著者
金山弥平
出版者
日本心理学会
雑誌
心理学ワールド
巻号頁・発行日
no.60, 2013-01-15
著者
大迫 政浩 山田 正人 井上 雄三 金 容珍 朴 政九 李 東勲 吉田 悳男 野村 稔郎
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.12, no.6, pp.256-265, 2001-11-30 (Released:2010-05-31)
参考文献数
30
被引用文献数
3 2

韓国では, 都市ごみ焼却主灰 (以後主灰と略す) からの鉛の溶出濃度が判定基準に適合しないために, 埋め立てできない状況に陥っており, 深刻な問題になっている。その原因を明らかにするとともに, 日本の主灰においても同様の問題が生じていないかを明らかにするために, 韓国の都市ごみ焼却施設に野積み保管されている主灰を採取し, 日本の施設からも主灰試料を採取して, 含有量試験, 環境庁告示13号法による溶出試験およびpH依存性試験を実施した。試験結果に基づいて, 日韓の主灰の重金属類含有量および溶出量を日本を中心にした文献データと比較検討した。その結果, 韓国の試料で鉛 (Pb) の溶出濃度が高い原因は, アルカリ・アルカリ土類金属の含有量が高く, それらの酸化物等の溶解によってpHが高くなったためであると考えられ, 文献データを基にした考察から, 日本の主灰でも同様の現象が起こっていることがわかった。韓国において埋立を法的に可能にするためには, 埋立前にエイジングを行う方法などが考えられる。日本では主灰に対する溶出基準はなく, 今後の埋立処分および有効利用の観点から適切な対策を講じる必要がある。

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著者
金子 寛彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.1538-1539, 2010-11-01 (Released:2011-11-01)
参考文献数
4
被引用文献数
1 4
著者
小野寺 誠 針谷 昌幸 金剛 力 新谷 政樹 何 祺 綿貫 啓一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.85, no.880, pp.19-00138, 2019 (Released:2019-12-25)
参考文献数
23

We proposed an advanced mesh generation technique that reuses the proven analysis models by similar sub-part search. The purpose of this research is to reduce interactive mesh improvement work time and to comply with the mesh specifications. It is our feature technique to search sub-parts similar to the archived sub-parts of proven models from new design CAD. In this technique, the similar sub-parts are retrieved from a CAD model described by boundary representation and made correspondence relation surface pairs of a retrieval model (proven model) and a target model (CAD of new design). A similarity score is based on the attributed graphs of a retrieval model and a target model. And, this score is calculated by a geometrical similarity and topological similarity. If there is such search noise, unreusing sub-parts must be canceled by interactive operation. This is an obstacle to automation. Therefore, with the goal of eliminating search noise, we developed a technique to improve the accuracy of similar partial shape retrieval. By quantifying the geometric relationships such as concentric circles and face-to-face distance as similarity, high precision could be realized. It was applied to a door switch cover part of an automobile which is a verification model, and it was confirmed that search noises disappeared.
著者
筋野 智久 金井 隆典
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.399-411, 2012 (Released:2012-10-31)
参考文献数
62
被引用文献数
1

潰瘍性大腸炎およびクローン病に代表される炎症性腸疾患は,近年までCD4+ Tリンパ球における‘Th1/Th2サイトカインバランス'仮説に基づいて疾患が考えられてきた.近年,炎症を抑制する能力を持つ制御性T細胞,Th17細胞集団が登場し,最近ではIBDやIBDモデルを含むさまざまなヒト免疫疾患および動物モデルにおいて制御性T細胞の異常やTh17細胞の増加こそが真の病因ではないかと議論が広まっている.これまで,T細胞は最終的なeffector細胞になるとほかの細胞には変化しないとされていたが,T細胞間でも環境により表現型が変わることがわかり可塑性(Plasticity)という概念が構築されつつある.腸内細菌を含めた周辺の環境によりT細胞が誘導され,それぞれT細胞同士も周囲の環境によりPhenotypeを変えていることが判明しつつある.このような状況の中,炎症性腸疾患の原因が一つの因子でなく,多因子であり,T細胞の関与も複雑であることが判明してきている.これまで得られた結果をもとに炎症性腸疾患におけるT細胞の病態への関与についてT細胞の分化を踏まえて検討する.
著者
福田 明 椋本 介士 大市 聡 中野 啓 吉廣 安昭 長澤 正氏 山岸 久雄 佐藤 夏雄 楊 恵根 何 国経 金 力軍
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.199-207, 2007-02-01
参考文献数
17
被引用文献数
1

本論文では,筆者らが2001年末より2004年末まで,ほぼ3年間にわたって南極大陸で実施した流星バースト通信実験のうち,最終年度(第45次南極地域観測隊)において行ったデータ伝送実験の概要とその実験結果を報告する.実験は,昭和基地(マスタ局)-中山基地(リモート局)間約1400kmで行われ,筆者らが開発した,ソフトウェアモデムによる流星バースト通信システムRANDOMが用いられた.期間を通しての平均スループットは,流星バーストによる伝搬が主である昼間には約1.7 bit/s, オーロラに関係すると思われる非流星伝搬がしばしば発生する夜間には約6.8bit/sであり,全休では約3.4bit/sであった.このように,本システムのデータ伝送能力は,それまでの2年間のデータ伝送実験に用いた米国MCC社製のシステムに比べて非常に高く,この1対1通信路を通して1日当り30キロバイト以上の観測データを伝送できることが分かった.
著者
金 和子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.413-421, 1995-05-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
5

切り干し大根の香気形成について, 生大根と切り干し大根 (生干し, ゆで干し) の各香気濃縮物を非加熱 (エーテル振とう抽出), 加熱 (SDE法) の各条件で調製し, GC, GC-MSを用いて香気成分を検索した。さらに, 生大根, 切り干し大根, 煮熟切り干し大根の香気成分を比較し, 切り干し大根の香気形成について考察した.生大根は風乾により辛味を思わせる刺激的な生大根臭からやや刺激臭の残る乾燥大根臭へと変化するが, 成分的にはMTBelの約95%以上が消失し, メタンチオール, ジメチルスルフイド, (E) -メチルチオブテニルシアニド, 酢酸等が増加した。しかしながら, 成分的にもフレーバー的にも生大根と大差なく, また, 生干し, ゆで干し問においても差はなかった.ところが, 切り干し大根を水と共に加熱すると特有なフレーバーを生じ, 生干しと切り干しでは匂いも異なった.切り干し大根の香気成分は160以上の成分からなり, 炭化水素 (3), アルコール (14), アルデヒド (18), ケトン (10), ケトアルコール (2), エステル (2), 脂肪酸 (5), フラン (2), ピリジン (1), ピラジン (2), ピロール (1), チオフェン (4), ニトリル (9), イソチオシアナート (13), 含硫アルデヒド (5), その他の含硫化合物 (11) を同定したが, 主要成分は生大根と同様含硫化合物であった.切り干し大根臭から煮熟切り干し大根臭への香気成分の消長は, 特に含硫化合物にみられ, 生大根香気成分中95%以上を占めていたMTBelの分解生成物と思われるメタンチオールやスルフィド類, アルキルニトリル類, 熱的にやや安定な (Z, E) -MTBeNやMTBI, CH3S基の付加化合物であるメチルチオ誘導体等が煮熟切り干し大根臭の主要香気成分であった.
著者
金子 守男
出版者
日本海洋協会
雑誌
季刊海洋時報 (ISSN:03852687)
巻号頁・発行日
no.82, pp.11-19, 1996-12
著者
関根 義彦 堀尾 健一郎 金子 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.309-310, 2011 (Released:2011-09-01)

本研究ではガラス研磨加工の際に生じる加工変質層を残留応力の開放に伴う形状変化によって評価する手法の開発を行った.本手法は研磨加工によって反りが発生した薄板試料の加工面を,エッチングによって均等に微小除去し残留応力を解放,反りの変化を測定することで残留応力層の深さの推定を実現する.本報ではこの手法により可能となった,ソーダガラスおよびBK7の残留応力層厚さの測定条件および測定結果について述べる.
著者
金港堂書籍株式会社 編
出版者
金港堂
巻号頁・発行日
vol.明治34年8月現在, 1901