著者
垣内景子 恩田裕正編
出版者
汲古書院
巻号頁・発行日
2007
著者
梅村 坦 庄垣内 正弘 三友 健容 吉田 豊 松井 太 鈴木 健太郎 李 肖 DESMOND Durkin-Meisterernst
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

研究対象は、ベゼクリク千仏洞から1980~1981年に出土した非漢字の古文献約600点であり、その大部分は未公開の断片類である。使用される文字はウイグル文字、ソグド文字、ブラーフミー文字を中心とし、言語は古ウイグル語、ソグド語、サンスクリット語、トカラ語、漢語などにおよび、形式には写本、印刷があり、内容は仏教文献を中心として契約や公文書、詩、手紙などの俗文献に至り、10~13世紀頃のトゥルファンの複合文化を浮き彫りにする第一級の資料群であることが判明した。
著者
黒瀬 誠 近藤 敦 高野 賢一 大國 毅 小幡 和史 山本 圭祐 垣内 晃人 萬 顕 氷見 徹夫
出版者
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
雑誌
頭頸部外科 (ISSN:1349581X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.239-243, 2018 (Released:2018-11-13)
参考文献数
12

V-Locは返しが付いた合成吸収糸で無結紮連続縫合による創閉鎖が可能である。今回V-Locを喉頭垂直部分切除手術に使用した。対象は4症例で,全て声門癌放射線治療後の局所再発例である。全例男性,年齢は57歳から79歳(平均65.0歳),手術時間は92分から140分(平均120分),出血量は少量から160ml(平均32.5ml)だった。術後合併症は1例に小瘻孔の形成を認めたが,局所処置のみで改善した。経口摂取までの日数は15日から30日(平均21.8日)で退院までの期間は37日から56日(平均40.6日)だった。過去に行った喉頭垂直切除例(8症例)との比較では術後合併症の増加を認めなかった。
著者
植田 亮平 垣内 洋平 野沢 峻一 岡田 慧 稲葉 雅幸
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp._2P2-J04_1-_2P2-J04_4, 2011

In this paper, integration of local error recovery by visual-feedback and task-level error recovery system is described. In order to build an integrated robot system which utilizes first-order logic representation at the top-level, implementing error recovery in task-level and motion-level is important. In this paper, we focus on motion-level error recovery. Motion-level error is resolved by visual-feedback and motion planner module. In proposed system, top-level task executive does not know about it. Key features of the system are: (1) local error recovery by portable visual-feedback. (2) to utilize symbol to indicate goals of motion controller rather than to use literal pose representation and background updating of the properties of symbols (3) object tracking based-on color-range sensor using particle filter method.
著者
原田 康 垣内 祥宏 武田 光志 佐藤 信一 馬場 泰行 幸田 幸直
出版者
一般社団法人 日本医療薬学会
雑誌
病院薬学 (ISSN:03899098)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.399-406, 1999-08-10 (Released:2011-08-11)
参考文献数
10

Recently, automatic tablet counting and packaging machines have come to be widely used for the one-dose packaging of tablets and capsules. However, coloration, i.e. changes in color, of such tablets repackaged by one-dose packaging machins for dispensing has been frequently observed in several kinds of tablets due to the light, humidity and temperature in the room. In this report, the changes observed over time in the controlled-release mesalazine product, Pentasa® tablets, repackaged with polyethylene-laminated cellophane and glassine films for the one-dose packaging was studied.The repackaged tablets changed color within a week at room conditions (22-25°C, 50-70% RH) under a 350 lux fluorescent white-1 amp ex posure for 12 h per day or in darkness. However, no coloration was observed for at least four weeks in a refrigerator (4°C, 20% RH) in dark ness. The weight of the repackaged tablets increased by about 1% at room conditions within a week, while no such weight increase in the tablets was observed while the tablets were kept in a refrigerator. No changes in the amounts of mesalazine and its degradates, gentigic acid and p-aminophenol, in the tablets were observed and the dissolution properties of mesalazine from the tablets also remained unchanged during the experimental period.Based on these findings, we conclude that the one-dose packaging of Pentasa® tablets is not a suitable procedure since it results in the absorption of moisture and changes in color.
著者
山崎 良雄 高橋 典嗣 垣内 信子 高橋 和子 間々田 和彦 田仲 永和
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.469-470, 2004

私たちの地球は、太陽系の第三惑星として、太陽やその他の惑星とともに、約45億年前に誕生した。この間、大地にはさまざまな動物や植物が繁栄し、進化をとげてきた。現在の地球は太陽系の他の惑星とちがい、「水の惑星」と呼ばれるように、生命に最適な環境がそなわっている。この地球のことをもっと知り、より地球の大切さを実感してもらうことをねらいとし、毎年学校で健康診断をするように、夏至の日を「地球の健康診断の日」とし、世界規模で地球の診断の試みを啓発普及していきたい。
著者
垣内 恵美子 奥山 忠裕 寺田 鮎美
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.44.3, pp.403-408, 2009-10-25 (Released:2017-01-01)
参考文献数
8

社会的便益を過小評価されがちな美術館活動について、その受益者及び社会的便益をある程度客観的に推計することにより、その社会的便益にふさわしい適切な支援のあり方を検討することを目的として、岡山県倉敷市にある大原美術館を事例として取り上げ、CVM(仮想評価法)を用いた市民調査を実施した。結果として、大原美術館が、近隣地域(倉敷市及び岡山市)の市民に与える総便益は年間約6億円と推計され、将来世代のためといった遺贈価値、他の人が利用しているからといった代位価値、誇りに思うといった威信価値、都市の魅力を高めるなどの非利用価値が大きいことがわかった。また、WTP(支払意志額)に影響する変数は、大学院レベルの学歴及び所得、大原美術館への総訪問回数となった。また半数を超える市民が支払意志を有することから地方自治体による一定程度の支援は正当性を有すると考えられるが、同時に、相対的に高いWTPを有する一部の市民が存在することから、別途これらの人々の支援を得るスキームを考えることも必要であろう。
著者
吉安 貴史 垣内 利仁 山下 哲夫 古澤 邦夫
出版者
The Society of Powder Technology, Japan
雑誌
粉体工学会誌 (ISSN:03866157)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.612-616, 2001-09-10 (Released:2010-04-30)
参考文献数
9

New microbial dispersants, CF2399 and CF2403, were discovered in a culture broth of fungi. In this study, we examined the adsorption of CF2399 and CF2403 to Titanium oxide (TiO2) particles, and synthesized the derivatives of CF2399 and evaluated them as a dispersant using the Copper (II) phthalocyanine pigment. Several examinations showed that the adsorption of CF2403 onto the particles is stronger than CF2399. Through the adsorption isotherm of CF2403 onto the inorganic pigment, we inferred that CF2403 has two adsorption systems of single-or double-layer due to their existent rates. The hydrophobic derivatives of CF2399 have higher activity of dispersion to the organic pigment than CF2399. We ascertained that the addition of hydrophobic group caused an increase in the adsorption rate to the hydrophobic pigment.
著者
垣内 菜摘 湊 晶帆 岡澤 悠衣 大津 朱里 藤原 奈津美 日野出 大輔 伊賀 弘起
出版者
四国歯学会
雑誌
四国歯学会雑誌 (ISSN:09146091)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.49-53, 2014-06-30

We visited Helsinki Metropolia University of Applied Sciences from August 14th to 22nd as a short-term study abroad supported by Japan Student Services Organization (JASSO). We participated in the basic and clinical training of the oral hygiene course. Furthermore, we also visited the institution for elderly in Espoo and the orthopedic hospital in Helsinki. We reported the outline of the study abroad here.
著者
田中 智之 木倉 丈 竹本 啓輝 垣内 弘章 安武 潔 大参 宏昌 阿部 淳子 酒井 伊都子 林 久貴 福原 成太
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.469-470, 2017

PPFC(Plasma Polymerization Fluorocarbon)膜は、絶縁性・耐薬品性を有する撥水膜として様々な応用が期待されている。しかし、その原料ガスには、C<sub>4</sub>F<sub>8</sub>など高次の炭素を含有するフルオロカーボンガスが用いられることがもっぱらであり、PPFC膜の形成を廉価なCF<sub>4</sub>で実現できれば、コストメリットは大きい。そこで本研究ではCF<sub>4</sub>原料ガスからのPPFC膜の高速形成を目指し、高圧プラズマを用いたCVDの適用を試みた。PPFC膜の形成に寄与するパラメータを調査した結果を報告する。
著者
山崎 良雄 坪田 幸政 垣内 信子
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.345-355, 2004-02-28

気象に関するアンケート調査により,児童・生徒・学生の意識・知識の実態調査を行い,学校教育と社会教育の効果を評価した。天気予報の利用の頻度は,全学年で高く,天気に対する関心の高さが確認できた。特に女子は全学年で男子より高かった。気象情報の入手先は,学年進行に伴いその多様化が認められた。十種雲級や天気図記号の理解では,学校教育の効果が確認できた。天気に関することわざは,学校教育では取り扱わない動物に関する天気のことわざも多く指摘されていたことから,毎日の生活の中でも気象に関する知識が獲得されていることが示唆された。季節の変化に対する設問から,学年が低いほど直感的な指標である気温から季節変化を感じ取り,学年と共に季節の感じ方がより高次元に(間接的に)なることが分かった。気象に関する知識の修得は,学校教育とテレビや新聞なども含めた社会教育からなされるために,学年による認知度が用語によって異なることが認められた。そこで,気象用語を成長段階に対応した認知度の変化に注目して6グループ(認知型)に分類した。
著者
西垣内 泰介
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会
雑誌
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス (ISSN:13434535)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.151-169, 2018-03-05

本論文ではSells (LI 18, 1987) のいわゆる「主観表現」に関わる分析に関連し、Nishigauchi (JEAL 23, 2014) による「視点投射」(POV-projections) を含む統語構造の観点からの分析を提示する。本論文の分析では下位の視点投射が上位の視点投射の位置へ主要部移動し、それによって下位の視点投射の「一致」領域が広がることによって捉えられる言語現象を示す。さらに、「理由」「原因」という従来「非飽和名詞」と呼ばれているものを含む構文の中で見られる「視点」現象を考察し、「理由」「原因」などを「関係を表す名詞」と考えることで、まったく次元の異なる分析の展望が開けることを示す。
著者
天野 秀樹 神原 一之 寺垣内 政一 植田 敦三
出版者
広島大学
雑誌
中学教育 : 研究紀要 (ISSN:13441531)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.41-50, 2004-03-31

This Study, the purpose of which is to enhance Student's mathematical ability as applied to daily life, approaches it from building up Student's ability of communication. We propose a curriculum adapting Quick Draw, which is practiced in the United States, and examined the effect of it through an experimental lesson. As a result, the following points are discoverd '・ Students come to consider an explanation and a reason of a solution for the mathematical problem, their motivation for participation in negotiation rises, and it is possible to deepen their understanding of mathematical contents. After this study, we will promote this study and declare the function of the ability of communication in mathematics in application to daily life.
著者
西垣内 祐太 佐橋 栞太 豊原 治彦
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.17-00021, (Released:2018-03-09)
参考文献数
20

酵素吸着能に優れた濾過材の作製を目的として,各種金属酸化物のアミラーゼ吸着能について調べた結果,酸化鉄,酸化アルミニウム及び酸化マンガンの吸着能が高いことが判明した。これらの金属酸化物及びこれら固化物に吸着したアミラーゼは,アルカリ性域の反応性が向上し,pH安定性や熱安定性も向上した。以上のことから,酸化鉄,酸化アルミニウム及び酸化マンガンは,優れた酵素吸着能力を有し,これらを用いることで微生物の増殖による溶存酸素濃度の低下を伴わない高機能な濾過材を作製できる可能性が示唆された。
著者
垣内 隆 山本 雅博
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.181-191, 2016-04-05 (Released:2016-05-10)
参考文献数
85
被引用文献数
4

適度な疎水性を持つイオン液体を塩橋に使用すると,濃厚KCl水溶液からなる塩橋では不可能であった低イオン強度水溶液のpHを正確に測定することができる.また,試料水溶液が疎水性イオンを含まなければ,pH標準緩衝液より高いイオン強度を持つ試料のpH測定にも,イオン液体塩橋は有望である.イオン液体塩橋は,水素イオンのみならずその他のイオンの単独イオン活量測定を広いイオン強度範囲で測定することを可能にするので,pH測定の実用的な観点のみならず,長年にわたる濃厚KCl水溶液塩橋を用いるポテンショメトリーの枠組みを越えた電解質溶液の研究が展望できる.
著者
脇 大作 岡村 友幸 町田 克郎 垣内 一明 井上 清視 加治 屋達
出版者
Warm Regional Society of Animal Science, Japan
雑誌
日本草地学会九州支部会報 (ISSN:18846408)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.17-23, 1997

ラップサイレージは, 容積が小さく, 薄いストレッチフィルムでの密封である等の原因から, 発酵品質及び飼料品質の良好なサイレージを安定的に調製することが難しいといわれている。そこで, ラップサイレージ発酵品質, 飼料品質に関わる要因を明らかにするために, 本県で栽培面積が最も多い暖地型牧草ローズグラスとマメ科牧草アルファルファを材料草として用い, ラップサイレージ調製技術に関する試験を行った。<BR>7月から9月に調製したローズグラスラップサイレージの発酵品質は, 調製時水分, 貯蔵期間, ストレッチフィルムの色及び巻数が影響していることがわかった。調製時水分は40~60%, 貯蔵期間は6ケ月以内, ストレッチフィルムは, 白色を用い, 50%重ね2回4層巻き以上にすることにより, 発酵品質良好なサイレージを安定的に調製できた。さらに, 調製時水分約35%で調製した低水分サイレージでは, プロピオン酸製剤をプロピオン酸で材料草原物当り0.4%添加することにより, カビの発生を抑制できた。飼料品質 (一般成分含量, 消化率) は, 調製時水分, 貯蔵場所が影響していることがわかった。調製時水分は40~60%, 貯蔵場所は屋内にすることで, 飼料品質の高いサイレージを調製することができた。<BR>4から6月に調製したアルファルファラップサイレージの発酵品質は, 貯蔵期間に影響されず, 発酵品質良好なサイレージが調製できた。