著者
田中 貴子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.37-43, 2002-07-10 (Released:2017-08-01)

安徳天皇が女性ではなかったか、という噂は、江戸時代の随筆などではかなり見受けることができ、安徳が実は壇ノ浦では死なず、薩摩や摂津の山中などへ逃げ延びたという伝説とともに、人口に膾炙していたようである。その理由として、『平家物語』「公卿揃」で、安徳生誕の折り、甑を間違って落としてしまった、という逸話が挙げられることが多い。たしかに安徳は、建礼門院のいわゆる「地獄めぐり」で、法華経による救済を望んでいたし、『愚管抄』では女神である厳島明神の化身だとされていた。これらの例を見ると、史実はともかく、海の底へ「帰っていった」安徳が童子であったがゆえに八歳で成道した海龍王の娘と重ね合わされていたことは明らかであろう。
著者
田中 貴子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.37-43, 2002-07-10

安徳天皇が女性ではなかったか、という噂は、江戸時代の随筆などではかなり見受けることができ、安徳が実は壇ノ浦では死なず、薩摩や摂津の山中などへ逃げ延びたという伝説とともに、人口に膾炙していたようである。その理由として、『平家物語』「公卿揃」で、安徳生誕の折り、甑を間違って落としてしまった、という逸話が挙げられることが多い。たしかに安徳は、建礼門院のいわゆる「地獄めぐり」で、法華経による救済を望んでいたし、『愚管抄』では女神である厳島明神の化身だとされていた。これらの例を見ると、史実はともかく、海の底へ「帰っていった」安徳が童子であったがゆえに八歳で成道した海龍王の娘と重ね合わされていたことは明らかであろう。
著者
浅原 正幸 金山 博 宮尾 祐介 田中 貴秋 大村 舞 村脇 有吾 松本 裕治
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.3-36, 2019-03-15 (Released:2019-06-15)
参考文献数
40
被引用文献数
2 3

Universal Dependencies (UD) は,共通のアノテーション方式で多言語の構文構造コーパスを言語横断的に開発するプロジェクトである. 2018 年 6 月現在,約 60 の言語で 100 以上のコーパスが開発・公開されており,多言語構文解析器の開発,言語横断的な構文モデルの学習,言語間の類型論的比較などさまざまな研究で利用されている. 本稿では UD の日本語適応について述べる.日本語コーパスを開発する際の問題点として品詞情報・格のラベル・句と節の区別について議論する.また,依存構造木では表現が難しい,並列構造の問題についても議論する.最後に現在までに開発した UD 準拠の日本語コーパスの現状を報告する.
著者
須山 輝明 田中 貴浩 横山 修一郎
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.723-727, 2017-10-05 (Released:2018-08-06)
参考文献数
24
被引用文献数
1

2015年9月14日,アメリカのレーザー干渉計重力波天文台(LIGO)の2台の検出器によって人類初の重力波の直接検出がなされた.これはニュースでも大々的に報道されたので,多くの読者がご存じだろう.重力波の直接検出自体大ニュースだが,研究者をさらに驚かせたのは,その重力波の源が,およそ30倍の太陽質量を持つ2つのブラックホール(以降BHと省略)合体によるものだということである.恒星質量域のBHの存在自体は,これまでにも間接的には知られていた.コンパクト天体とそこにガスを供給する星からなる連星系(X線連星と呼ばれる)からの電磁波信号を説明するためには,そのコンパクト天体がBHであることが最も自然だったのである.しかしながら,20例ほどあるX線連星で見つかっていたBHの推定質量はどれも数倍~15倍太陽質量程度に収まっており,30倍太陽質量ほどもある重いBHが見つかったのは,驚きであった.しかも,そのような重いBH同士が連星という形で宇宙にたくさん存在し,それらが合体することが明らかになったことも大きな発見であった.つまり,宇宙には想像以上にBHが溢れていることが分かったのである.新しい観測の窓が開くと必ず(良い意味で)予想を裏切る発見があるというのが天文学の歴史であるが,重力波も例に漏れずそうだったわけである.このLIGOの発表以降,見つかった連星BHの起源解明が宇宙物理学の重要なテーマとして躍り出てきた.この記事では,「LIGOで見つかった重力波は,原始ブラックホール連星の合体から生じた」可能性を指摘した著者達の最近の研究を紹介する.原始ブラックホール(英語名はPrimordial Black Holeであり,以後PBHと書くことにする)は,ビッグバン宇宙誕生直後にできたBHのことであり,存在可能性の理論予言は60年代にまで遡る.電磁波を用いた探索ではこれまでPBHの存在の証拠は見つかっていなかったが,今回の重力波検出によって初めてPBHが見つかったかもしれないのだ.PBHシナリオでは,ビッグバン後6万年未満のまだ熱い放射優勢の時代に,PBH間の強い重力によって連星が自然に作られる.一旦形成した連星BHは,公転運動によって重力波を放射し,長い時間をかけて徐々にその軌道半径を縮めていき,宇宙年齢の時間スケールで合体をする.その合体に伴って強烈に放射された重力波をLIGOはとらえたというのが,PBHシナリオでのLIGOの観測結果の説明である.PBHが形成時には宇宙空間にランダムに分布していたという仮定の下で,PBH合体頻度を理論的に評価したところ,PBHが暗黒物質の約0.1%に相当する量であれば,予測合体頻度がLIGOの結果と一致することを明らかにした.これは天の川銀河内に約3,000万個のPBHがあることに相当する.これは莫大な数のPBHに思えるが,BHは光を出さないので,既存のPBH存在量に対する制限とは矛盾しない.PBHはインフレーション理論と密接な関係性があり,PBHシナリオが確定すると,未だ大きな不確定要素があるインフレーション模型を,宇宙マイクロ波背景放射等の従来の制限とは全く別の切り口から制限することになり,初期宇宙に対する我々の理解が大幅に進展する.現段階では,PBHシナリオは一つの可能性に過ぎないが,今後多数のBH連星合体イベントが見つかり,データが蓄積されてくると,PBHシナリオの検証が可能になってくる.
著者
古田 吉史 田中 貴絵 甲斐 達男
出版者
西南女学院大学
雑誌
西南女学院大学紀要 = Bulletin of Seinan Jo Gakuin University (ISSN:13426354)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.145-151, 2017-03-01

米糠を自然発酵させて調製する糠床に、種々の野菜を漬け込んで造る糠漬けは日本の伝統的発酵食品の一つである。糠床の微生物叢に関する研究は多いものの、糠漬け野菜の微生物叢とその変化についてはほとんど報告されていない。本研究では、85 年以上経過した熟成糠床3種と新たに調製した糠床1種にナスとキュウリを漬け込み、それら野菜に付着する微生物叢の変化を調べた。まず糠床中の微生物叢を調べたところ、今回使用した4種の糠床間で乳酸菌数と酵母数、その割合に大きな違いが見られた。浸漬野菜(糠床に18 時間浸漬後、水洗いした野菜)に関しては、コントロール(水洗いした野菜)と比べて、何れの糠床に浸漬した場合でも、一般細菌数は著しく減少し、乳酸菌・酵母数は増大した。付着した乳酸菌・酵母数は全体的にキュウリと比べてナスの方が多く、また糠床自体の乳酸菌・酵母数が多いほど付着菌数も多いと思われた。糠床中の乳酸菌数を高く維持すること等により、糠漬け野菜のプロバイオティクスとしての利用が今後期待される。
著者
藤田 早苗 平 博順 小林 哲生 田中 貴秋
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.515-539, 2014-06-16 (Released:2014-09-16)
参考文献数
21
被引用文献数
3

これまで,主に新聞などのテキストを対象とした解析では,形態素解析器を始めとして高い解析精度が達成されている.しかし分野の異なるテキストに対しては,既存の解析モデルで,必ずしも高い解析精度を得られるわけではない.そこで本稿では,既存の言語資源を対象分野の特徴にあわせて自動的に変換する手法を提案する.本稿では,絵本を解析対象とし,既存の言語資源を絵本の特徴にあわせて自動的に変換し,学習に用いることで相当な精度向上が可能であることを示す.学習には既存の形態素解析器の学習機能を用いる.さらに,絵本自体にアノテーションしたデータを学習に用いる実験を行い,提案手法で得られる効果は,絵本自体への約 11,000 行,90,000 形態素のアノテーションと同程度であることを示す.また,同じ絵本の一部を学習データに追加する場合と,それ以外の場合について,学習曲線や誤り内容の変化を調査し,効果的なアノテーション方法を示す.考察では,絵本の対象年齢と解析精度の関係や,解析精度が向上しにくい語の分析を行い,更なる改良案を示す.また,絵本以外への適用可能性についても考察する.
著者
田中 康友 田中 貴子 新貝 和也 北川 知佳 陶山 和晃 城石 涼太 力富 直人 津田 徹 宇都宮 嘉明 神津 玲
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.195-200, 2022-04-28 (Released:2022-04-28)
参考文献数
20

【背景と目的】慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:以下COPD)患者の入院原因を調査するとともに,併存疾患による入院と健康関連生活の質との関連を検討すること.【対象と方法】安定期のCOPD患者を対象に過去1年間の入院の有無・回数・原因とCOPD assessment test(以下CAT),を評価した.【結果】解析対象者は103例で,入院回数は全原因を含めて63回であった.そのうち併存疾患による入院は28回(44%)で,内訳は心血管疾患が10回(16%)と最も多く,運動器疾患など他の疾患は5%程度であった.また,重回帰分析の結果,併存疾患による入院とCATとの関連は認められなかった(P=0.607).【結語】COPDの増悪に加えて,心血管疾患を含めた併存疾患にも配慮した全身管理やセルフマネジメント指導の必要性が示唆された.
著者
田中 貴子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.71-84, 1992-07-10

中世の絵巻のなかでも、画材の特異性でひときわ目を魅くのが『百鬼夜行絵巻』だが、本絵巻については、何を主題とするものかという疑問が出されている。しかしこの疑問は、最も著名な大徳寺真珠庵本だけを取り上げて『百鬼夜行絵巻』の全体像を語ろうとする傾向から生まれたと思われる。『百鬼夜行絵巻』の成立過程や主題を把握するためには、むしろ真珠庵本とは異なった構図を持つ「異本」や「別本」に目を向ける必要があろう。またそれに関連して、『付喪神記』との関係を具体的に考究してみたい。
著者
田中 貴子
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.77, no.9, pp.29-42, 2000-09
著者
千代 章一郎 田中 貴宏 平田 直人
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.285-290, 2015 (Released:2015-04-30)
参考文献数
6

This paper aims to consider the Kansei of the fourth graders of the elementary school to the public space through the analysis of the environmental estimation and the proposal by means of the use of Five Senses' icons and Thanks icons. The method can be categorized into three stages, the first being the conduction of the fieldwork and workshop about security in their school route and around school. In the workshop, students make suggestions about the security of a well-known city. The second being the collection of the result data discriminated in quantitative terms in order to understand their tendency and the third stage being the qualitative consideration of the proposed typical.According to the analysis during the estimation phase by the fourth graders of the elementary school, it is revealed that Thanks icons bring about the positiveness of the children.
著者
田中 貴子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.1-11, 1991-06-10

網野善彦氏の『異形の王権』以降南北朝時代への関心が高まっているが、特に文観と立川流と呼ばれる真言密教の一派については、それぞれ邪教、妖僧として特別視される傾向があった。しかし、こうした文観像は、彼を非難するために[ダ]枳尼天法の行者の姿をモデルとして作り出されたものであり、その背後には[ダ]枳尼天法をめぐる「異類」と性の問題が存在している。本論は、『渓嵐拾葉集』の説話を通して、「異類」と性の力が中世王権の体制の中に組み込まれている様相を探るものである。
著者
西本 昌彦 木村 優祐 西田 健 田中 貴章
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.186, pp.199-204, 2006-07-20
参考文献数
4

波動散乱現象は表面の粗さによって大きく変化するため,反射・散乱を利用した各種光デバイスやセンシング技術では,その表面の不規則性が特性に大きな影響を及ぼす.このため,実際に表面を計測したデータから,表面の粗さのパラメータを推定しておく必要がある.しかし,この推定には計測データの不完全性に伴う推定誤差が含まれる.本報告では,実際に粗面の平均自乗高さ及び相関長を推定する場合に,どの程度のデータ記録長やサンプル数が必要であるのかを統計的な誤差評価によって検討する.また,モンテカルロシミュレーションにより確認する.前回の報告では相関関数から相関長を推定したが,今回は粗面のスロープから直接推定している.
著者
石野 友子 北川 知佳 田中 貴子 中ノ瀬 八重 與座 嘉康 田所 杏平 三川 浩太郎 千住 秀明
雑誌
長崎大学医学部保健学科紀要 = Bulletin of Nagasaki University School of Health Sciences (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.1-5, 2003-06

本研究の目的は,慢性呼吸器疾患患者に対するADL指導の有用性を検討することである.対象は慢性呼吸器疾患患者(12名)と高齢者(9名)で,洗濯物を干す動作を上肢挙上位と非挙上位にて行い,異なる作業方法が呼吸循環応答と自覚症へ与える影響を呼気ガス分析,Borg scaleを用いて検討した.結果,呼吸器疾患患者では分時換気量,体重あたりの酸素摂取量,Dyspnea index,上肢の疲労感において上肢挙上位が有意に高かった.一方高齢者では動作間の有意差は認められなかった.このことから呼吸器疾患の特異性が示唆され,ADL指導での工夫は有用であった.
著者
藤掛 和広 田中 貴紘 吉原 佑器 米川 隆 稲上 誠 青木 宏文 金森 等
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.134-141, 2019 (Released:2019-01-26)
参考文献数
11
被引用文献数
1

本研究では,ドライバエージェントによって運転行動が変容するのか検証した.エージェントのサポートは,「運転支援」「フィードバック」「運転支援とフィードバック」の3種類とした.その結果,エージェントを使用することで運転行動が改善された.運転行動が最も改善された条件は,「運転支援とフィードバック」だった.
著者
内平 隆之 山崎 義人 三笠 友洋 田中 貴宏 重村 力
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.78, no.694, pp.2507-2511, 2013-12-30 (Released:2014-07-10)
参考文献数
13
被引用文献数
2

This paper aims to clarify the standard shape character of Yato-topography by classifying the small valleys whose small administrative unit name includes “Ya” that means valley. In the case study area, there are most Yato-topography with following characteristics, the reclaimable fields area is about 1 ha, the forest area is about 3 ha, the entrance width of vale is about 60m, and the distance from the entrance to the end is about 200m. This study declares that basic Yato that is social units units have these characteristics. In other words, Yato is a unit that has fields for mainly agriculture, whose area is about 1 ha, have forest as the water source whose area is three times larger than the fields. In the conventional method for extracting ato that uses the stream order, the areas of Yato units varies widely because of the influence by the fractal form of vales. In the method using small administrative unit for extracting Yato, the areas of Yato units are certain. Therefore, it is considered that the method in this paper is more appropriate.
著者
田中 貴章 杉田 裕次郎 白沢 竜馬 亀沢 健太 東 剛秀 松下 翔太 小田 健太郎 下園 幸一 山之上 卓
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.513, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

本研究では,スマートフォンが持つ加速度センサを利用し端末の移動距離を算出することで,スマートフォンを3次元モデリングツールとして利用可能にする事を目的とする.移動距離の算出は加速度センサの値を積分することで行う.しかし加速度センサの値には重力加速度の値も含まれるため重力加速度の影響を取り除かねばならない為,本研究ではまず,重力加速度が移動距離の算出にどの程度影響するかを調べる為の実験を行なった.実験の結果,重力加速度の盈虚を取り除くことで移動距離の相対誤差を30%まで抑えることが可能だと分かった.今度の課題は,センサキャリブレーション,重力加速度を性格に取り除くシステムの構築をすることである.
著者
田中 貴大 周藤 高 末永 潤 高瀬 創 佐藤 充 大竹 誠 立石 健祐 上野 龍 宮崎 良平 村田 英俊
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.58-64, 2018 (Released:2018-02-14)
参考文献数
17

We report herein five cases of symptomatic brainstem cavernous malformations (CM). Specific surgical approaches were designed to directly access each lesion. Neuronavigation and intraoperative monitoring were used. Four lesions underwent gross total resection, and one was subtotally partially removed. None of the patients developed new neurological deficits and all cases showed an improvement based on the modified Rankin Scale and the Karnofsky Performance Status. Although brainstem CM have a relatively high rate of re-bleeding, thus adversely affecting the neurological status of the patient, recent reports have demonstrated favorable outcomes after their resection. Hence, surgical removal can be recommended for cases of symptomatic brainstem CM, particularly those with re-bleeding. An optimal surgical approach, providing direct access to the lesion, is critical for successfully resecting brainstem CM.
著者
赤松 信彦 田中 貴子
出版者
全国英語教育学会
雑誌
ARELE : annual review of English language education in Japan (ISSN:13448560)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.81-90, 2008-03

This study examined Japanese university students' knowledge of English articles. Specifically, the study investigated (a) Japanese university students' knowledge (i.e., accuracy) in their usage of English articles, (b) their meta-cognitive knowledge (i.e., confidence) in their usage of English articles, (c) the relationships between accuracy and confidence, and (d) the relationships between English proficiency and accuracy. Results showed that Japanese university students' knowledge varied in accuracy among the three types of articles: definite, indefinite, and no articles. Definite-articles were most properly used, while the accuracy in the usage of no articles was the lowest. It was also found that accuracy in the use of English articles was correlated with English proficiency and confidence. These results appear to suggest that (a) Japanese university students with higher English proficiency had more accurate knowledge in their usage of English articles, and (b) they used English articles with accurate meta-cognitive knowledge to a certain extent.