著者
小林 晃洋 大久保 街亜
出版者
専修大学社会知性開発研究センター
雑誌
専修大学社会知性開発研究センター/心理科学研究センター年報 : 融合的心理科学の創成 ; 心の連続性を探る
巻号頁・発行日
vol.1, pp.89-108, 2012-03-14

無償OSであるUbuntu上で, OctaveとPsychtoolboxを利用した実験環境の構築方法について紹介した。商用ソフトウェアはサポートの終了やプログラムの改変に対する制約, 価格の問題などを抱えており, 無償かつ改変可能な実験環境を構築できることがのぞましい。ただし無償ソフトウェアを用いた実験環境を構築するためのドキュメントは未だ少ないため, 本稿では基本的な設定手順や注意すべき点について説明した。またサンプルプログラムを掲載し, Psychtoolbox上でのプログラミング方法を紹介した。
著者
望月 昭彦 久保田 章 鈴木 基伸 磐崎 弘貞
出版者
大東文化大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

中学・高校の日本人教師のための信頼性・妥当性の高いライティングの評価規準作成を目的として、高校、高専7校、中学校3校を対象として英語熟達度テストとライィング・テストを実施した。分析の結果、(1)ライティング・テストの評価者間信頼性は高く、熟達度テストとの併存的妥当性は高いこと、(2)熟達度を見るには文の数よりも語数を見るほうが有効であること、(3)複雑さの指標と熟達度の相関は弱いこと等がわかった。
著者
久保 秀朗
出版者
新領域創成科学研究科 環境学研究系 社会文化環境学専攻
巻号頁・発行日
2008-03-24

報告番号: ; 学位授与年月日: 2008-03-24; 学位の種別: 修士; 学位の種類: 修士(環境学) ; 学位記番号: 修創域第2682号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻
著者
大久保 智哉
出版者
独立行政法人大学入試センター
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では,大学入試センター試験などの大規模試験において新しい試験運用方式を検討するために,タブレット端末と統計理論を利用したテスト・システムの実験的運用がおこなわれた.本研究の成果として,情報端末を用いることで広がる新たな出題形式について成果を得た.さらには,試験問題を作成し問題データベースを構築した上で,実際にタブレット端末を用いて試験実施がおこなわれた.タブレット端末を試験用に管理するためのシステムについても検討が重ねられ,大規模試験における情報端末の効率的運用のために多くの知見が得られた.
著者
上田 諭 大久保 善朗 舘野 周
出版者
日本医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

レビー小体型認知症(DLB)の診断は困難を伴うことが少なくない。確実に診断できるバイオマーカー(生物学的指標)にはまだ確かなものがなく、ドパミントランスポーター(DAT)のPETイメージング(画像診断法)が期待されている。PETとは、ポジトロンエミッショントモグラフィーの略で、ポジトロンを用いた脳画像撮像ができる最新の装置である。本研究では、うつ病患者、パーキンソン症状をもつ患者にDATイメージングを行い、本イメージング手法がDLBを鑑別診断するうえで非常に有用であることを見出した。この結果は、DATイメージングがDLBのバイオマーカーとして一定の臨床的有用性を持つことを示したといえる。
著者
永原 陽子 浅田 進史 網中 昭世 粟屋 利江 石川 博樹 今泉 裕美子 大久保 由理 愼 蒼宇 鈴木 茂 難波 ちづる 中野 聡 眞城 百華 溝辺 泰雄 飯島 みどり 松田 素二 上杉 妙子 丸山 淳子 小川 了 ジェッピー シャーミル サネ ピエール テケステ ネガシュ
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、20世紀の戦争において植民地と他の植民地との間を移動した人々(兵士・軍夫、軍に関連する労働者、「売春婦」等の女性)に着目し、とくに世紀転換期から第一次世界大戦期を中心に、これらの人々の移動のメカニズム、移動先での業務と生活の実態、様々な出自の人々との接触の内容、移動の経験が帰還後の出身地社会においてもった意味、などについて検討した。その結果、植民地の場における労働と戦争動員との連続性(「平時」と「戦時」の連続性)、兵士の動員と不可分の関係にある女性の自発的・強制的な移動の事実、さらに従来の研究の中心であった知識層の経験とは大きく異なる一般労働者・女性の経験が明らかになった。
著者
大久保 暢子 雨宮 聡子 菱沼 典子
出版者
聖路加看護大学
雑誌
聖路加看護学会誌 (ISSN:13441922)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.58-63, 2001-06-30
被引用文献数
3

意識障害患者に対する意識レベルの改善をめざした看護ケアの一つに、背面開放端座位ケアがある。背面開放端座位は背面を支持せず、背筋を伸ばし脊柱の自然なカーブを損なわないで、足底を接地した姿勢であり、補助具が開発されている。くも膜下出血および脳内出血後の遷延性意識障害患者1例に、入院中および在宅での訪問看護で補助具を用いた背面開放端座位ケアを行い、意識レベルの改善に背面開放端座位が関与している示唆を得たので報告する。意識レベルの測定には、東北療護センター遷延性意識障害度スコア(以下広南スコアと称す)を用いた。事例は78歳の女性で、入退院と訪問看護による在宅での療養生活を送ることで背面開放端座位ケアが提供される時期、されない時期を繰り返すことになった。初回の背面開放端座位ケアは、入院中で遷延性意識障害と診断されて4ヶ月後から退院までの5週間であり、2回目は退院後10日を経た後からの7週間であった。初回導入前の広南スコアは61〜64点(重症例)で、毎日、1日2回の背面開放端座位ケアを導入して広南スコアは徐々に低下し、5週目に54点(中等例)まで回復した。退院後10日間の寝たきり状態で、スコアは背面開放端座位ケア導入前と同程度の64点(重症例)に戻っていた。再度、背面開放端座位ケアを週3回1日1回ずつ開始したところ、2週目で51点(中等例)に改善を示し、ケア継続中はその点数を維持していた。ケアを施行した期間は長期にわたり、他の要因に変化があった可能性はあるが、医学的治療には変化がなく、在宅への移行は大きな環境の変化であったが、スコアが上がる結果となり、環境変化よりも寝たきりになったことが、意識障害度に変化を与えたものと考える。背面開放端座位ケアの施行に関し、その開始時期や継続性、1日の回数等、検討課題が残されたが、今後さらに事例検討を重ねて、背面開放端座位ケアの意識回復への効果を検証していきたい。

2 0 0 0 OA 通俗五島紀要

著者
大久保周蔵 著
出版者
鶴野書店
巻号頁・発行日
1896
著者
久保田 順一
出版者
群馬県立文書館
雑誌
ぐんま史料研究 (ISSN:13403362)
巻号頁・発行日
no.22, pp.59-82, 2004-09
著者
片渕 悦久 鴨川 啓信 橋本 安央 飯田 未希 小久保 潤子 武田 雅史
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究課題は、さまざまなメディアやジャンルを横断しながら物語が作り直されていく過程を検証するため具体的翻案作品を収集し分析を行った。とりわけ物語が別のメディアに変換される、あるいは同一メディアでリメイクされるケースを派生的かつ独創的な創造行為であると考え、各メディアやジャンルに対応した物語変換の原理や法則性を扱うアダプテーション理論の発展可能性を検討した。さらにそこから、主流文化からサブカルチャーまでを射程に収めた「物語更新理論」の構築をめざし、理論モデルを提案し、その体系化と具体的分析方法論を確立した。
著者
久保天随 編
出版者
有宏社
巻号頁・発行日
1929
著者
清水 慶一 中島 久男 久保田 稔男
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館研究報告E (ISSN:03878511)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.43-49, 1991
被引用文献数
1

It is well known that iron was applied to construction material in 19th century, and this application of iron was a factor of modern architectural development. At the first time, iron used to rather the other construction, for example ship makng, than building construction in Japan, as same situation as westrn countries. An old iron tank remains in Tomioka Filature which was built in 1872 by Japanese Government. Though this tank was recognized the old iron work, had no opportunity to conform it's age of construction. We conformed the fact that this tank was original tank to be built in 1874 by physical survey. And we researched the building process of it. This tank was made in Yokohama Factory which was build by Japanese Government (originally by the Tokugawa shougunate in 1860's), and operated by French engineers in government employ. As a result we can say, existing iron tank is a historical structure that was built before introduction of application of iron for material of building structure, and a significant material to see the process of western technology that foreign engineers had transplanted to Japan.
著者
久保 常晴
出版者
立正大学
雑誌
立正大学文学部論叢 (ISSN:0485215X)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.1-39, 1972-03-05
著者
末田 真樹子 堀 一成 久保山 健 坂尻 彰宏 スエダ マキコ ホリ カズナリ クボヤマ タケシ サカジリ アキヒロ Sueda Makiko Hori Kazunari Kuboyama Takeshi Sakajiri Akihiro
出版者
大阪大学全学教育推進機構
雑誌
大阪大学高等教育研究 = Osaka University higher education studies (ISSN:21876002)
巻号頁・発行日
no.2, pp.55-60, 2014

This paper describes the "workshop for report writing" as an example of collaborative work between library staffs, faculty members and teaching assitants, and report on its practice and challenges for the future. In recent years, many university libraries have been working on learning support activities while cooperating with faculty members. In Osaka University Library, we have been working learning support activities such as provision of a place for learning and human supports. For example, workshops with Center for Education in Liberal Arts and Sciences, support for class and cosponsored events with students. Since 2010, Osaka University Library has held workshops to learn academic skills. The "workshop for report writing" is one of them, and it was renewed in 2012, and has the following feature : Co-operation with faculty members, library staffs and teaching assistants. Library staffs give lectures and facilitate group work.