著者
大塚ギチ著
出版者
美術出版社
巻号頁・発行日
2000
著者
平間 一樹 横田 賀英子 大塚 祐輔 藤村 光 渡邉 和美 和智 妙子
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.1-15, 2021 (Released:2021-11-10)
参考文献数
41
被引用文献数
1

Many studies have indicated that most crimes occur close to an offender's home. However, recent studies demonstrated that substantial Journey-to-crime Distance (JtcD) variation was observed at the inter-offender level. This study aimed to examine whether the relationship between a central point calculated from a distribution of crime sites (Center of Minimum Distance: CMD) and each crime site and the crime scene characteristics (students vs. other victims and indoor vs. outdoor settings) could explain the variation in JtcD at the inter- and intra-offender level. The data comprised 222 serial sexual offenders who committed seven or more offenses from 2003 to 2015 in Japan. The analyses of generalized linear mixed modeling showed that the CMD model constructed from the relationship between CMD and each crime site accounted for 47.9% of intra-offender variance in JtcD compared to the random intercept model. Additionally, when crime scene characteristics are included in the CMD model, the model accounted for 35.6% inter-offender variance in JtcD compared to the random intercept model. These findings indicated that the substantial variation in JtcD was explained by the relationship between CMD and each crime site and the crime scene characteristics, but the extent of this influence varied between offenders.
著者
大場 由実 中島 崇行 神田 真軌 林 洋 永野 智恵子 吉川 聡一 松島 陽子 小池 裕 林 もも香 大塚 健治 笹本 剛生
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.92-96, 2022-04-25 (Released:2022-06-01)
参考文献数
15
被引用文献数
1

筆者らが開発したLC-MS/MSによるはちみつ中殺ダニ剤一斉分析法を用いて,2015年4月から2021年3月までに都内に流通していたはちみつについて,残留実態調査を実施した.127検体中,85検体からアミトラズが1.1~34.1 µg/kgの範囲で検出され,3検体からプロパルギットが2.4~3.8 µg/kgの範囲で検出された.いずれの検出事例も食品衛生法における残留基準値または一律基準値未満であった.6年間にわたる本調査の検出結果を解析したところ,アミトラズは毎年高い検出率で推移している.しかし,検出濃度は基準値を上回ることなく変動も小さかったことから,養蜂の現場で適正に使用されていることが示唆された.一方で,プロパルギットは2020年の国産はちみつから初めて定量下限値を超えて検出されており,新しい薬剤として養蜂分野で使用されている可能性が考えられた.
著者
池田 耕二 山本 秀美 古家 真優 梅津 奈史 大塚 佳世
出版者
奈良学園大学
雑誌
奈良学園大学紀要 = BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY (ISSN:2188918X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.7-17, 2021-12-17

株式会社ハーフ・センチュリー・モアが運営しているサンシティ木津ロイヤルケアにて新たにリハビリテーションうららかを開設するにあたり、筆者ならびにサンシティスタッフが共に取り組み、約2年間にわたりリハビリテーション(以下、リハビリ)を実践してきた。今回、これらの振り返りを通して、介護付き有料老人ホームにおけるリハビリの効果や役割、その可能性、課題を考察した。その結果、筆者とサンシティスタッフが共同で取り組んでいる介護付き有料老人ホームのリハビリは、リハビリスタッフと入居者、家族とのコミュニケーションや関係性を基軸に、喜びや安心感という感情表出、全身調整機能や生活リズムの再構築、集団リハビリというコミュニティ、環境変化からくる多様な効果や役割が総じて、入居者や家族の生活の質(Quality of Life:QOL)向上の可能性を高めていると考えられた。これらを考慮したリハビリが実施できれば多様な障害像を有する入居者のQOL向上が図れると期待することができる。これらについてはさらに検証を加える必要があり、今後の課題となった。
著者
津川 卓也 齋藤 昭則 大塚 雄一 西岡 未知 中田 裕之 齋藤 享
出版者
独立行政法人情報通信研究機構
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

国内外のGPS受信機網データから、電離圏全電子数や電離圏擾乱指数、GPSロック損失率等の2次元マップを作成し、データベース化した。これらのデータを用い、伝搬性電離圏擾乱やプラズマバブル等の電離圏擾乱の統計的性質を明らかにすると共に、衛星測位への影響について調べた。日本上空については、全電子数リアルタイム2次元観測を開始し、東北地方太平洋沖地震後に津波波源から波紋状に拡がる電離圏変動の詳細を世界で始めて捉えた。
著者
張 立娜 武本 歩未 大塚 美智子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.563-573, 2015 (Released:2015-11-14)
参考文献数
8

Three-dimensional measurements of Chinese middle-aged and elderly women and younger women were used to ascertain the body type characteristics of middle-aged and elderly women. An average body shape was determined based on principal component analysis of 3-dimensional body shapes, and the body type characteristics of middle-aged and elderly women and younger women were compared. In addition, a model of the trunk that closely followed the contours of the body was created to simulate a virtual model of an average body shape, and the characteristics of the body shape of middle-aged and elderly women were ascertained. Principal component analysis of 3-dimensional body shapes identified the forward/backward or left/right of the body, body fat percentage, and spinal curvature as body type characteristics of middle-aged and elderly women. A cross-sectional comparison with the body angles of an average body shape revealed that middle-aged and elderly women had a gently sloping bust, a more protruding abdomen, and a marked disappearance of the “S curve” of the spine. A pattern that closely followed the contours of the body was created based on the average body shape. Body type characteristics of middle-aged and elderly women that were identified in principal component analysis were a rising incline from the anterior obliques to the shoulders, and the degree of obesity was distributed in the upper anterior obliques.
著者
山本 智弘 大塚 久哲 松田 泰治 山口 斉
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.989-992, 1997 (Released:2010-06-04)
参考文献数
3
被引用文献数
1

鉄筋コンクリート橋脚を1自由度系にモデル化し弾性最大応答水平力を作用させたときの弾性最大応答変位を求めた。次に弾完全塑性のバイリニア型復元力特性を有する1自由度系にモデル化し、エネルギー一定則および変位-定則により弾性最大応答変位を用いて最大応答変位を推定し、非線形時刻歴解析結果と比較しエネルギー一定則および変位一定則がどのような領域で適用できるかについて分析を行った。また、プレート境界型の地震と内陸直下型地震という2種類の地震で、適用範囲がどのようになっているのかを分析した。
著者
大塚 裕子 諏訪 正樹 山口 健吾
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回 (2015)
巻号頁・発行日
pp.2N5OS16b5, 2015 (Released:2018-07-30)

本研究では、感じ方や表現方法の個人差を重視した言語化プロセスについて研究することを目的に、複雑で多様な日本酒の味わいを対象とした言語使用のデータを作成する。作成にあたり、個人が直感的に創作したオノマトペで味わいを表現し、その後、その言語音の創作理由を弁別的に分析し、言語化する。創作オノマトペと分析的用語の対応により、従来の味覚表現を超えた、個人差の反映された味わい表現リストを作成する。
著者
内田 俊和 下田 敏彦 志方 俊夫 大塚 昇
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.499-510, 1979-05-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
50

9歳男児で,腹痛と全身の水痘様皮疹を訴えわずか3日間で死亡したヘルペスウイルスの全身播種の一症例.剖検によりウイルス封入体が肝臓(肝細胞, Kupffer細胞)をはじめ脾臓(細網細胞,血管内皮細胞)食道(扁平上皮細胞)肺(肺胞上皮細胞)骨髄(細網細胞,巨核球)リンパ節(細網細胞,リンパ球)に多数認められ,組織の巣状壊死を伴なっていた.臨床症状からその成因として水痘-帯状疱疹ウイルスが最も疑われたが,単純性疱疹ウイルスの可能性もありえる.本症例は肉眼的に胸腺を欠如し,リンパ節は低形成,白脾髄のリンパ球の著減・全身の形質細胞の著減などから素因として免疫不全があったことがうかがわれた.ウイルス封入体の広範な分布,及び肝細胞や食道上皮細胞では核内のみならず細胞質内にも封入体が認められたことが特異的であった.また出血傾向の合併はウイルスの巨核球感染によるものと思われる.
著者
大塚 佳臣 高田 秀重 二瓶 泰雄 亀田 豊 西川 可穂子
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.35-42, 2021 (Released:2021-03-10)
参考文献数
77
被引用文献数
2 5

本稿では, マイクロプラスチック (MP) がもたらす環境影響を概観した上で, 水環境での動態および海域での生態系への影響, ならびにMPの分析手法, 特に, 粒径が小さいMPの分析手法に関する最新の知見を紹介した。陸域・河川におけるMPの状況について, 日本全国の河川でのMPの濃度, 日本の陸域から海洋に排出されるプラスチックの総量を推定した。海域におけるMPの状況について, 東京湾におけるMPの動態, 海洋生物におけるMPの取込・摂食の実態を示した。MPの分析方法について, サンプリング, 前処理, 機器測定の手法及びその課題について整理し, 技術的展望を示した。MPの環境中での動態ならびに生態系への影響を明らかにすることは, 社会システム全体でのプラスチックの適切な利用・管理のための有効かつ効率的な対策を検討する上で不可欠である。本稿で紹介した情報がその一助となることを期待する。
著者
大塚 宜一 清水 俊明 永田 智
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

食物アレルギーや炎症性腸疾患の病態を解明する目的で、食物の未消化産物との関連を検討した。その結果、未消化産物の明らかな抗原性は確認できなかった。一方、それぞれの消化管粘膜の生検標本を用いmicroarray法、RT-PCR法、免疫組織染法などの検討を行ったところ、新生児・乳児消化管アレルギーにおいてCCL21、CXCL13の、また、小児炎症性腸疾患においてCXCL9、CXCR3などの発現亢進を認め、それぞれの病態に食物の侵入経路であるリンパ濾胞との関わりが示唆された。
著者
大塚 宜一 清水 俊明 鈴木 竜洋
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

新生児一過性好酸球性腸炎(NTEC)、食物過敏性直腸炎(FPIP)、小児炎症性腸疾患の粘膜をMicroarray、RT-PCR、免疫組織染色法を用い解析した。NTEC, FPIPではCCL11、CXCL13の関与が、小児クローン病ではCXCL-9,-10,-11、小児潰瘍性大腸炎ではMMP-1,3,7,10の関与が示唆された。両者で発現亢進が確認されたCXCL13は、B細胞を誘導するリンパ濾胞形成因子であり、新生児期からの食物に対するIgA産生や寛容誘導に深く関わっている。その発現亢進は、小児に欠かせない免疫応答であると考えられる一方、炎症増強に関わっている可能性が示唆された。
著者
大塚 宜一 清水 俊明 藤井 徹 工藤 孝広
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

H.pyloriに感染した小児と成人の胃粘膜に発現する免疫・癌関連分子を、microarrayなどを用いて網羅的に比較検討した。対象は各種消化器症状に対して消化管内視鏡検査を施行した患者とし、H.pylori感染小児群、非感染小児群、感染成人群、非感染成人群の各々6症例、合計24症例の胃粘膜(前庭部・胃体部)を検討した。その結果、成人感染群でより強い発現のもの(OLFM4)、成人・小児感染群で同等に発現するもの(PIM2,REG3A,LCN2,CXCL13)が確認された。発癌の機序として、H.pylori感染に伴う小児期からの癌関連分子の発現の亢進及び慢性炎症性変化の関与が示唆された。