著者
渡辺 鐶 印田 順一 源河 次雄
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.69-73, 1972-02-15 (Released:2010-09-07)
参考文献数
2
被引用文献数
1 1

ガスフロー計数管のプラトー曲線などに悪影響を与える線源表面の電荷の影響について実験を行なった。4πβ比例計数管の下側の陽極を外して線源支持台を取り付けた。A1膜につけた線源を線源支持台にのせてAl膜に流入する電流の測定, およびAl膜に一定の電位を与えた。また線源支持膜の電導度は線源支持台と陰極間に109~1013Ωの超高抵抗器を接続して調節した。これらの測定と同時に上半分の2πβ計数管のプラトー曲線を測定した。得られたおもな結果は, a) プラトー曲線は線源電位に比例して移動する。b) 線源支持膜の抵抗の増大につれてプラトー開始電圧は高くなり, 長さも長くなる, などである。
著者
西村 涼 大田 康人 渡辺 靖彦 村田 真樹 岡田 至弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.67, pp.85-90, 2008-07-10
参考文献数
12

メールの文章は他の文書なら改段落しない場合でも、「見やすさ」、「読みやすさ」 を重視して改段落をする場合がある。こうした過剰で不要な段落わけは、メールの機械処理にとって問題である。そこで、メールの文章における段落間の接続の強さを機械学習によって推定する方法を提案し、過剰な段落わけを検出できることを示す。In order to improve the readability, we often segment mail text into smaller paragraphs than necessary. However, this oversegmentation is a problem of e-mail text processing. In this paper, we proposed an estimation method of connectivity between paragraphs in mails using machiene learning technieques, and showed that paragraphs which should be one paragraph can be found by detecting strong connectivity.
著者
武田 真和 渡辺 昌宏
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00415-17-00415, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
16
被引用文献数
3

This paper presents experiments and an analysis of the self-excited vibration of a plate supported by air pressure. In the analysis, the unsteady fluid force acting on the plate is calculated based on the basic equation of a two-dimensional gap flow between the plate and a chamber surface. The basic equation considers the effect of air compressibility in the chamber. The characteristic equation of the system is derived from the plate motion coupled with the unsteady fluid force acting on the plate. The instability condition and vibration frequency are predicted through the root locus of the system with changing air flow rate supplied to the chamber. The experiment consists of a plate supported by the air pressure supplied from a slit on the upper surface of the chamber, where the vibration characteristics are examined. The influence of the slit width and chamber volume on the instability condition of the self-excited vibration is clarified comparing the analytical result with experiments. Moreover, the local work done by the unsteady fluid force acting on the plate (bottom surface) is shown in this paper, and the instability mechanism is discussed. Lastly, the influence of slit width on the unsteady fluid force is addressed by the block diagram showing the phase relationship of pressure fluctuation and plate displacement.
著者
渡辺 博明
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.32-43, 2010

2006年のスウェーデン選挙は,3期12年ぶりの政権交代によって注目された。その際,中道右派4党の勝利を可能にしたのは,前例のない周到な選挙協力であった。本稿では,(1)それに先立つ社民党政権期に,連立政権ではなく文書化した政策合意に基づいて多数派を確保しようとする「契約主義的議会政治」が現れたこと,(2)それが右派の結集を促し「選挙連合の政治」を生んだこと,(3)2006年での右派の勝利が今度は左派3党を次期選挙に向けた事前協力に踏み切らせたこと,を見ていく。その上で,選挙を前に左右両陣営が政権構想を固めて有権者の支持を奪い合う現在の状況は,同国の伝統的な「ブロック政治」の枠組みを越え出るものであることを指摘し,政党自身の変化や有権者の投票行動の変化にも言及しながら,この10年余りの間に同国の政党政治と選挙をめぐって構造変動が起きていると結論づける。
著者
青沼 清一 有路 文雄 大沼 菊夫 渡辺 彰 佐々木 昌子 大泉 耕太郎 今野 淳
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.1461-1464, 1982

<I>Klebsiella pncumoniae</I> PCI 602に対するセコュム剤 (CEPs) とアミノクリリコント剤 (AGs) の併用における殺菌效果とを検討した。CephaloThin (CET) とAmikacin (AMK), Cefazolin (CEZ) とDibekacin (DKB), Cefmctazolc(CMZ) とDKBのいすれの場合も, それぞれ単独の作用よりも併用で作用させた力が著明な殺菌作用の増強がなられた。<BR>CEZとDKBについては, それぞれ単独およひ併用時の<I>K.pncumoniae</I> PCI 602の形態変化を電子顕微鏡により観察した。その結果は併用時の強い殺菌作用を裏付けるものてあった。<BR>感染抵抗力が減弱した肺癌患者に併発する呼吸器感染症は肺炎桿菌による場合が多い。これに対してCEPsとAGsの併用療法が優れた冶療成績を示しており, このことは<I>in vitro</I>における短時間での殺菌作用の増強によるものと考えられた。
著者
渡辺 茂 服部 匡宏 井筒 正夫
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.139-144, 1952

研究目的ビスコース・ギャ・ポンプの吐出量試験を行い、その部品を精密測定して適正間隙を推定し、同時に、インボリユートギャの呈する閉込容積、吐出量弧動を理論的に解析したものである。研究結果 (1) ピスコース・ギャ・ポンプの吐出量曲線にいろいろの性質があることを再確認した。 (2) 吐出量の歯型特性による脈動の式を導いた。 (3) 逃溝の位置により吐出量は約3%も変ることが理論的に説明できる。 (4) 吸入側圧力や吐出側圧力の変化によつて、歯車がギャケースに押しっけられる位置が変り歯車の中心距離が変化する場含には、吐出量も変化する。 (5) 閉込容積はギャのデデンダムを大にすることにより、その変動を押えることができるから、逃溝はなくても気泡発生は押えることができる。 (6) ビスコース・ギャ。ポンプに最高性能を与えるには、ギャの軸の回りの間隙を小にして (ギャケース孔径) - (ギャ外径) =10μ 以下、 (ギャケース厚さ) 一 (ギヤ厚さ) =10μ 以下であることが望ましい。
著者
渡辺 謙仁
巻号頁・発行日
pp.2-41, 2018-02-18

宇宙開発みんぱく共同研究会 2018年2月18日(日). 国立民族学博物館, 大阪府.
著者
貝塚 聡 和田 浩史 和久田 陽平 田代 雄彦 渡辺 充広 本間 英夫
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.23, pp.52-53, 2009

近年、リソグラフィ技術、電鋳技術、およびモールディング技術を利用したマイクロマシニング技術が隆盛を極めており、様々な製品に応用されている。電鋳技術によるマイクロマシンの作製では、求められる材料特性を持つ電鋳皮膜を得るための基本的な研究が必要不可欠である。本研究では、マイクロカンチレバーに必要なバネ特性に優れた電鋳皮膜の検討を行ったので、これを報告する。
著者
渡辺 博芳 高井 久美子
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.1, no.4, pp.64-74, 2015-12-09

情報基礎科目において,簡単なWebサイト構築の学習を対象として,反転授業を実践した.この反転授業は,(a)事前学習は講義ビデオを用い,授業時間内に講義はいっさいしない,(b)授業はコンピュータ教室で行い,授業の最初に提示された課題に各自が取り組む,(c)事前学習に取り組んでこなかった学生は,授業中に講義ビデオを視聴するところから学習活動を開始するという形で実践した.従来の授業時間中に講義を行う方法での授業実践と比較して,課題の平均得点と修得試験の平均得点が有意に高く,我々の実践した反転授業が効果的であることを示した.
著者
大橋 宏重 小田 寛 大野 道也 渡辺 佐知朗 琴尾 泰典 松野 由紀彦 平野 高弘 石黒 源之 大熊 俊男 伊藤 裕康 澤田 重樹 荒木 肇 横山 仁美
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.1017-1023, 1998-06-28
参考文献数
24
被引用文献数
2

冠動脈疾患 (CAD) などの心血管系合併症の発症頻度が維持血液透析 (HD) 患者で高いことが問題になっている. HD患者の脂質代謝異常が動脈硬化の発症, 進展に大きな役割を演じていることが報告され, 高中性脂肪 (TG) 血症と低HDL-コレステロール (HDL-C) 血症がその特徴と考えられている. 近年, リポプロテイン (a) (Lp(a)) の上昇しているHD患者の多いことが報告されるようになり, 心血管系合併症, なかでもCADとの関連が注目されるようになった. 今回, 我々は5年間経過を観察し, HD患者のLp (a) が心血管系合併症, なかでもCADの独立した危険因子となるか, 検討した.<br>5年間でHD患者268名 (慢性腎炎: CGN212名, 糖尿病性腎症: DN56名) のうち70名が死亡した. 内訳は心血管系合併症, 悪性腫瘍, 感染症の順であった. 心血管系合併症による死亡例は脳血管障害 (CVD) 26名, CAD22名, 胸部大動脈瘤破裂1名の計49名であった. 心血管系合併症で死亡した症例は, 非心血管系合併症で死亡した症例に比較して, Lp (a) が有意に上昇していた. また心血管系合併症のうちCVDに比較してCADでLp (a) はさらに上昇していた.<br>しかしながら, Lp (a) 30mg/d<i>l</i>以上の症例は未満の症例に比較して生存率が低いという結果は得られなかった.<br>CADで死亡した症例はLp (a) のオッズ比4.13 (95%信頼区間1.25-15.0), 相対危険度0.71で, HD患者でLp (a) はCADの独立した危険因子となることが示唆された.<br>以上より5年間の経過観察から, 心血管系合併症で死亡したHD患者のLp (a) は上昇しており, Lp (a) はCADの独立した危険因子となる可能性が高い.
著者
須賀 恭一 渡辺 昭次 藤田 力 稲葉 昭彦
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
油化学 (ISSN:18842003)
巻号頁・発行日
vol.26, no.8, pp.479-480, 1977-08-20 (Released:2009-10-20)
参考文献数
10

Various 1, 4-diketones were prepared from carboxylic acids via two steps : Grignard reaction with vinylmagnesium chloride and oxidation with Jones reagent catalysed by mercuric propionate. For example, 2, 5-undecanedione was prepared from heptanoic acid via 1-undecen-5-one.
著者
望月 大輔 大谷 誠 渡辺 健次
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.167-168, 2010

近年、パスワードを要求するウェブサイトの増加により、一度の認証処理によって複数のサーバ上のアプリケーションが利用可能になるシングルサインオンの需要が増えつつある。その中でもShibboleth認証によるシングルサインオンが増えてきている。しかし、既存のウェブメールシステムではShibboleth認証に対応できなかった。本システムは、Shibboleth認証により、シングルサインオンに対応するウェブメールシステムを開発した。