著者
木村 恵 山田 浩雄 生方 正俊
出版者
森林遺伝育種学会
雑誌
森林遺伝育種 (ISSN:21873453)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.105-114, 2015-07-25 (Released:2020-07-13)
参考文献数
49
被引用文献数
1

植物遺伝資源の長期的な維持・管理方法として、生殖質の生息域外保存は有効な方法のひとつである。遺伝資源を効率的に確保する上で、種子の保存は利点の多い手段であるが、乾燥耐性がほとんどない難貯蔵種子も数多く存在する。本総説ではコナラ亜属を例に、難貯蔵種子の取り扱いに関する問題点を生理的要因と生物的要因の面からまとめた。コナラ亜属においては種子が生理的な活性を保てる温度と湿度において、いかに生物学的な害(虫害、菌害)を取り除くかが重要であると考えられた。また、生理的な休眠機構を活用するには、種子の採取時期やコーティングなどの技術を検討する必要性が示唆された。今後は低温耐性や保存条件を調べることで、海外樹種で成功している−2℃程度の低温保存の検討が望まれるであろう。
著者
宮澤 洋子 山田 直子 土田 満 林 恭子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68回大会(2016)
巻号頁・発行日
pp.168, 2016 (Released:2016-08-04)

目的  平成26 年度全国下水道普及率は77.6%に対し、欧米諸国では80~90%であり日本は低い傾向にある。水質汚濁原因は約7割が生活排水で、その45%が調理操作によるものである。米の研ぎ汁は窒素、リンなどの有機成分が含まれ、年間7,000tのリンが放出され汚染源となっている。米の研ぎ回数の工夫により、研ぎ汁の汚濁負荷量と食味調査を行い、水環境及び食味も適した炊飯方法を検討することを目的とした。方法 愛知県産こしひかりを900gに調整し、白杉ら1)の方法で、水1,800ml(米の2倍重量)を加え、指先をボールの底に付けるように毎秒1回で10回混ぜ、ザルに移し水を切る操作を1回とする洗米を行った。その操作を1、2、3回行い、出た研ぎ汁を試料とした。研ぎ汁の分析内容は、COD、BOD、全窒素、全リンの測定を行った。食味調査は、見た目、香り、総合評価などの6項目で評価法による7段階で判定した。結果 各汚濁負荷量では、研ぎ回数1回に比べ3回で有意に高くなり、研ぎ回数2回と3回では有意差は認められなかった。食味調査では、見た目、香りなどで研ぎ回数1回に比べ3回で有意に高くなり、総合評価で研ぎ回数2回で高い点数となり、3回との差は認められなかった。環境負荷の影響をおさえ、食味調査の評価の良い調理の工夫として、研ぎ回数2回でも概ね妥当であることが考察された。[文献]1)白杉直子ら:調理及び食器洗浄方法の工夫による台所排水の環境負荷低減効果.日調科誌,36(2)130-138.

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著者
山田 友幸他
出版者
日本科学哲学会
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.101-110, 2002-05-25 (Released:2009-05-29)

1 0 0 0 OA 書評

著者
山田 友幸他
出版者
日本科学哲学会
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.133-139, 1993-11-20 (Released:2009-05-29)

1 0 0 0 OA 書評

著者
山田 友幸他
出版者
日本科学哲学会
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.129-132, 1985-11-15 (Released:2009-05-29)
著者
柳 淳也 山田 仁一郎
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
AAOS Transactions (ISSN:27582795)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.163-169, 2022 (Released:2022-09-16)
参考文献数
24

Mention of the entrepreneurship notion often makes it sound like an imaginary creature and does not reflect the reality of the real entrepreneurial realities. Images such as high performance, white male, able-bodied, heterosexual, and cisgender continue to be posited as role models. To “straighten” out the image of the entrepreneurship concept, this study conducted a systematic review of LGBTQ entrepreneurs, a topic that has received little attention in the Japanese-speaking world. In this study, we searched for literature containing words related to entrepreneurship (e.g. "entrepreneur”, "entrepreneurship”, "start-up”, "self-employment") and words related to lgbtq ("lgbt", "lgbtq", "queer", "gay", "lesbian", “bisexual", "transgender", "homosexual", "gender minority", "sexual minority"). Screening was conducted according to PRISMA guidelines, which ultimately obtained 20 references. The results indicate that most of the studies were qualitative studies, while quantitative studies were conducted mainly in North America and Europe. In addition, the purpose of each study were quite diverse, including not only issues of personal identity, but also gentrification and urbanism, keeping space for women and queer people, interdependence with national norms, and re-evaluating/documenting practices from an intersectional perspective with ethnicity and race.