1 0 0 0 東門雑筆

著者
山田珠樹 著
出版者
白水社
巻号頁・発行日
1939
著者
山田 愼三 甲賀 正亥
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.172-178, 1954-08-20 (Released:2010-10-29)
参考文献数
2

The authors have invested during 5 years since April 1939-March 1944 into 1200-3800 pupils of Toyooka Aviation Academy about the seasonal fluctuation of principal food and the relation between the basal calorie, weight of body, temperature and moisture, that is:(1) The seasonal fluctuation of principal food (monthly meandeviation of principal food) indicates the wavy curve as follows:This curve is estimated to represent the normal appetite of healthy Japanese young men and we named it “Appetite curve”(2) The relation between the appetite curve and the temperature, moisture, temp. × moist is, the appetite decreases during summer when temperature and maisture ascend, and in winter it shows the contrary. The correlation the two is:Appetite curve & temp. γ=-0.91±0.0524Appetite curve & moist. γ=-0.80±0.0723Appetite curve & temp×moist. γ=-0.02±0.0313(3) The relation between the appetite curve and the weight of body is, the body weight decreases during summer when the principal food decreases and in winter it shows the two is:Appetite curve and weight of body. γ=+0.809±0.0693(4) The relation between the appetite curve and the basal calorie is:Both the principal food, the basal calorie are low in summer and high in winter. The rate of principal food is more remarkable than basal calorie.This fact shows the close connection between decrease of weight in summer and increase of weight in winter.(5) The above relation between the appetite curve and the weight of body, temperature, moisture, temp.×moist is as the following graph.
著者
宇野 滋 阿保 備子 山田 敏元
出版者
一般社団法人 日本接着歯学会
雑誌
接着歯学 (ISSN:09131655)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.83-88, 2015 (Released:2022-04-22)
参考文献数
13
被引用文献数
1

保険適用になった小臼歯CAD/CAM 冠用6 種レジンブロックの特徴を比較検討するために,ブロックの構造を SEM 観察した. CAD/CAM 冠用レジンブロックとして,Cerasmart(ジーシー),Shofu BLOCK HC(松風),LAVA Ultimate (3M ESPE),VITA Enamic(VITA Zahnfabrik),KZR-CAD HR(山本貴金属)およびKatana Avencia(クラレノ リタケデンタル)を用いた.レジンブロックを厚さ約2 mm に切り出し,エポキシレジンに包埋後鏡面研磨した.研 磨面にアルゴンイオンエッチングを施し,白金蒸着した後,SEM 観察を行った. 各ブロックともフィラー形状や大きさが異なり,多種多様な構造を呈していた.特に,VITA Enamic はセラミッ クスに近い構造を示し,またKatana Avencia ではナノサイズの微粒子フィラーが密に圧縮されていた.配合される フィラーの成分・形状,そして重合体の構造の違いは,強度,硬さ,弾性あるいは耐摩耗性など機械的諸性質に影響 を与える.また,支台歯への接着性はフィラーの成分やレジンブロックの構造によって左右されると思われる.した がって,CAD/CAM 冠の臨床的パフォーマンスには差が生じるものと危惧される.
著者
佐藤 英一 山田 智康 田中 寿宗 神保 至
出版者
一般社団法人 軽金属学会
雑誌
軽金属 (ISSN:04515994)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.604-609, 2005 (Released:2006-02-24)
参考文献数
11
被引用文献数
26 20

The creep behavior at ambient temperature of typical h.c.p., b.c.c. and f.c.c. metals and alloys of annealed state were surveyed. Cubic metals and alloys demonstrated negligible creep strain under all stress ranges. In contrast, h.c.p. metals and alloys demonstrated significant primary creep behavior. In particular, Ti-6Al-4V alloy and CP-Ti metal showed significant creep behavior and accumulated large creep strain more than 1% in 90 s and 1600 s, respectively under 0.9 of 0.2% proof stress. After being cold-rolled, Ti-6Al-4V alloy and CP-Ti metal showed less significant creep behavior.
著者
小林 重人 山田 広明
出版者
地域活性学会
雑誌
地域活性研究
巻号頁・発行日
vol.5, pp.3-12, 2014-03-01

サードプレイスは地域の交流拠点としての機能を有する。本研究は、マイプレイス志向の若年者が地域社会と繋がる契機となる場、つまり交流型とマイプレイス型の両機能が実現するサードプレイスの創出モデルを提案する。モデルに基づき設計した非常設型カフェの来場者を対象にアンケート調査を行い、非常設型であることと地域資源を提供することがマイプレイス型の若年者を惹きつける要素として働くことを明らかにした。また居心地満足度の高い利用者がカフェ運営への参画を希望しやすいことを示した。以上の結果に基づき、我々は利用者の地域への愛着を高めることで、利用者の地域関与を生み出すサードプレイス創出モデルを構築した。
著者
山田 直史 中桐 実奈美 山脇 香菜 新實 祐理 伊東 秀之 宗歳 日光里 山崎 勤 中西 徹 中村 宜督
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成30年度大会(一社)日本調理科学会
巻号頁・発行日
pp.11, 2018 (Released:2018-08-30)

【目的】ハーブとして料理やアロマオイルに利用されるローズマリーは,古くから薬草として含有成分の機能が利用されていた。有名な伝承として,手足のしびれを患っているハンガリーの王妃に,修道士らが治療薬としてローズマリーをアルコールに漬け込んだものを勧めたところ、王妃はみるみる回復されたうえ、みるみる若返り、70歳という年齢で20代のポーランド王に求婚されたというものがある。本研究では,ローズマリーの抽出物(溶媒:水またはエタノール)を用いて,抗酸化活性,メラニン生成阻害効果,抗糖化活性およびがん細胞増殖抑制効果について測定した。【方法】ローズマリー葉を水またはエタノールに20分漬け抽出液とした。抗酸化活性はDPPHラジカル捕捉活性法で,メラニン生成阻害効果はドーパとマッシュルーム由来チロシナーゼを用いて,抗糖化活性はグルコースとアルブミンの糖化反応によるAGEs生成量測定で,がん細胞はMCF-7(乳がん細胞株),MDA-231(乳がん細胞株),SW-982(滑膜肉腫株)を用いた。【結果】エタノール抽出物では,すべてで高い機能性が確認された。このような機能性の影響から,伝承のような若返りの言い伝えが残っているのではないかと憶測される。
著者
沢田石 勝 唐木 芳昭 川口 誠 斎藤 光和 佐伯 俊夫 山田 明 島崎 邦彦 宗像 周二 坂本 隆 真保 俊 田沢 賢次 藤巻 雅夫
出版者
The Japan Broncho-esophagological Society
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.252-257, 1989-06-10 (Released:2010-02-22)
参考文献数
6
被引用文献数
5 4

It has been well known that the normal esophageal epithelium is stained by a modified Lugol's solution. On the other hand, displastic or cancerous mucosa of the esophagus is not stained by Lugol's solution through the endoscopic staining method. It is not clear what kind of mechanism causes the coloring or uncoloring of these esophageal mucosa using Lugol's solution. Therefore, to clarify this mechanism, we examined the sections of surgically resected esophageal tissues with Lugol's solution using the light microscopy. At the same time, we detected an iodine element in each tissue instilled with Lugol's solution by means of X-ray microanalytic technique. In light microscopic study, the cells of the stratum corneum and stratum granulosa of the normal esophageal mucosa were strongly stained by Lugol's solution. Dysplastic epithelium showed a slight coloration property in its superficial layer. No cancerous lesions were histologically stained by Lugol's solution. In X-ray microanalytic study, the cells of stratum corneum and stratum granulosa displayed a high peak for iodine. An intermediate peak for iodine was detected in the superficial zone of the displastic mucosa. No peaks for iodine were found in any other portion of the cancer tissues. These results suggested that the difference in the coloration property of the normal esophageal epithelium, dysplastic regions and cancerous regions corresponded to the affinity of each of these cells of these regions with iodine.
著者
辻 三郎 今井 正和 山田 誠二 石黒 浩 徐 剛
出版者
大阪大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1991

自律的に環境を観測し、そのモデルを作成する知能ロボットを実現するために全方位ビジョンを開発し、その能動的利用方式の確立を研究の目的とする。[1]全方位画像理解の研究 カメラを回転させながら連続的に撮像した画像列から作成する全方位画像は、広い視野を持つが、物体までの距離が得られない欠点があった。本研究では、カメラを円弧上で移動しながら連続撮像し、2本のスリットからサンプルする2枚の全方位画像間の視差から距離情報を算定する方式を考案し、実験で有効性を検証した。[2]全方位画像から環境地図の作成 全方位ステレオの距離情報から粗い環境地図を構成し、それに基づいて次の観測点を計画し、移動して観測を繰り返す。それぞれの場所で得られた全方位ステレオデータを融合して、より信頼性のある地図を作成する方式を提案し、実験で検証した。[3]能動ビジョンによる環境地図の作成 全方位ステレオは、基準線が短く精度の高い計測は難しい。そこで、離れた2点での2枚の全方位画像を用いて計測する両眼全方位ステレオが有効と考えられる。しかし、ロボットが移動するために2点間の距離と、移動前後の回転成分を決定する必要がある。環境内の2個の特徴点を360度の視差に保ちながら移動するアクティブビジョンの方式を利用することにより、回転成分を0とし容易に高精度で環境地図を作成する考えを提案し、実験で有効性を示した。[4]定性的室内地図の作成 ロボットの移動のためには、環境の構造を示す定性的地図が有用である。ロボットが、自律的に環境観測の計画を作り、それに従って全方位パノラマ画像、経路パノラマ画像を撮像し、それらを融合して地図を作成するシステムを試作し、実環境で検証した。
著者
高瀬 公三 西川 比呂志 山田 進二
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.36, no.12, pp.717-720, 1983-12-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
11

脳病変をともなう鶏ひなから分離したPseudomonas aeruginosaに対するひなの感受性を検討し, 以下の成績を得た.ひなの感受性は脳内接種で最も高く, 102個で100%死亡した. 皮下および腹腔内接種ではやや低下し, 経口接種では最も低く, 108個で20%が死亡した. これらはすべて接種後5日以内に死亡した.各種日齢のひなに108個を皮下接種した結果, 1および7日齢ひなで100%, 14日齢ひなで50%, 24日齢ひなで10%の死亡率を示し, 若い日齢でより高い感受性を示した.皮下接種によるひなの50%致死量は104.6個であるのに比し, マウスでは107.5個で, 明らかにひなの感受性が高かった.皮下接種した4例のひなに, 野外例と同様な脳病変を再現できた.
著者
山田 和慶
出版者
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.448-453, 2022 (Released:2022-07-25)
参考文献数
22

近年, 運動異常症に対する治療法は, 脳深部刺激療法 (deep brain stimulation : DBS) と凝固術がともに進歩・発展している. 2020年末に本邦においてadaptive DBS (aDBS) が臨床応用されるようになった. aDBSは, 電極周囲のフィールド電位をリアルタイムにフィードバックし, 刺激強度を変化させる画期的な治療技術である. 一方, 凝固術の新技術として集束超音波治療 (focused ultrasound : FUS) が登場したが, 従来の高周波凝固術も再評価されつつある. 特にこれまで避けるべきとされてきた両側凝固術についても一定の評価がなされつつある. 不随意運動・パーキンソン病に対するDBSと凝固術について, 新技術・新知見の理解を踏まえて, 今後の課題について検討する.
著者
澁谷 利雄 水野 杏一 菅原 博子 荒川 宏 里村 公生 五十嶋 一成 大鈴 文孝 青崎 登 栗田 明 細野 清士 山田 堯
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.15, no.5, pp.557-562, 1983-05-25 (Released:2013-05-24)
参考文献数
14

Ear-lobe crease(EC)に関してこれまでにいくつかの報告があるが,詳細なものは少なく,その有用性については議論のあるところである.著者らは,ECの臨床診断学的意義について検討を行った.冠動脈造影で確かめられた冠動脈疾患(CAD)を有する患者82例とCADのない65例を対象に,ECとCAD,冠危険因子および眼底の動脈硬化性変化の関連性について調べた.ECはCAD,男性,喫煙歴と有意の関連があり,かつ加齢とともにECの陽性率が増加する傾向があった.ECとCADの関連をより明確にするため,EC陽性群とEC陰性群の間で性と年齢のm atchingを行い, 再び検討したところ,ECはCADのみと有意の関連があった.よって,ECはCADの有無を予測するのに有用なsignであると思われた.
著者
山田 裕一 宮崎 康支
出版者
松本短期大学
雑誌
松本短期大学研究紀要 (ISSN:09107746)
巻号頁・発行日
no.32, pp.49-60, 2022-03

幼児教育・保育者向け指南本(いわゆる「ハウツー本」)のテクスト分析を通して、障害児教育・保育における環境づくり、言葉がけ、そして人間関係についての射程を明らかにした。一般の幼稚園・保育園において障害児や医療的ケア児等の受入を一般化しようという社会的潮流と、それに伴う制度的変遷などを受け、保育所・幼稚園の保育者においては障害児保育等に関する学習やスキル向上の必要性に駆られている。研修以外の有力な学習方法の選択肢として指南本があり、その分析を通して伝達されうるメッセージを検討した。特に国が示すあるべき保育のあり方や障害者権利条約および障害者差別解消法施行に伴う、障害の社会モデルの考え方がどのように反映されているのかについて、2冊各2版の指南本において環境づくり・言葉がけ・人間関係に関する論点について分析・検討した。その結果、指南本における指導の射程として保育の多様性や子どもの理解、そしてユニバーサルデザイン等の理念を掲げて伝達されていた。一方で、個別の言語・図像表現と全体的な内容が子どもの医学的・個人的理解に傾斜しているように読み取れた。これはイラストや図を用い、わかりやすさや手に取りやすさを重視した指南本の限界である可能性がある。今後の研究課題としては、こうした指南本に幼児教育・保育の政策がどのようにして言語・図像において表現され、それが如何にして読者に解釈されうるか、また指南本では伝わりにくい子どもの多様性を大切にする保育のあり方や社会モデルの哲学・理念をどう伝えていくかという点になる。(著者抄録)
著者
山田 隆 大浜 多喜 小菅 康寛 石橋 隆 藤原 卓
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2015年年会
巻号頁・発行日
pp.56, 2015 (Released:2020-01-15)

栃木県鷹ノ巣鉱山から産出したMn-Co砒酸塩鉱物を検討したところ、bobierriteを含む藍鉄鉱グループの鉱物と判明。マンガンヘルネス石の可能性が高いがさらに検討を要する。
著者
中谷 和彦 山田 剛史 柴田 知範
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2022-04-01

ハンチントン病などの神経変性疾患ではゲノム上のCXGリピート配列の異常伸長が発症原因となる。本提案研究では、提案者が創製したミスマッチ塩基対を認識する低分子化合物が示した、異常伸長したリピート配列への結合と、in vivo での短縮効果から見出した2つの核心的学術的問い、「CAGリピートDNAが形成するCAG/CAG部位に分子NAが結合することにより、どのような生体反応が誘起されたのか?」と「分子NAとNCDはなぜ、そしてどのように2:1複合体を形成するのか?」について、統合的な理解の獲得とより高い短縮効果を示す化合物創製への展開を目指す。
著者
相澤 杏莉 齋 綾乃 長井 幸美 堀井 旺歩 山田 佳奈 佐々木 誠
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.123-128, 2022 (Released:2022-02-20)
参考文献数
33

本稿の目的は,身体の柔らかさに着目し,その定義づけ,加齢変化,性差に言及し,スポーツ障害・外傷の発生に柔軟性と関節弛緩性がどう影響するかを示し,この発生の予防として行われているストレッチを中心とした介入の柔軟性向上に対する効果に言及することである.身体の柔らかさは,主に柔軟性と関節弛緩性で表現され,これらは加齢とともに低下し,関節弛緩性は女性の月経周期によって影響される.身体各部の柔軟性の低下は障害・外傷の発生頻度を高め,一方で関節弛緩性が高い場合には障害・外傷を起こしやすい.関節弛緩性を生じない範囲で柔軟性を向上させることは,スポーツに起因する怪我を予防するのに重要であり,いくつかのスポーツ種目について,障害・外傷を予防するための,主にストレッチの有意義性を提示した.