著者
中村 武司 来間 健次 嶋崎 孝行 斎藤 国弘 島田 豊明 小武山 温之
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.191-194, 1973
被引用文献数
2

リゾープス属菌, ムコール属菌により製麹試験を行ない, その分析結果,・官能試験結果より, 清酒醸造に応用可能でしかも芳香生産性の<I>Rhizopus delemar</I>IAM-6038を選択しだ。この菌を使用して製麹し, その生産する酸を利用して乳酸を使わない清酒の仕込を行なった。<BR>生成酒は白ブドウ酒タイプの淡麗な酒質であり, アミノ酸が少なく, 滴定酸度は多かったが酸味が強いという感じはしなかった。
著者
久世 妙子 中村 喜美子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.95-102, 1996

少子化が子どもの発達に及ぼす影響を, 子どもの家族認識の視点から考察した.最初に人口動態統計から少子化の実態を家庭の子ども数の変化の面から明らかにした.次に, 1978年に行った「児童の家族に関する認識」の調査を1995年に実施し, 17年間の変化を資料として少子化が児童の発達にどのような影響を与えているかを考察した.<BR>その結果, 次のことが明らかとなった.<BR>(1) 「夫婦が生涯に産んだ子ども数」および「出生順位別出生割合」の推移からみると, 家庭の子ども数は, 少子化が問題とされるようになった1980年代以降でも, きょうだい数は2, 3人が多く, 一人っ子は必ずしも多くない.<BR>(2) 家族の年齢と仕事を知っているかについて質問した.その結果, 年齢を知っている児童の割合が増加していた.なかでも男児の増加率が女児よりも高かった.仕事については, 女児で母親の仕事を知っている児童の割合が増加していた.<BR>(3) 「おとうさん」, 「おかあさん」, 「おじいさん」, 「おばあさん」, 「あかちゃん」という家族名を普通名詞で提示し, 自由連想法によってイメージを記述させた.<BR>父, 祖父, 祖母, 赤ちゃんに対する「児童とのかかわり」のイメージが増加していた.<BR>1978年調査で多かった祖父の無記入が減少した.それに対し, 赤ちゃんに対する無記入は依然として高かった.<BR>(4) 児童の家事分担をその他を含めた30項目について調査した.家庭生活の合理化・近代化の影響を受け, 児童の家事分担の種類には変化がみられた.<BR>食事を作る, もりつける, 自分の部屋の掃除, 風呂を沸かすの参加は増加した.それに対して, 茶わんを洗う, 洗濯物を洗う, 干す, 玄関や庭の掃除, 便所の掃除, 雑巾掛けやからぶき, ふろの水入れ, 食品の買い出し, 戸締まり・火の元の注意, 壊れたところの修理, 花や植木の水やりなどへの参加が減少していた.<BR>(5) おとうさん, おかあさんに対する要望や主張を自由記述形式で記入してもらった.全体的に父母への要望や主張は減少していた.とくに, 父に一緒にして欲しい, 母に買って欲しい・作って欲しいという要望が減少していた.<BR>以上のように, 児童を中心にみた少子化は必ずしもきょうだい数の減少をもたらすものではない.家庭の子ども数は, 一人っ子より2, 3人が多い.さらに, 高齢化により, 身近に高齢者をみることができるようになったことから, 児童の家族の年齢や仕事の認知, 家族のイメージは豊かになった.しかし, 父や母への要望や主張が減少しているという結果からは, 積極的に自己主張をしたり, 日常生活を共にする父母に, 特別な要望や要求を持たなくなっている児童の姿が想像され, 家族関係のあり方が考えさせられる.
著者
植村 立 三嶋 悟 中村 光樹 浅海 竜司 加藤 大和 狩野 彰宏 Jin―Ping Chen Chuan―Chou Shen
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.68, 2021

<p>東アジア地域においては、最終退氷期の温暖化の開始タイミング及び気温変動の大きさについて統一的な見解は得られていない。石筍は正確な年代測定ができる点で重要な陸域の古気候アーカイブである。一方で、石筍の炭酸カルシムの酸素同位体比は、滴下水と温度の2つの要因に影響されるために定量的な解釈が困難である。本研究では、東アジア地域の最終退氷期における温暖化のタイミングと気候変動を定量的に復元するため、南大東島で採取された石筍の流体包有物の水の酸素・水素同位体比分析を行った。また、独立した手法により気温復元の妥当性を検証するため、炭酸カルシウムの二重置換同位体比を用いたClumped isotope の分析を行った。本発表では、Heinrich stadial 1 (H1)からBølling-Allerød(BA)期への温度変化とタイミングについて議論する。</p>
著者
中村 伸也 山田 勝己 加藤 克己 富田 明夫 丹羽 滋郎 三井 忠夫 小池 明彦 成瀬 隆吉 恒川 晋
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.185-189, 1994

2° HPTを有する透析患者7名にPTXを施行し, DEXA法を用いて, 腰椎 (L<sub>2</sub>-L<sub>4</sub>), 大腿骨近位端 (頸部, 大転子部, 転子間部, ワードの三角) および橈骨 (橈骨遠位端より1/3近位端) のBMDを測定し, 測定部位の骨組成やMD法の結果を考慮に入れながら, PTX後のBMDの経時的な変動と部位による改善状態の相異に検討を加えた. L<sub>2-4</sub>平均BMDは術前BMDに対して3か月後8.4%の増加 (p<0.05), 6か月後10.9%上昇した (p<0.01). 大腿骨近位端右側では3か月後各部位とも有意な上昇はなく, 6か月後頸部以外の部位で上昇を認めた (p<0.05). 左側では3か月後ワードの三角で16.7% (p<0.01), 転子間部で9.1%と上昇した (p<0.05). 6か月後頸部で18.1%の上昇をみた (p<0.01) が, 他の部位では増加幅の鈍化傾向を認めた. 一方橈骨では術後の改善はみられなかった. MD法の主たる指標はPTX前後で変動がなかったが, 中節骨, 末節骨における骨膜下吸収像は不確実なものを含めると6例で認められ, 1例で改善, 4例で改善傾向を認めた. BMDの有意な改善は腰椎で, 次に大腿骨近位端で明らかであった. また大腿骨では左右間で, また測定部位により改善率が異なっていた. これらの理由として測定各部位に占める海面骨と皮質骨の構成比率などのほか加齢, VD<sub>3</sub>, PTHの同化作用などが関与するものと想定された.
著者
中村 容子
出版者
地理空間学会
雑誌
地理空間 (ISSN:18829872)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.221-232, 2016 (Released:2018-04-04)
被引用文献数
1

本稿は,NHK大河ドラマを活用した観光振興について,大河ドラマ「功名が辻」(2006)と「龍馬伝」(2010)で舞台となった高知市を取り上げ,行政や関連団体の取り組みの違いが観光客誘致にどのように影響したかを明らかにした。この二つの大河ドラマは,誘客数と自治体の取り組みに違いが表れた。2006年は,土佐藩主の山内一豊を活用し観光振興を行ったが,観光客の増加は一時的なもので継続性はなかった。一方,2010年の坂本龍馬を活用した観光振興では放映前年から観光客数が増加し,放映後も観光客が漸増した。歴史上の人物である坂本龍馬を継続活用した自治体による観光振興は,観光客の継続的な誘致という点では,高知市の観光客誘致に一定の効果があったといえる。
著者
中村 直俊
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.28-33, 2021-09-22 (Released:2021-12-26)
参考文献数
19
著者
中村 和芳 一安 秀範 徳永 健太郎 堀尾 雄甲 田中 秀幸 興梠 博次
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.552-557, 2012-11-25 (Released:2016-10-29)
参考文献数
13

背景.イノシシ肉生食により生じたウエステルマン肺吸虫症の2例を経験した.症例.症例1; 69歳男性,検診にて左胸水貯留を指摘され,受診.末梢血および胸水中の好酸球増多を認め,胸水pH低値, LDH異常高値,糖は低値であった.症例2; 69歳男性,腹痛を主訴に外科入院.胸部CTで右上葉に浸潤影,右胸水貯留を認めたため,当科転科.末梢血好酸球増多を認めたが,胸水中好酸球増多はなかった.右上葉の経気管支肺生検にて好酸球浸潤を認めた. 2例ともイノシシ肉の生食歴があり,血清の抗ウエステルマン肺吸虫抗体陽性より診断し,プラジカンテル内服にて改善した.結論.ウエステルマン肺吸虫は,淡水カニ体内に寄生しこれらを不十分な加熱のまま経口摂取することで感染する.イノシシが待機宿主となっており,イノシシ肉の生食で感染することがある.胸水は特徴的な所見を呈し,本疾患を診断する上で重要であると考えられた.
著者
小倉 尚也 中村 昭子 平田 成 三軒 一義 留岡 和重
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.103-103, 2006

南極マイクロメテオライトの80%は含水鉱物を含んでいる(Engrand and Murette, 1998).しかしながら,地球に落下した隕石の中で含水鉱物を含むものは3%程度しかない.他方,小惑星では30-40%が含水鉱物を含んでいる.このような含水鉱物の相対存在度の違いを説明するために,含水多孔質物質をターゲットとした衝突実験を行い,高速度衝突による含水鉱物の脱水がダスト形成に与える影響を調べることを研究テーマとしている.
著者
深澤 史朗 永井 素大 中村 公美
出版者
東海北陸理学療法学術大会
雑誌
東海北陸理学療法学術大会誌
巻号頁・発行日
vol.23, pp.O063, 2007

【はじめに】今回、心筋炎を発症し経皮的人工心肺補助装置(PCPS)装着後3日で離脱。しかし両下肢壊疽により両側大腿切断。その後臥床時に原因不明の左上肢麻痺(腕神経叢麻痺)や胆嚢炎を併発し車椅子でのADL自立獲得において難航した症例を経験させて頂いたので報告する。<BR>【症例、評価、経過】45歳女性。体重50kg。夫と義母の3人暮らし。子供なし。2005/3/26風邪症状で入院。心筋炎診断。3/27PCPS装着。4/13両下肢壊疽により切断。6/3BS訓練開始【1、断端 右40cm左5cm。2、MMT左上腕2~3左前腕2~3左手指2両下肢3。3、表在感覚は左手掌脱失。左前腕から手指は鈍麻。4、基本動作の寝返りは手摺を利用。起き上がり全介助。座位保持は骨盤後傾し全体に屈曲した姿勢で固定的に構える。前後左右への体重移動は不可能。5、ADL全て介助(FIM53点)。】6/14車椅子乗車。移乗全介助。座位バランスは左右移動時右側への移動が左に比べて範囲は大きい。前後への移動は骨盤前後傾によって調整可能。移乗は臀部挙上時軽介助。6/22胆嚢炎治療開始(絶食)。8/上旬食事再開。8/17カンファレンス(医療スタッフ、本人、家族)家屋見学。8/25プッシュアップ保持約2分可能。車椅子から床への移動は約10cm段差を3つ利用し、階段昇降式に可能。車椅子自走可能。9/2プッシュアップ段差越えは臀部より約20cmの段差が可能。車椅子からベッド移乗は監視。9/20毎週末外泊。10/21退院。<BR>【考察】訓練開始時は突然の両側大腿切断のため身体内部表像の変化に対応できなかった。座位時は、左上肢麻痺のため上肢を錘としてバランスコントロールができず、保護的利用も不可能。移動や移乗は全介助。又、胆嚢炎治療(絶食)のため疲れやすく、継続的訓練が困難。精神的にも今後への不安から落ち込んでいた。当時、本人は高齢な義母の負担を考えADL自立を熱望していた。そのため、本人や家族と相談を繰り返した結果、義足処方は体力面や安全面から先送り、車椅子ADL自立を退院時目標に設定し訓練を進めた。経過と共に左上肢麻痺は軽減したが動作遂行の妨げとなってしまった。そのため、バランス時の保護的利用やプッシュアップ動作獲得には多くの時間を要した。最終的に左上肢麻痺は残ったが、何とかプッシュアップ動作を獲得できた。<BR>車椅子座面の高さは、自宅キッチンや洗面台再利用と便座や階段昇降機座面への移乗労力軽減の両方から検討した結果40cmに設定。そして、訓練時車椅子から床移乗において台を作成して臀部から階段昇降する動作訓練に時間を割いた。結果、自宅で台やソファーを利用していつでもどこでも1人で移乗可能となり、浴室もスノコを階段状に設置して自立した入浴動作を獲得した。洗顔や排泄時の更衣動作等も安全で円滑に行い、全ての家事動作も自立。趣味の菓子作りにも成功。自宅内車椅子ADL自立を獲得できた。
著者
クレイネス スティーブン ケンパー ブライアン 郭 維森 中村 豊
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.322-342, 2007 (Released:2007-09-01)
参考文献数
16

EKOSS(オントロジーに基づく,専門知識セマンティック検索)は,セマンティックWebの技術を応用して,学術知識を共有するために開発された。記述論理に基づくオントロジーを用いて,コンピュータが意味論的に処理できるセマンティック記述を科学研究者自ら作成し,論文,データベースなどの知識リソースに付与し公表する環境が,EKOSSのWebサイトによって提供される。そして,そのセマンティック記述に対して論理的推論に基づく推論を適用することにより,EKOSSのセマンティック検索システムは,学術知識を探すユーザーの要求する内容に該当する知識を正確に検索することができる。知識のニーズとシーズを意味的にマッチングするので,EKOSSシステムは学術知識の研究者同士の共有だけではなく,社会への知識移転とさらなる有効活用を支援することが期待できる。
著者
熊崎 祐介 多木 俊裕 小谷 淳二 尾崎 史朗 新井田 佳孝 美濃浦 優一 西森 理人 岡本 直哉 佐藤 優 中村 哲一 渡部 慶二
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 C (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.J104-C, no.12, pp.352-359, 2021-12-01

本論文では,高効率なGaN基板上GaN HEMTのデバイス開発と動作実証を行った.GaN基板の利用により結晶欠陥を大幅に低減し,電流コラプス現象が抑制できることを確認した.また,結晶成長前にウェットケミカル処理を施すことで,基板表面のコンタミを除去し,結晶成長後の基板/エピ界面のSi不純物を低減することに成功した.Si不純物の低減により寄生損失を抑制し,2.45 GHzにおいて効率82.8%と極めて高い値を達成した.これは,同周波数帯にて報告されている異種基板上GaN HEMTの効率と比較して高い値であり,GaN基板上GaN HEMTの優れたポテンシャルを示す結果であるといえる.
著者
中村 慎吾 田中 聡 Ignacia Braga-Tanaka III 小野 瑞恵 神谷 優太 小木曽 洋一
出版者
Journal of Radiation Research 編集委員会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.55, 2011

低線量率(20 mGy/ 22 h/ day)のγ線を連続照射したB6C3F1雌マウスでは、非照射対照マウスと比較して、有意に体重が増加することが分かった。この照射マウスに認められる体重増加の機構を明らかにするために、20 mGy/ 22 h/ dayのγ線を9週齢から44週齢まで連続照射したB6C3F1雌マウスの脂肪組織重量、肝臓及び血清中の脂質含有量、糖代謝及び脂質代謝に関連した因子(インスリンやアディポサイトカイン等)と卵巣の機能変化を調べた。組織の脂肪化を伴う有意な体重の増加は、20 mGy/ 22 h/ dayのγ線を連続照射したB6C3F1雌マウスにおいて28週齢から44週齢に至まで認められた(集積線量2.7-4.9 Gy)。卵巣及び膣垢標本の病理学的解析から、連続照射マウスでは、卵母細胞の枯渇による早期の閉経と同時に体重増加が起こることが分かった。以上の結果から20 mGy/ 22 h/ dayのγ線を連続照射したB6C3F1雌マウスでは、早期の閉経が引き金となって、体重増加が起こることが示唆される。本研究は、青森県からの受託事業により得られた成果の一部である。
著者
長田 賢一 岡 寛 磯村 達也 中村 郁朗 富永 桂一朗 高橋 忍 小島 綾子 西岡 久寿樹
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.19-28, 2008-03-30 (Released:2016-11-30)
参考文献数
13

The fibromyalgia impact questionnaire (FIQ) is a 10-item, patient-reported outcome measure to capture the total spectrum of symptoms and problems related to fibromyalgia. The original version of the questionnaire was developed in English and psychometrically validated. It has been translated into 8 languages and used worldwide as the only disease-specific questionnaire for measuring patient’s fibromyalgia status. In order to develop a Japanese version of the FIQ, we translated the original into Japanese and performed a linguistic validation of the translated questionnaire. The translation and evaluation were performed in a standard manner to ensure conceptual equivalence between the original and its translation: 1) forward-translation by two independent Japanese translators (English to Japanese); 2) back-translation by an English native translator (English to Japanese); and 3) a pilot testing for comprehension in patients with fibromyalgia. The original developer and two Japanese clinicians were involved throughout the validation process. As a result of the evaluation, the translation of daily activities such as “walking several blocks” and “doing yard work” proved challenging. Cultural difference was the main cause in finding equivalents. The numerical rating scales were not always completed properly; therefore, detailed scale instructions were attached to the front page of the questionnaire. Through multiple procedures, a linguistically validated Japanese version of the FIQ (JFIQ) has been successfully developed.