著者
牛久保佑樹 藤田茂
雑誌
平成23年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, 2011-09-22

Twitter上の文には新語やスラングなどの未知語が多く使用され,ツイートを理解する際の妨げとなっている.本研究では,ユーザが知りたい未知語の意味を推定し,ツイートの内容理解を支援する手法を提案する.
著者
松永 敬一郎 白井 輝 五十嵐 俊久 谷 賢治 菅 千束 池沢 善郎 大久保 隆男
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.58-63, 1993-02-28 (Released:2009-01-22)
参考文献数
16

突発性難聴に対するステロイド療法直後より,掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)およびバセドウ病を発症した症例を経験した.症例は55歳女性.掌蹠膿疱症と診断されてから約1ヵ月後に突発性難聴を併発.ステロイドによく反応し聴力はほぼ正常に回復したが腰痛,胸鎖骨痛,発汗,動悸が出現した.骨シンチ, T3, T4の高値, TSHの低下,甲状腺シンチよりPAOおよびバセドウ病と診断した.メチマゾール(MMI)と非ステロイド性抗炎症剤の投与にてPAO,バセドウ病は軽快していたが,金属アレルギー検索を目的としてパッチテストを施行したところPAOおよびバセドウ病が増悪した. MMIを増量し,パッチテストで強陽性を示したアンチモンを除去する目的にて歯科治療を施行した.歯科治療後約1年間PAOの再燃は認められなかったが,バセドウ病は増悪した.バセドウ病に対してMMIを単独再投与したところPAOも良好にコントロールされた.
著者
上久保 祐志 藤野 和徳 岩部 司 堂薗 俊多 的場 孝文 村岡 薫
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題) (ISSN:21856621)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.I_53-I_58, 2014 (Released:2015-02-10)
参考文献数
6
被引用文献数
1

2012年,熊本高等専門学校(熊本高専)と八代河川国道事務所は連携協定を結び,特に球磨川流域における防災・減災について共同で研究・教育を実施してきている.熊本県の球磨川流域にある球磨村渡地区では,出水時に家屋浸水被害が多く発生しており,この地区に対する防災減災対策を共同で検討した.該当地区における水理模型実験を実施し,その対策工を検討する一方で,実験には多くの住民や学生にも参加してもらい,被災のメカニズムや対処方法といった点を中心に防災教育も並行して実施した.この官学連携の取り組みを通し,渡地区には実験結果を元にして導流堤が実際に施工された一方,参加した学生の防災減災に対する意識も向上しており,ハードとソフトの両面から成果を挙げられた.
著者
市原 増夫 久保 雅義
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.H12-H12, 2010

近年、地方鉄道は経営環境の悪化から存続・廃線の危機に瀕しており、各社とも生き残りを賭けて様々な取組みを行っている。特に観光面では独自性のある一芸を打ち出し、集客を図ろうとしている。その中でもネコの駅長というキャラクターや特徴的な車両デザインによるユニークな取組みと、官民一体の積極的な活動で地方鉄道活性化の成功例とされているのが、和歌山電鐵貴志川線である。本研究では、同線の観光目的の利用者の増加の要因を探ることを目的とした。
著者
久保島 暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.12-15, 2005-02

規模で国内3位の川崎汽船も、上位2社とともに、2005年3月期に連結経常利益1000億円超えを見込む。CIO(情報戦略統括役員)を長く務める久保島暁氏(55歳)は、経営環境と技術動向の両面で鋭い嗅覚を持つ。荷動きなどの情報が生命線である同社のシステムを、文字通り「かじ取り」してきた。
著者
三浪 俊夫 久保寺 章 表 俊一郎 木下 保美
出版者
日本地熱学会
雑誌
日本地熱学会誌 (ISSN:03886735)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.43-53, 1981-04-20 (Released:2010-02-05)
参考文献数
20
被引用文献数
1

The area around the Kujyu volcanic mountains that is locating just in the central part of Kyushu Island is named as the Hohi geothermal area. In this region, the Ohtake and the Hatchobaru geothermal electric power stations are currently in operation. In this region, the micro-earthquake observation system has been set up providing six satelite stations connected to the Hatchobaru central station by public cable lines and giving seismograph records displayed on one sheet of paper in the central station. The operation of this micro-earthquake system has started July 1977 with highly increased time accuracy.Analysis of the seismic records for the last two years has yield following results.i) In these two years, about 200 foci of the earthquakes that occurred in this region have been located. All of these earthquakes gave the magnitudes smaller than M=3. These earthquakes could be classified into two groups. One was a group of earthquakes that might be related to the characteristic tectonics in the geothermal area, and the other were the earthquake that may be related either to the earthquake swarm activity in the northern part of the Aso caldera or the aftershock activity of the Oita earthquake of 1975.ii) The micro-earthquakes that are proper to the geothermal area were seen arranged in a belt zone along fault lines that are developed clearly in this region. In this belt zone swarm type microearthquake activities were observed showing the short duration period of swarm occurrence and shifting the swarm activity from one place to another.iii) For the purpose of obtaining more accurate focal locations, re-determination of the foci of all these swarm earthquakes were carried out by the aid of the improved master event method.As the result of which, it was made clear that foci distribution of each of these earthquake swarm was bounded in a narrow volume having the horizontal and vertial dimensions of 500 m x 2 km, extending almost vertically.iv) With regard to these earthquakes in the swarm, the study was carried out for making clear the earthquake occurrence mechanism of these earthquakes. It was found that earthquakes that occurred in the area near the Aso caldera, showed a mechanism represented by the right-lateral fault movement and for the earthquakes that took place along the geological fault zone, they showed a normal fault type mechanism.v) Within the low gravity area represented by the Kujyu caldera, locating in the north-eastern part of the Kujyu mountain range, almost any micro-earthquake activity is not observed.
著者
大久保 滋郎
出版者
The Kitakanto Medical Society
雑誌
北関東医学 (ISSN:00231908)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.71-85, 1981

上皮小体摘出時に形成される家ウサギ切歯象牙質縞模様石灰化像と成長速度の抑制, PTHレベルおよび血清Ca量の減少を指標として, パロチンとPTH製剤カケルビンの作用を比較検討した.<BR>1) 栄研PTH-キットがウサギ血中PTHの測定に使用できることを確かめたのち, 上皮小体摘出によって従来の報告のごとく象牙質の石灰化不全, 発育抑制とともに血清PTH, 血清Ca量の減少が起こることを知った.<BR>2) 正常ウサギにパロチン (Lot EJ25E510) を1mg/kg静注すると, 血清PTH量とCa量の減少と象牙質石灰化像の促進を生じ, 増量3mg/kgでは血清PTHレベル, Caの減少をきたすが, 象牙質石灰化像では一過性の促進後抑制像を引き起こすことを確認した.また, カケルビン100u/kg静注は, 血清PTHレベルとCa量の一過性増量と, 成長速度に多少の抑制を生じたが象牙質縞模様石灰化像には影響が少なかった.<BR>3) パロチンは少量1mg/kgで上皮小体摘出の欠損症状である象牙質縞模様石灰化不全, 血中PTHレベル, Caの減少をカケルビン100u/kg静注時よりもより強く回復させたが, 象牙質の成長速度の回復は明らかではなかった。この場合, 初めに縞模様石灰化像の回復が起こり, 次いで血清PTHレベルとカルシウム量が相関しつつ回復するようであった.増量3mg/kgでは血清PTH量やCaの減少を回復させたが, 象牙質縞模様石灰化像ではその回復作用は弱く, 一過陛の抑制像を含むことがあった.<BR>4) 以上の成績より, 上皮小体摘出の結果生ずる石灰化抑制の場におけるパロチンとPTHの石灰化促進作用は本質的には同じであり, パロチンはPTH様の作用を持つと考えられる.しかし血清Caの影響にみられるように, 詳細な点では, PTHと若干の差があると思われた.
著者
大久保 貴之 辻 純一 徳永 憲洋 古川 徹生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.480, pp.381-386, 2009-03-04
被引用文献数
1

本研究の目的は,ダイナミクスの「集合」を扱うニューラルネットワーク(Multi-Dynamics Learning Network:MDLN)を開発することである.このMDLNには次の3つの機能を求める.i)教示されるダイナミクスの可観測状態変数から,非可観測状態変数とそのダイナミクスを推定すること.ii)推定するダイナミクス間の順序づけを行うこと.iii)順序づけしたダイナミクス間の内挿補間を行うこと.本論文ではこれら3つの機能を満たすMDLNの実現において既存のアプローチでは限界があること,その理由と解決方法について議論する.そしてシミュレーションを行い,われわれの主張する論理の整合性を検証したので報告する.なお本研究では,既存のアプローチにとしてRecurrentNeural Network(RNN)を機能モジュールとするモジュラーネットワーク型SOM(mnSOM)とParametric Bias(PB)法を用いたRNNPBの2つのニューラルネットワークを用いて検証を行った.
著者
東 正剛 三浦 徹 久保 拓弥 伊藤 文紀 辻 瑞樹 尾崎 まみこ 高田 壮則 長谷川 英祐
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

本研究プロジェクトにより、スーパーコロニー(SC)を形成するエゾアカヤマアリの感覚子レベルにおける巣仲間認識と行動レベルでの攻撃性の関係が明らかとなった。このアリは、クロオオアリの角で発見されたものと同じ体表炭化水素識別感覚子を持ち、巣仲間であってもパルスを発しており、中枢神経系で識別していると考えられる。しかし、SC外の他コロニーの個体に対する反応よりは遥かに穏やかな反応であり、体表炭化水素を識別する機能は失われていないと考えられる。また、SC内ではこの感覚子の反応強度と巣間距離の間に緩やかな相関関係が見られることから、咬みつき行動が無い場合でも離れた巣間では個体問の緊張関係のあることが示唆された。敵対行動を、咬みつきの有無ではなくグルーミングやアンテネーションなどとの行動連鎖として解析した結果、やはり咬みつきがなくてもSC内の異巣間で緊張関係が検出された。さらに、マイクロサテライトDNAを用いて血縁度を測定したところ、SC内の巣間血縁度は異なるコロニー間の血縁度と同じ程度に低かった。巣内血縁度はやや高い値を示したが、標準偏差はかなり大きく、巣内には血縁者だけでなく非血縁者も多数含まれていることが示唆された。これらの結果から、SCの維持に血縁選択はほとんど無力であり、恐らく、結婚飛行期における陸風の影響(飛行する雌は海で溺死し、地上で交尾後、母巣や近隣巣に侵入する雌が生き残る)、砂地海岸における環境の均一性などが多女王化と敵対性の喪失に大きく関わっていると結論付けられる。
著者
浅野 三夫 大久保 一良 山内 文男
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.375-379, 1990-05-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

温水浸漬による不快臭味成分低減効果をより詳しく検討するため,大豆を種皮,胚軸および子葉の各部位別に分け,それぞれ温水浸漬しん出物中の配糖体成分をTLCおよびHPLC分析を行って検討した. (1) 温水浸漬によってしん出した各重量あたりの配糖体成分含量は胚軸が最も多く,その量は対照(70%エタノール抽出から調製された配糖体成分)の53%であった. (2) 温水浸漬による不快味成分低減効果は,豆類などのアク抜き剤として用いられているNaHCO3 (1~5%)添加とほぼ同じ効果であった. (3) 温水浸漬によってしん出した配糖体成分のTLC分析の結果は対照に比べて,イソフラボノイド系のバンドが少なく,サポニン系のバンド,特に不快味の強い,サポニンAグループ成分が主体であり,それは胚軸で顕著であった. (4) 同上配糖体成分のHPLC分析からAグループ成分中でも不快味の強いAaおよびAb成分が胚軸に顕著に検出され,また胚軸にはU1 U2を含む未確認成分も多かった. (5) 温水浸漬から調製した胚軸配糖体成分をセファデックスLH-20で分画し, TLCとHPLCで分析した.さらに標品との同定を試みた結果,未確認成分のU1およびU2は,それぞれ不快味を持つグリシティン7-β-Oグルコシドとダイジンであることが明らかになった.
著者
大久保 公裕
出版者
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
雑誌
耳鼻咽喉科免疫アレルギー (ISSN:09130691)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1-5, 2011 (Released:2011-04-08)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

日本のアレルギー性鼻炎治療における抗ヒスタミン薬のエビデンスレベルは高くなかった。それは開発治験しかランダム化された試験がほとんどなく,またプラセボを使用しない,さらに英文での公表がなかったからである。このため近年では市販された後に多くのエビデンスが収集され,また開発治験でもその結果を英文で公表し,レベルが向上してきた。実際の臨床現場ではアレルギー性鼻炎の治療方針はガイドラインに述べられているようにくしゃみ・鼻汁型をその適応とし,効果の高く副作用の少ない抗ヒスタミン薬を基本治療薬とする。一方,鼻閉型では抗ロイコトリエン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を主として処方すべきである。種々の抗ヒスタミン薬の効果がフィールド試験,暴露試験などで検討されているが,効果には個人的なバラつきが存在し,ただ単に強い弱いと比較する事だけでは抗ヒスタミン薬を選択できないことを知る必要がある。
著者
木村 大翼 久保山 哲二 渋谷 哲朗 鹿島 久嗣
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.473-482, 2011 (Released:2011-04-19)
参考文献数
26
被引用文献数
2 12

Kernel method is one of the promising approaches to learning with tree-structured data, and various efficient tree kernels have been proposed to capture informative structures in trees. In this paper, we propose a new tree kernel function based on ``subpath sets'' to capture vertical structures in tree-structured data, since tree-structures are often used to code hierarchical information in data. We also propose a simple and efficient algorithm for computing the kernel by extending the Multikey quicksort algorithm used for sorting strings. The time complexity of the algorithm is O((|T_1|+|T_2|)log(|T_1|+|T_2|)) time on average, and the space complexity is O({|T_1|+|T_2|)}, where |T_1| and |T_2| are the numbers of nodes in two trees T_1 and T_2. We apply the proposed kernel to two supervised classification tasks, XML classification in web mining and glycan classification in bioinformatics. The experimental results show that the predictive performance of the proposed kernel is competitive with that of the existing efficient tree kernel proposed by Vishwanathan et al., and is also empirically faster than the existing kernel.
著者
金久保 正明 本多 真二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第71回, no.コンピュータと人間社会, pp.407-408, 2009-03-10