著者
カク金慶 天野直紀
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.609-610, 2013-03-06

現在、店舗内の盗難を防止するために、多くの店舗で防犯カメラが利用されている。しかし店舗内の盗難事件は必ずしも減っていない。その原因としては、防犯カメラが店内を歩き回る人物を容疑者として特定することが困難だという点がある。 本研究ではコンビニエンスストアなどの店舗内の盗難の監視システムを提案する。 人体認識技術を用いて容疑者の歩き方と振る舞いを記録し、照合する。そしてそのデータを複数の店舗で連携することで、モデルのデータが豊かになり、効率よく容疑者を特定することができると考える。
著者
武市 佳己 末丸 克矢 井門 敬子 山下 梨沙子 天野 学 町田 仁 宮岡 弘明 池田 富士子 大澤 春彦 牧野 英一 荒木 博陽
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, pp.629-635, 2009

It has been reported that earthquakes tend to aggravate the physical and mental conditions of diabetic patients in particular due to interruption of their medication and perhaps tremendous deterioration in their living conditions as well.In this study,we conducted a survey of diabetic patients concerning their preparedness for earthquakes at three hospitals in Ehime Prefecture.The results indicated that many diabetic patients did not have a sufficient supply of emergency medicines in the event of such a disaster.In addition,many seemed to be unaware of the names of the medicines that they were taking.Based on these results and previous findings,we prepared"The Disaster Preparedness Guide for Patients with Diabetes" which includes information on medication,food,and ways of monitoring their health.The printed manual was distributed to hospitals in Ehime Prefecture and the PDF file of it was uploaded to the website of Ehime University Hospital.Afterwards,we conducted an anonymous survey of diabetic patients and medical staff concerning this material.Most respondents considered our guide to be useful for learning about disaster preparations.These findings suggest that it is necessary for medical staff to educate diabetic patients adequately concerning disaster preparations.

1 0 0 0 OA 石川翁山居

著者
天野雉彦 著
出版者
中央報徳会
巻号頁・発行日
1921
著者
斎藤 克 庄田 隆 谷 昭博 吉原 一 天野 完 島田 信宏 西島 正博
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.474-478, 1999
参考文献数
16
被引用文献数
2

The purpose of this study was to compare the efficacy of metreurynter with laminaria tents as a pre-induction priming method for unripe cervix. Fifty-six nulliparous women with a Bishop score of ≦ 4 were enrolled and received either metod in the evening before elective induction. All cases were singleton and vertex pressentation. The cervical ripening effect was more prominent in the metreurynter group. And also the incidence of induction of delivery time of > 12h and the Cesarean section rate were significantly lower in the metreurynter group than in the laminaria group.
著者
天野 秀臣 柿沼 誠
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究は海藻の血液循環障害防止効果と食品への応用を目的とし、各種食用海藻の血液凝固抑制効果、赤血球変形能向上効果、血小板凝集抑制効果を、試験管内や動物試験により調査し、有効海藻を用いて海藻食品を試作したものである。海藻の血液凝固抑制効果の調査及び赤血球変形能の増大に及ぼす海藻成分を調べたところ、凝固時間はヒジキが93%,ワカメ95%,ヒドエグサ97%,コンブ98%に下がった。各種成分について有効性を調べたところ,ミネラルがヒジキで18%,ワカメとヒトエグサで14%,コンブで11%もの赤血球変形能向上効果が見られた。その効果はCaとMgの比率によると考えられた。その他、リン脂質、κ-カラゲナン、ポルフィラン、ヒトエグサのD-システノール酸も有効であった。ヒトエグサのミネラルは赤血球変形能向上効果のみならず、変形能の低下を防止する効果も強かった。次いで動物試験によりヒトエグサ藻体及びそのミネラルについて、全血流動性が向上するかを調査した。その結果、ヒトエグサミネラルは、赤血球変形能悪化、APTT短縮、血小板凝集能亢進を効果的に抑制できることがわかった。その作用因子は、ヒトエグサミネラル中に含まれる、クロム、セレン、マグネシウムである可能性が示された。ヒトエグサを用いて,ミネラルの他に血小板凝集抑制効果のあるD-システノール酸を含む新規佃煮を開発することができた。以上の結果,ヒトエグサを食事に積極的に取り入れることにより,赤血球変形能の悪化や血栓の形成を防ぎ、血液流動性をスムーズに保ち、健康な生活を送ることができる可能性が示された。
著者
天野 晃滋 石木 寛人
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.401-407, 2017 (Released:2017-05-24)
参考文献数
35

がん悪液質は進行性の骨格筋の減少を特徴とする複合的な代謝障害で従来の栄養療法では改善が難しいとされている.その治療には栄養療法・運動療法・薬物療法の組み合わせが必要だとされ,栄養療法は症状緩和・栄養カウンセリングとともに栄養サポートの一環と考えられている.われわれの緩和ケア病棟での調査では,進行がん患者・遺族の栄養サポートのニーズはそれぞれ76・73%と高く,選別患者に対する栄養療法の効果を期待できることが示唆された.また,がん悪液質の本態は慢性炎症であることから血中C-reactive protein(CRP)値のがん悪液質のマーカーとしての意義を示した.まだ十分なエビデンスはないものの,がん悪液質の病態生理を考慮した栄養サポートはがん悪液質の治療戦略として重要だろう,そして血中CRP値はがん悪液質治療の効果判定に有用であろうと思われた.
著者
鈴木 周平 櫻井 健一 安達 慶太 増尾 有紀 長島 沙樹 原 由起子 榎本 克久 天野 定雄 野田 博子
出版者
日本大学医学会
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.74, no.6, pp.304-307, 2015-12-01 (Released:2016-01-25)
参考文献数
9

症例は95 歳女性.50 年前にパラフィン注入法による豊胸術が施行されていた.左乳房腫瘤を自覚して来院した.左乳房AC 領域に直径7 cm の腫瘤を触知した.針生検の結果,浸潤性乳管癌と診断された.閉塞性換気障害のため全身麻酔は危険と判断され,局所麻酔下乳房切除術を施行した.豊胸術後の乳癌は異物注入により多様な臨床像を呈すため発見が困難であり進行例が多い.患者が高齢であれば手術方法も制限される可能性もあり,豊胸術後の定期的な検査が必要であると考えられた.
著者
天野 太郎
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.128-147, 1996
被引用文献数
1

The main purpose of this paper is to make clear the plan of Ishiyama-Honganji's Jinaimachi and restore it on a map.Jinaimachi are temple compound towns from the late 15th to early 17th century in Japan. They have a characteristic form and most of them have walls or moats, and were primarily to facilitate defence against feudal lords (especially, Oda Nobunaga) and some old Buddhist factions.The spatial and social structure of this Jinaimachi has been studied for about 50 years principally by historians, and some effective proposals were preshnted by Yamane Tokutaro (1954), Ito Tsuyoshi (1987), and Niki Hiroshi (1994). Above all Ito's plan is considered most effective. But I think these have some serious problems in both position, and the plan itself. Therefore this paper attaches importance to both position and plan geographically.First, the restoration research of this plan is based upon the"Tenbun Diary"(written from 1536 to 1554 by Saint Shonyo, the tenth chief abbot of the Honganji-Temple), and "Shishinki"(also diary by Jitsuju, the chief of Junkoji-Temple, in the network of the Honganji-Temple). Preceding research used these diaries also, and this paper rechecks their details geographically. As a result, the precise arrangements of temple and six quarters (inside the Ishiyama) can be recognized.Second, in the point of position, this paper is based upon the name of sections and the old configuration around Osaka castle. Consequently it is clear that the positions shown in preceding reseoches are not correct, and have to be modified to the South.Third, this paper looks at the results of archaeological excavation. It attempts to make clear the spatial structure of this Jinaimachi.From these three viewpoints, I suggest the plan in Fig. 8. It shows that the position of the centre of it, "Honganji-Temple", exists at"Terayama", the name of the section. It is a more suitable place for configuration than one in the preceding research. And I suggest that the port"Jinainoura"was separated from the town, and connected to it by a road. This structure looks like the precedent of Deguchi Jinaimachi, in Osaka Prefecture.This paper deals with only one Jinaimachi, but the Ishiyama Honganji's Jinaimachi is the most significant in the history of Jinaimachi's, and can point out the existence of the succession of plans from among Yamashina, Ishiyama.I am convinced that such a study of plan contanins some important elements in studying spatial and social structure of Jinaimachi, and about medieval towns and villages in Japan.
著者
天野 光三 前田 泰敬 二十軒 起夫
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
日本土木史研究発表会論文集 (ISSN:09134107)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.88-95, 1988

関西地方には、古来よりの伝統と格式を持ち、多くの参詣客で賑わう寺社・仏閣が数多く存在している。これらの寺社への参詣客輸送を主な目的として、明治から昭和初期にかけて多くの地方鉄道・軌道や軽便鉄道が設けられた。<BR>関西鉄道 (現JR関西線) に接続して、伊勢神宮と結ぶ「参宮鉄道」(現JR参宮線) が、明治26年に開業したのを始めとして、明治31年には高野山と大阪を結ぶ高野鉄道 (現南海高野線) が開業した。その後、能勢電車、水間鉄道、天理軽便鉄道 (現近鉄天理線)、生駒ケーブル、参宮急行電鉄 (現近鉄大阪線・山川線) など数多くの路線が次々と生まれた。これらの鉄道の中には、第二次大戦末期に不要不急路線として資材供出の犠牲となったものも少なくない。このような寺社参詣鉄道は、安定した寺社参詣旅客の輸送需要に支えられて発展していき、大軌 (現近鉄) 系のように次々と路線の拡大をはかっていった会社も見られる。<BR>しかし、戦後、昭和30年代に入り、観光ニーズの多様化や、急速なモータリゼイションなどにより乗客の大幅な減少が引き起され、経営基盤が揺り動かされている鉄道路線も少なくない、また一方では、能勢電鉄や水間鉄道などのように、都市化の波に洗われ、通勤通学輸送を主体とした都市近郊鉄道に脱皮しつつある路線も出てきている。これらの鉄道について路線の成立と発展過程をふりかえり、大阪都市圏の鉄道綱整備に果たした役割について、その意義を考察するものである。
著者
寄藤 晶子 天野 香緒理 岡崎 綾香
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100351, 2015 (Released:2015-04-13)

1.はじめに福岡県太宰府市にある太宰府天満宮は菅原道真を祀った神社であり、江戸時代から参拝の地として知られる。近年では、天神からの西鉄バス・電車が増便されたほか、中国からのクルーズ船観光がバスで移動する際のルートに組み込まれ、国内外から多くの観光客を集める。本研究では、こうした訪問者の変化に注目し、高度経済成長期以降の参道の土地利用の変化を、とくに店舗数や業種構成の変化とその背景を中心に明らかにする。 2.研究の方法「太宰府観光案内冊子」「ゼンリン住宅地図」「住宅案内図」をもとに、1973年・1982年・1992年・2014年の参道地図を作成した。また、太宰府観光案内所・参道各店舗で聞き取り調査と参与観察を行い、店舗数や業種の変化、業種転換の経緯などを明らかにした。 3.参道の店舗数・業種構成の変化店舗数は、1973年の52店舗から2014年の61店舗と9店舗増えた。背景には、土地面積の大きい店の分割や、民家の店舗化がある。業種構成をみると、飲食店の減少が目立つ。老舗の食堂では、実質的な食事の提供をやめ、梅が枝餅などの甘味のみの販売にシフトしていた。その背景には、後継者問題や経営者の高齢化により食事の提供が難しくなったことに加えて、観光客の滞在時間の短縮化傾向と、軽食を手に持っての「食べ歩き」行動の増加があるものとみられる。1973年に見られた民家、酒屋や新聞販売店、薬局などの生活品を扱う店舗はほとんど姿を消した。代わって土産・民芸店が目立ち、なかでもチェーン店の進出も顕著である。参道が地元住民の生活に密着していた場所としての意味合いを失い、「観光地」化していったといえる。その「観光地」化の内容も興味深い。1973年当時には、高級博多人形といった博多の民芸品を扱う店が複数あったが、現在では外国人観光客向けに「日本風」を強調した安価な手ぬぐいや扇子、お香などの和雑貨を多く取り扱うものへと変化した。学会当日は地図と合わせて示したい。
著者
戸渡 敏之 久野 雅彦 鈴木 歩美 天野 直樹 杉山 良信 平嶋 純代 赤津 嘉樹
出版者
東海北陸理学療法学術大会
雑誌
東海北陸理学療法学術大会誌 第23回東海北陸理学療法学術大会
巻号頁・発行日
pp.O021, 2007 (Released:2007-11-02)

【背景】勤労者を対象とした痛みに関する調査では、腰痛の有訴率は高く社会問題化されてきた。この対策として、中央労働災害防止協会において「職場における腰痛予防の推進について」が通達され、職業性腰痛予防への取り組みが実践されている。一方、我々理学療法士(以下、PT)も、対象者のトランスファー介助や中腰姿勢など腰部にストレスのかかる動作を行う機会も頻繁にあり、腰痛経験者も多いと推測されるが、不明な部分も多い。そこで今回PTに伴う腰痛に関する予備的調査を実施し、若干の知見を得たので報告する。【対象と方法】対象は、静岡県士会教育局研修部が平成18年度に開催した計3回の研修会参加者である。方法は、開始時に無記名式のアンケート調査票を配布し、終了時に回収した。調査内容は、年齢などの基礎データと腰痛に関する情報とした。【結果】有効回答数は138名であり、腰痛経験あり(以下、LBP+群):115名(83.3%)、腰痛経験なし(以下、LBP-群):23名(16.7%)であった。LBP+群では、就職後の腰痛経験は、就職後1年以内:83名(60.1%)、2年以内:17名(12.3%)、3年以内:4名(2.9%)であり、腰痛を感じる内容は、トランスファー:73名(52.9%)、立位訓練時:29名(21%)、座位訓練時:24名(17.4%)、歩行訓練時:18名(13%)などであった。PT業務との関連性に関しては、非常にある:26名(18.8%)、少しある:72名(52.2%)、ない:4名(2.9%)などであり、困難な動作については、1時間程度の座位:34名(24.6%)、立ち上がり:8名(5.8%)、中腰の姿勢:72名(52.2%)、立位の持続:40名(29%)、重量物の挙上61名(44.2%)であった。また全対象(n=138)において、平均年齢:26.4±5.3歳、性別:男性;79名(57.2%)女性;59名(42.8%)、腰痛体操の実施:34名(24.6%)、柔軟体操・ストレッチの実施:73名(52.9%)、筋力トレーニングの実施:36名(26.1%)、ボディメカニクスの利用:99名(71.7%)、装具着用:17名(12.3%)となっており、これらの項目でLBP+群とLBP-群間に有意差はなかった。【考察】調査結果では、PTの8割以上が腰痛を経験しており、その多くは就職後1年以内で発症し、7割以上がPT業務との関連性を感じていた。以上よりPTに伴う腰痛有訴率の高さを再認識し、各施設において新規採用PTを対象とした腰痛予防に関する労働衛生教育の実施、及び再発防止や自分の腰を守る為の自己管理を各自で実践していくことが対応策になると示唆される。さらに今後の課題として、快適な職場環境の構築に向けて電動ベッドやリフトの導入など個々の施設特性を考慮しながら、PTの身体的負担軽減を目標とした作業管理を模索していく必要がある。
著者
天野弘一 編
出版者
天野弘一
巻号頁・発行日
1929
著者
関谷 卓見 竹谷 公貴 天野 佳正 町田 基
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.175-179, 2010 (Released:2010-11-10)
参考文献数
27
被引用文献数
4 5

The blue-green alga Microcystis aeruginosa and the diatom Cyclotella sp. were grown in Wright's cryptophytes medium with various mass ratios of total dissolved nitrogen to phosphorus (N/P = 1, 10, 50 and 100) at different temperatures (15, 20 and 25°C). Similar experiments at lower nitrogen and phosphorus concentrations but using the same N/P ratio were also carried out. At high nutrient concentrations (N = 0.5-50 mg·L-1 and P = 0.5 mg·L-1), Cyclotella sp. was dominant at all N/P ratios at 15°C, but M. aeruginosa became a superior competitor at 20 and 25°C at N/P≠ 1. Generally, Microcystis blooms tend to occur at a low mass ratio of total nitrogen (TN) to total phosphorus (TP), i.e., TN/TP ratio. However, this study clearly showed that a high N/P ratio favored the growth of M. aeruginosa. Moreover, the growth of both algae was controlled significantly at all N/P ratios at low nutrient concentrations (N = 0.05-5 mg·L-1 and P = 0.05 mg·L-1). Therefore, it could be concluded that M. aeruginosa dominance occurs at temperatures above 20°C and is promoted at a certain level of nutrient concentrations (N > 0.5 mg·L-1 at P = 0.5 mg·L-1 and/or P > 0.05 mg·L-1 at N = 0.05-5 mg·L-1) rather than N/P ratio.
著者
天野 純子 力宗 幸男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.715-727, 2005-03-15
参考文献数
15
被引用文献数
6

高度なコンピュータ技術を習得していなくても利用できる,マルチメディア図書オーサリングシステム「ひまわり」を構築した.現在,視覚障害者用に国際標準であるDAISY仕様ディジタル録音図書(以下,DAISY録音図書)が製作され始めているが,高度なコンピュータ技術の理解なしでは図書の製作は困難であり,普及が進んでいるとはいえない.本システムにより,高度なコンピュータの知識なしに,DAISY録音図書を容易に作成することが可能となった.さらに,DAISY 録音図書に利用されている技術とWeb上で用いられているストリーミング技術との共通点に注目し,DAISY録音図書の作成と同時にストリーミング図書を作成できるようにシステムの拡張を行った.評価実験を行うことにより,既存のシステムと比較して非常に容易に目標を果たせることを確認した.Since the international standard digital talking book DAISY contains not only sounds but also texts and pictures, it is a universal digital talking book for not only visually impaired people but also anyone from children to the elderly. But with authoring systems now available, it is difficult to create DAISY talking books without knowledge of computers and computer languages, so DAISY talking books are less popular than traditional talking books. Our authoring system, "HIMAWARI," is a user-friendly system with which it is easy to create DAISY talking books without special knowledge of computers or computer languages. The system can also create "streaming books." We show that our system is an improvement on the existing authoring systems based on feedback from experimental users.