2 0 0 0 OA 噴火灣ノ由來

出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.9, pp.443-444, 1889-09-25 (Released:2010-12-22)
著者
山田,哲哉
出版者
プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌
巻号頁・発行日
vol.82, no.6, 2006-06-25

「はやぶさ」ミッションの最終フェーズでは,小惑星のサンプルを搭載した小型カプセルが地球大気への高速再突入を行う.過酷な空力加熱環境を通過し減速された後,高度約10kmでパラシュートを開傘・緩降下し,地上にて回収される予定である.約12km/sの高速で地球再突入するカプセルが曝される空力加熱環境は非常に過酷で,カプセルは内部の小惑星サンプル,搭載機器を保護しつつ地上に到達せねばならない.空力加熱環境の把握と,それから内部を保護する熱防御システムの開発は,「はやぶさ」カプセルのキーテクノロジーの1つである.本稿は,「はやぶさ」カプセルの大気圏再突入をプラズマ現象の観点から整理し,関連の話題として,空力加熱の予測技術,加熱から機体を保護する熱防御技術,およびその試験方法等を紹介するものである.
著者
矢形 幸久
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.556-562, 1998-08-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
27
被引用文献数
5 3

本研究は,内側広筋優位の強化を目的とした大腿四頭筋等尺性収縮訓練について調べたものである.5種類の大腿四頭筋等尺性収縮訓練について,健常者群15名(15肢),廃用性筋萎縮がある患者群11名(15肢)における内側広筋,外側広筋,大腿直筋の筋活動を表面筋電図積分波形の最大波高で評価した.その結果,従来的な開運動鎖での四頭筋セッティングに比べ,足部回外位の足底接地で股内転等尺性収縮と同期して行うセッティングにおいて,外側広筋に対する内側広筋の比(VM/VL)は高値を示した.膝伸展等尺性収縮訓練では,股内転等尺性収縮との共同運動を足部回外位の閉運動鎖で行うことにより,内側広筋の収縮が外側広筋より優位となる.
著者
村上 陽子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 70回大会
巻号頁・発行日
pp.177, 2018 (Released:2018-07-28)

【目的】 豆類は,米と並ぶ五穀の一つである。我が国においては,豆の種類や用途に応じた伝統的な調理操作があり,郷土料理や和菓子など多岐にわたって利用されている。豆類は,大豆,落花生,雑豆類の3つに大別されるが,大豆以外の豆類は摂取量が低く,年々減少しているのが現状である。また,近年では、食の洋風化に伴う和食の喫食頻度の減少,および、中食・外食の発展による家庭での調理機会の減少が報告されている。そのため,家庭における調理技術は衰退の一途を辿っており,食文化継承において危惧すべき状況にあると考えられる。そこで,本研究では大学生を対象として豆類の認知度と食嗜好性について調査を行った。加えて,小豆あんに着目し,嗜好性を検討した。【方法】 大学生における豆類の認知度や学習経験,小豆あんの嗜好性を把握するためにアンケート調査を行った。対象は静岡大学教育学部学生309人とした。学校における学習状況については,小中高等学校の家庭科の教科書分析を行った。【結果】 20種類の豆類の認知度を検討した結果,小豆や大豆やいんげんなどの6種類の豆類は,名前の認知度や実物を見た経験,および,喫食経験が非常に高かった。一方,調理経験についてはいずれの豆類も著しく低く,喫食経験に比べて有意に低かった。小豆あんの嗜好性は高く,特にこしあんは粒あんよりも嗜好性が高かった。また,和菓子の種類によって,好まれるあんの種類に相違が見られた。
著者
山下 祐一
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.114-116, 2019 (Released:2019-12-28)
参考文献数
10

計算論的精神医学とは,脳における情報処理プロセスを数理モデルで表現することで神経・精神疾患の病態理解・治療法の開発を目指す,精神医学の比較的新しい研究領域である。高度な数理モデルを含む学際的知識が求められる分野ではあるが,その中でも臨床精神医学の知識は欠かせないと考えられる。臨床経験をもち,精神医学における臨床疑問を理解する精神科医が積極的に参入し,領域がますます活性化することが期待される。
著者
川瀬 翔太 大塚 秀三 赤谷 樹一郎 竹村 雅行 遠野 未来 荒巻 卓見
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2012年大会学術講演会研究発表論文集
巻号頁・発行日
pp.54, 2012 (Released:2013-09-03)

本報の目的は、伝統工法による版築壁の圧縮強度および形状変化に及ぼす調合および施工要因の影響を明らかにすることを目的とした。その結果、以下の結論が得られた。圧縮強度が最大になる構成割合は,荒木田土,細骨材および消石灰の質量比が1:0.5:0.15であり,体積変化率を考慮するとMgCl2水溶液の濃度が15%である。圧縮強度が最大となる施工要因は,ランマーの落下高さ30cm,締固め回数25回,脱型材齢7日および気中養生である。締固めエネルギーに伴う圧縮強度は,概ね200×103~300×103J/cm3の間で最大となり,それ以降は減少する。養生方法に伴う圧縮強度は,いずれの養生方法とも材齢の経過に伴い増加するが,封かん養生より気中養生の方が大きくなる。
著者
宮川 博士 木田 建次
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.107, no.7, pp.491-498, 2012 (Released:2017-12-12)
参考文献数
9
被引用文献数
1

本格焼酎製造に一般的に使用されている「差しもと」の安全で安定したユニークな方法の紹介。微生物の乾燥や冷凍耐性のキー物質であるトレハロースが酵母の活性に影響し,一次醪製造工程で撹拌又は通気によって酵母菌体のトレハロース濃度を高めることで活性を高レベルに維持できる。ただし,製造規模が大きくなると細菌汚染の可能性が高くなるので微生物管理には注意を要する。