著者
金子 健二
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.127, no.3, pp.152-155, 2007-03-01 (Released:2007-06-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

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著者
金子 雄一郎 田中 瑛
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.A_47-A_53, 2015

<tt>本研究は東京圏の高齢者を対象にアンケート調査を実施し、外出状況や公共交通の利用実態などを把握したものである。主な結果として、外出頻度が高い移動目的は買い物と仕事であり、通院は加齢とともに高くなること、外出先は居住地域内が大半で、交通手段は徒歩と自動車が目的に関わらず広く利用されていることが分かった。また、公共交通の利用頻度は鉄道の方がバスより高いこと、頻度自体には、居住地域や就業状況、自動車保有の有無、健康状態、シルバーパスの保有状況等の個人属性が影響を与えていることが分かった。さらに、対象地域では、将来的にも自動車の運転を継続する意思を持つ人の割合が高いことが明らかになった。最後にこれらを踏まえた交通施策の必要性について述べた。</tt>
著者
古川 政樹 湯山 誠一郎 金子 まどか 古川 滋 柊 光一 久保田 彰 大石 公直 澤木 修二 猪狩 秀則
出版者
The Japan Broncho-esophagological Society
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.29-39, 1988-02-10 (Released:2010-06-11)
参考文献数
19
被引用文献数
2 1

The vocal cord paralysis may be caused by the occult type malignancies. The tumor occupies along the route of the vagus nerve or recurrent laryngeal nerve. To detect such a malignant tumor, it is advocated that the diagnosis should be performed with various kind of figures, such as X-ray picture, CT and ultrasonography. Consequently 13 cases were diagnosed to the malignant tumors among 31 vocal cord paralysis cases. They were thyroid cancer, lung cancer, esophageal cancer and others. CT and ultrasonography were very useful for the evaluation of the mass lesions in the head and neck area. Additionally, the fine needle aspiration biopsy under the ultrasonographic imaging was available to diagnose whether the mass lesions were benign or malignant. Consequently 13 cases were diagnosed to the malignant tumors among 31 vocal cord paralysis cases. They were thyroid cancer, lung cancer, esophageal cancer and others.CT and ultrasonography were very useful for the evaluation of the mass lesions in the head and neck area. Additionally, the fine needle aspiration biopsy under the ultrasonographic imaging was available to diagnose whether the mass lesions were benign or malignant.
著者
金子 誠 角田 巌 冨家 和典
出版者
滋賀県農業総合センター農業試験場
雑誌
滋賀県農業総合センター農業試験場研究報告 (ISSN:13470035)
巻号頁・発行日
no.45, pp.37-43, 2005-03
被引用文献数
1

少量土壌培地耕の開発目的の一つは、土壌病害を回避することである。しかし、現場ではトマト青枯病の発病が確認されている。少量土壌培地耕は、用いる培土量が少ないため、太陽熱消毒が有効であると考えられる。そこで、青枯病菌の死滅温度および熱処理時間を解明し、太陽熱消毒によるトマト青枯病対策について検討した。1)トマト青枯病菌は、少量土壌培地耕内に侵入した場合、容易に培養液と培土内で菌濃度を高め少量土壌培地耕内で蔓延する。2)土壌中の青枯病菌は60℃1時間以上または45-55℃3時間以上の熱処理で死滅する。罹病トマト残さ中の青枯病菌は、60℃1時間以上または50-55℃3時間以上または45℃6時間以上の熱処理で死滅する。3)7月下旬-8月上旬に太陽熱消毒を実施した場合、ハウスを密閉した状態では1日間で、また、晴天時にハウスを開放した状態でも1日間で青枯病菌を殺菌できる。栽培機器への影響を考えると、晴天時にハウスを開放して太陽熱消毒を実施する方が実用的である。
著者
金城 秀俊 安慶名 信也 上里 迅 真栄田 裕行 鈴木 幹男
出版者
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
雑誌
頭頸部外科 (ISSN:1349581X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.67-72, 2020

転移性甲状腺腫瘍は稀であり,特別な画像所見がないため術前に診断をつけることが難しい。われわれは腎細胞癌の甲状腺転移例を経験したので報告する。症例は55歳,女性。当科初診11年前に腎細胞癌により右腎摘出を受けた。受診9年前に膵頭部に再発し同部位を摘出された。受診3-4年前に右甲状腺腫大を認め増大傾向にあった。穿刺吸引細胞診で濾胞性腫瘍疑いの診断を受け,当科を受診した。甲状腺以外に頭頸部領域に腫瘍性病変を認めず,原発性甲状腺悪性腫瘍として葉峡切除術(右葉)+右気管傍郭清術を施行した。術後病理で腎細胞癌の転移と判明した。術後21か月で肺転移を認め追加治療中であるが,頭頸部には明らかな再発を認めていない。
著者
坂野 秀樹 陸 金林 中村 哲 鹿野 清宏 河原 英紀
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.83, no.11, pp.2276-2282, 2000-11-25
参考文献数
8
被引用文献数
5

音声の位相情報を群遅延に基づいて表現することにより, 位相特性の制御を可能とする声質制御方式を提案する.提案方式は, 位相特性を群遅延領域で制御するため, 原音声の位相から零位相まで連続的に変化させることができる.また, 音声の特徴に基づき部分的に零位相化を行っているため, PSOLA法などの手法で見られる, ピッチ変換率を大きくしたときの劣化を軽減させることができる.ピッチ変換音声を作成して主観評価実験を行った結果, ピッチ変換率が1倍の場合に, 零位相合成, PSOLA法, 提案法のMOS値が, 男声の場合はそれぞれ3.6, 4.3, 4.3, 女声の場合はそれぞれ, 3.8, 4.2, 4.3であった.ピッチ変換率が3倍の場合には, それぞれの方式のMOS値が, 男声の場合に2.8, 2.4, 2.7, 女声の場合に1.6, 1.4, 1.7となった.これらの結果から, 提案方式は, ピッチ変換率が小さい場合には, PSOLA法に匹敵する高品質な音声が合成でき, ピッチ変換率を大きくした場合には, PSOLA法特有の劣化を減少させることができることがわかった.また, 本論文では, ピッチ変換を行った際にどのように位相特性を変化させるのが適当であるかについても検討し, ピッチを上昇させた際に位相特性を零位相に近づけると, 劣化が若干抑えられることがわかった.
著者
杉山 淳司 今津 節生 小林 加代子 黄 盛煜 毛笠 貴博 金井 いづみ 田鶴 寿弥子 反町 始 鳥越 俊行 赤田 昌倫
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

画像情報に基づく樹種識別を、観察者の目を人工知能に置き換えることで、これまで不可能であった解剖学的な近類種の識別を可能にした。同時に、識別技術の他分野への学際的な展開を可能とした。即ち、人の設計する特徴抽出と判別器の組み合わせに加え、特徴抽出から知的判断までの全てを多層のニューラルネットに委ねる深層学習を木材識別に実装した。応用面では、文化財木製品の非破壊診断に利用できるCT画像による識別モデルを構築した。
著者
飯田 順一郎 金子 知生 山本 隆昭 佐藤 嘉晃
出版者
北海道歯学会
雑誌
北海道歯学雑誌 (ISSN:09147063)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.43-46, 2016-03

口唇閉鎖不全状態,すなわち常時上下の口唇が離れて口呼吸をしているような状態でいると,口腔内が乾燥しやすく,歯肉炎,歯周病などの歯周疾患が進行する要因になると考えられている.一方で,歯科矯正学の分野においても,このような口唇閉鎖不全の状態は,不正咬合の原因,あるいは動的矯正治療後の歯の位置を安定させる保定に関連して,注意すべき事象の一つとなっている. 矯正歯科治療においては,セファロ分析法などを用いて顎顔面骨格形態を分析し,その顎顔面骨格形態に調和するように,治療ゴールとしての歯の位置を決めて正常咬合に導く治療をしている.しかし,歯あるいは顎骨の位置を正常咬合に導いた後,すなわち動的矯正治療が終了した後に,得られた歯の位置,あるいは得られた正常咬合が生涯にわたって維持されるかどうかということは,矯正治療の施術の意義に関わる重要な考慮すべきポイントである.動的矯正治療終了後に通常用いる保定装置は,このような観点から,歯の位置あるいは得られた正常咬合を機械的に保持するために用いるが,生涯にわたって保定装置を使い続けることは非常に稀である. 歯は口唇,頬,舌などの口腔周囲の筋・軟組織が生み出す力に絶えず晒されており,その力によって徐々にその位置を変え得ることから,そのような口腔周囲軟組織から受ける力を考慮して治療ゴールを決定することは矯正歯科治療の成果を左右する重要な要素である. 本稿ではこの様な観点から,口唇閉鎖不全の影響,またそれに対する対応に関して,これまで行われてきた研究成果を紹介する.
著者
秋野 金次 加藤 宗明 田村 誠也
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.85-90, 1971-02-28 (Released:2009-04-21)

In the previous Part (I), we described the circumstances leading to the establishment of the aseismic design principle, the determination of the earthquake for purposes of design, and the outline of seismic design specification.In Part (II) and (III), we present a summary of the seismic calculations covering the main components in an endeavor to demonstrate how the principles described in Part (I) are actually embodied in the plant. We take up here the reactor building, containment and pressure vessel which are classified as A, As and A respectively according to the definition in Part (I).Following this, we will report in Part (III) on the design of the reactor internals, equipment and piping.
著者
鈴木 隆雄 杉浦 美穂 古名 丈人 西澤 哲 吉田 英世 石崎 達郎 金 憲経 湯川 晴美 柴田 博
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.472-478, 1999-07-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
27
被引用文献数
54 44

比較的健康な地域在宅高齢者527名を対象として, 面接聞き取り調査, 身体属性の測定, 腰椎骨密度および歩行能力などの運動能力を1992年の初回調査時に測定し, その後5年間追跡調査を行ない, その間での2回以上の複数回転倒者について, その関連要因の分析を行なった.その結果, 2回以上の複数回転倒者では非転倒者あるいは1回だけの転倒者に比較して初回調査時において, 自由歩行速度, 最大歩行速度, 握力などの運動能力や, 皮下脂肪厚, および老研式活動能力指標総得点などで有意な差が認められた. さらに, 5年間での追跡期間中の複数回転倒の有 (1), 無 (0) を目的変数とする多重ロジスティック回帰モデルによる分析を行なった結果,「過去1年間の転倒経験」が最も強い正の, そして自由歩行速度および皮下厚が負の有な関連として抽出された.このような地域高齢者を対象とする縦断的追跡研究の結果から, 転倒や転倒に基因する多くの骨折に対して,「過去の転倒経験」を問診で詳細に聞き取ることや, 簡便な「自由歩行速度」を測定することにより, 転倒ハイリスク者をスクリーニングすることが可能であり, ひいては転倒・骨折予防に極めて有効な指標となることが考えられた.
著者
平木 隆夫 木浦 勝行 郷原 英夫 金澤 右 豊岡 伸一 加藤 勝也 三村 秀文
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

肺アスペルギローマの症例に対してラジオ波焼灼療法を行った。治療に伴う有害事象はなく、安全に治療された。その後、CTによる経過観察を治療後26ヶ月まで行い、焼灼域は経時的に縮小傾向していった。また治療後16ヶ月には焼灼域の生検を行った。焼灼域はほとんどが線維性組織で、菌糸はごくわずかにみられるのみであった。よって、この研究によりラジオ波焼灼療法はアスペルギローマに対して安全かつ有効であることが示唆された。
著者
中谷 久恵 金藤 亜希子
出版者
一般社団法人 日本地域看護学会
雑誌
日本地域看護学会誌 (ISSN:13469657)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.64-70, 2018 (Released:2019-12-20)
参考文献数
16

目的:本研究の目的は,行政で働く保健師の職場と職場外での情報ネットワーク環境を把握し,ICT活用の現状を明らかにすることである.方法:調査対象者は670人の保健師であり,調査内容は属性,職場と職場外の情報ネットワーク環境と検索学習の実態,eラーニング利用の有無を調査した.調査は,無記名自記式で任意の調査票を配布し,研究者宛に個別に郵送で返送してもらった.結果:350人から回答があり,常勤317人を分析対象とした.職務上の個人専用パソコンは82.6%が保有し,職場外でネットにつながる私用機器は95.0%が所有していた.職務に関する職場内外での検索学習は92.7%が行っており,職務の個人専用パソコンを保有する保健師は検索学習の割合が高かった(p=0.004).eラーニングの学習は77.9%が希望しており,職場内外の情報ネットワーク環境や年齢区分での有意差はなかった.考察:保健師は,個人専用の情報通信機器を8割以上が保有し,インターネットを活用した職務の検索学習を9割以上が実施しており,ICTを活用している実態が明らかとなった.eラーニング利用は約8割が希望しており,保健師はICTを職務の利用に加えて,学習用のツールとしても関心を寄せていることが示された.
著者
田地野 彰 寺内 一 金丸 敏幸 マスワナ 紗矢子 山田 浩
出版者
京都大学高等教育研究開発推進センター
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.111-121, 2008-12-01

This paper presents a genre analysis of English academic research papers and discusses exploratory proposals for the application of a research paper-based corpus to academic writing materials development. The paper first introduces the development of a 3.7 million-word research paper-based corpus in six academic disciplines: sociology, education, economics, medicine, pharmacology, and engineering. The paper then shows an example of academic word lists and discusses the results of a study that was conducted to analyze two subgenres.titles and introductions.of academic research papers. In the study, the titles were analyzed in terms of linguistic structure and vocabulary, and the introductions were analyzed by means of Swales's Create-A-Research-Space (CARS) model. The paper concludes with some pedagogical implications for English academic writing materials development.