著者
柏尾 知明 松木 剛志 出口 幹雄 白井 みゆき 占部 弘治 栗原 義武 今井 伸明
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.383-385, 2014

This paper reports development of a real-time remote control system for robots using augmented reality (AR) technology. An operator can control a robot via the Internet or LAN in real-time by using the system, obtaining an image composed of a remote web camera image and 3D virtual objects. In the paper, a transmission method of the web camera image using UDP and an application method of AR are explained and application of the system to the treasure hunter robot exhibited in Akagane Industrial Expo 2012 is presented.
著者
白井 利明 岡本 英生 栃尾 順子 河野 荘子 近藤 淳哉 福田 研次 柏尾 眞津子 小玉 彰二
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.111-129, 2005-09-30

非行の原因に関する研究は多いが,立ち直りの研究は少ない。非行経験のある多数の少年は矯正機関とかかわることなしに立ち直っている。このことを考えると,社会内に立ち直りを促進する要因があると考えられる。本研究は,立ち直りには「援助者との出会い」が必要であり,出会いのためには少年の心理的な特性として「ひたむきに物事に取り組む力」と「抑うつに耐える力」の成熟が求められると考える。この仮説を実証するため,非行から立ち直った2名に対する面接調査を実施した。その結果,親との出会い直しが必要であるが,そのためには親以外の大人による援助が重要なきっかけとなっていることがわかった。また,「ひたむきに物事に取り組む力」と「抑うつに耐える力」は仮説を支持したが,どちらか一方でもよった。仮説は部分的に支持され,さらなる解明は今後の課題とされた。
著者
白井 悦子 森内 尋子 佐伯 久子 坪野 由美 金森 朱美
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.29-34, 2002-05-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
5

喫煙者に節煙または禁煙をサポートするために, 喫煙者と禁煙者の実態を知る目的で, 日帰りドックを受診し, 喫煙している人及び禁煙した男女500人に「NHKきょうの健康」5日間の禁煙法を参考にして独自のアンケート調査を行った。その結果を喫煙群 (284人) と禁煙群 (216人) に分類した。対象者の平均年齢は男性58.4歳, 女性49.8歳, 全体では57.8歳だった。喫煙群の喫煙指数 (肺がんの危険度) 400以上は208人 (73.2%) であった。また禁煙希望者は120人 (42.2%) であった。禁煙群で禁煙による自覚的効果があった人は165人 (76.4%) であった。たばこの有害物質は主流煙よりも副流煙に2~3倍も多く含まれていると言われており, 私達はこれらのことを喫煙者自身に知識として知らせる責務があると考えた。2001年4月から私達は, アンケート結果と喫煙の健康影響 (喫煙者自身, 受動喫煙) をパネルに展示した。そして日帰りドック待ち時間中にミニ講演として, 喫煙の健康影響についての知識を普及している。
著者
白井 明志 有嶋 和義 政岡 俊夫 高木 博隆 山本 雅子 江口 保暢 赤堀 文昭
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.413-414, 1994-04-15
被引用文献数
1

ラット胎子動脈管に対するパラコート(PQ)の作用を検索した.PQを25mg/kgの用量で妊娠19〜21日のラットに剖検前3時間に投与した.胎齢19日の午後1時に剖検した胎子では,動脈管の収縮はみられなかったが,胎齢19日の午後4時以降に剖検した胎子では有意な動脈管の収縮がみられた.これらの結果は,PQは胎子動脈管に対して収縮作用をもち,その収縮の臨界期は胎齢19日の前半であることを示すものである.
著者
白井 珠美
出版者
日本バイオフィードバック学会
雑誌
バイオフィードバック研究 (ISSN:03861856)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.19-23, 2018 (Released:2018-10-31)
参考文献数
40

西洋医学は人々と地域の健康に必ずしも最適な結果をもたらしていない. 米国の医療は過去20年間, 新しい3つの流れに直面している. まず, 治癒を最大限にしたいという患者のニーズは統合医療の成長を加速し, 第二に, 米国政府はがん患者の治療を改善することを目指し, プレシジョン・メディシン (精密医療) に焦点を当てている. また急速に拡大する非感染性疾患に対し, 医師および医療従事者達が低コストな予防的手法, ライフスタイル・メディシンを提供し始めた. この記事では, これらの関連する3つの分野 — 統合医療, プレシジョン・メディシン, ライフスタイル・メディシン — の米国医学での成長についてまとめ, 従来の医学に統合するための具体的な手順について説明する.
著者
前久保 博士 松嶋 喬 長瀬 清 小林 紀夫 大屋 隆介 白井 修 柏木 道彦 大谷 宣人 平井 堅博 武田 茂 田村 康史 上畠 泰 洞田 克己 武田 良一 小林 正伸 小山 稔 吉田 義一 山崎 康夫 斉藤 永仁 吉田 純一 白石 忠雄 岡田 文彦
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.20, no.9, pp.912-918, 1979
被引用文献数
1

肝予備能力判定のための検査法として注目されつつあるグルカゴン負荷後の血漿cAMP濃度の経時的変動な観察した,グルカゴンは生理食塩水に溶解後1μg/kgな経静脈的に投与し,投与前,10, 15, 20, 30分後に採血し血漿cAMP濃度を測定した.健康成人,回復期の急性肝炎,慢性肝炎,肝硬変とも負荷10分後に血漿cAMP濃度は最高となり以後漸次低下した.空腹時血漿cAMP濃度は健康成人に比べて肝硬変で高く,慢性肝炎でも高い例が多かったが,各症例の差が大きく診断的意義は少なかった.グルカゴン負荷後の血漿cAMP濃度は,肝硬変で10分後健康成人に比べて上昇は少なかったがその差は有意でなく,また慢性肝炎では健康成人に比べて高い例が多かった.したがってグルカゴン負荷10分後の血漿cAMP濃度の空腹時濃度に対する比を算出すると肝硬変では健康成人に比べて有意に低く慢性肝炎では高かったので,両疾患の鑑別に本試験が有用と考えられた.
著者
町田 幸一 山崎 宗廣 白井 祐二
出版者
信州公衆衛生学会
雑誌
信州公衆衛生雑誌
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.42-43, 2008-08

管内でのエイズ・性感染症の情報や相談・検査実施の広報は、エイズ予防ウィークと世界エイズデー、性の予防週間のイベント等での啓発活動を中心に高等学校の生徒をはじめ年代を超えたすべての人々をターゲットに進めてきた。平成18年度には木曽看護専門学校に啓発ポスターのデザインを依頼し、木曽保健所独自啓発ポスターを作製し、関係機関への配布を継続している。同じレイアウトのポスターの掲載を続けることでエイズに関する啓発を印象付ける効果をねらって、平成19年度よりコンビニエンスストアにも依頼している。また、啓発ちらしは、管内町村に依頼し全戸配布を行っている。
著者
白井 良
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.261, pp.14-16, 2015-01

米Amazon Web Services(AWS)は2014年11月11日から14日にかけて、年次カンファレンス「AWS re:Invent 2014」を開催。「Amazon RDS for Aurora(オーロラ)」や「AWS Lambda(ラムダ)」をはじめとした12個の新サービス/新機能を発表した。それらの概要を紹介しよう。
著者
窪田 薫 白井 厚太朗 杉原 奈央子 清家 弘治 棚部 一成 南 雅代 中村 俊夫 Kubota Kaoru Shirai Kotaro Sugihara-Murakami Naoko Seike Koji Tanabe Kazushige Minami Masayo Nakamura Toshio
出版者
名古屋大学宇宙地球環境研究所
雑誌
名古屋大学年代測定研究
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-6, 2018-03-31

Mercenaria stimpsoni (Stimpson's hard clam), found in shallow sandy seafloor of northeast Japan, has been proved to have longevity of more than 100 years, which is the longest record in Japan. The present study established nuclear bomb testing induced bomb-14C records from M. stimpsoni shells, for the first time in high latitude western North Pacific, in which chronology is robustly constrained from a synchronized annual growth width pattern among individuals. The record revealed a strong influence of Tsugaru Warm Current on shallow water of northeast Japan. Furthermore, age-determination of dead shells collected from the seafloor of the study region by utilizing the established bomb-14C records suggests that past tsunamis are one of the most important reasons of death of M. stimpsoni.東北日本(岩手県大槌)から見つかった二枚貝の一種ビノスガイ(Mercenaria stimpsoni)は100歳を超す寿命を持ち,日本産の二枚貝としては最長寿であることが最近明らかになった.本研究では,ビノスガイの殻を用いて,複数個体間で同期した年間成長パターンをもとに厳密な年代モデルを構築し,東北地域としては初となる核実験起源の放射性炭素曲線を復元した.その結果,三陸沖の浅海域においては,津軽暖流(対馬海流を起源とする)の影響が強く見られることがわかった.さらに,得られた放射性炭素曲線を大槌の海底から得られた死殻の死亡年代の推定に用いることで,過去の津波イベントがビノスガイの死を招く重要な要因になっている可能性が示された.
著者
白井 彦衛 貫井 文雄 竹林 昭廣
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.67-79, 1983-12-25

本論文は,東京の池泉136カ所,池泉庭園65カ所を調査することにより,江戸から東京にかけての水源の変化と池泉庭園の変質状況を解明することを目的としている.江戸の庭園の特徴は,池泉を効果的に利用するところにある.庭園の水源は,海,河川,地下水(湧水,井戸水),上水に依存していたが,その中で湧水の利用が圧倒的に多かった.江戸が東京と呼称を変えたころから,市街地は構造的に大きな変貌をとげた.その結果,水辺の埋立,上水の廃止,地下工事による湧水の涸渇など水系の変化を生じ,同時に池泉庭園もまた大きく変質した.とくに,上水型庭園は7カ所から0カ所に,潮入型庭園は6カ所から1カ所に,湧水型庭園は37カ所から18カ所に減少したが,河川水型庭園の4カ所には変化がなかった.その他に特殊なタイプが若干あり,また15カ所の庭園の水源は不明であった.
著者
五島 聖子 藤井 英二郎 白井 彦衛
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.272-279, 1999-01-30
参考文献数
25
被引用文献数
2 3

これまでの小石川後楽園に関する研究では,もともと後楽園の大泉水の池尻は北東方向に向けられていたことが指摘されているが,その背景については明らかにされていない。そこで本論文では,大泉水を中心とする水系の変更の背景について,現在残されている後楽園に関する文献と絵図をもとに考察した。その結果,後楽園の水景の変更は,元禄期から享保期にかけて起こった天災に起因すると考えられ,それに伴い「渡月橋」の位置も変更されたと考えられる。また,江戸中期に記された『遊後楽園記並序』や同時期に描かれた絵図により,大泉水の中島は,江戸時代中期ごろまでは現在と異なる形状であった,と推定した。
著者
白井 達也 金子 真 原田 研介 辻 敏夫
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.57-64, 2002-01-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
21
被引用文献数
1

Through grasp experiments by human achieving an enveloping grasp for a small cylindrical object placed on a table, we found an interesting grasping motion, where human changes the finger posture from upright to curved ones after each finger makes contact with the object. During this motion, the object is automatically lifted up through either rolling or sliding motion between the finger tip and the object. A series of this motion is called as Detaching Assist Motion (DAM) . An advantage of DAM is that most of grasping motions can be done on the table instead of in the air. Therefore, we can avoid the worst scenario where the object falls down to the table. We first discuss the basic mechanism of DAM by human experiments. We then apply the DAM to a grasping motion by a multi-fingered robot hand. We show that the DAM can be explained by using Self-Posture Changing Motion. We also show some simulation and experimental results to confirm that a small object can be grasped easily by applying the DAM.
著者
白井 聡
出版者
一橋大学
巻号頁・発行日
2010

博士論文
著者
白井 詩沙香
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.508-511, 2017-05-15

本会では情報教育活動の一環として,毎年,教員免許状更新講習を行っている.講習を開始した2014年度は関東地区で,翌年からは関西地区においても講習を開始した.本稿では,2016年12月に京都大学で開催された教員免許状更新講習の内容を中心に,これまでの取り組みについて紹介する.