著者
倉部 史記 渡邊 朗子
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.70, no.589, pp.17-24, 2005-03-30 (Released:2017-02-11)
参考文献数
10

Many people trying to reform public school are interested in "Charter School system" in USA. In its system, people can establish a new public school which has freedom in its educational contents, school management and selection of school. So Public school is in open competition system in USA now. However, such a new public education style has a big difference from traditional it in making school-environment. This thesis focuses on the point of analyzing making school-environment system in Charter School system in USA. The analysis is based on case studies of two successful schools and questionnaire of about one hundred schools. In the analysis, below three view points are key.・View point of Management ・View point of Education ・View point of Relation to Outside Organization
著者
名倉,秀子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, 2003-05-20

雑煮の構成内容から地域の特徴を知る目的で,全国を12地域に分割し,各地域に在住する学生の家庭を対象に,アンケートによる実態調査を行った。雑煮のもち,だし,調味料,具,盛り付けの器,伝承など雑煮の地域的な特徴について以下のような結果が得られた。1)もちの形態は角もちが北陸,東海以北,丸もちが近畿以西にそれぞれ80%以上出現した。もちの扱い方は「焼く」が関東以北4地域,「ゆでる」が北陸,中国,北九州の3地域,「そのまま汁へ」が東海,近畿1,近畿2,四国,南九州の5地域に分類できた。2)だしの種類は魚介類が東海および中国以西,肉類が東北,海藻類が北海道,北陸,九州,野菜・きのこ類が九州でやや高めの出現率を示した。3)調味料の種類から,すまし仕立て系が北海道,東北,関東1,関東2,北陸,東海,中国,北九州,南九州の9地域,味噌仕立て系が近畿1,近畿2,四国の3地域に分類できた。4)具の種類は人参,大根,鶏肉が全国的に高い割合で出現した。野菜類の緑色系において,北海道の三つ葉,東北のせり,関東1の小松菜,関東2と北陸の三つ葉,東海のもち菜,近畿1の水菜,近畿2と中国のほうれん草,北九州のかつお菜,南九州の京菜にみられるように地域に限られた野菜や正月の期間だけの野菜が出現していた。また,かまぼこやなるとの出現は地域の特徴を捉えていた。5)盛りつけの器の材質は全国的に椀の出現率が70%をしめ,母方系統の雑煮を20〜29年前から調理していることが明らかとなり,伝承について地域的な特徴は見出せなかった。
著者
米倉 義晴
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.6_22-6_25, 2015-06-01 (Released:2015-10-02)
参考文献数
5
著者
角倉 敏彦 森 秀夫 三宅 隆雄
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.334-339, 1965-05-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
11
被引用文献数
1

Acoustic properties of foamed polymer are affected largely by its cell structure and, to a small extent, by chemical structure of polymer itself. In this paper, examination is made on the relation between acoustic properties and resistance to air flow which is a physical quantity related to cell structure. Acoustic impedance is measured with a standing wave apparatus under various. mounting conditions. Theoretical value of acoustic impedance for a porous material with rigid skeleton is compared with experimental result. For samples with small resistance to air flow, a good agreement is found over a wide range of frequency. When samples are stuck on a rigid wall with adhesive, the resonance occurs in the rigion between 500 and 1000 c/s.
著者
長倉 三郎
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学教育 (ISSN:24326542)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.377-382, 1963-12-20 (Released:2017-09-23)

水の分子は, 複雑な有機化合物の分子に比べれば, 簡単な構造をもっており, 分子内の原子の配置は, 最近の分子構造研究法, とくにマイクロ波分光学の進歩によって, 厳密に決定できるようになった。一方水や氷は, こうした比較的簡単な分子の集団にもかかわらず, いろいろな熱的性質や電気的性質などにおいて, 著しい異常性を示すことはよく知られている。水の沸点や融点が類似の化合物に比べて異常に高いとか, 4℃で密度がもっとも大きくなるというのは, こうした異常性の例であるが, その原因は分子間の特殊な結合力-水素結合と呼ばれる-にあることが明らかになっている。そこで, ここでは水素結合の問題を中心にして, 水の二, 三の性質を分子論的な立場から説明してゆきたいと思う。
著者
天野 学 比知屋 寛之 安 智美 清原 義史 座間味 義人 瀬戸 衛 井上 徹雄 田中 一穂 倉田 なおみ 駒田 富佐夫
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.43-47, 2013-12-10 (Released:2015-06-26)
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

In cancer chemotherapy, it is very important to take into account the patient’s background. In recent years, a simple suspension method has attracted increased attention as a method that prevents changes in the stability and safety of various drugs. However, of 135 oral anticancer drugs, only 28 have been examined using this method, as of April 2013. In this study, we carefully investigated whether 53 oral anticancer drugs could be adapted to the simple suspension method, except for the 28 drugs that had already been previously reported. The results showed that most of these oral anticancer drugs could be adapted to the simple suspension method. Of seven drugs that were not adapted, six were generic drugs. In addition, it was clear that the evaluation of bicalutamide tablets was significantly different from our expected results. In conclusion, we were able to qualitatively assess all 53 oral anticancer drugs. This is equivalent to half of 107 untested drugs. These results provide useful information to cancer patients using oral anticancer drugs prepared using the simple suspension method.
著者
柏崎 礼生 寺西 裕一 高倉 弘喜
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.30-32, 2021-12-15
著者
吉田 正 羽倉 尚人
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.61, 2007

全吸収ガンマ線分光法による崩壊データにはパンデモニウム問題とよばれる高励起レベルの欠落が生じにくい。これまでに行われたこの種の実験データを利用し,FP崩壊データの理論予測精度を向上させる。さらに最近得られた同種データを総和計算に導入することで,報告者らが指摘していた,崩壊熱ガンマ線成分の冷却時間300-3000秒での,FP崩壊熱積分測定値との系統的不一致がほぼ解決した。
著者
片倉 佳史
出版者
交流協会
雑誌
交流 (ISSN:02899191)
巻号頁・発行日
no.854, pp.14-23, 2012-05
著者
三浦 於菟 松岡 尚則 河野 吉成 板倉 英俊 田中 耕一郎 植松 海雲 奈良 和彦 芹沢 敬子 中山 あすか 橋口 亮 福島 厚 小菅 孝明 斉藤 輝夫
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.1-14, 2012 (Released:2012-08-24)
参考文献数
53

盗汗病態理論の史的変遷を中国医書に基づいて検討した。隋代まで,盗汗と自汗の病態は同様であり,主に体表の気虚によって出現すると考えられていた。唐代には,盗汗と自汗の病態の相違性が指摘され,盗汗は熱によって出現するとされた。宋金代には,血虚や陰虚の熱が盗汗を出現させるとされた。金代には,寒邪などの外邪によっても盗汗は起こるとの実証盗汗理論が提唱された。元代と明代の初期には,盗汗は陰虚,自汗は陽虚という学説の完成をみた。明代中期には,盗汗は陽虚でも出現する事があり,病態によって盗汗と自汗を把握すべきだという新学説が登場した。清代には,外邪のみならず湿熱,食積,瘀血によっても盗汗は出現するという実証の盗汗,部位別盗汗病態などの新しい学説が登場した。また温病盗汗は傷寒とは異なり陰虚によるとの学説もみられた。盗汗学説は古きに知恵を求めながら発展したといえる。
著者
十倉 淳紀 斎藤 彰一 安江 千尋 井出 大資 千野 晶子 五十嵐 正広 河内 洋
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1179-1183, 2020-08-25

臨床経過 患者は50歳代,女性. 肛門痛を主訴に近医を受診し,病変を指摘されたため当院に紹介され受診となった.既往歴に特記事項はなかった.当院の下部消化管内視鏡検査(total colonoscopy ; TCS,Fig.1)では,肛門縁から脱出する巨大な黒色腫瘤を認めた(Fig.1a〜c).また,盲腸(Fig.1d),上行結腸(Fig.1e),上部直腸(Fig.1f)にも黒色の隆起性病変や,色素沈着が散在性に認められた.さらに,上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)(Fig.2)では,胃角部後壁(Fig.2a),胃体中部大彎(Fig.2b)にびらんを伴う黒色の色素沈着を認めた. その他,CTにて両側鼠径リンパ節の腫大を認めた.以上より直腸肛門部原発の悪性黒色腫(anorectal malignant melanoma ; AMM)を考え,皮膚悪性黒色腫に準じたstaging(第7版AJCC皮膚メラノーマ病期分類)で,cT4bN0M1,cStage IVと診断した.肛門の疼痛,また出血のコントロール不良のため,AMMに対して経肛門的局所切除術が施行された.

2 0 0 0 OA 川越素麺

著者
[板倉良矩 著]
出版者
川越図書館
巻号頁・発行日
1917
著者
有賀 秀子 高橋 セツ子 倉持 泰子 浦島 匡 筒井 静子
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.253-260, 1988
被引用文献数
1 1

古代の乳製品といわれる生酥,熟酥,醍醐につき,「本草網目」(李時珍著)の記述を根拠としてその再現を試みた.製造は,(加熱濃縮)-(静置•凝固層分離)-(攪拌再加熱)-(静置固化)-(オイル溶離)の様式に従い行なった.凝固層分離により生酥を得,再加熱濃縮により熟酥を得た.熟酥を冷却固化し孔をうがって室温に放置し,自然に溶離したオイル状物質を醍醐と判断した.製造過程で得られた知見は以下に示す.生酥は,生乳を静かに攪拌しながら83~85°Cで120分程度加熱し,一夜静置後凝固層を集めることによって得た.その成分組成は固形分が約60%で,タンパク質含量対脂肪含量比は約1:4,芳香性のクリームよう食品であった.熟酥は,生酥を湯煎により20分程度加熱することにより得られ,鮮やかな黄色の半流動体で,ゼリー強度,粘性率ともにマヨネーズに比べはるかに大きいが,赤色辛みそより小さく,光沢のある脂肪性の食品であった.固形分含量は約80%を占め,タンパク質含量対脂肪含量比は1:5.5前後であった.熟酥は一夜静置し冷却固化した後,孔をうがっておくと,試料温度25°C以上で透明な明るい鮮やかな黄色のオイル状物質が孔の周縁に溶離してきた.このオイル状物質を「本草網目」の記述にもとづく醍醐であると判断した.本試験により得られた醍醐は,バターオイルよう食品で,製造様式からみて,モンゴルの乳製品シャルトスに類似した食品と考えられる.一方,酥については,生酥および熟酥はそれぞれ醍醐製造の第2段階および第3段階で得られる中間産物で,現代の乳製品中では,他にその類似品は見当らない.
著者
内村 真之 Faye Etienne Jean 嶌田 智 小倉 剛 井上 徹教 中村 由行
出版者
国立科学博物館
雑誌
Bulletin of the National Science Museum. Series B, Botany (ISSN:03852431)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.129-150, 2006-09
被引用文献数
1

Halophila japonica sp. nov. is described from Japan. Although this entity has long been referred to as H. ovalis, data obtained from detailed morphological examination of field collections and herbarium specimens, geographical distribution records and ITS sequence analyses demonstrate that it is distinguishable from all other members of this genus and can be recognized as a new species. H. japonica is presently reported to occur from Ibusuki (Kagoshima Prefecture, Kyushu region, Japan) in the south, to Mutsu Bay (Aomori Prefecture, Honshu region, Japan) in the north. In order to better characterize H. ovalis materials from Japan, some observations on this species were also provided. As an outcome of this study, there are now four species of Halophila known from Japan: H. ovalis, H. euphlebia, H. decipiens and H. japonica.