著者
倉田 稔
出版者
小樽商科大学
雑誌
商学討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.1-18, 1996-03

論説

2 0 0 0 OA 女性のうつ病

著者
松島 英介 市倉 加奈子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.984-988, 2017 (Released:2017-10-01)
参考文献数
24

うつ病は男性に比べ女性に多い精神疾患であるが、これには生物学的、心理社会的、人為的要因が関係しているといわれている。また、女性のうつ病の臨床的特徴としては、非定型的症状が多かったり、疼痛などの身体症状や不安を多く訴えたり、精神運動制止や社会的役割における機能障害が目立つ。こうした女性のうつ病患者の薬物治療に際しては、体重増加、高プロラクチン血症、性機能障害などに注意し、Quality of Life(QOL)を念頭においた対応が必要である。
著者
安藤 皓章 清水 英佑 高橋 善一 福本 正勝 小此木 英男 門倉 真人
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.692-697, 1993-08-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

Criminal cases involving stimulant abuse have increased since 1970 but have now leveled off. Some of the offenders claimed to have used the Vicks Inhaler containing a stimulant (1-methamphetamine) which is used for the treatment of nasal obstruction.The aim of this experiment was to measure the amount of 1-methamphetamine contained in the Vicks Inhaler by stimulating the human respiratory system. The results are as follows:1) The data from the stimulation experiment showed that the inhalation level of 1-methamphetamine was estimated to be 320.4ng. From this value, the level of 1-methamphetamine absorbed per one respiration was calculated to be 21ng.2) The data from quantitative and qualitative analysis by gaschromatography showed that menthol interfered with the methamphetamine.3) A qualitative test for the stimulant in urine was negative when the subject inhaled the Vicks Inhaler only once. However, this test turned positive when the subject inhaled it more than 17 times.
著者
清田 有希 大森 茂樹 河原 常郎 土居 健次朗 倉林 準 門馬 博 八並 光信
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.40 Suppl. No.2 (第48回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.48101860, 2013 (Released:2013-06-20)

【はじめに、目的】臨床では、Electrical Muscle Stimulation(以下EMS)を使用する機会は多い。EMSは、電気刺激によって筋収縮を起こし、筋ポンプ作用を働かせ、疲労物質の貯留が解消されることで、疲労が回復することが予想される。筋血管内の疲労物質は、この筋ポンプ作用により貯留が解消される。筋疲労は、最適な周波数と最適な刺激間間隔を定めることにより、筋ポンプ作用が促進され、筋疲労を回復させると考えられる。しかしEMSは、異なる周波数や刺激間間隔の違いにより筋疲労の回復に差が生じるかは不明な点が多い。本研究では、筋疲労を回復する最適周波数と最適刺激間間隔を比較し、筋疲労回復の電気治療の有効性について検討した。【方法】対象は、整形外科的、神経学的に問題のない健常成人24名、年齢27.2歳±4.0、BMI21.9±2.2であった。対象筋は、大腿直筋とした(電極:大腿四頭筋の筋腱移行部と大腿直筋のモーターポイント)。各療法の刺激間間隔は、1:1(5sec on:5sec off)、1:5(10sec on:50sec off)の2パターンとした。周波数は、1Hz、5Hz、10Hzの3パターンを行った。筋力測定は、対象の肢位をLeg Extension-Curl(HUR社製)の装置に股関節屈曲50°、膝関節屈曲60°、足関節背屈0°で固定した。最大筋力は、計測器PERFORMANCE RECORDER 9100(HUR社製)をLeg Extension-Curlに取り付け、大腿四頭筋の等尺性収縮での最大筋力を計測した。運動課題は、最大筋力測定時の膝伸展角度を制限として、最大筋力の40%の負荷量で膝関節の屈伸運動を行わせた。運動課題中は、メトロノーム(110bpm、4拍子)を使用し、4拍子目を最大伸展位となるように運動を行わせた。運動課題の終了は最大伸展位まで運動が行えない場合が2回続いた場合、運動課題中メトロノームのリズムから逸脱した場合とした。運動終了後、直ちに計測器で筋力の計測を行った。その後、マルチ電気治療器インテレクト アドバンス・コンポ2762CC(CHATTANOOGA GROUP社製)でEMSを各パラメータで20分間行った。電気刺激強度は、運動閾値の2倍の強度で行った。電気治療後、計測器により筋力の計測を行った。コントロール群は、EMSを施行せず、パッドを貼ったのみの施行を6人に行った。最大筋力を回復筋力で除したものを疲労回復率とし、統計処理は、コントロール群と各周波数の刺激間間隔群を比較した。有意水準は、5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】所属施設における倫理委員会の許可を得た。対象には、ヘルシンキ宣言をもとに、保護・権利の優先、参加・中止の自由、研究内容、身体への影響などを口頭および文書にて説明した。同意が得られた者のみを対象に計測を行った。【結果】刺激周波数別に疲労回復率を比較すると、疲労回復率は、1Hzの1:1は120.0%、1Hzの1:5は134.0%、5Hzの1:1は103.0%、5Hzの1:5は116.7%、10Hzの1:1は115.4%、10Hzの1:5は117.4%となった。コントロール群の回復率は102.0%となった。コントロール群と各周波数別の比較では、コントロール群と1Hzの1:5の群のみに有意な差(P<0.02)を認めた。【考察】疲労回復の度合いをみると、EMSを施行した場合とコントロール群では、EMSを施行した場合の方が疲労回復率は高かった。EMSを行うことで、筋肉の収縮が起こり、筋肉内の疲労物質である乳酸の流動が生じ、疲労回復が促進されたと考えられる。Lindstromらは、活動筋における血液循環が低下することによって、筋中に産生された乳酸が除去されにくくなったことにより筋疲労が起こるとある。市橋らは、主運動後に軽い運動を行なうと血液循環が改善され体内の化学反応が促進されて回復が高まることや運動後の血中乳酸の除去率をクーリングダウンと安静で比較すると軽い運動をした方が、除去率が高いことが報告されている。このことから、EMSにより筋収縮が起こることで疲労の除去が行えると考える。コントロール群と比較し、EMSの各パラメータでは、周波数1Hz、刺激間間隔1:5のものが疲労回復に大きく貢献していた。Bentonらは、電気刺激による筋収縮は生理的収縮より疲労しやすく、長めの休息を設定する必要があるといっている。刺激間間隔は、1:1よりも1:5のパラメータでEMSを施行した方が、有意に差が生じたと考える。【理学療法学研究としての意義】現在、電気療法のパラメータの違いによる筋に与える影響についての研究や疲労回復に関して電気療法を行った研究はまだまだ少ない状態である。本研究により、電気療法のパラメータの適切な選択や電気療法が筋疲労の回復にも影響があることを証明し、理学療法やスポーツ場面の治療法の一助となると考える。
著者
原口 英之 小倉 正義 山口 穂菜美 井上 雅彦
出版者
NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会
雑誌
自閉症スペクトラム研究 (ISSN:13475932)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.51-58, 2020-02-29 (Released:2021-02-28)
参考文献数
5

全国の都道府県と政令指定都市(以下、指定都市)におけるペアレントメンター(以下、メンター)の養成及び活動の実態を調査し、今後の自治体でのメンターの養成及び活動の普及に向けた課題を検討した。都道府県39箇所(83%)と指定都市16 箇所(80%)から回答を得た結果、個々の自治体の取り組みの実態にはばらつきがあるものの、都道府県、指定都市の実態には概ね共通する部分が多いことが明らかとなった。都道府県、指定都市ともに、5 ~6 割の自治体でメンターの登録制度があり、6 ~7 割の自治体で養成研修修了者への研修が実施されていた。メンターの活動は、6 ~7 割の自治体で実施され、グループ相談、保護者向け研修、保育者向けの研修が多く実施されていた。また、メンター活動の予算のある自治体は6 割、活動の謝礼・報酬のある自治体は4 ~5 割、コーディネーターが配置されている自治体は4 割であった。一方、養成研修の修了者のうちメンターとして登録し活動する人数の割合、養成研修の実施状況、活動評価の方法、情報交換・協議の場の有無については、都道府県、指定都市で違いが見られた。本研究の結果は、都道府県と指定都市、さらには市町村におけるメンターの養成と活動を評価、検討する上での基礎資料となり得るものである。今後、全国でメンターの養成及び活動の普及を目指すためには、メンター養成と活動の取り組みの有無に影響する要因、取り組みを促進するための要因について抽出することが必要である。
著者
倉元 綾子
出版者
一般社団法人 日本家政学会家政学原論部会
雑誌
家政学原論研究 (ISSN:24335312)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.2-13, 2010-08-20 (Released:2017-04-07)
参考文献数
11

The Family Life Education Programs in Taiwan require a minimum of 10 subjects and 20 credits for successful completion, and gender education is a compulsory component of the curriculums. The Gender Equality Education Act 2004, which aims to promote gender education, and the contents of gender education were investigated. The major findings are as follows: 1) "Gender education" in the Family Life Education Programs in Taiwan corresponds to "human sexuality" in the Family Life Education Programs of the National Council on Family Relations (NCFR)of the U.S. 2) Based on the Gender Equality Education Act, gender equality education is provided in Taiwanese schools and is integrated with all areas of learning. It is comprehensive and reformative, and its contents include "development of body and spirit," "self-confidence," "human relations," and "social and cultural contexts." 3) The contents of gender equality education in Taiwan are similar to those stated in the Guidelines for Comprehensive Sexuality Education-Kindergarten through 12th Grade (3^<rd> edition) by the Sexuality Information and Education Council of the United States. In both the above guidelines, the social and cultural contexts are reinforced.
著者
中川 敦寛 工藤 大介 園部 真也 麦倉 俊司 久志本 成樹 冨永 悌二
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.955-963, 2021-09-10

Point・現在の神経集中治療では二次侵襲を最小限にとどめ,生体の自己回復能力を最大限に引き出す環境を作ることに主眼が置かれている.・神経学的所見やモニタリングから得られる情報を統合し,頭蓋内圧亢進を的確に評価して治療のタイミングを逃さない.・今後,インフォマティクスなどがモニタリングや管理の質の向上を支援することが予想されるが,生理学,病態生理を深く理解することが本質であることには変わらない.
著者
城倉 正祥
出版者
早稲田大学東アジア都城・シルクロード考古学研究所
巻号頁・発行日
pp.1-202, 2021-09-30

早稲田大学東アジア都城・シルクロード考古学研究所 調査研究報告 第5冊

2 0 0 0 白菜のなぞ

著者
板倉聖宣著
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
2002
著者
箱﨑 太誠 川本 将太 﨑濱 星耶 倉持 梨恵子
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.189-195, 2021-04-30 (Released:2021-08-19)
参考文献数
17

本研究は日本の大学アメリカンフットボール選手を対象に,頭部衝撃の影響が評価できる輻輳近点の測定を合宿期間中における2回の練習それぞれの前後(4時点),秋季リーグ戦の2試合それぞれの前日と翌日(4時点),及びベースライン値の測定を含めて9時点で実施した.その結果,ベースライン値と比較して,合宿の練習後や試合翌日に輻輳近点が有意に増加していた.今後は頭部衝撃の曝露量を定量化し,輻輳近点への影響を調査していく必要がある.
著者
角田 出 黒倉 寿
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.289-290, 1995-12-15 (Released:2009-10-26)
参考文献数
10
被引用文献数
19 28

マダイの白点虫感染に対するラクトフェリン(LF)の防御効果を調べた。頻繁に白点虫感染の起こる場所でマダイを予備飼育し, 白点虫の自然感染を惹起した。その後, マダイを地下海水流水式の水槽に収容し, LF添加または無添加餌料で28日間飼育した。LF無添加区では14日間頃より肉眼的に白点虫の感染が認められ, 28日間の飼育期間中に大半の魚が死亡した。LF投与区(40mg/kg 体重/日)では, 白点虫の感染や外観的な異常は認められなかった。以上より, LF投与がマダイの白点虫感染防御に有効であることが判った。
著者
倉頭 甫明
出版者
広島経済大学
雑誌
研究論集 (ISSN:03871401)
巻号頁・発行日
no.4, pp.225-240, 1971-01

第1章 中立と中立の類型 Ⅰ節 中立とは Ⅱ節 中立の類型 (1) 永世中立 (2) 国際法上の中立 (3) 国際政治上の中立 第2章 現代の中立(日本の中立主義) Ⅰ節 1945年以後の国際情勢と中立化の現象 (1) 共産主義と中立 (2) ソ連の対日中立政策 Ⅱ節 日本の中立主義 (1) 日本中立国論の経過 (2) 中立に対する各政党及び文化人の主張 ① 社会党の中立 ② 共産党の中立 ③ 公明党の中立 ④ 民社党と中立 ⑤ 自民党と中立 ⑥ 日本文化人の中立 Ⅲ節 日本の中立の可能性について