著者
小﨑 恵生 前田 清司 岡 浩一朗
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.147-155, 2022-02-01 (Released:2022-01-14)
参考文献数
67

Sedentary behavior is ubiquitous in modern lifestyles and defined as any waking behavior with an energy expenditure of ≤ 1.5 metabolic equivalents while sitting, reclining, or lying. Epidemiological evidence suggests that high volumes of sedentary behavior are independently associated with an elevated risk of cardiometabolic disease and all-cause mortality. By contrast, a growing body of experimental evidence showing the potential benefits for cardiometabolic risks of reducing and breaking up sedentary time. Therefore, recent physical activity guidelines indicate the importance of reducing and regularly interrupting prolonged sitting. In this narrative review, we summarize the findings from experimental studies that investigated the acute impacts of prolonged, uninterrupted sitting and interrupting sitting on several cardiometabolic risk factors, including vascular function, blood pressure, and glucose metabolism. Here, we highlight experimental evidence from controlled laboratory trials that may lead to a better understanding of biological plausibility, the causal structure of relationships, and potential mechanistic insight on linking sedentary behavior with adverse cardiometabolic outcomes. Our literature review collectively suggests that in addition to increasing moderate- to vigorous-intensity physical activity, reducing sedentary time may contribute to cardiometabolic health. However, the recent evidence remains limited and inconclusive, thus future studies are needed to develop a deeper causal and mechanistic understanding of the biological pathways through which prolonged sitting can adversely influence cardiometabolic health outcomes.
著者
吉場 史朗 加藤 俊一 大谷 慎一 小原 邦義 前田 清子 南 睦彦 寺内 純一 渡会 義弘 金森 平和 稲葉 頌一 絹川 直子
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.48-57, 2009 (Released:2009-06-30)
参考文献数
6
被引用文献数
1 1

目的: 人間が一生の間にどの程度,輸血を受けるのかを知ることは,献血の際に,ボランティア·ドナーに説明するための必要なデータの一つである. 方法: 輸血回数を求めるに当たって,1.年齢別·性別人口,2.供給された献血本数,3.輸血を受けた患者の性別と年齢,を2つの県で集めた.第一は2002年の福岡県で,もう一つは2005年の神奈川県であった.各年齢の輸血回数の計算は,[Page=nage/Nage×T/t]の式で求めた.{Page:nage:各年齢の輸血患者実数,各年齢(Nage)ごとの輸血回数,T: 一年間に供給された血液本数,t: 病院で輸注された血液本数} 結果: 1)福岡県の2002年の全人口は,5,034,311名であった(男性2,391,829; 女性2,642,482).地域の赤十字血液センターは福岡県で輸血されるすべての血液をカバーしていた.2002年の血液供給本数は226,533本であった.一つの大学病院で輸血された患者数は,1,190名(男性646,女性544)であった.これらの患者に使用された血液は13,298本(男性7,210,女性6,088)であった.2)神奈川県の2005年の人口は,8,748,731名であった(男性4,420,831; 女性4,327,900).地域の赤十字血液センターは福岡県と同様,県内使用血液のすべてをカバーしていた.2005年の供給本数は297,592本であった.5つの大学病院と1つのがん専門病院で輸血を受けた患者の総数は3,744名(男性1,673,女性2,071)であった.これらの患者に使用された血液は57,405本(男性31,760,女性25,645)であった.男性の寿命を79歳とすれば,福岡県で0.420回,神奈川県では0.297回輸血を受けていた.女性の平均寿命を87歳とすれば,福岡県では0.344回,神奈川県では0.275回輸血を受けていた. 結論: 我々のデータから,日本人は一生の間に男性は1/3,女性は1/4が輸血を受けると考えられた.さらに,輸血の可能性は80歳以上で男性,女性ともに急増していた.
著者
前田 清一 中尾 俊
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.149-154, 1963-06-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
6
被引用文献数
1

酸類の酸味としての閾値(Stimulus Threshold Value)と最低閾値(Minimum Threshold Value)、及び酸類間の酸味の強さについて、味覚試験を用いて測定をおこなった結果 : -(1) Panelの識別能力は非常に優秀なものであり、なかでも、女性Panelは男性のそれよりも全般によい様である。(2) 平均最低閾値は、塩酸、アスコルビン酸、グルコン酸では1×10-4M(各0.0004、0.0019、0.0020%)、ベタイン塩酸塩では2×10-4M (0.0027%) であり、クエン酸、酒石酸、乳酸等その他有機酸では5×10-5M(各0.0010、0.0008、0.0005……%)かそれ以下である。(3) 酸味として感じる閾値は、正確には極限法によっておこなわねばならないが、本実験資料から大略次の値であろうと推定される。クエン酸、酒石酸、フマール酸、グルタミン酸塩酸塩については1×10-4M(各0.0019、0.0015、0.0013%)、アスコルビン酸の4×10-4M(0.0076%)を除いて他の本実験試料酸類は、同一モル数すなわち、2×10-3M(塩酸の0.0008、乳酸の0.00018、酢酸の0.0012、コハク酸の0.0024、グルタミン酸の0.0030等の各%)である。(4) 閾値におけるpHは必ずしも同一ではなかった。

2 0 0 0 OA 緑茶の化学

著者
前田 清一
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.73-77, 1969-05-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
26
著者
前田 清司 樽味 孝 田中 喜代次 山縣 邦弘 小崎 恵生
出版者
早稲田大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2019-06-28

継続的な高強度の持久性運動トレーニングは、身体(臓器)に様々な構造的・機能的な適応を引き起こす(スポーツ心臓など)。しかし、日頃から高強度の持久性運動トレーニングを実施している持久性アスリートの腎臓について詳しく調べた研究はこれまでに存在せず、高強度持久性運動トレーニングが腎臓にとって“善”か“悪”かは不明である。そこで本研究では、高強度持久性運動トレーニングに伴う腎臓の生理的適応を核磁気共鳴画像法(MRI: magnetic resonance imaging)を用いて探索することを目的とし、「スポーツ腎臓」という新しい概念を提唱することを目指す。
著者
羅 成圭 崔 英珠 赤澤 暢彦 大森 肇 前田 清司
出版者
国際タウリン研究会
雑誌
タウリンリサーチ (ISSN:21896232)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.40-42, 2016 (Released:2019-11-11)

本稿では、健常者における経口タウリン摂取が血 管内皮機能に及ぼす効果を、安静時および運動時に 分けて概説する。我々はまず、2週間の経口タウリ ン摂取(6 g/day)は、健常者の血管内皮機能を僅か ながら、有意に向上させることが初めて見出した。 次に、運動誘発性血管内皮機能の低下に対するタウ リン摂取の効果を検証したものの、2週間のタウリ ン摂取(6 g/day)では高強度レジスタンス運動によ る血管内皮機能の低下を抑制できないことが明ら かになった。本稿で示すこれらの結果は、少なくと も安静時においては、健常者においてもタウリン製 剤、もしくはタウリンを多く含む魚介類や海藻類の 摂取は血管内皮機能を良好に保つために有効であ ることを示していると考える。
著者
守屋 俊甫 吉岡 将輝 松井 公宏 青木 海 吉田 保子 竹越 一博 小﨑 恵生 前田 清司
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.353-361, 2023-10-01 (Released:2023-09-13)
参考文献数
30

Insufficient physical function is strongly associated with decreased activity of daily living and health-related quality of life in middle-aged and older women. YOSAKOI Soran is one of the traditional Japanese dances to have naruko (wooden hand clappers) in their hands as they dance and incorporate the phrase from the Soran Bushi in their song. YOSAKOI Soran festivals can be seen being held in various places across the country, proving its growing popularity with residents as a celebration regardless of age or occupation. The purpose of this study was to examine the cross-sectional associations between YOSAKOI Soran and the physical functions of middle-aged and older women. A total of 30 middle-aged and older women practicing YOSAKOI Soran (YOSAKOI group) and 163 middle-aged and older women who had not practiced YOSAKOI Soran (control group) participated in this cross-sectional study. Handgrip strength, 30-second chair stand performance, and flexibility were used to measure physical functions. Handgrip strength was not significantly differed between the YOSAKOI group and the control group (P = 0.79). 30-second chair stand performance and flexibility were significantly higher in the YOSAKOI group than in the control group (both P < 0.05). These results remained significant after adjusting for age and body mass index (both P < 0.05). The present results suggest that practicing YOSAKOI Soran may increase lower extremity function and flexibility in middle-aged and older women.
著者
前田 清司 秋本 崇之 下條 信威
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、①睡眠質が競技パフォーマンスに及ぼす影響、②睡眠質が低下する機序、③睡眠質の低下がもたらす競技パフォーマンスの低下を改善する方法を検討した。睡眠質は比較的強度の高い運動中の認知機能に影響を与えることが示された。また、メタボロミクスによる網羅解析にて、睡眠質の低下にはカルノシンやオルニチンなどの代謝産物の低下が関与する可能性が示された。さらに、カルノシン含有のイミダゾールジペプチドの摂取により睡眠改善と競技パフォーマンス向上の可能性が示された。
著者
羅 成圭 前田 清司 今井 智子 宮川 俊平
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.409-414, 2014-08-01 (Released:2014-07-26)
参考文献数
26
被引用文献数
1

Strenuous and consecutive exercise results in fatigue symptoms accompanied decrease in salivary secretory immunoglobulin A (sIgA) in athletes. On the other hand, it has been reported that plasma taurine concentration was increased after the high intensity exercise. However, change in salivary taurine concentration after strenuous and consecutive exercise is unknown. The purpose of this study was to investigate the relationship between fatigue symptoms and changes in salivary taurine concentration in collegiate male soccer players. Thirty seven collegiate male soccer players participated in three consecutive days of match program. To detect of fatigued players, we measured awakening heart rate and body weight. As the results of these two measurements, we divided subjects to two groups (non-fatigue group, n=15; fatigue group, n=22). We also measured salivary sIgA and taurine concentrations before and after program. Before the program, there were no significant differences in any parameters between two groups. Salivary flow rate and sIgA secretion rate were significantly decreased after the program in the fatigue group. Furthermore, salivary taurine concentration was significantly increased after the program in the fatigue group. In the non-fatigue group, there were no significant differences in any parameters during program. Our results indicated that salivary taurine concentration increased after consecutive high-intense exercise in the collegiate male soccer players.
著者
佐井 佳世 久保 尚士 櫻井 克宣 玉森 豊 前田 清
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.82, no.7, pp.1339-1343, 2021 (Released:2022-01-31)
参考文献数
8

症例は86歳の男性.心窩部不快感を主訴に近医を受診し,内視鏡検査で胃角部小彎に3型進行胃癌を指摘され,当院を受診した.諸検査で,cT3N2M0 Stage IIIと診断し,手術の方針とした.術中所見では肝門部リンパ節,総肝動脈リンパ節,左胃動脈リンパ節が累々と腫大しており,根治的切除を断念し,胃切除のみを行った.術後にTS-1を開始するも,術後10カ月目のCTで転移リンパ節の増大を認め,ラムシルマブ併用パクリタキセル療法に変更したが,リンパ節は縮小せず,術後19カ月目よりニボルマブの投与を開始した.術後22カ月目のCTでリンパ節腫大は消失したが,ニボルマブによる下垂体機能低下症が出現し,投与を中止した.術後40カ月現在,再発なく生存中である.転移再発胃癌に対するニボルマブの奏効率は11%程度と報告され,中でも完全奏効は極めて稀である.今回,ニボルマブを投与し完全奏効を得て長期生存中の切除不能進行胃癌を経験したので報告する.
著者
前田 清司
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.11, no.10, pp.36-41, 2006-10-01 (Released:2009-12-21)
参考文献数
5
著者
目崎 登 前田 清司 家光 素行 相澤 勝治
出版者
帝京平成大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

本研究では,性ホルモンの合成組織として骨格筋に着目し,その合成経路が運動により亢進することにより,性ホルモン合成の亢進に寄与するという仮説を立証することを目的とする.上記の研究課題を明らかにするために,骨格筋における性ホルモン合成酵素の発現の有無と局所性ホルモン代謝動態について検討した(研究課題I).さらに,運動による骨格筋内の性ホルモン産生経路を明らかにするために,運動が骨格筋内の性ホルモン合成酵素に及ぼす影響とその性差について検討した(研究課題II).その結果,骨格筋における性ホルモン産生機序に着目し,骨格筋内の性ホルモン合成酵素の遺伝子・タンパク発現が存在することを確認し,骨格筋には性ホルモン代謝経路が存在し,局所にて性ホルモンを産生する器官となりうる可能性を明らかにした(研究課題I).また,骨格筋内の性ホルモン合成酵素の遺伝子・タンパク発現には性差があり,運動刺激に対するそれらの発現応答にも性差があるという結果を得たことから(研究課題II),運動による骨格筋の適応機序に局所の性ホレモン代謝が関与している可能性が示された.それゆえ,運動による性ホルモン作用は,内分泌経路の他に,末梢組織(骨格筋)における局所の性ホルモン産生が重要な役割を果たしている可能性が示された.
著者
前田 清一 江口 貞也 佐々木 裕
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
農産加工技術研究會誌 (ISSN:03695174)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.166-170, 1960

1. L-リジン塩酸塩1.25%溶液(pH 4, 7, 8, 9, 11)を121℃, 2時間加熱したが,きわめて安定であった。<BR>2. 糖類が共存する場合加熱するとブドウ糖と果糖共存時でのリジンの破壊は酸性側ではみられないが,アルカリ側に移行するにしたがい増大する。しかし蔗糖共存時ではなんら影響を受けないように思われる。<BR>3. 破壊リジン溶液を酸処理すると,破壊リジンの一部はリジン定量菌に反応するようになるが,人工胃液処理の場合は反応しないと考えられる。<BR>4. リジン強化コッペパンは醗酵工程ならびに焙焼中においては添加リジンは安定であった。<BR>5. リジン強化食パンは醗酵工程中で添加リジンは破壊されず安定であったが,焙焼中には17%破壊され,トーストするとさらに10%破壊された。<BR>6. 炊飯時において添加リジンは15~20%, 6時間放置後で,さらに10~15%破壊された。炊飯直後のご飯をpH 2, 37℃で1時間振盪すると添加リジンの10%が賦活された。<BR>終りにリジン強化パン製造に御協力いただいた東京栄養食糧学校ならびに日清製粉K.K.中央研究所に厚く謝意を表します。
著者
前田 清 吉川 和彦 寺尾 征史 山本 祐夫 梅山 馨
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.87, no.7, pp.1525-1531, 1990
被引用文献数
12

大阪社会医療センターにて過去5年間に経験した10例の赤痢アメーバ症の臨床的検討を行つた. 性別は全例男性で, 平均年齢は41歳であつた. 既往歴では海外渡航歴は全例認められず, 7例 (70%)に男性同性愛好者を認めた. 各種血清学的検査ではアメーバ抗体 (ゲル内沈降反応) 100% (6/6), 梅毒反応 (TPHA法) 60% (6/10) の陽性率を呈したが, AIDS抗体は0% (0/3) であつた. 赤痢アメーバの検出率は便中で70% (7/10), 肝膿瘍膿汁中で50% (2/4), 直腸生検粘膜で25% (1/4) であつた.<br>以上, 本症の診断には血清アメーバ抗体の測定が有用で, また, 感染経路としてホモ行為による感染が疑われた.
著者
前田 清一 中尾 俊
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.149-154, 1963
被引用文献数
1

酸類の酸味としての閾値(Stimulus Threshold Value)と最低閾値(Minimum Threshold Value)、及び酸類間の酸味の強さについて、味覚試験を用いて測定をおこなった結果 : -<BR>(1) Panelの識別能力は非常に優秀なものであり、なかでも、女性Panelは男性のそれよりも全般によい様である。<BR>(2) 平均最低閾値は、塩酸、アスコルビン酸、グルコン酸では1×10<SUP>-4</SUP>M(各0.0004、0.0019、0.0020%)、ベタイン塩酸塩では2×10<SUP>-4</SUP>M (0.0027%) であり、クエン酸、酒石酸、乳酸等その他有機酸では5×10<SUP>-5</SUP>M(各0.0010、0.0008、0.0005……%)かそれ以下である。<BR>(3) 酸味として感じる閾値は、正確には極限法によっておこなわねばならないが、本実験資料から大略次の値であろうと推定される。<BR>クエン酸、酒石酸、フマール酸、グルタミン酸塩酸塩については1×10<SUP>-4</SUP>M(各0.0019、0.0015、0.0013%)、アスコルビン酸の4×10<SUP>-4</SUP>M(0.0076%)を除いて他の本実験試料酸類は、同一モル数すなわち、2×10<SUP>-3</SUP>M(塩酸の0.0008、乳酸の0.00018、酢酸の0.0012、コハク酸の0.0024、グルタミン酸の0.0030等の各%)である。<BR>(4) 閾値におけるpHは必ずしも同一ではなかった。
著者
古川 秀子 佐宗 初美 前田 清一 二宮 恒彦
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.63-68, 1969
被引用文献数
5

Sour taste is mainly associated with the hydrogen ion concentration, and to a lesser extent, with the degree of dissociation. From the results of P.S.E. determined by taste tests on nine organic acids, the sourness was more intensive in fumaric>tartaric>malic>acetic>succinic>citric>lactic>ascorbic and>gluconic acids.
著者
古川 秀子 佐宗 初美 前田 清一 二宮 恒彦
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.63-68, 1969-02-15 (Released:2010-03-08)
参考文献数
6
被引用文献数
2 5

Sour taste is mainly associated with the hydrogen ion concentration, and to a lesser extent, with the degree of dissociation. From the results of P.S.E. determined by taste tests on nine organic acids, the sourness was more intensive in fumaric>tartaric>malic>acetic>succinic>citric>lactic>ascorbic and>gluconic acids.
著者
門馬 怜子 熊谷 仁 王子田 萌 家光 素行 前田 清司
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.391-397, 2017-12-01 (Released:2017-11-28)
参考文献数
21
被引用文献数
2

The symptoms of anemia, decreases in the levels of circulating red blood cells (RBC), hemoglobin (Hb) and hematocrit (Ht) lead to decrease endurance performance, and the risk of anemia increases in female endurance athletes. Although Hb is composed of a large amount of amino acids, the relationships between circulating levels of amino acids and RBC, Hb and Ht in female endurance athletes have not been clarified yet. Thus, the purpose of the present study was to investigate the relationship between circulating levels of amino acids and RBC, Hb and Ht in female endurance athletes. Twenty-four female endurance athletes (19.8 ± 0.2 years) participated in this study. We measured circulating levels of RBC, Hb and Ht from blood. Also, we measured circulating levels of amino acids from plasma by use of comprehensive analysis. The levels of circulating RBC, Hb and Ht in all subjects were within the normal range. We found that circulating taurine levels were significantly correlated with RBC (r = 0.48, p < 0.05), Hb (r = 0.44, p < 0.05) and Ht (r = 0.42, p < 0.05) in female endurance athletes. In the present study, we demonstrated that circulating taurine levels were significantly associated with RBC, Hb and Ht in female endurance athletes. These results suggest that circulating taurine levels may be a predictor of anemia and treatment strategy for anemia.
著者
岡本 和士 柳生 聖子 大野 和子 岡本 伸夫 高橋 玲 大塚 亨 前田 清 斎藤 征夫 加藤 孝之
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.1028-1035, 1988-12-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
39

We examined the relationship of body fat distribution to lipid metabolism in 50 obese women who participated in a weight reduction program.Body fat distribution was assessed by measurement of the waist-to-hip size ratio (WHR), minimal waist size and maximal hip size measured in a standing position.Obese women were separated into two subgroups by WHR; predominantly upper- or lower-body-segment obesity (UBSO or LBSO).After adjusting for ideal body weight, we found significantly high correlations with WHR (r=0.82, p<0.01), serum total cholesterol, serum triglyceride, VLDL and ApoB, which were significantly higher in UBSO; while HDL-ch and ApoA-1 were significantly lower in UBSO than LBSO.However, in UBSO, serum triglyceride and A. I. were significantly decreased; and HDL-ch was significantly increased after weight reduction.In conclusion, we suggested that the site of fat predominance offers a better diagnostic or prognostic marker for lipid metabolism abnormality than the degree of obesity alone.

1 0 0 0 OA 葛粉について

著者
前田 清一
出版者
日本応用糖質科学会
雑誌
澱粉工業学会誌 (ISSN:04169662)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.18-25, 1967-12-20 (Released:2011-02-23)
参考文献数
9
被引用文献数
1

葛根より製造される葛粉の詳細な歴史は明らかでないが,かなり古い時代から日本人の生活に直結していたことは,自家用または救荒食糧の形で文献にも明示され,現在に至るも特殊な地域で手工業的に少量生産され高価ではあるが,製菓,材料などの特殊用途向となり,賞賛を博しているが,葛粉の特性に関する研究は甚だ僅少で進歩した食品化学的手法を駆使して葛粉の特性を研究すべきで,斯くすることによって新しい澱粉の開発も進められることであろう。 終りに本調査に当り御懇切なる御指示を賜わった吉野葛本舗黒川重太郎氏並びに葛粉などのアミログラム及び顕微鏡写真を作成して頂いた味の素K.K.川崎工場高橋礼治氏に謝意を表します。