pp.88-93, 2001-07
被引用文献数
1

改めて,事故の経緯を説明しよう。図2は事故発生現場付近の様子。脱線した車両は左から右に進んできた。トンネル出口を含んで半径160.1mの左曲線,長さ27mの直線,半径231.5mの右曲線と続く線路だった。 鉄道の線路では,曲線と直線の間に緩和曲線と呼ぶ区間を挿入する。