著者
池田 卓夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1133, pp.144-146, 2002-03-18

2月中旬、東京都内で開かれたデビュー20周年と、子供たちのための「みどり教育財団」設立10周年を兼ねた「記念企画発表プレス・レセプション」には150人以上の報道関係者が詰めかけた。日本では5月から6月にかけ、ピアノのロバート・マクドナルドとのリサイタルツアー、学校や病院を訪問する財団の活動、聴衆が一体になって1つの演奏会を体験する試み「絆〜トータル・エクスペリエンス…
著者
大賀 典雄 池田 卓夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1121, pp.118-120, 2001-12-17

11月7日、北京国際音楽祭の会場となったコンサートホール「保利劇場」。自らが会長兼理事長を務める東京フィルハーモニー交響楽団を指揮するため、小型機を自ら操縦して現地入りした大賀典雄は、チャイコフスキーの交響曲第5番第2楽章を指揮中に突然、倒れた。
著者
花岡 輝彦 樋口 宗隆 梶本 貴紀 池田 卓 藤田 弘輝
出版者
マツダ株式会社
雑誌
マツダ技報 (ISSN:02880601)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.235-240, 2022 (Released:2022-12-26)
参考文献数
3

近年,電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池は高エネルギー密度化,高出力密度化が進んでおり,それに伴い異常時の電池の発火リスクが高まるなどの安全性低下が懸念されている。特にLiNi0.8Mn0.1Co0.1O2等のニッケル比率の高い層状岩塩型の活物質を正極に用いた電池セルは,エネルギー密度が高い一方で,内部短絡などの異常発生時において発熱量が大きいため安全性が低下することが報告されており,これら材料を含む車載用電池パックの安全性の確保が課題となっている。この課題に対して,電池の安全性をシミュレーションモデルで検証することで開発の手戻り削減などの効率化が期待できる。そこで本研究では活物質の組成の違いがセル異常時の発熱量に及ぼす影響を明らかにし,異常時の電池セル及びモジュールの温度挙動を素早く計算できる1次元シミュレーション技術を確立した。また,モジュールの安全性の向上を目的に,構築したモデルを用いてモジュール部材の材質変更による温度上昇抑制の効果検証を実施した。本稿ではその取り組みについて報告する。
著者
池田 卓史
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.231-239, 2011-08-31 (Released:2011-09-15)
参考文献数
39
被引用文献数
1 1

The indexing process, that is determination of unit-cell parameters, is the first important stage of the crystal structure determination from powder diffraction data (SDPD). Accurate Bragg positions (2θ or d values) of 10∼20 peaks picked up by peak-search from low 2θ angle side are indispensable for determination of lattice constants with hkl indices. Subsequently, space group can be estimated according to systematic absences based on obtained lattice constants. Integral intensities of each reflection are tentatively extracted by the whole powder pattern fitting i.e. the Le Bail or Pawley methods. Crystal structure of small organic molecule can be solved by the direct method or the charge flipping algorithm. In this report, the brief summary about indexing and whole pattern fitting was described. Furthermore, some practical examples of SDPD of small organic molecules by the direct method (EXPO2009) and the charge flipping (Superflip) were demonstrated.
著者
池田 卓夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1043, pp.132-134, 2000-05-29

「フジ子って年配のピアニスト、知ってる? すごく変わったピアノなんだけど、心に刺さってくるのよね」——流浪の音楽家、フジ子・ヘミングがNHKのドキュメンタリー番組をきっかけに奇跡の復活を遂げた1年前、群がったのはクラシック音楽の演奏会とは縁の薄い、中高年の主婦層だった。人生捨てたもんじゃない。
著者
池田 卓夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.996, pp.82-86, 1999-06-21

たてがみのような長髪を振り乱し、大振りに指揮をする。かと思うと共演の子供たちと無邪気に戯れる。そんな"世界のオザワ"の一挙手一投足に客席は魅了されていく。今年5月5日、東京で開かれたボストン交響楽団の公演「こどもの日スペシャルコンサート」の一コマだ。 小澤征爾は今年、64歳になる。
著者
門馬 綱一 池田 卓史 長瀬 敏郎 栗林 貴弘 本間 千舟 西久保 勝己 高橋 直樹 高田 雅介 松下 能孝 宮脇 律郎 松原 聰
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.36, 2014 (Released:2019-03-20)

千葉県南房総市荒川から、千葉石と共生して産出した未命名シリカ鉱物について、新鉱物bosoite「房総石」として国際鉱物学連合新鉱物命名分類委員会の承認を受けた。房総石はケージ状骨格構造中にメタンやエタンなどのガス分子を含み、構造H型のガスハイドレートと同形構造である。
著者
池田 卓生 関谷 透 木戸 利成 金谷 浩一郎 田原 哲也 原 浩貴
出版者
The Oto-Rhino-Laryngological Society of Japan, Inc.
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.97, no.4, pp.703-708, 1994 (Released:2008-03-19)
参考文献数
7

今回我々は,北海道上砂川町にある地下無重力実験センター(Japan Microgravity Center: JAMIC)を利用する機会を得たので,これが身体平衡系の研究における新しい実験手段として有用であるかを検討する目的で,平衡系実験セット(姿勢•行動観察用及び筋電図記録用)を作製し,カエルを用いた予備実験を行った.1) 姿勢•行動観察では,無処置群において頭部が背屈し,四肢が伸展するという特徴的な姿勢が観察できた.また前庭神経切断群では,落下前の姿勢変化はそのまま持続し,障害側を下にする回転運動が見られた.2) 筋電図では,落下直後に前庭脊髄反射のためと考えられる筋活動の亢進を認めた.また前庭神経切断例では,術側の潜時が,やや遅延した.3) カエルは,落下実験施設を利用した平衡系実験の実験動物として適当である.4) 微小重力暴露時の身体平衡系の研究において,落下実験施設は非常に有用な実験手段である.
著者
奥田 稔 高坂 知節 三宅 浩郷 原田 康夫 石川 哮 犬山 征夫 間口 四郎 新川 秀一 池野 敬一 松原 篤 稲村 直樹 中林 成一郎 後藤 了 小野寺 亮 遠藤 里見 亀井 民雄 室井 昌彦 馬場 廣太郎 島田 均 舩坂 宗太郎 大橋 伸也 鄭 正舟 小澤 実佳 八木 聰明 大久保 公裕 後藤 穣 服部 康夫 上野 則之 柏戸 泉 大塚 博邦 山口 潤 佃 守 池間 陽子 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 藤井 一省 福里 博 寺田 多恵 小川 裕 加賀 達美 渡辺 行雄 中川 肇 島 岳彦 齋藤 等 森 繁人 村上 嘉彦 久松 建一 岩田 重信 井畑 克朗 坂倉 康夫 鵜飼 幸太郎 竹内 万彦 増田 佐和子 村上 泰 竹中 洋 松永 喬 上田 隆志 天津 睦郎 石田 春彦 生駒 尚秋 鈴木 健男 涌谷 忠雄 宮國 泰明 夜陣 紘治 森 直樹 田頭 宣治 宮脇 浩紀 青木 正則 小林 優子 高橋 正紘 沖中 芳彦 遠藤 史郎 池田 卓生 関谷 透 奥園 達也 進 武幹 前山 忠嗣 恒冨 今日子 増山 敬祐 浅井 栄敏 土生 健二郎 中崎 孝志 吹上 忠祐 角田 憲昭 渡辺 隆 野口 聡 隈上 秀伯 吉見 龍一郎 茂木 五郎 鈴木 正志 大橋 和史
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.633-658, 1996-09-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
21

通年性アレルギー性鼻炎患者211例を対象に, KW-467910mg/日 (KW群) の有効性, 安全性および有用性をoxatomide 60mg/日 (OX群) を対照薬として多施設二重盲検群間比較試験により検討した.最終全般改善度の「改善」以上は, KW群61-6%, OX群57.6%で, 両群間に有意差は認められなかつたが, 同等性の検証を行った結果, KW群はOX群と比較して同等ないしそれ以上と考えられた. 概括安全度の「安全性に問題なし」と評価された症例は, KW群68.0%, OX群61.4%で, 両群間に有意差は認められなかった. 主な副作用症状は両群とも眠気であった. 有用度の「有用」以上は, KW群54.9%, OX群50.5%であり両群間に有意差はなかったが, KW群の方がやや有用率が高かった.以上の成績より, KW-4679は通年性アレルギー性鼻炎に対して, 臨床的に有用性の高い薬剤であると考えられた.
著者
池田 卓生
出版者
一般社団法人 日本めまい平衡医学会
雑誌
Equilibrium Research (ISSN:03855716)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.511-519, 2003 (Released:2009-06-05)
参考文献数
21
被引用文献数
1

We performed two experiments to investigate the relationship between motion sickness and active or passive posture control. Experiment 1: Coriolis stimulation evokes not only motion sickness but also nystagmus and body sway. Eight subjects were asked to execute head tilt with eyes open or eyes covered while standing on a force-platform attached to a turntable. Eye movements were recorded using an infrared CCD camera. The center of pressure was recorded simultaneously. While gaze and posture became passive conditions and motion sickness was evoked with eyes covered, the subjects could maintain active control of posture and motion sickness was not evoked with eyes open. Experiment 2: Head tilt angle while riding in a car recorded on videotapes was quantitatively evaluated by computer analysis. While head movements of passengers became unstable and motion sickness was evoked, the head of the driver always tilted in the same direction as the curve and motion sickness was not evoked. Motion sickness appeared when the head returned from the tilted position to the original position. These results suggest that spatial orientation (the perception of the spatial relationship between self and the outer world) determines whether posture control will be active or passive, and whether motion sickness will be evoked.
著者
門馬 綱一 西久保 勝己 高田 雅介 高橋 直樹 本間 千舟 長瀬 敏郎 工藤 康弘 池田 卓史
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会2008年年会
巻号頁・発行日
pp.107, 2008 (Released:2009-04-07)

千葉県南房総市荒川から、メラノフロジャイトとは異なる骨格構造を持つシリカ包摂化合物を見出したので報告する。包摂化合物を産出したのは、新第三期前期中新世の保田層群中の砂岩・泥岩である。岩石の裂罅を一部、方解石脈や玉髄質の石英脈が充填しており、包摂化合物の結晶は石英脈中やその空隙中に見られる。結晶の大半は既に石英の仮晶に変化しているが、一部に新鮮な結晶が見られた。気体分子を除く組成は、主成分SiO2の他に、酸化物換算で約1wt%のAlと少量のNaを含む。何れの結晶もpseudo-merohedral双晶になっているため、粉末X線回折データのRietveld解析およびMEM解析を行った。結晶系は正方晶系で格子定数はa=13.7190(9), c=19.349(1)、骨格構造はMTN型に相当する。ラマン分光測定では、ケージ中に含まれるメタン分子のピークが確認された。