著者
木曽 宏顕 森 辰則 中川 裕志
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.169-170, 1993-03-01

文A,Bを接続助詞「ながら」でつないだ文「AながらB」には,AとBが同時進行的に起こっていることを表すものと、AであるにもかかわらずBという逆接的意味合いを生じるものと二通りあることが知られている。本稿では、「AながらB」がどちらの解釈になるのかを文Aの持つ性質により決定する方法についと論じ、特に取り立て助詞との関係について見ていく。
著者
森屋 彰久 鈴木 琢治 大内 一成 亀山 研一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.747, pp.71-75, 2005-03-18

現代人の日常生活において、起床時の不快感や定時刻の起床が困難な場合があり、快適な目覚めの提供という不眠改善のアプローチも必要である。また、REM睡眠時の起床が不快感を伴いにくいという経験的知見がある。本研究では、光電脈波センサから得られる心拍変動の周波数解析により得られる自律神経指標等と加速度センサから得られた情報を利用し、リアルタイムに睡眠中の被験者のREM睡眠を検出し加速度情報を考慮してアラームを鳴らす方法を紹介する。また、被験者の主観評価と共に、今回のアルゴリズムの適正を評価した。
著者
谷岡 哲也 Locsin Rozzano C. 多田 敏子 大森 美津子 大坂 京子
出版者
香川大学
雑誌
香川大学看護学雑誌 (ISSN:13498673)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.1-6, 2008-03

看護の焦点は,ケアリングを通して人間と環境との全体性を育むことである.看護は学問の一分野であり,かつ実践を伴う専門的職業である.すべての看護は,看護師と看護を受ける人との間に存在する生き生きとした経験を共有し,ケアリングを通してお互いの人間性を高める中に存在する.ケアリングとしての看護は,看護を理解しそれを実践する際の比較的新しい考え方である.ケアリングとしての看護を理解する原則には,人間を全体として捉えるという考え方,看護が必要な状況において看護が発生するという考え方,知識を深めることや実践的専門職としての看護の概念が含まれている.本稿では看護実践におけるケアリングとしての技術的能力について論じた.
著者
森岡 裕詞
出版者
東京大学大学院新領域創成科学研究科 環境学研究系自然環境学専攻
巻号頁・発行日
2009-03-23

報告番号 : ; 学位授与年月日 : 2009-03-23 ; 学位の種別 : 修士 ; 学位の種別 : 修士(環境学) ; 学位記番号 : 修創域第3003号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科自然環境学専攻
著者
井上 真杉 大西 真晶 森野 博章 実藤 亨
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.252, pp.99-104, 2008-10-15
被引用文献数
13

経路制御・接続管理機能を有する無線メッシュネットワークに基づいたセンサ情報によるサービス・アプリケーション提供プラットフォームに関して論じる。センサ情報を活用した、個人、家族、地域、コミュニティ向けの多彩な通信サービスとアプリケーションを実行可能なプラットフォームとし、センサ及びアプリケーションインタフェースをオープン化することで、インフラコストを相対的に低減し、地域ユビキタスサービスの実現を目指すものである。同プラットフォームは、物理無線メッシュネットワーク上に設定する多対多の論理経路を複数のサービスドメインがサービスに応じて選択できる環境を提供するとともに、ネットワークに接続されるセンサや端末の接続認証等を提供する。プラットフォーム化の意義、マネージド無線メッシュの概要、同プラットフォームを活用したセンサ情報アプリケーション提供モデルを示す。
著者
松村 季三代 森嶋 登貴子
出版者
大阪夕陽丘学園短期大学
雑誌
大阪女子学園短期大学紀要 (ISSN:02860570)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.39-47, 1960-06-01

着てらくなきものを作る要点を二,三あげてみると 一.肩線が体に合っているか否か,肩線が身頃を吊しているのであるから重要なポイントとなる。一.アーム・ホールは深すぎないよう。浅すぎてつかえているのは論外だが,洋服を着なれない人に限つて深い袖ぐりを望むけれども,深い袖ぐりは袖がついた時,手の上げ下げが窮屈になる。一.アーム・ホールのゆとりは,深さよりも,わたり(巾)に求められる。又背巾に適当なゆるみを入れることは,らくなきものを作る原因となる。一.婦人服の特徴といえるバストのふくらみが,体に合っていなければ着易いきものは生れない。その他細かい点が重なり合い,着易いきものも着難いものも生じる訳で,要するにこれは単なる実験結果の報告であって,決して確定的なことは言えないのであるが,着心地の欄に於けるA^1^1/_<15>, B^9/_<15>, C^8/_<15>, D^1^5/_<15>が示すように,何れも半数以上は,着易い又は普通と答えているのであるから,一つの方法に徹底し,その長短をわきまえたら,何れを可,何れを否とも言い難いのではないかと思う。せめてこのモデル数を2倍から3倍位にして比較すれば,或は又新しくはっきりした数字が現われるかも知れない。実験結果が似たりよったりであったとすると,この研究は徒労に終ったものとも思われるけれど,型紙の違いと同様,出来上ったシルウェットが非常に違うということは,やはり発見であった。これにデザインの個性が入れば,自ずと異った雰囲気のきものが出来上ると考えられる。終りに実験の当初,一緒に着手しながら病気のため中断された中西麗子氏,60着の型紙の作製や,その他労力の多かった,下方妙子,長谷川歌子,民谷セツ子の諸嬢,又快よくモデルを引き受けて下さった方々に感謝いたします。
著者
井出 敞 森 勇蔵 紺田 功 井川 直哉 八木 秀次
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.887-892, 1991-05-05
被引用文献数
1 1

A new approach to prepare diamond-like carbon film was made by highly accelerating ultra-fine carbon black particles between plane-parallel electrodes held at DC high voltage in 10^<-4> Torr, and by making the energetic particles deposit onto the surfaces of electrodes used as substrate. It became clear that amorphous hard carbon films grow only on cathode surface without heat generation and the growth rate depends on the rate of kinetic-energy flux given by the particles striking unit cathode area. The average growth rate of about 10 nm/min was obtained using a 180 mm dia. cathode with relatively low power supply. As for the properties of film prepared, the Vickers hardness value larger than 1 500 kgf/mm^2 and the semiconductive hopping conduction were observed, which are quite different from carbon black used. These suggest that the graphitic starting material may be transformed into considerably disordered carbon structure due to severe solid-to-solid impact, and a diamond-like carbon film of graphite rich may be formed.
著者
森川 洋
出版者
広島大学
雑誌
地誌研年報 (ISSN:09155449)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.159-183, 2003-03-31
被引用文献数
2

Bei einer Typisierung der Gemeindeverfassung in Deutschland kann man aufgrund der gemeinsamen Bedingungen die funf neuen Lander ausser dem Stadtstaat Berlin als eine Gruppe mit ahnlicher Pragung ansehen. Die Ahnlichkeit beruht darauf, dass alle funf Lander im Gegensatz zu den alten Landern erst nach der deutschen Wiedervereinigung den Gemeinden die Selbstverwaltungszustandigkeit verliehen haben, wenn auch jedes neue Land verschiedene Gemeindesysteme eingefuhrt hat. Obwohl es in der DDR-Zeit auch das Gemeindesystem gab, war es nur formal und umfasste keine echte kommunale Selbstverwaltung, wie in den normalen demokratischen Landern. Nach der Wiedervereinigung war deshalb durch die Einfuhrung des westdeutschen Systems in jedem Land die Gebietsreform der Gemeinden sofort im Gang. Ziel dieser Arbeit ist es, die seither laufenden Vorgange und die gegenwartige Situation der Gemeinden moglichst eingehend darzustellen. Aber leider habe ich nicht alle neuen Lander untersucht, sondern mein Untersuchungsgebiet nur auf zwei der neuen Landern begrenzt: Thuringen und Brandenburg. Trotzdem meine ich, dass diese Erkenntnisse aus den neuen Landern Deutschlands vermutlich zur Beurteilung der grossen Gemeindereform dieser Zeit in Japan beitragen konnen. Dem Gemeindesystem des Freistaates Bayern nachahmend hat der Freistaat Thuringen das ahnliche Gemeindesystem wie Amt, Verwaltungsgemeinschaft genannt, eingefuhrt. Er hat aber als sein eigenes System die erfullende Gemeinde hinzugesetzt. Die erfullende Gemeinde entspricht einem Gemeindesystem, wo kleine Gemeinden einer benachbarten grosseren Gemeinde mit mehr als 3,000 Einwohnern ihre Verwaltungsfunktion ubertragen. Obwohl es dabei von Anfang an die Frage gab, ob sie gut funktionieren kann, existiert das Gemeindesystem heute noch. Andererseits wurde in der Verwaltungsgemeinschaft auch die Frage gestellt, ob sie die Aufgaben nicht ausreichend erfullen kann, wenn darin zu viele Mitgliedsgemeinden bestehen. Im Land Brandenburg wurde die fur strukturschwache Gebiete gunstige Amtsverfass
著者
松森 正之 大久保 琢郎 向井 友一郎 築部 卓郎 渡部 宜久 大森 敏弘 家永 徹也 佐藤 洋 笹田 明徳 中村 和夫
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.25, no.7, pp.1994-1998, 1992-07-01
被引用文献数
2

食道平滑筋肉腫はまれな疾患で文献的にはこれまで95例が報告されているにすぎない.最近,われわれは2例の巨大な食道平滑筋肉腫の手術切除例を経験したので報告する.症例1は39歳の男性,多発性の肝転移をともなった巨大な腫瘍であったが,手術を2期に分けて切除しえた.まず1回目の手術で右開胸により腫瘍が浸潤した右肺下葉を切除し体位を変え左開胸開腹連続切開により1,500gの腫瘍を切除した.食道再建は胃管により胸骨後経路で行った.2回目の手術は40日後に非定型的肝右葉拡大切除術を施行し肝の内側区,前下および後下区域の肝転移巣を切除しえた.術後経過は良好で20日後に退院したが,第1回目手術から1年2か月後に多発性縦隔および肝転移で死亡した.症例2は46歳男性,左開胸開腹連続切開により腫瘍が浸潤した左肺下葉と下部食道を切除した.腫瘍の重量は800gであった.再建は空腸を間置し術後経過良好であり,現在術後3か月目になるが外来で経過観察中である.
著者
内川 公人 川森 文彦 川合 清也 熊田 信夫
出版者
日本ダニ学会
雑誌
日本ダニ学会誌 (ISSN:09181067)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.91-98, 1993-11-25
被引用文献数
7

神奈川県山北町における調査によって, 鈴木の見取り法のうち特に黒布を用いる方法がタテツツガムシ幼虫の野外サンプリングに非常に適していることを確かめた。この方法でタテツツガムシ幼虫がミカン畑の内外に多数生息していること, 比較的湿度の高い地点に謂集するらしいこと, などを確認した。野外で本種幼虫を多数採集するにも鈴木の見取り法は効率的であるが, 一旦採集した幼虫を実験室内で回収するのに種々の工夫を加える必要があるものと思われた。
著者
横川 勇仁 舩曳 信生 東野 輝夫 森 悦秀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.434, pp.37-44, 2001-11-09
被引用文献数
1

近年, 顔面における顔部品に関する研究が医学や心理学など様々な分野で行なわれており, 唇の輪郭・位置についての研究もその一つとして挙げられる.実際, 口腔外科領域においての, 口唇裂症・口蓋裂症患者の治療における, 形成手術の術式検討や術後の患部経過のトレースにおいて, 精密な唇輪郭の抽出およびその顔面内での位置の特定が要求されている.本論文では, 従来より提案してきた, Deformable Templateを用いた唇輪郭抽出法の改良, および内眼角点座標系による顔面内における唇輪郭モデルの位置表現の紹介を行った上で.今回新たに, 抽出精度の向上, およびアプリケーション使用者の負担の軽減を目的とした, 色相・明度閾値自動調整アルゴリズムを提案する.これらの提案より, 唇の形状・位置が精密かつ自動的に抽出できることを示す.
著者
渡部 康弘 吉武 敏幸 駒崎 弘 荒木 久勝 森岡 清訓 姜 黎 劉 佩林 李 信行 中山 寛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.82, pp.43-48, 2002-05-16
被引用文献数
1

MPEG-4エンコード・デコード同時動作を行う携帯機器向けの低消費電力MPEG-4 CODECコアを開発した。本CODECコアでは、追跡型動き検出アルゴリズム、パイプラインサイクル数最適化、クロック供給自律制御などの技術を用い、QCIF 15fps CODEC動作時9mW、CIF30fpsエンコード動作時38mWという低消費電力動作を実現している。また、MPEG-4で特徴的なエラーコンシールメント処理機能を実装し、ノイズのある通信路でのエラー耐性強化にも対応した。本CODECコアを使用することにより、携帯TV電話、デジタルカメラ、PDAなど様々な携帯機器で、動画像送受信システムを構築することが可能である。
著者
宮森 恒 赤峯 享 加藤 義清 兼岩 憲 角 薫 乾 健太郎 黒橋 禎夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.158, pp.103-108, 2007-07-17

本稿では,情報の信頼性を自然言語処理に基づいて分析する際に必要となる評価用データおよびプロトタイプシステムWISDOMについて述べる.われわれは,ウェブ上のテキストを主な対象として,情報信頼性を分析することを目指したプロジェクトを2006年4月より進めている.本プロジェクトでは,ウェブ上の情報の信頼性を,情報内容,情報発信者,情報外観,社会的評価といった4つの基準で捉えることを提案しており,これらを述語項構造を単位とする自然言語処理によって論理的に分析・組織化することを目指している.本稿で述べる評価用データは,これら種々の分析処理の学習・検証用データとして構築されたものであり,時事問題,医療問題等の20トピックを選定し,各100ウェブページを収集して,各評価尺度のデータを人手で付与したものである.また,情報信頼性を多角的に評価するプロトタイプシステムWISDOMを開発した.本システムを用いて上記評価尺度で条件を様々に変化させて情報閲覧することにより,興味のトピックについて,信頼できる情報をより確実に見極めることができるようになる.
著者
松元 初美 千代谷典広 佐藤 大希 森谷 智史 皆月 昭則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.64, pp.29-34, 2008-07-05
被引用文献数
1

マンモス等を狩猟していた時代から,協力作業には人どうしのコミュニケーションが必要とされ,協力作業の際,グループは戦略導出から目標達成過程においてメンバー間で情報を共有し,質の高い知識に昇華するための独自の意思決定モデルを持っていると仮定できる.協力作業の成果は所属するメンバー構成の影響を受け,メンバー選出や決定方法の違いによって,戦略導出や目標達成のメンバー間の達成感や満足度に差異があると考えられる.これらの差異を検証するため本研究では,スポーツやビジネス・ゲームにおいて抽選によるメンバー決定と簡易な合意形成によるグループ決定による違いをタスク遂行過程の達成感や満足度を指標として比較検討を行い,グループ内の知識創造プロセスについて考察した.Human's communication is needed for cooperative work. When we work, Information sharing among our members is important. It is assumed to have an original decision model for sublimating to high quality knowledge in cooperative work. It is considered that the result of cooperative work influenced by member composition; besides the result of cooperative work is considered that the difference between members at a sense of achievement or satisfaction by the group determination method. The purpose here is to explore into comparison of the difference between NBTC and BTC (by simple agreement formation), and examination of the knowledge creation process in a group and cooperative work.