著者
藤野真矢 中村克彦
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.433-434, 2014-03-11

Robocup2Dシミュレーションリーグでは,コンピュータ上の仮想的なフィールドでシミュレーションによるサッカーゲームが行われる.プレイヤのエージェントには,センターフォワードやサイドバックなどのポジションが与えられるが,これまで多くのチームでは基本的な動作パラメータはポジションごとに違いがなく同じであった.本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いてポジションごとの動作パラメータの組み合わせを最適化することによってチームの性能向上を図る.
著者
中村義竹 撰
出版者
隆文堂書店
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1913
著者
杉山 伊吹 古島 大資 野村 優月 海野 けい子 中村 順行 山田 浩
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
日本臨床薬理学会学術総会抄録集 第42回日本臨床薬理学会学術総会 (ISSN:24365580)
巻号頁・発行日
pp.3-P-U-3, 2021 (Released:2021-12-17)

【目的】緑茶の主要な遊離アミノ酸であるL-テアニンが、抗ストレス作用を示すことが動物実験ならびに臨床試験で報告されている。また、テアニンに次いで緑茶に多く含まれるアルギニンとの併用摂取によって、テアニンの抗ストレス作用が増強する可能性が動物実験で示されている。しかし、ヒトに対するテアニン・アルギニン併用時の影響については明らかにされていない。そこで本研究では、ヒトにおけるテアニン及びアルギニン併用摂取のストレスへの影響を、単盲検ランダム化比較試験により検討した。【方法】静岡県立大学の健康成人120名(平均年齢22.4歳、女性62.5%)を対象とし、十分なインフォームドコンセントによる文書同意を得た後、テアニン・アルギニン併用群(テアニン100 mg・アルギニン50 mg摂取)、テアニン単独群(テアニン100 mg摂取)、プラセボ群の3群にランダムに割り付けた。対象者へのストレス負荷として内田クレペリン精神検査法を、ストレス指標として唾液中アミラーゼ活性(salivary amylase activity: sAA)を採用した。sAAをストレス負荷前、直後、5、15、30分後に測定し、sAAの経時変化やストレス負荷前後のsAAの変化量を3群間で比較した。なお本研究は、静岡県立大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。【結果・考察】ストレス負荷前から、負荷15分後におけるsAA変化量の平均値(標準偏差)は、テアニン・アルギニン併用群で-2.75(11.2)KIU/L、テアニン単独群で-0.40(11.5)KIU/L、プラセボ群で6.95(18.6)KIU/Lであり、テアニン・アルギニン併用群とプラセボ群間(p=0.0053)およびテアニン単独群とプラセボ群間(p=0.0413)で統計学的有意差が認められた。以上のことから、テアニンとアルギニンの併用摂取は、ヒトにおいても短時間の抗ストレス作用があることが示唆された。テアニン・アルギニン併用群とテアニン単独群間でsAA変化量の統計学的有意差は認められなかったが、テアニン・アルギニン併用摂取時にsAA減少量が大きくなる傾向がみられた。【結論】テアニン単独摂取時と比較して、テアニン・アルギニンの併用摂取により抗ストレス作用が増強する可能性が示唆された。しかし本研究の被検者は20代を中心としているため、結果の一般化には幅広い年齢層を対象とした大規模臨床試験によって検討する必要がある。
著者
佐久間 直也 中村 大輝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.27-30, 2021-12-19 (Released:2022-01-20)
参考文献数
11

科学的探究において仮説は重要な役割を持つにもかかわらず,これまで理科の授業では仮説の立て方の指導がほとんど行われてこなかった.そこで筆者らは、複数事象の比較を通した仮説設定の段階的指導法を開発し効果検証を行ってきた(佐久間・中村,2021).本発表では,これまでの実践における課題の改善と新たな学級や単元における実践に取り組み,提案する指導法が一貫した効果を持つかを検討した.具体的には,中学校第2学年「電流とその利用」において継続的な実践を行い,授業時の仮説設定の質を評価した.その結果,提案する指導法は従来の指導法と比べて仮説設定の質の向上に相対的に高い効果があることが示された.その一方で,授業後のアンケートでは仮説設定が難しいと感じていた生徒も依然として多く見られたことから,今後は仮説設定の題材の工夫と継続的な指導によって苦手意識を軽減できるよう取り組む必要がある.

1 0 0 0 北極振動

著者
中村 尚
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.687-689, 2002-08-31
参考文献数
23
被引用文献数
4
著者
中村,尚
雑誌
天気
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, 2002-08-31
著者
本田 勝亮 稲垣 啓太 大貫 よし子 釋 悦子 中村 みどり 志智 大介
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 = Japanese journal of pharmaceutical health care and sciences (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.1120-1126, 2008-12-10
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

We established a reporting system for the use of antimicrobial agents for methicillin resistant Staphylococcus aureus (MRSA) infections in January 2003 to help ensure they are used properly.Then,in October 2005,we set up an infection control team (ICT) to monitor the use of four agents for MRSA infections : vancomycin,teicoplanin,arbekacin and linezolid.Changes in the antimicrobial use densities of the agents,the number of patients receiving them and the therapeutic drug monitoring (TDM) execution rate were investigated for three periods : I : before the reporting system (2002),II : while reporting system was in use (2004),III : during ICT monitoring (2006).<br>There was no significant change in the antimicrobial use densities of the agents for MRSA infection,while the number of patients receiving them decreased significantly in period III (p<0.05).Also in period III,the antimicrobial use density of teicoplanin increased significantly (p<0.05),there was a marked decrease in the number of patients receiving vancomycin (p<0.01)and the TDM execution rate increased significantly (p<0.01).<br>The systematic activities performed by the ICT were effective in ensuring the proper use of antimicrobial agents for MRSA infection.Further,by enabling us to share information with other medical staff and conduct rapid interventions,they have been playing an important role in infection control in our hospital.
著者
中村 優里 片桐 由希子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.268-275, 2019-10-25 (Released:2019-11-06)
参考文献数
21

全国都市緑化フェア(以下、緑化フェア)は緑のまちづくりへの継続的な効果を得ることを狙いとした、1983年から続く自治体持ち回り式のイベント事業である。本研究では、過去に緑化フェアを開催した9都市の担当者へのヒアリング調査を通じて、緑化フェアの実施による効果とイベントレガシーとしての定着を把握した上で,その評価の視点を整理した。緑化フェアのレガシーと明確に評価されたのは、会場である都市公園を中心とした公園の利活用の促進、緑化活動の活性化と人材育成に関する事業・制度、関係組織の設立や活性化であり、シティープロモーションの効果も認識されていた。一方、レガシーとしての効果の定着は、フェアの企画・実施の体制の、施策としての展開と連動の有無に依存する。緑化フェアが多様な立場の主体にとっての社会実装の場として、都市における緑の可能性を見出す機会となるためには、緑化に対する意識醸成やライフスタイル、イベントの実施のプロセスを通じた協働の場の構築など社会的な効果など、現状では前後を知る担当者が実感する状況の変化や、他業種の事業者の視点での経済的な効果など、分野を横断し共有するための評価が求められる。
著者
袴田 佳孝 中村 直義 小山田 公之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.41-44, 2013

ケーブルテレビでスーパーハイビジョン放送の実現を目指して,大容量MPEG-2 TSを分割して複数搬送波で伝送する方式を開発している.2013年2月,山梨県の既設のケーブルテレビ施設において,試作した伝送装置により181.2MbpsのMPEG-2TSの伝送実験を行った.実験の結果,いずれの受信点においても安定した品質でスーパーハイビジョン信号を伝送できることが確認できた.
著者
石川 利寿 河﨑 勉 島矢 和浩 安部 由希子 片 佑樹 岡安 香 鵜浦 康司 中村 陽一
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.66, no.10, pp.1236-1239, 2017 (Released:2017-12-15)
参考文献数
7

症例は同居中の64歳女性(症例1)および37歳の長男(症例2).症例1は,6月より咳嗽,微熱を認め,症状増悪をきたし,9月に臨床症状,画像所見,気管支肺胞洗浄液と経気管支肺生検の所見,血清抗トリコスポロン抗体陽性,環境誘発試験陽性から夏型過敏性肺炎と診断した.その後12月に同一理髪店に勤務する症例2も咳嗽の増悪をきたし,血清抗トリコスポロン抗体陽性を含む診断基準を満たし,夏型過敏性肺炎と診断した.症例1は,帰宅誘発試験が陰性で,職場環境誘発試験が陽性であった.本症例は夏型過敏性肺炎の家族内発症例であるが,原因環境要因は,住居ではなく同一の職場にあると考えられた.また症例2は冬季診断例であった.夏型過敏性肺炎は,大半が夏季に発症し診断され,家族内発症のほとんどが住居環境に起因すると考えられてきた.特に専業主婦に多くみられ,本症例のように女性での職場環境による発症や冬季診断例は,夏型過敏性肺炎の臨床像が,社会環境の変化に伴い従来とは異なってきている可能性を示唆し,貴重な症例と考えられる.
著者
中村 修也
出版者
文教大学
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.188-174, 2015-03-01

Tokijiku-no-Kakunokonomi is defined as immortal fruits, which were brought from the land of the dead by Tajimamori. So it was Tachibana fruit in the Heian period. But they are only legend because Tokijiku-no-Kakunokonomi were trees around the emperor’s tomb. They symbolized eternal life because they are evergreen trees. Tajimamori is one of the clans that take care of the emperor’s tomb. This legend teaches us that evergreen trees were planted around the Japanese ancient tomb.
著者
山田 勝雄 川澄 佑太 杉山 燈人 安田 あゆ子 関 幸雄 足立 崇 垂水 修 林 悠太 中村 俊信 中川 拓 山田 憲隆 小川 賢二
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.407-413, 2015 (Released:2016-09-16)
参考文献数
19

〔目的〕今回6例の肺M.abscessus症に対する手術を経験した。肺M.abscessus症に対する外科治療の報告は多くない。同時期に手術を施行したMAC症例との比較検討も含めて報告する。〔対象と方法〕2012年7月から2014年6月までの2年間に6例の肺M.abscessus症に対する手術を経験した。6例全例を完全鏡視下手術で行った。手術を施行した6例の肺M.abscessus症例に対し,年齢,性別,発見動機,菌採取方法,病型,術前抗GPL-core IgA抗体価,術前化学療法,術前治療期間,手術適応,手術術式,手術時摘出組織の菌培養結果,術後入院期間,手術合併症,術後再燃再発の有無に関し検討した。これらの項目の一部に関しては,同時期に手術を施行した36例のMAC症例との比較検討を行った。〔結果〕手術に関連した大きな合併症は認めず,術死や在院死もなかった。6例のうち3例が術後1年以上を経過し化学療法を終了したが,現時点で6例とも再燃再発は認めていない。MAC症例との比較では,肺M.abscessus症例の術前治療期間の平均が5.5カ月とMAC症例より18.9カ月短く,統計学的にも有意差を認めた。〔結論と考察〕肺M.abscessus症に対する手術は安全で有効な治療手段と考える。また内科医が肺M.abscessus症に対してMAC症よりも早期に外科治療が必要と考えていることが示唆された。
著者
中村 哲也
出版者
一橋大学
巻号頁・発行日
2009

博士論文
著者
小倉 敏裕 佐藤 正規 柳井 和也 佐々木 勇 福田 和也 長島 宏幸 中村 保子 川島 康弘 高橋 稔 下村 洋之助
出版者
群馬県立県民健康科学大学
雑誌
群馬県立医療短期大学紀要 (ISSN:13403893)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.83-90, 2005-03
被引用文献数
3

目的 : 腹腔内脂肪の評価を行うために, 多列検出器型CT (MDCT) によって撮影されたCT横断画像データを用い腹部脂肪の可視化を行う. 方法 : 横断画像はスライス幅2.5mm, 再構成間隔1.25mmで撮影し, 脂肪データは-140HUから-40HUのCT値を有するボクセルとし, 腹部横断画像から抽出した. 連続面カッティングセミオート抽出法を用い皮下脂肪と腹腔内脂肪の分離を行い, 皮下脂肪と腹腔内脂肪の3D-CT画像の構築を行った. 結果 : 皮下脂肪や腹腔内脂肪の三次元構築画像が様々な方向から観察でき, 脂肪体積も容易に計測することができた. 結論 : 腹部脂肪の可視化により腹部の脂肪分布が視覚的に評価することが可能となった.
著者
大竹 安史 福田 衛 石田 裕樹 中村 博彦 花北 順哉 高橋 敏行 兼松 龍 南 学 妹尾 誠
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1198-1210, 2021-11-10

Point・Anterior cervical foraminotomyは最小限の骨削除を行うことで固定を回避しつつ,神経根をピンポイントに除圧する術式である.・可能な限り支持組織を温存することと,最大限の神経除圧を行うことは相反する概念であり,これらのバランスをとるのに習熟を要する.・狭い術野で正確に神経根に至るためには,解剖学的知識,術中の良好なorientationが肝要である.