著者
小林 武
出版者
愛知大学法学会
雑誌
愛知大学法学部法經論集 = HOKEI RONSHU (ISSN:09165673)
巻号頁・発行日
no.228, pp.191-208, 2021-09-30

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著者
小林多喜二 著
出版者
戦旗社
巻号頁・発行日
1929
著者
小林 透 深江 一輝 今井 哲郎 荒井 研一 宮崎 禎一郎 辻野 彰
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J105-D, no.10, pp.533-545, 2022-10-01

本研究では,人型コミュニケーションロボットが,一人暮らしの高齢者との自然会話を基に認知症の予兆検知を行い,認知症の疑いがあれば,ソーシャルメディアを介して離れて暮らす家族やソーシャルワーカ等に通知する認知症予兆発見システムを開発した.著者らは,これまで,スマホが使えない高齢者とLINEを介した双方向のコミュニケーションが可能なソーシャルメディア仲介ロボットを開発した.本研究では,本ロボットに,“認知症予兆発見方式”を追加することで認知症予兆発見システムを実現した.認知症予兆発見方式では,臨床的に信頼性が高い改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)から自然会話シナリオを生成し,シナリオに基づくロボットと高齢者との対面会話による認知度の自動スコアリングが特徴である.本システムは,高齢者に相対する人型コミュニケーションロボットと全体を制御するクラウドサービスから構成されている.開発したプロトタイプシステムを用いた高齢者に対する評価実験により,従来の医師が実施する認知症診断結果と本システムによる評価結果を比較することで,本システムの有効性を明らかにした.
著者
松尾 葦江 石川 透 小林 健二 伊海 孝充 小助川 元太 岩城 賢太郎 坂井 孝一 高橋 典幸 吉田 永弘 原田 敦史 辻本 恭子 平藤 幸 伊藤 慎吾 山本 岳史 秋田 陽哉 SELINGER Vyjayanthi
出版者
國學院大學
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

非公開のものも含め軍記物語関連の史料・伝本・絵画資料などの調査を、4年間に36回行った。これまで個別に調査されていた資料相互の比較対照によって判明したことも多い。それらの成果は公開研究会・シンポジウム・講演会での議論を加えて、HPや冊子体の報告書などで発信してきた。また情報量の多いテキストである源平盛衰記の内容を、把握しやすい年表の形式に再編成し、平成26年度中に公刊する予定で作業を進めている。
著者
小林 渓太 高瀬 和也 塩田 真吾
出版者
一般社団法人 日本産業技術教育学会
雑誌
日本産業技術教育学会誌 (ISSN:24346101)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.259-267, 2021-06-28 (Released:2022-06-28)
参考文献数
12

情報モラル教育は中学校技術・家庭科の技術分野においても多様な取り組みが行われてきたが,「良い」「悪い」のケーススタディによる教材を用いた指導も多く,倫理観の観点からみると生徒自身に自分事としての自覚が生まれにくいため効果が十分ではなかった。そこで本研究では,道徳教育との連携を見据え,中学校技術・家庭科技術分野において,生徒の「自覚」を促し,倫理観の育成を目指した教材を開発した。「良い」「悪い」という二者択一的な指導ではなく,著作権をテーマに,答えのない判断に迷う社会的事例を扱った読み物教材の開発を試みた。中学校2年生を対象に1コマの授業を実践し,道徳性の評価も踏まえつつ倫理観の観点から開発した教材の評価を行った。授業の事前と事後で比較したところ,道徳性の評価の観点のうち道徳的判断力,道徳的実践意欲と態度,について有意差が見られた。倫理観の評価の観点である道徳としての問題を考え続ける姿勢,についても有意差が見られ,自由記述によるテキストマイニングからも倫理観の向上に繋がる一定の効果が確認できた。
著者
伊藤 崇倫 小林 巧 神成 透 堀内 秀人 松井 直人 角瀬 邦晃 野陳 佳織 大川 麻衣子
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.749-752, 2019 (Released:2019-12-21)
参考文献数
16

〔目的〕片脚立位動作課題を用いて,人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)後患者の膝関節周囲筋の同時収縮とバランス機能との関連について検討した.〔対象と方法〕TKA後4週が経過した9名と健常高齢者10名とした.片脚立位動作を姿勢移行時と保持時に区分し,各区間における膝関節周囲筋のco-contraction index(CI)を測定した.〔結果〕TKA群と健常群のCIの比較について,有意な差を認めた.CIとバランス機能の関連について,TKA群では移行時のCIとfunctional reach testに有意な負の相関が認められた.〔結語〕TKA患者において,姿勢変化を伴う重心移動には膝の同時収縮が影響する可能性が示唆された.
著者
小林 弘和 北野 正雄
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.130-134, 2015
著者
蔵田 武志 一刈 良介 飯野 なみ 小林 吉之 江渡 浩一郎 西村 拓一
出版者
サービス学会
雑誌
サービソロジー論文誌 (ISSN:24355763)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.1-12, 2022 (Released:2022-02-01)
参考文献数
28

Due to the corona disaster, many collaborative activities including academic events have been held online. The purpose of this study is to contribute to serviceology by summarizing the findings on online academic events and the online interaction platforms (OIPs) as their service encounters. In this paper, we first outline how each OIP, such as Zoom, oVice, and Slack, was chosen in three online academic events, which we actually operated, in terms of the interaction manner of each session. After reporting on the OIP log analysis and questionnaires, we discuss the comparison between on-site venues and the OIPs as well as the usage barriers and social acceptance of the OIPs. The findings include (1) the functions that OIPs should provide especially in peripheral states of interaction process, such as "seeping out" of the lively atmosphere, "looking around and listening in" in poster sessions, and "spontaneous interaction among participants," have more than minor impacts on the evaluation of OIPs, (2) the degree of acceptance of OIPs depends on the balance of various factors such as usage barriers, maturity, familiarity, accessibility, and risks, in addition to the various values provided for synchronous and asynchronous interactions, etc.
著者
小林 公
出版者
日本法哲学会
雑誌
法哲学年報 (ISSN:03872890)
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.27-39, 2008 (Released:2021-03-31)

In recent years various attempts have been made to trace the origins of modern subjective rights back to scholastic sources. In the debate about scholastic theories of rights, William of Ockham has sometimes been identified as the primary source for an idea of subjective right, an idea in sharp contrast to a classical objective conception of rightness exemplified in Thomas Aquinas’s doctrine of natural law. In this debate most scholars now agree that it was the fourteenth-century dispute between Pope John XXII and the leadership of the Franciscan Order concerning the doctrine of evangelical poverty that first drew the concept of subjective natural rights into the center of a major public controversy involving a reigning pope and some of the leading intellectuals of the day, Ockham himself included But what marks a theory of rights as modern is not that some subjective rights discourse is employed in it, but that the rights discourse in it is liberated from the natural order of things characteristic of the classical legal thought. In Ockham, it was not, as it is usually thought, the Franciscan poverty dispute, but his nominalistic theology of absolute power of god that really contributed to the emergence of modern rights discourse. Perhaps the most well-known feature of Ockham’s philosophy is his denial of real universal entities in his ontology. But a second, equally important feature of it is his claim that there is no philosophical reason to postulate real entities at all in all ten of Aristotle’s categories, but only in two, namely substance and quality. So, in Ockham’s ontology there are no real entities other than individual substances and individual qualities inhering in substances. From the theological view point this individualistic and nominalistic ontology was a corollary from the absolutism of God’s power which also implied the destruction of teleological order of the universe, and this in turn led to the emergence of the subjective conception of “good” which is at the heart of modern theory of rights.
著者
小林 朋子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.155-174, 2021-03-30 (Released:2021-11-16)
参考文献数
121

いじめや災害など様々な学校危機が起こるようになってきている中で,学校危機の予防から回復までのあらゆる段階においてレジリエンスは支援のキーワードとなっている。本研究では,(1)学校危機やレジリエンスの概念を説明した後,(2)日本の子どもを対象としたレジリエンス研究についての知見をまとめ,その上で縦断的な研究の必要性を述べた。その後,(3)学校危機を危機発生の前後の「予防段階」と「回復段階」に分け,さらにレジリエンス育成を目的としたプログラムと,学校教育活動で行われている取り組みをそれぞれ俯瞰し,日本の学校現場でのレジリエンスの育成に関する諸課題の整理を行った。そしてその上で,(4)海外の取り組みもふまえ,カリキュラムや学級経営,教師の関わりなどを考察し,(5)学校でのレジリエンス育成を行っていくには,学校が行っている教育活動を活かした,プログラムと学校教育活動の「相互作用」が重要であり,その相互作用によるアプローチを提案した。