著者
那 小川
出版者
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻
巻号頁・発行日
2012-03-22

報告番号: ; 学位授与年月日: 2012-03-22 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(情報理工学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科電子情報学専攻
著者
小川 健太 小川 恭孝 大鐘 武雄 西村 寿彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.555, pp.65-68, 2007-02-28
被引用文献数
10

高い周波数帯を使用する無線通信では,バッテリー等により上り回線の送信電力が制限される.そこで,異なる複数の端末が互いに協力し,仮想的な1組のアンテナアレーを構成することで通信容量の向上を図る仮想アンテナアレーによる協調無線が近年注目を浴びている.しかし,仮想アンテナアレーにおいて送信ビーム形成を行う場令,各端末では正確なキャリア周波数の同期をとることが困難であるため,位相オフセット,及び,周波数オフセットの影響を無視することができない可能性がある.本稿では計算機シミュレーションにより各端末で生じるオフセット,及び,チャネル推定誤差が通信特性に及ぼす影響について評価した.結果から,オフセットを含む等価的なチャネルを用いて受信処理を行うことにより伝送特性の劣化を抑えることができること,また,シングルビーム伝送に比べて,マルチビーム伝送はオフセットに対する耐性が低いことが明らかとなった.
著者
小川 和夫 井上 潔
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.15-20, 1997-03-15
被引用文献数
16 24

稚魚期から出荷サイズまで同一魚群の養殖トラフグのヘテロボツリウム寄生を1年半にわたり隔月に調べた。寄生虫は初め鰓弁に認められたが, 鰓から鰓腔壁に移動した後に成熟した。夏では寿命は6カ月以内と推定された。寄生率と寄生数は季節や宿主固体差による変動が大きかったが, 水温上昇とともに増加傾向がみられた。魚によって, 鰓や鰓腔壁の寄生数に有意な左右差がみられる場合があり, 極端な場合, 虫体は片側にのみ偏在した。本観察例では寄生数が比較的低かったため, ヘテロボツリウム寄生は血液性状にはあまり影響しなかった。
著者
北村 太一 小川 祐樹 諏訪 博彦 太田 敏澄
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

本研究は,コミュニケーションに着目したTwitterフォローユーザ推薦手法を提案し,その有効性を検証することを目的としている.既存研究では,フォロー情報に基づく推薦手法を用いており,各ユーザ間のコミュニケーションを考慮していない.そこで本研究では,コミュニケーションに基づくフォローユーザ推薦手法を3つ提案する.評価実験の結果,関与・フォロー型推薦の有効性を確認している.
著者
小川 雨田雄
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
岩石礦物礦床學 (ISSN:18830757)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.285-288, 1939-06-01 (Released:2008-03-18)
参考文献数
7
著者
安藤 元一 小川 博 佐々木 剛 大岩 幸太
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.150-156, 2014-09-19

イノシシ肉とブタ肉の味について,大学生を対象とした官能検査を行った。両者を焼き肉の形で比較したところ,柔らかさではブタが,香りではイノシシが勝っていた。イノシシ肉各部位(ロース,バラ,モモ)間に有意な味の差は見られなかったが,夏肉の評価は冬肉よりも有意に低かった。ブタ肉価格を100としたときに,回答者が妥当と思うイノシシ肉の価格は平均112-138,中央位100-120,最頻値80-100の範囲にあった。このようにイノシシ肉とブタ肉の評価額に大きな差は無かったが,イノシシ肉をブタ肉の2〜4倍に高く評価した回答者も一部に見られた。回答者の性別による差のみられた項目はなかった。野生動物肉を食べることへの抵抗感はみられなかった。現在のイノシシ肉は家庭消費肉としての価格競争力は有していないので,消費拡大には価格以外の訴求力が必要と思われる。
著者
東野 俊洋 高山 陽子 小川 英佑 星山 隆行 東野 紀子 相原 智子 和田 達彦 永井 立夫 廣畑 俊成
出版者
社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.752-755, 2013-11-20 (Released:2015-02-18)
参考文献数
11
被引用文献数
1 2

We report herein on a 52-year-old Japanese woman with acute pericarditis and glomerulonephritis associated with human parvovirus B19 infection, who had no significant medical history. The patient was admitted for progressive edema and upper abdominal pain. On physical examination, she had hypertension, generalized edema and upper abdominal tenderness. Urinalysis revealed protein (1+), and occult blood (±), with cellular casts. Echocardiography revealed pericardial effusion measuring 3-9mm in diameter. A serological test showed elevation of serum IgM antibodies for parvovirus B19. At the end of two weeks, generalized edema and glomerulonephritis improved spontaneously, and pericardial effusion was resolved three weeks after admission. This case would appear to be a very rare case indicating a direct relationship between human parvovirus B19 infection and acute pericarditis in a healthy adult patient.
著者
小川 [琢]治
出版者
地球學團
雑誌
地球
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.517-521, 1925-05-01
著者
小川 大輔 古屋 挙幸 藤岡 唯志 宮本 芳城
出版者
和歌山県農林水産総合技術センター
雑誌
和歌山県農林水産総合技術センター研究報告 (ISSN:13455028)
巻号頁・発行日
no.13, pp.15-23, 2012-03

紀州ファインルビー'を種子親として,スターチス・シヌアータ新品種'紀州ファインバイオレット'および'紀州ファイングレープ'を育成した。両品種の特性は次のとおりである。'紀州ファインバイオレット' 1. がくの色は'デュエルバイオレット'と同等の濃い青紫色である。 2. 初期の切花長がやや短いが,収量性が高く,草姿は立性で作業性がよい。 3. 低温要求性は比較的高く,培養温度によっては3~4週間の低温処理が必要である。 '紀州ファイングレープ' 1. がくの色は'紀州ファインバイオレット'よりやや赤みを帯びた紫色である。 2. 草丈が伸びやすく,採花初期から秀品率が高い。また,収量性も高い。 3. 低温要求性は比較的高く,培養温度によっては3~4週間の低温処理が必要である。
著者
岸本 正実 幣 憲一郎 田中 真理子 和田 啓子 福田 美由紀 姫野 雅子 桑原 晶子 小川 蓉子 木戸 詔子 稲垣 暢也 田中 清
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.253-258, 2009 (Released:2009-10-29)
参考文献数
13
被引用文献数
4

肥満は通常body mass index (BMI) によって判定されるが, 本来肥満は脂肪細胞過多である。そこで本研究では生活習慣病患者166名を対象に, BMIとbioimpedance analysis (BIA) 法による体組成の関係を検討した。BMIは体脂肪量と, 相関係数0.914と強く相関したが, 除脂肪量とは相関係数0.434と中等度にとどまり, BMIと除脂肪量の相関係数は, BMI≧25 kg/m2群ではBMI<25 kg/m2群より低かった。BMIによる肥満 (≧25 kg/m2) と, 体脂肪率による肥満 (男性≧20%, 女性≧30%) の関係は, 後者の判定に対して前者の特異度は高いが, 感度は低く, BMI25 kg/m2以上では, ほぼ確実に体脂肪率による肥満が存在するが, 25 kg/m2未満でもその存在を否定できない。栄養アセスメントにおいて, BMIに加えて体組成評価の併用が必要であり, また感度・特異度などによる解析を考慮すべきである。
著者
加藤 菜美絵 小川 祐樹 諏訪 博彦 太田 敏澄
出版者
一般社団法人社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会学会誌 (ISSN:09151249)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.19-32, 2009-09-30
被引用文献数
2

本研究は,企業内SNS導入の有効性を明らかにすることを目的とする。具体的には,有効性を問題解決に着目し,組織の意思決定モデルであるサイモン-松田モデルとゴミ箱モデルに基づき,問題解決の過程と構造の面から明らかにすることにより,企業内SNSが企業の問題解決において果たす役割を考察する。まず,企業内SNSの利用に関する文献の調査に基づき,調査仮説を設定する。そして,調査仮説の検証および企業内SNSの有効性をより明確にするために,企業への構造化インタビュー調査と質問紙調査を行う。その結果,企業内SNSが,導入以前は関与することのなかった多様な参加者の気軽な情報発信や議論を可能にすること,個々が抱える既存の問題と多様な参加者により提示される有効な情報を結びつけること,選択肢の候補を得る洞察段階や解決策を得る選択段階において効果があり素早い問題解決を可能にすることを確認している。さらに,日記機能やQ&A機能,コミュニティ機能といった気軽な情報発信をサポートする機能が,「この場で相談してみよう」と思わせる親和の整った場を構築することに役立っていることを確認している。
著者
小川 淸太郎
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.1-87, 1938-09-20
著者
金丸 友 中村 伸枝 荒木 暁子 中村 美和 佐藤 奈保 小川 純子 遠藤 数江 村上 寛子 Kanamaru Tomo Nakamura Nobue Araki Akiko Nakamura Miwa Sato Naho Ogawa Junko Endo Kazue Murakami Hiroko カナマル トモ ナカムラ ノブエ アラキ アキコ ナカムラ ミワ サトウ ナホ オガワ ジュンコ エンドウ カズエ ムラカミ ヒロコ
出版者
千葉看護学会
雑誌
千葉看護学会会誌 (ISSN:13448846)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.63-70, 2005-06-30
被引用文献数
2

本研究は,慢性疾患をもつ学童・思春期患者の自己管理およびそのとらえ方の特徴と影響要因を明らかにし,看護援助に有用な枠組みを構築することを目的とし,Patersonのmeta-studyの方法を用いて26文献を分析した。その結果以下のことが導かれた。慢性疾患の学童・思春期患者の自己管理のとらえ方には,「本人の望む生活」と「疾患の理解・適切な療養行動」のギャップの大きさが影響していた。ギャップが大きな患者は,生活と療養行動の両者を大切なものと考え葛藤を感じており,ギャップが小さい患者は肯定的・葛藤のないとらえ方であり,ギャップが不明瞭な患者は受け身・不確かにとらえており,「疾患の理解・適切な療養行動」を受け入れられない患者は,否定的にとらえていた。葛藤を感じている患者は,親や友達からのサポートを得て「主体的・問題解決」の自己管理を行っており,療養行動を適切に行いながら本人らしい生活を送っていた。肯定的・葛藤のない患者のうち親や友達からのサポートを得ている患者は,時間の経過により自己管理に慣れ療養行動を適切に行っていたが,親や友達からのサポートが不足していると,「受け身・逃避・否認」の自己管理となり,不適切な療養行動によって症状が悪化したり生活に不満をもっていた。受け身・不確か,または否定的にとらえていた患者は,親や友達からのサポートが不足しており,「受け身・逃避・否認」の自己管理となり,不適切な療養行動によって症状が悪化したり生活に不満をもっていた。「本人の望む生活」と「疾患の理解・適切な療養行動」のギャップの大きさと,親・友達からのサポートをアセスメントし,看護援助を行っていく重要性が示唆された。The purpose of this study was to investigate the characteristics of self-care and associated perceptions among Japanese school-aged children and adolescents with chronic conditions and influencing factors, and to develop a framework for effective intervention, analyzing 26 articles using meta-study. The following results were obtained: 1) Perceptions of school-aged children and adolescents with chronic conditions were affected by size of the gap between 'The daily life desired by the child' and 'Performing self-care properly'. Children displaying a large gap experienced conflict, those with a small gap were no conflict, and those with an unclear gap were passive and uncertain. Children denying 'Performing self-care properly' were negative. 2) Children who got support from parents and friends could live as they wished, continuing self-care properly with or without conflict. 3) Children with an unclear gap and children denying 'Performing self-care properly' were unable to get support from parents and friends, and were unsatisfied with their life and displayed poor self-care. Assessments of size of the gap between 'The daily life desired by the child' and 'Performing self-care properly', and support from parents and friends appear important.
著者
南部 浩孝 片谷 千恵子 石田 敏一 小川 綾子
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第21回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.165, 2010 (Released:2010-11-07)

ヨシなど水生植物による水質浄化の十分な効果を得るためには、富栄養化の原因物質である窒素・燐を吸収して成長した植物体を刈り取りする必要がある。しかし、刈り取り後は梅林の肥料に一部利用されているほかは有効な利用方法がない。このため、ヨシや三方湖に大量繁茂したヒシをバイオマス資源としてとらえ、新たな有効利用の可能性を確保し、湖沼の水質浄化を促進させる。 ヨシ・ヒシの成分分析の結果、乾燥重量に対するセルロース量の割合はヨシで37.1%、ヒシで20.0%であった。また、固相抽出前処理を用いたグルコースのLC/MS分析法を確立し、ヨシの硫酸加水分解において、グルコース生成量が最大となる条件を確立した。